JPH0332312B2 - - Google Patents

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JPH0332312B2
JPH0332312B2 JP58193693A JP19369383A JPH0332312B2 JP H0332312 B2 JPH0332312 B2 JP H0332312B2 JP 58193693 A JP58193693 A JP 58193693A JP 19369383 A JP19369383 A JP 19369383A JP H0332312 B2 JPH0332312 B2 JP H0332312B2
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JPS6084611A (ja
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Hiroshi Mizuguchi
Tadashi Kunihira
Yutaka Oota
Tadashi Yoshino
Shinji Okada
Minoru Nakamura
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6084611A publication Critical patent/JPS6084611A/ja
Publication of JPH0332312B2 publication Critical patent/JPH0332312B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P5/00Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors
    • H02P5/46Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors for speed regulation of two or more dynamo-electric motors in relation to one another
    • H02P5/52Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors for speed regulation of two or more dynamo-electric motors in relation to one another additionally providing control of relative angular displacement
    • H02P5/56Speed and position comparison between the motors by electrical means

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は位相誤差検出カウンタと速度誤差検出
カウンタを備えた回転体のサーボ装置に関するも
のである。
従来例の構成とその問題点 第1図は家庭用ビデオテープレコーダのサーボ
システムの再生時における代表的なブロツクダイ
アグラムを示したものであり、第1図において、
1は映像信号の録再用ヘツドが取り付けられた回
転シリンダを駆動するシリンダモータであり、前
記回転シリンダにはその回転速度に依存した周波
数の交流信号を発生する周波数発電機2と、1回
転あたり1回の位置検出信号を発生する位置検出
器3が連結されている。
前記周波数発電機2の出力信号はFG信号増幅
器4によつて増幅ならびに波形整形され、その出
力は分周器5およびコントローラ6に供給され、
前記位置検出器3の出力はPG信号増幅器7によ
つて増幅ならびに波形整形され、その出力はリセ
ツト信号として前記分周器5の2分の1の分周器
8に供給されている。
また、クロツク発生器9の出力信号は分周器1
0に供給され、前記分周器10の出力信号はシリ
ンダ位相系カウンタ11、シリンダ速度系カウン
タ12、キヤプスタン位相系カウンタ32(後
述)、キヤプスタン速度系カウンタ28(後述)
にそれぞれクロツク信号として供給されている。
前記シリンダ位相系カウンタ11のビツト数は
16ビツト構成になつており、16ビツトのシリンダ
位相系ROM13から基準カウントデータが供給
され、その出力はデコーダ14と10ビツトのラツ
チ15に供給され(前記ラツチ15には16ビツト
の出力データのうちLSBを含む下位10ビツトの
データが供給されている。)、前記デコーダ14の
第1の出力はプリセツト信号として前記シリンダ
位相系カウンタ11に供給され、同第2の出力は
遅延回路16に供給され、前記ラツチ15の出力
データは10ビツトのD−Aコンバータ17に供給
されている。
また、前記分周器8の出力はロード信号として
前記ラツチ15に供給され、前記コントローラ6
の第1の出力はロード信号として8ビツトのラツ
チ18に供給され、同第2の出力はプリセツト信
号として前記シリンダ速度系カウンタ12に供給
されている。
前記シリンダ速度系カウンタは12ビツト構成に
なつており、12ビツトのシリンダ速度系ROM1
9から基準カウントデータが供給され、その出力
データのうち、LSBを含む下位8ビツトのデー
タが前記ラツチ18に供給され、前記ラツチ18
の出力データは8ビツトのD−Aコンバータ20
に供給されている。
さらに、前記D−Aコンバータ17と前記D−
Aコンバータ20の出力は合成回路21によつて
合成され、前記合成回路21の出力信号がシリン
ダモータ駆動回路22に供給されている。
一方、磁気テープを走行させるためのキヤプス
タンモータ23には周波数発電機24が連結さ
れ、前記周波数発電機24の出力信号はFG信号
増幅器25によつて増幅ならびに波形整形された
のちコントローラ26に供給され、前記コントロ
ーラ26の第1の出力はロード信号として8ビツ
トのラツチ27に供給され、同第2の出力はプリ
セツト信号として10ビツトのキヤプスタン速度系
カウンタ28に供給されている。
また、磁気テープに一定間隔で記録されたコン
トロール信号を再生するコントロールヘツド29
の出力信号はコントロール信号増幅器30によつ
て増幅ならびに波形整形されたのち、ロード信号
として10ビツトのラツチ31に供給されている。
前記キヤプスタン速度系カウンタ28と、15ビ
ツトのキヤプスタン位相系カウンタ32には前記
分周器10からそれぞれクロツク信号が供給され
ている。
前記キヤプスタン位相系カウンタ32には前記
遅延回路16からプリセツト信号が供給され、そ
の出力データのうち、LSBを含む下位10ビツト
のデータが前記ラツチ31に供給され、前記ラツ
チ31の出力データは10ビツトのD−Aコンバー
タ33に供給されている。
前記キヤプスタン速度系カウンタ28には
10bitのキヤプスタン速度系ROM34から基準カ
ウントデータが供給され、その出力データのうち
LSBを含む下位8ビツトのデータが前記ラツチ
27に供給され、前記ラツチ27の出力データは
8ビツトのD−Aコンバータ35に供給されてい
る。
さらに、前記D−Aコンバータ33と前記D−
Aコンバータ35の出力は合成回路36によつて
合成され、前記合成回路36の出力信号がキヤプ
スタンモータ駆動回路37に供給されている。
第1図において、シリンダモータ1に連結され
た周波数発電機2は1回転あたり6サイクルの交
流信号を発生するものとし、分周器5は3分の1
の分周動作を行ない、分周器8は2分の1の分周
動作を行なうものとする。
また、NTSC仕様においてはシリンダモータ1
の基準回転数は1800rpmであり、このとき前記周
波数発電機2の出力周波数は180Hzで、位置検出
器3の出力周波数は30Hzとなる。
したがつて、分周器8からは前記位置検出器3
の回転位相に依存した位相を有し、デユーテイが
50パーセントの方形波が得られ、この信号が回転
位相信号となる。
また、シリンダ位相系カウンタ11には一定周
波数のクロツク信号が供給され、所定のカウント
値になつたときにデコーダ14が出力パルスを発
生するから、前記デコーダ14の第1の出力がシ
リンダ位相系の基準位相信号となり、同第2の出
力がトラツキング調整のための遅延回路16を経
てキヤプスタン位相系の基準位相信号となる。
さらに、コントロールヘツド29からは磁気テ
ープの走行位相に依存したコントロール再生信号
が得られるから、コントロール信号増幅器30の
出力信号がキヤプスタン位相系の走行位相信号と
なる。
一方、FG信号増幅器4からは回転シリンダの
回転速度信号が得られ、FG信号増幅器25から
はキヤプスタンの回転速度信号が得られる。
コントローラ6は前記FG信号増幅器4の出力
信号のリーデイングエツジにおいて、まず、シリ
ンダ速度系カウンタ12のカウント値をラツチ1
8に取り込むロード信号を発生し、続いて前記シ
リンダ速度系カウンタ12のプリセツト信号を発
生する。
また、キヤプスタン速度系のコントローラ26
の動作も前記コントローラ6の動作と同じであ
る。
したがつて、シリンダ位相系のラツチ15には
シリンダ系の回転位相信号と基準位相信号の位相
差の計測結果が保持され、シリンダ速度系のラツ
チ18には回転速度信号の周期の計測結果が保持
され、同様にキヤプスタン位相系のラツチ31に
はキヤプスタン系の位相差の計測結果が保持さ
れ、キヤプスタン速度系のラツチ35にはキヤプ
スタンの回転速度信号の周期の計測結果が保持さ
れる。
なお、これらの動作のもつと詳しい説明は日本
国特許出願公告公報昭和53年第19745号あるいは
米国特許明細書第3836756号でなされているので
ここでは省略する。
前記ラツチ15の出力(シリンダ位相系カウン
タ11の計測出力)はD−Aコンバータ17によ
つて直流電圧に変換され、前記ラツチ18(シリ
ンダ速度系カウンタ12の計測出力)はD−Aコ
ンバータ20によつて直流電圧に変換され、これ
らの直流電圧は合成回路21によつて合成されて
シリンダ系の誤差出力信号が作り出され、その誤
差出力信号によつてシリンダモータ駆動回路22
を介してシリンダモータ1が駆動される。
また、前記ラツチ31の出力(キヤプスタン位
相系カウンタ32の計測出力)はD−Aコンバー
タ33によつて直流電圧に変換され、前記ラツチ
27(キヤプスタン速度系カウンタ28の計測出
力)はD−Aコンバータ35によつて直流電圧に
変換され、これらの直流電圧は合成回路36によ
つて合成されてキヤプスタン系の誤差出力信号が
作り出され、その誤差出力信号によつてキヤプス
タンモータ駆動回路37を介してキヤプスタンモ
ータ23が駆動される。
ところで第1図において、シリンダ位相系カウ
ンタ11、シリンダ速度系カウンタ12、キヤプ
スタン速度系カウンタ28にはそれぞれ個別の
ROM(リードオンリーメモリ)から基準カウン
トデータが供給されるが、これらのデータは主と
して倍速再生用に用意されたものである。
例えば、VHSのNTSC仕様において記録時あ
るいはノーマル(+1倍速)再生時の回転ヘツド
と磁気テープの相対速度はほぼ、5.8m/secであ
るが、2時間モードの+9倍速で磁気テープを走
行させる(コントローラ26によつてFG信号増
幅器25の出力信号を9分の1分周すれば、キヤ
プスタンモータ23は9倍の回転速度で回転する
ので、磁気テープの走行速度は9倍になる。)と、
回転ヘツドの磁気テープ上の走査方向と磁気テー
プの通常走行方向とが等しいために、回転ヘツド
と磁気テープの相対速度は遅くなり、再生された
水平同期信号の周波数が約4.8パーセントも低下
し、逆に−9倍速で走行させると、再生された水
平同期信号の周波数が5.4パーセントも上昇する。
水平同期信号の周波数が大きく変化すると、テ
レビ受像機の側で追従できなくなつて同期が乱れ
てしまうので、相対速度が変化しないように補正
する必要がある。
+9倍速を例にとつて説明すると、相対速度を
補正するためにはシリンダ位相系カウンタ11の
カウント周波数がノーマル再生時よりも4.8パー
セントだけ高くなるような基準カウントデータを
用意すればよく、また、シリンダ速度系カウンタ
12とキヤプスタン速度系カウンタ28に供給す
る基準カウントデータも、同期回転時に速度誤差
出力が零になるようにそれぞれ設定される。
このように、シリンダ位相系ROM13、シリ
ンダ速度系ROM19、キヤプスタン速度系
ROM34には必要とされる倍速モードの種類に
応じた数のデータが格納されるが、NTSC仕様に
おいては録再時間モードが、2時間モード、4時
間モード、6時間モードの3種類があるので、各
ROMに必要なデータの数(アドレス数)はかな
りのものとなる。
例えば、各時間モードにおいて、プラスマイナ
ス15倍速、同9倍速、同5倍速、同3倍速、同2
倍速、同1倍速、0倍速(停止)が必要であると
すると、プラス1倍速を除いて全て異なつたデー
タを用意しなければならず、各ROMのアドレス
数はそれぞれ、37となり、第1図に示されるよう
なシステムをLSI化する場合には、チツプ上に占
めるROM部分の面積やそれに付属するアドレス
デコーダ部分の面積がかなりの大きさになるだけ
でなく、ROMデータの検査にも多くの時間を要
するという問題があつた。
発明の目的 本発明の目的は、唯一のメモリ手段から位相系
カウンタ(位相誤差検出カウンタ)と速度系カウ
ンタ(速度誤差検出カウンタ)のための基準カウ
ントデータを供給する構成を実現することによつ
てシステムを従来以上に合理化せんとするもので
ある。
発明の構成 本発明のサーボ装置は、回転体の回転速度の切
り換えのための複数のYビツトの基準カウントデ
ータが格納されたメモリ手段と、前記基準カウン
トデータが供給され、前記回転体の回転位相信号
が到来した時点のカウント値を位相誤差として出
力するMビツトの位相誤差検出カウンタと、前記
基準カウントデータの上位Zビツト(Z<Y)の
データが速度基準データとして供給され、前記回
転体の回転速度信号の到来区間におけるクロツク
信号のカウント量と前記速度基準データとの差を
速度誤差として出力するNビツト(N<M)の速
度誤差検出カウンタと、前記位相誤差検出カウン
タの出力と前記速度誤差検出カウンタの出力を合
成して誤差出力信号を作り、前記回転体の回転速
度ならびに回転位相を一定に制御する制御手段
と、前記メモリ手段から出力される基準カウント
データをそのまま前記位相誤差検出カウンタに供
給するとともに上位Zビツトだけを前記速度誤差
検出カウンタに供給する分配手段を備えたことを
特徴とするものである。
また、本発明のサーボ装置は、回転体の回転速
度の切り換えのための複数のYビツトの基準カウ
ントデータが格納されたメモリ手段と、前記基準
カウントデータが供給され、第1の回転体の回転
位相信号が到来した時点のカウント値を位相誤差
として出力するMビツトの第1の位相誤差検出カ
ウンタと、前記基準カウントデータの上位Zビツ
ト(Z<Y)のデータが第1の速度基準データと
して供給され、前記第1の回転体の回転速度信号
の到来区間におけるクロツク信号のカウント量と
前記第1の速度基準データとの差を速度誤差とし
て出力するNビツト(N<M)の第1の速度誤差
検出カウンタと、前記第1の位相誤差検出カウン
タの出力と前記第1の速度誤差検出カウンタの出
力を合成して誤差出力信号を作り、前記第1の回
転体の回転速度ならびに回転位相を一定に制御す
る第1の制御手段と、前記第1の回転体に同期し
て回転する第2の回転体の回転位相信号と基準位
相信号との位相差を計測する第2の位相誤差検出
カウンタと、前記基準カウントデータの上位Xビ
ツト(X<Y)のデータが第2の速度基準データ
として供給され、前記第2の回転体の回転速度信
号の到来区間におけるクロツク信号のカウント量
と前記第2の速度基準データとの差を速度誤差と
して出力するLビツト(L<M)の第2の速度誤
差検出カウンタと、前記第2の位相誤差検出カウ
ンタの出力と前記第2の速度誤差検出カウンタの
出力を合成して誤差出力信号を作り、前記第2の
回転体の回転速度ならびに回転位相を一定に制御
する第2の制御手段と、前記メモリ手段から出力
される基準カウントデータをそのまま前記位相誤
差検出カウンタに供給し、上位Zビツトだけを前
記第1の速度誤差検出カウンタに供給するととも
に上位Xビツトだけを前記第2の速度誤差検出カ
ウンタに供給する分配手段を備えたことを特徴と
するものである。
実施例の説明 以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第2図は本発明の一実施例におけるサーボシス
テムのブロツクダイアグラムであり、第2図にお
いて第1図と同一のブロツクは同一図番にて示し
その説明は省略する。
第2図のシステムにおいて第1図のそれと異な
る点は、従来システムではシリンダ位相系カウン
タ11、シリンダ速度系カウンタ12、キヤプス
タン速度系カウンタ28に個別の基準カウントデ
ータを供給していた3系統のメモリ、すなわち、
シリンダ位相系ROM13、シリンダ速度系
ROM19、キヤプスタン速度系ROM34が統
合されて唯一のメモリ(ROM)38となり、前
記メモリ38から共通のデータバス39を介して
3系統のカウンタに基準カウントデータが供給さ
れるよう構成されたことにある。
第2図におけるメモリ38の構成は第1図のシ
リンダ位相系ROM13と同じであるが、機能的
にみて、3系統のカウンタにデータを供給してい
るので異なつた図番を用いている。
また、前記データバス39のビツト数は前記メ
モリ38の出口のところでは16ビツトであるが、
シリンダ位相系カウンタ11とシリンダ速度系カ
ウンタ12の間では12ビツトとなり、前記シリン
ダ速度系カウンタ12とキヤプスタン速度系カウ
ンタ28の間では10ビツトとなつている さて、第2図のシステムにおいてVTRが再生
状態にあるときの動作の概要を説明するが、具体
的な数値を用いた方がよりわかり易いので、ここ
ではクロツク発生器9の出力周波数はNTSC仕様
における色副搬送波周波数の3579.545KHzを同じ
であるものとし、分周器10によつて3分の1分
周されてシリンダ位相系カウンタ11に供給され
ているものとする。
また、前記シリンダ位相系カウンタ11と16ビ
ツトのダウンカウンタを構成していて、その出力
が〔000……00〕になつたときにデコーダ14が
出力信号を発生して、再びプリセツト動作が行な
われるものとする。
まず、ノーマル再生のときには前記シリンダ位
相系カウンタ11のプリセツト値は、そのカウン
ト周波数を垂直同期周波数の59.94Hz(NTSC規
格)の2分の1の周波数にできる限り近ずけるた
めに、39812に選ばれる。
なお、このときのカウント周波数は29.9704Hz
となる。
これに対して、2時間モードの+9倍速では約
4.8パーセントだけカウント周波数を上げるため
にプリセツト値が37989に選ばれ、−9倍速では約
5.4パーセントだけカウント周波数を下げるため
にプリセツト値が42085に選ばれる。
これらのプリセツト値はシリンダ位相系のため
の基準カウントデータとしてメモリ38に格納さ
れ、各倍速モードに応じて選択されて、データバ
ス39を介してシリンダ位相系カウンタ11に供
給される。
一方、シリンダモータの周波数発電機2は1回
転あたり6サイクルの交流信号を発生するから、
シリンダ速度系カウンタ12のノーマル再生時の
カウント周波数は29.9704Hzの6倍の179.822Hzと
なる。
いま、クロツク発生器9の出力周波数が8分の
1分周されて前記シリンダ速度系カウンタ12に
クロツク信号として供給されていて、前記シリン
ダ速度系のカウンタもダウンカウンタを構成して
いるものとすると、ノーマル再生時に前記シリン
ダ速度系カウンタ12に必要なプリセツト値は
2488となる。
ところで、前記シリンダ位相系カウンタ11の
ためのノーマル再生時におけるプリセツト値
39812は、2進数で表わしたデータは
〔1001101110000100〕であり、このデータの上位
12ビツトだけを取り出すと、〔100110111000〕と
なつて10進数の1244となる。
また、2時間モードの+9倍速時における前記
シリンダ速度系カウンタ12のカウント周波数は
188.453Hz(+4.8パーセント)であつて、必要な
プリセツト値は2374であるが、このときのシリン
ダ位相系カウンタ11のための基準カウントデー
タの上位12ビツトだけを取り出すと2374となる。
さらに、2時間モードの−9倍速時における前
記シリンダ速度系カウンタ12のカウント周波数
は170.112Hz(−5.4パーセント)であつて、必要
なプリセツト値は2630であるが、このときのシリ
ンダ位相系カウンタ11のための基準カウントデ
ータの上位12ビツトだけを取り出すと、2630とな
る。
第2図に示したサーボ装置では、メモリ38に
格納されたシリンダ位相系のための基準カウント
データの上位12ビツトだけをデータバス39を介
してシリンダ速度系カウンタ12に供給するよう
に構成されている。
このようにして、他のモードや他の倍速時にお
いても前記シリンダ速度系カウンタ12に必要な
プリセツト値はすべてメモリ38から得ることが
できる。
ところで、各倍速時におけるシリンダ位相系カ
ウンタ11のカウント周期をTc1(n)、クロツク
周波数をFck/A、メモリ38からのプリセツト
値をNP(n)、シリンダ速度系カウンタ12のカ
ウント周期をTc2(n)、クロツク周波数をFck/
B、周波数発電機2の1回転あたりの出力サイク
ル数をG、前記シリンダ位相系カウンタ11のビ
ツト数をM、前記シリンダ速度系カウンタ12の
ビツト数をN(M>N)とすると次式が成立する。
Tc1(n)=G・Tc2(n) (1) Tc1(n)=Np(n)・A/Fck (2) Tc2(n)=Np(n)・B/2(M-N)・Fck (3) これらの関係からただちに次式が得られる。
G・B=2・(M-N)A (4) 実施例ではG=6,M=16,N=12,A=3,
B=8である。
すなわち、(4)式の関係がほぼ満たされるように
分周器10における分周値、つまり、シリンダ位
相系カウンタ11とシリンダ速度系カウンタ12
のクロツク周波数を選ぶことにより、それぞれの
カウンタは共通のメモリからプリセツト値の供給
を受けることができる。
なお、(4)式において、G,M,Nはいずれも整
数以外の値はとり値ないので、Gの値によつては
Bの値が特殊なものとなる。
例えば、G=18,A=3,M=16とすると、N
=13のとき、B=24/18となり、N=12のときに
はB=48/18となり、いずれも割り切れない値と
なる。
しかしながら、このような場合には例えば第3
図に示すように部分的に抜けのあるクロツク信号
を供給することによつて特殊なBの値を作り出す
こともできる。
第3図において、波形aが第2図におけるクロ
ツク発生器9の出力信号波形であり、波形bがB
=24/18を実現するためのシリンダ速度系カウン
タ12のクロツク信号波形である。
また、別の方法としてはシリンダ速度系カウン
タ12の出力をラツチ18へ伝達する際の量子化
区域を変更することによつてノーマル再生時にお
ける前記シリンダ速度系カウンタ12のカウント
周波数を調整することもできる。
すなわち、G=18,A=3,M=16で、N=12
とすると、前述のようにメモリ38からシリンダ
速度系カウンタ12には1244(ノーマル再生時)
のプリセツト値が供給されるが、B=4としてク
ロツク発生器9の出力信号を4分の1分周して前
記シリンダ速度系カウンタ12に供給したときの
必要なプリセツト値NP2は Np2=3579545299704×18×4≒1659 となり、プリセツト値として415だけ不足する。
このため、前記シリンダ速度系カウンタ12は
その出力が〔000…00〕になつてからも次のシリ
ンダFG信号のリーデイングエツジが到来するま
でダウンカウントを続け、415だけカウントオー
バーした時点でシリンダFG信号のリーデイング
エツジが到来することになる。
したがつて、このカウント位置まで量子化区域
を変更すれば前記シリンダ速度系カウンタ12の
カウント周波数を調整することができる。
ただ、量子化ビツト数をkとしたときに、比較
的容易な量子化区域のシフト量は、P×2k
2(k-1)であるため、少しだけの誤差を伴なう。
例えば、量子化ビツト数が8のとき、256+128
=384のシフトは容易であるが、415に対しては31
だけ不足する。
ところが1659に対する31の誤差はわずか2パー
セントにすぎず、この程度の誤差はシリンダモー
タ1の同期回転時におけるロツクインレンジのセ
ンターが多少ずれるだけで大きな問題とはならな
い。
さて、VTRの再生時においては、キヤプスタ
ンモータ23はシリンダモータ1と同期して回転
するから、第2図に示したようにキヤプスタン速
度系カウンタ28もまたメモリ38からプリセツ
ト値の供給を受けることができるが、その考え方
はシリンダ速度系カウンタ12の場合と同じであ
るのでその説明は省略する。
なお、ノーマル再生時における周波数発電機2
4の出力周波数をH、前記キヤプスタン速度系カ
ウンタ28のビツト数をL、クロツク周波数を
Fck/Cとしたとき、(1)〜(4)式と同様にして次式
が得られる。
Np(n)・A/Fck=Np(n)・C/2(M-L・Fck×H/2
99704 ∴ C・H/299704=2(M-L)・A (5) 第2図に示したサーボ装置では、メモリ38に
格納されたシリンダ位相系のための基準カウント
データの上位10ビツトだけをデータバス39を介
してシリンダ速度系カウンタ12に供給するよう
に構成されている。
このように本発明のサーボ装置では、シリンダ
位相系カウンタ11のための基準カウントデータ
が格納された唯一のメモリ38からデータバス3
9を介してシリンダ速度系カウンタ12、さらに
はキヤプスタン速度系カウンタ28にもプリセツ
ト値を供給されることができるので、従来装置に
比べてシステム全体に対するメモリ(ROM)の
占める割合が減少し、システムを構成する素子数
やシステムの消費電力が減少するだけでなく、
ROMデータの検査の時間も大幅に短縮される。
なお、第2図の実施例においては、各カウンタ
のビツト数とデータバス39を介して供給される
データのビツト数が同じになつているが、これは
必ずしも同じである必要はない。
例えば、シリンダ位相系カウンタ11は16ビツ
トのダウンカウンタを構成していて、その出力が
〔000…00〕になつた時点で再びプリセツトされる
構成になつているために、カウンタのビツト数と
同じビツト数のプリセツトデータを必要とする
が、〔0111…11〕よりも小さいプリセツト値から
カウントを開始して、〔000…00〕を通り越して
〔100…00〕になるかあるいはそれ以前に再びプリ
セツトされるように構成しておけば、カウンタの
MSBのプリセツト値は、‘0'に固定されるので、
メモリ38のビツト数を1ビツト減少させること
もできる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明のサー
ボ装置はシリンダモータ1のような回転体の回転
位相信号と基準位相信号との位相差を計測するM
ビツトの位相誤差検出カウンタ(実施例において
はシリンダ位相系カウンタ11)と、前記回転体
の回転速度信号の繰り返し周期を計測するNビツ
ト(M>N)の速度誤差検出カウンタ(実施例に
おいてはシリンダ速度系カウンタ12)と、前記
位相誤差検出カウンタの出力と前記速度誤差検出
カウンタの出力を合成して誤差出力信号を作り、
前記回転体の回転速度ならびに回転位相を一定に
制御する制御手段(実施例においてはラツチ15
および18、D−Aコンバータ17および20、
合成回路21、シリンダモータ駆動回路22によ
つて制御手段が構成されている。)と、前記回転
体の回転速度の切り換えのための複数のYビツト
のプリセツトを前記位相検出カウンタに供給する
メモリ手段(メモリ38)と、前記メモリ手段の
出力データのデータの上位Zビツト(Z<Y)の
データを前記速度誤差検出カウンタのプリセツト
データとして分配する分配手段(実施例において
はデータバス39)を備えているので、唯一のメ
モリ手段から必要なプリセツトデータを前記位相
誤差検出カウンタと前記速度誤差検出カウンタに
供給することができ、きわめて合理的なシステム
を構成することができる。
また、前記回転体に同期して回転する第2の回
転体(実施例においてはキヤプスタンモータ2
3)の回転位相信号と第2の基準位相信号との位
相差を計測する第2の位相誤差検出カウンタ(実
施例においてはキヤプスタン位相系カウンタ3
2)と、前記第2の回転体の回転速度信号の繰り
返し周期を計測するLビツト(M>L)の第2の
速度誤差検出カウンタ(実施例においてはキヤプ
スタン速度系カウンタ28)と、前記第2の位相
誤差検出カウンタの出力と前記第2の速度誤差検
出カウンタの出力を合成して誤差出力信号を作
り、前記第2の回転体の回転速度ならびに回転位
相を一定に制御する第2の制御手段(実施例にお
いてはラツチ31および27、D−Aコンバータ
33および35、合成回路36、キヤプスタンモ
ータ駆動回路37によつて第2の制御手段が構成
されている。)と、前記メモリ手段の出力データ
の上位Xビツト(X<Y)のデータを前記第2の
速度誤差検出カウンタのプリセツトデータとして
分配する第2の分配手段(実施例においては第1
の分配手段と第2の分配手段はいずれもデータバ
ス39によつて構成されている。)を具備してい
るので、第1の速度誤差検出カウンタのみなら
ず、第2の速度誤差検出カウンタにまで唯一のメ
モリ手段から必要なプリセツトデータを供給する
ことができ、きわめて大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すブロツクダイアグラムで
あり、第2図は本発明の一実施例を示すサーボ装
置のブロツクダイアグラムであり、第3図は本発
明の動作を説明するための信号波形図である。 38……メモリ、39……データバス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転体の回転速度の切り換えのための複数の
    Yビツトの基準カウントデータが格納されたメモ
    リ手段と、前記基準カウントデータが供給され、
    前記回転体の回転位相信号が到来した時点のカウ
    ント値を位相誤差として出力するMビツトの位相
    誤差検出カウンタと、前記基準カウントデータの
    上位Zビツト(Z<Y)のデータが速度基準デー
    タとして供給され、前記回転体の回転速度信号の
    到来区間におけるクロツク信号のカウント量と前
    記速度基準データとの差を速度誤差として出力す
    るNビツト(N<M)の速度誤差検出カウンタ
    と、前記位相誤差検出カウンタの出力と前記速度
    誤差検出カウンタの出力を合成して誤差出力信号
    を作り、前記回転体の回転速度ならびに回転位相
    を一定に制御する制御手段と、前記メモリ手段か
    ら出力される基準カウントデータをそのまま前記
    位相誤差検出カウンタに供給するとともに上位Z
    ビツトだけを前記速度誤差検出カウンタに供給す
    る分配手段を具備してなるサーボ装置。 2 回転体の回転速度の切り換えのための複数の
    Yビツトの基準カウントデータが格納されたメモ
    リ手段と、前記基準カウントデータが供給され、
    第1の回転体の回転位相信号が到来した時点のカ
    ウント値を位相誤差として出力するMビツトの第
    1の位相誤差検出カウンタと、前記基準カウント
    データの上位Zビツト(Z<Y)のデータが第1
    の速度基準データとして供給され、前記第1の回
    転体の回転速度信号の到来区間におけるクロツク
    信号のカウント量と前記第1の速度基準データと
    の差を速度誤差として出力するNビツト(N<
    M)の第1の速度誤差検出カウンタと、前記第1
    の位相誤差検出カウンタの出力と前記第1の速度
    誤差検出カウンタの出力を合成して誤差出力信号
    を作り、前記第1の回転体の回転速度ならびに回
    転位相を一定に制御する第1の制御手段と、前記
    第1の回転体に同期して回転する第2の回転体の
    回転位相信号と基準位相信号との位相差を計測す
    る第2の位相誤差検出カウンタと、前記基準カウ
    ントデータの上位Xビツト(X<Y)のデータが
    第2の速度基準データとして供給され、前記第2
    の回転体の回転速度信号の到来区間におけるクロ
    ツク信号のカウント量と前記第2の速度基準デー
    タとの差を速度誤差として出力するLビツト(L
    <M)の第2の速度誤差検出カウンタと、前記第
    2の位相誤差検出カウンタの出力と前記第2の速
    度誤差検出カウンタの出力を合成して誤差出力信
    号を作り、前記第2の回転体の回転速度ならびに
    回転位相を一定に制御する第2の制御手段と、前
    記メモリ手段から出力される基準カウントデータ
    をそのまま前記位相誤差検出カウンタに供給し、
    上位Zビツトだけを前記第1の速度誤差検出カウ
    ンタに供給するとともに上位Xビツトだけを前記
    第2の速度誤差検出カウンタに供給する分配手段
    を具備してなるサーボ装置。
JP58193693A 1983-10-17 1983-10-17 サ−ボ装置 Granted JPS6084611A (ja)

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JPS6084611A JPS6084611A (ja) 1985-05-14
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