JPH039152Y2 - - Google Patents

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JPH039152Y2
JPH039152Y2 JP1983011601U JP1160183U JPH039152Y2 JP H039152 Y2 JPH039152 Y2 JP H039152Y2 JP 1983011601 U JP1983011601 U JP 1983011601U JP 1160183 U JP1160183 U JP 1160183U JP H039152 Y2 JPH039152 Y2 JP H039152Y2
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television
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television signal
tape
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は記録時のテープ速度が簡単な整数比で
は表わせない複数のテレビジヨン信号、例えば、
NTSC信号やPAL/SECAM信号を記録するビデ
オテープレコーダーに関する。
(ロ) 従来技術 β方式におけるNTSC信号の記録時のテープ速
度はβモードにおいて2.0cm/S(±0.5%)で
あり、PAL/SECAM信号では1.873cm/S(±0.5
%)であつてβモードとβモードの場合の様
に簡単な整数の比に表わすことが出来ない。すな
わちβモードとβモードでは速度比が3:2
であるのに対し、βモードとPAL/SECAM信
号の記録時では1:0.9365である。この為、同一
のテープ駆動装置で正確に両者の速度を実現する
ことはむずかしい。これを以下具体的な数字を用
いて説明する。
第1図はビデオテープレコーダー(VTR)に
おいて一般的に使用される記録時のキヤプスタン
サーボ回路の回路ブロツク図である。1は記録す
る映像信号の垂直同期信号を1/2分周する分周器、
2は磁気テープ、3はアンプ、4は垂直同期信号
をコントロール信号として記録するコントロール
ヘツド、5はテープを駆動するキヤプスタンモー
ター、6はヘツドモーターのサーボ回路である。
7はキヤプスタンモーターの回転速度信号を検出
するコイル、8は回転速度信号(FG信号)を入
力としてキヤプスタンモーターの速度制御出力を
供給する回路、9,10はFG信号を分周する第
1及び第2分周器、11はこの第1及び第2分周
器9,10出力のうちいずれかを選択するスイツ
チ、12はスイツチ11の出力と1/2分周器1出
力とを入力してキヤプスタンモーター5の位相制
御出力を供給する回路である。
キヤプスタンモーター5の回転制御においては
記録時にその位相までを制御する必要はないが、
回転速度従つてテープ速度を正確にする為に速度
制御と位相制御が使用される。速度制御回路8及
び位相制御回路12の出力は加算器13で加えら
れてアンプ14を介してキヤプスタンモーターに
印加される。キヤプスタンモーター5は1回転中
88個のFG信号を出力する様設定されている。
さてキヤプスタンの軸径からキヤプスタンモー
ターがβモードの時n回転、PAL/SECAM
の時にnP回転することにより正規のテープ速度
が得られるとする。この時のFG信号の周波数
,Pは夫々の次式の如くなる。
=88×n P=88×nP βモード時に選択される第1分周器の分周比
をN,PAL/SECAMの時に選択される第2分
周器の分周比をNPとすると第1、第2分周器
9,10の各出力と1/2分周器1出力信号の周波
数(垂直同期信号の周波数の1/2、従つてNTSC,
βでは29.97Hz、PAL/SECAMでは25Hz)が
一致するのでN,NPは次式で表わせる。
N=/29.97=88・n/29.97 NP=P/25=88・nP/25 ここで前述の様にβモードの時とPAL/
SECAMの時ではテープ速度の比すなわちnと
nPの比が1:0.9365であるから、分周比Nと
NPとの間には次式の関係がある。
NP={(0.9365×29.97)/25}×N =1.123N すなわちNとNPとは簡単な整数比で表わす
ことができない。そこでβモードとβモード
の速度比が3:2であることから第1分周器9の
分周比Nを6、図示省略したβモードでの分
周器の分周比を4として、第2分周器10の分周
比NPを上記の比1.123に最も近い7に設定した場
合を想定する。この時夫々の映像信号の垂直同期
信号にロツクしてキヤプスタンモーターが回転し
たとすると、βモード時の回転数は2.043
(rps)、PAL/SECAM時には1.989(rps)とな
る。キヤプスタンモーター5の軸径が1.989(rps)
の時にテープ速度1.837cm/Sが実現される様に
設定されていると、すなわちPAL/SECAM信号
の記録を基本とするVTRを考えると、規格上の
速度比からはβモード時には2.124(rps)でな
ければならず、約4%も速度が遅くなり規格から
はずれてしまう。
この速度偏差を小さくするには、第1、第2分
周器の分周比の比率を1.123に近づければよいわ
けだが、市販のモーターを使用する場合キヤプス
タンモーター5の軸径、FG信号用歯数等が決ま
つている事から、実際には不可能である。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記の点に鑑み為されたものであつ
て、同一のテープ駆動装置を用いてPAL/
SECAM及びNTSCテレビジヨン信号を記録する
VTRにおいて規格を満足するテープ速度を実現
できるVTRを提供することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案は、複数のテレビジヨン信号を該複数の
テレビジヨン信号に対応する簡単な整数比では表
わせない複数のテープ速度で同一のテープ駆動装
置を用いて記録するビデオテープレコーダーにお
いて、前記テープ駆動装置はテープを駆動するキ
ヤプスタンモーターと、前記複数のテープ速度に
対応して前記キヤプスタンモーターの回転速度信
号を簡単な整数比で分周する分周手段と、該分周
手段出力と基準信号とを入力して前記キヤプスタ
ンモーターの回転を制御する位相制御手段を備
え、前記複数のテレビジヨン信号のうち基本とな
るテレビジヨン信号の記録時には前記基準信号と
して該基本テレビジヨン信号の垂直同期信号を利
用し、前記基本テレビジヨン信号以外のテレビジ
ヨン信号の記録時には該テレビジヨン信号の垂直
同期信号とはわずかに異なる周波数の信号を基準
信号として利用することを特徴とするビデオテー
プレコーダーである。
(ホ) 実施例 以下、第2図に従い本考案の一実施例を説明す
る。第1図と同じものには同一図番を付し説明を
省略する。
第2図においてはVTR再生時の構成も示され
ているので記録/再生切換スイツチ(R/Pスイ
ツチ)14〜17が設けられていて、図中では記
録の状態になつている。18はコントロール信号
の再生アンプ、19はトラツキングの為の遅延回
路である。20は基準信号の発振器であつて
31.25KHzの信号を出力する。第4〜第6分周器
21〜23は夫々522,625,502の分周比を備え
ていて発振器20出力を分周し59.87Hz、50Hz、
62.25Hzの周波数の信号を出力する。
切換スイツチ24はVTRの記録時において
NTSC信号を記録する時には第6分周器23の出
力を1/2分周器25により1/2分周した信号
(31.125Hz)を選択し、PAL/SECAM信号
(CCIR)を記録する時には1/2分周器1出力を選
択して、位相制御回路12への出力を切換える
R/Pスイツチ16のR側端子へ供給するスイツ
チである。切換スイツチ26はVTRの再生時テ
ープに記録された信号がNTSC信号かCCIR信号
かで第4、第5分周器21,22のうち一方を選
択するスイツチで、共通端子からの選択された信
号は1/2分周器27で1/2分周され、R/Pスイツ
チ14,16を経てヘツドサーボ回路6及びキヤ
プスタンモーターの位相制御回路12へ供給され
る。切換スイツチ28はFG信号の入力された第
1分周器(βモード用)9、第2分周器
(CCIR用)10、第3分周器(βモード用)2
9のうち1つを選んでR/Pスイツチ17のR側
端子へ印加するスイツチである。
次に動作について説明する。NTSC信号の記録
時にはR/Pスイツチ14〜17は記録側を選択
しており、切換スイツチ24はNTSC側を選択し
ている(第2図参照)。従つてキヤプスタンモー
ター5の位相制御回路12には、発振器20の出
力を分周した信号が印加されてβモードの場合
FG信号の第1分周器9出力とで位相比較が行な
われる。キヤプスタンモーター5の回転がこの1/
2分周器25出力(31.125Hz)にロツクするとそ
の時の回転数は2.122(rps)であり、PAL/
SECAM信号の記録を基本に考えたVTRの場合
の前述の回転数2.124(rps)に比べて約0.1%速度
が遅いだけで、規格内に収まつている。
CCIRの記録時には従来例と同様垂直同期信号
の1/2分周信号(25Hz)がキヤプスタンモーター
の位相制御回路12に供給されている。コントロ
ール信号としてはNTSC及びCCIRどちらの記録
の場合においても、1/2分周器1の出力、すなわ
ち垂直同期信号に関連した信号が使用される。
再生時にはR/Pスイツチ14〜17が再生側
に切換えられ、従来使用されているVTRと同じ
くヘツドの回転を基準信号の位相に合わせ、再生
コントロール信号とこの基準信号とをキヤプスタ
ンモーターの位相制御回路12へ印加してキヤプ
スタンモーター5の回転を制御することにより、
再生時ヘツドのトラツキングをとつている。ただ
し、CCIR記録時の基準信号が正しく垂直同期信
号と一致して50Hzであるのに対し、NTSCの場合
には発振器20の発振周波数の関係から垂直同期
信号の周波数(59.94Hz)とは少し異なつて59.87
Hzとなつているが、約0.1%異なるだけなので問
題は生じない。
第2図の実施例において各スイツチはVTRの
システムコントロール回路の出力により制御され
ている。又、第1〜第6分周器9,10,29及
び21〜23は図の実施例では個別の分周器であ
るが、外部よりの制御信号によつてあらかじめ設
定した分周比に変化するプログラマブルカウンタ
を用いてもよい。さらにNTSCの記録を基本とす
る場合も本実施例から容易に導き出せるものであ
る。
(ヘ) 考案の効果 以上述べた様に、本考案は、複数のテレビジヨ
ン信号を該複数のテレビジヨン信号に対応する簡
単な整数比では表わせない複数のテープ速度で同
一のテープ駆動装置を用いて記録するビデオテー
プレコーダーにおいて、前記テープ駆動装置はテ
ープを駆動するキヤプスタンモーター5と、前記
複数のテープ速度に対応して前記キヤプスタンモ
ーターの回転速度信号を簡単な整数比で分周する
分周手段9,10,29と、該分周手段出力と基
準信号とを入力して前記キヤプスタンモーターの
回転を制御する位相制御手段12とを備えてお
り、更に、ヘツドサーボ回路6と、前記複数のテ
レビジヨン信号のうち基本となるテレビジヨン信
号の垂直同期信号周波数の第1信号と前記基本テ
レビジヨン信号以外のテレビジヨン信号の垂直同
期信号周波数の第2信号と前記基本テレビジヨン
信号以外のテレビジヨン信号の垂直同期信号とは
わずかに異なる周波数の第3信号を作成する手段
20,21,22,23と、再生時にはテレビジ
ヨン信号の種類に対応した前記第1及び第2の信
号を基準信号として前記サーボ回路及び位相制御
手段に供給し、前記複数のテレビジヨン信号のう
ち基本となるテレビジヨン信号の記録時には入力
される基本テレビジヨン信号の垂直同期信号を前
記ヘツドサーボ回路及び位相制御手段に供給し、
前記基本テレビジヨン信号以外のテレビジヨン信
号の記録時にはヘツドサーボ回路に入力される前
記基本テレビジヨン信号以外のテレビジヨン信号
の垂直同期信号を供給し、前記位相制御手段には
前記第3信号を供給する選択手段14,24,2
6とを備えてなるビデオテープレコーダーである
から、同一のテープ駆動装置を用いてPAL/
SECAMの記録においてもNTSCの記録において
も規格に合つたテープ速度で記録が実現できるシ
ステム(PAL,SECAM,MTSC)共用のVTR
に用いて効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のVTRにおける記録時のキヤプ
スタンサーボ系のブロツク図、第2図は本考案の
一実施例のブロツク図である。 主な図番の説明、5……キヤプスタンモータ
ー、9,10,29……分周手段、12……位相
制御手段、20……発振器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のテレビジヨン信号を該複数のテレビジヨ
    ン信号に対応する簡単な整数比では表わせない複
    数のテープ速度で同一のテープ駆動装置を用いて
    記録するビデオテープレコーダーにおいて、前記
    テープ駆動装置はテープを駆動するキヤプスタン
    モーターと、前記複数のテープ速度に対応して前
    記キヤプスタンモーターの回転速度信号を簡単な
    整数比で分周する分周手段と、該分周手段出力と
    基準信号とを入力して前記キヤプスタンモーター
    の回転を制御する位相制御手段とを備えており、
    更に、ヘツドサーボ回路と、前記複数のテレビジ
    ヨン信号のうち基本となるテレビジヨン信号の垂
    直同期信号周波数の第1信号と前記基本テレビジ
    ヨン信号以外のテレビジヨン信号の垂直同期信号
    周波数の第2信号と前記基本テレビジヨン信号以
    外のテレビジヨン信号の垂直同期信号とはわずか
    に異なる周波数の第3信号を作成する手段と、再
    生時にはテレビジヨン信号の種類に対応した前記
    第1及び第2の信号を基準信号として前記サーボ
    回路及び位相制御手段に供給し、前記複数のテレ
    ビジヨン信号のうち基本となるテレビジヨン信号
    の記録時には入力される基本テレビジヨン信号の
    垂直同期信号を前記ヘツドサーボ回路及び位相制
    御手段に供給し、前記基本テレビジヨン信号以外
    のテレビジヨン信号の記録時にはヘツドサーボ回
    路に入力される前記基本テレビジヨン信号以外の
    テレビジヨン信号の垂直同期信号を供給し、前記
    位相制御手段には前記第3信号を供給する選択手
    段とを備えてなることを特徴とするビデオテープ
    レコーダー。
JP1160183U 1983-01-28 1983-01-28 ビデオテ−プレコ−ダ− Granted JPS59118149U (ja)

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JPS59118149U JPS59118149U (ja) 1984-08-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58100581A (ja) * 1981-12-10 1983-06-15 Toshiba Corp ビデオテ−プレコ−ダの回転系制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58100581A (ja) * 1981-12-10 1983-06-15 Toshiba Corp ビデオテ−プレコ−ダの回転系制御装置

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