JPS62232711A - デジタルビデオテ−プレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発、明は、回転磁気ヘッド装置によりビデオ信号とオ
ーディオ信号を磁気テープ上の傾斜記録トラックにデジ
タル記録するとともに固定コントロールヘッドにてコン
トロールパルスおよびフレームパルスをコントロールト
ラックに記録スるようにしたデジタルビデオテープレコ
ーダ（ＶＴＲ）に関し、例えば、輝度信号と２つの色差
信号のサンプリング周波数の間で４：２：２の数値関係
を有する４：２：２デジタルＶＴＲに通用される。

〔発明の概要〕

本発明は、回転磁気ヘッド装置によりビデオ信号とオー
ディオ信号を磁気テープ上の傾斜記録トラックににデジ
タル記録するとともに固定コントロールヘッドにてコン
トロールパルスおよびフレームパルスをコントロールト
ラックに記録するようにした４：２：２デジタルＶＴＲ
等のデジタルビデオテープレコーダにおいて、回転磁気
ヘッド装置の駆動制御手段に与える回転基準位相パルス
の周波数を変化させるとともに、コントロールヘッドか
らの再生フレームパルスを上記回転基準位相パルスに基
づいて所望の量だけ遅延させることにより、デジタルオ
ーディオサンプルの重複や消失を生じることなく可変速
再生動作を行い得るようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来より、輝度信号と２つの色差信号のサンプリング周
波数の間で４＝２：２の数値関係を有する４：２：２デ
ジタルＶＴＲは、第２図および第３図に示すように、ビ
デオ信号とオーディオ信号を磁気テープ１上の傾斜記録
トラックＴＲにデジタル記録する回転磁気ヘッド装置２
と、上記磁気テープｌ上にテープ走行方向に沿って形成
されるコントロールトラックＴＲｃｔｌにコントロール
パルスＰ　ｃｔｌを記録する固定のコントロールヘッド
３がテープ走行系の途中に配設されている。上記回転磁
気ヘッド装置２は、上記傾斜記録トラックＴＲを３分割
した中央の記録領域ＴＲａにオーディオ信号をデジタル
記録し、また、他の２つの記録領域ＴＲＶＩ、ＴＲＶ２
にビデオ信号をデジタル記録する。

そして、上述の如き４：２：２デジタルＶＴＲでは、オ
ーディオ信号のサンプリング周波数として４８ＫＨｚが
使用されている。上記サンプリング周波数は、ＮＴＳＣ
系システムにおいては５フレームで完結する。そして、
各フレームへのオーディオサンプルの割り当ては、 第１フレーム−１６０２サンプル 第２フレーム−１６０１サンプル 第３フレーム−１６０２サンプル 第４フレーム−１６０１サンプル 第５フレーム−１６０２サンプル となりでおり、この５フレームの位相を再生側で容易に
判別することができるようにコントロールパルスＰ　ｃ
ｔｌとともに５フレームパルスＰｆｒ−を上記コントロ
ールトラックＴＲｃｔｌに記録している。上記コントロ
ールヘッド３は、上記コントロールトラックＴＲｃｔｌ
の上記中央のオーディオ記録領域ＴＲａの真下位置に上
記５フレームパルスＰｆｒｓ＋を記録するように、上記
回転磁気ヘッド装置１によるオーディオ信号信号の記録
位置より例えばｌｌ０ＣＴＬピツチに相当する距離（Ｌ
）だけ下流側位置に設けられている。

また、従来より放送局等では、６０分の記録内容を６１
分に伸長して再生したり、５９分に圧縮して再生する場
合が多々ある。上述の如き構成の４：２：２デジタルＶ
ＴＲでは、磁気テープの走行速度を５９／６０や６１／
６０に変えるととともに、回転磁気ヘッド装置のドラム
回転数を変えて、ドラム可変速再生動作を行うことによ
り、６０分の記録内容を６１分に伸長して再生したり、
５９分に圧縮して再生することができる。

（発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上述の如き４：２！２デジタルＶＴＲでは、
通常の再生動作を行う場合には再生５フレームパルスの
位相が一定で、この再生５フレームパルスの位相に基づ
いて各フレームを判別してオーディオ信号を確実に再生
することができるのであるが、ドラム可変速再生動作を
行う場合には、再生処理系のクロック周波数を４８ＫＨ
ｚ±α（αは可変速率）だけ変化させているので、上記
可変速率αに応じて再生５フレームパルスの位相も変化
させないと、再生オーディオサンプルの重複や消失を生
じて、良好な再生動作を行うことができなくなってしま
うという問題点がある。

そこで、本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑み、再
生オーディオサンプルの重複や消失を生じることなくド
ラム可変速再生動作を行うことができるようにした新規
な構成の４：２：２デジタルＶＴＲを提供することを目
的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上述の目的を達成するために、回転磁気ヘッ
ド装置によりビデオ信号とオーディオ信号を磁気テープ
上の傾斜記録トラックにデジタル記録するとともに固定
コントロールヘッドにてコントロールパルスおよびフレ
ームパルスをコントロールトラックに記録するようにし
たデジタルビデオテープレコーダにおいて、上記回転磁
気ヘッド装置の回転基準位相パルスを発生する周波数の
可変制御自在なパルス発生手段と、上記回転基準位相パ
ルスに基づいて上記回転磁気ヘッド装置を回転駆動する
駆動制御手段と、上記回転基準位相パルスに基づいて上
記回転磁気ヘッド装置によるオーディオ信号の記録位置
と上記コントロールヘッドによるフレームパルスの記録
位置との差に相当する遅延量を上記コントロールヘッド
により上記コントロールトラックから再生されるフレー
ムパルスに与える遅延手段と、上記回転磁気ヘッド装置
にて再生されるデジタルオーディオデータについて、上
記遅延手段を介して供給されるフレームパルスに基づい
てデータ処理を施して、再生オーディオ信号を形成する
信号処理手段とを備えてなることを特徴としている。

〔作用〕

本発明に係るデジタルビデオテープレコーダでは、テー
プ走行速度に応じて回転磁気ヘッド装置の駆動制御手段
に与える回転基準位相パルスの周波数を変化させて上記
回転磁気ヘッド装置の回転速度を変え、回転磁気ヘッド
装置によるオーディオ信号の記録位置とコントロールヘ
ッドによるフレームパルスの記録位置との差に相当する
遅延量を上記コントロールヘッドからの再生フレームパ
ルスに遅延手段により上記回転基準位相パルスに基づい
て与えて、再生デジタルオーディオデータに上記再生フ
レームパルスに基づいて信号処理を施して再生オーディ
オ信号を形成する。

〔実施例〕

以下、本発明に係るデジタルビデオテープレコーダの一
実施例について、図面に従い詳細に説明する。

第１図のブロック図は、上述の第２図および第３図に示
した４：’２：２デジタルＶＴＲに本発明を通用した実
施例の再生系の構成を示している。

この実施例において、磁気テープ１には、予め第２図の
記録フォーマットにてビデオ信号およびオーディオ信号
がデジタル記録されている。上記磁気テープ１は、回転
磁気ヘッド装置２およびコントロールヘッド３に摺接し
なからキャプスタンモータ５により走行されるーように
なっている。また、上記回転磁気へノド装置２は、ドラ
ムモータフにより回転駆動されるようになっている。

上記回転磁気ヘッド装置２は、上記磁気テープ１上の傾
斜記録トラックを図示しないヘッドにてトレースするこ
とにより得られる再生出力を同期抽出回路１０を介して
内符号訂正処理回路１１に供給する。この内符号訂正処
理回路１１は、上記同期抽出回路１０にて得られる同期
信号に基づいて、再生データについて内符号による訂正
処理を行う。

上記内符号訂正処理回路１１にて得られる再生ビデオデ
ータは、デジタルビデオ信号再生処理回路１２にてアナ
ログのビデオ信号に再生して信号出力端子１３から出力
される。

また、上記内符号訂正処理回路１１にて得られる再生オ
ーディオデータは、データの並べ′変えを行うデ・シャ
フリング処理回路１４を介して、外符号訂正処理回路１
５に供給される。この外符号訂正処理回路１５は、デ・
シャフリング処理の施された再生オーディオデータにつ
いて、外符号による訂正処理を行う。上記外符号訂正処
理の施された再生オーディオデータは、符号ブロック分
解処理回路１６を介して、オーディオ信号再生処理回路
１７に供給され、このオーディオ信号再生処理回路１７
によりアナログのオーディオ信号に再生して信号出力端
子１８から出力される。

また、上記磁気テープ１上のコントロールトラックを上
記コントロールヘッド３にてトレースすることにより得
られる再生出力は、ＣＴＬパルス分析回路１９に供給さ
れている。このＣＴＬパルス分析回路１９は、上記再生
出力に含まれるコントロールパルスＰｃｔｌ　と５フレ
一ムパルスＰｆｒｍを分解して、コントロールパルスＰ
　ｃｔｌをキャプスタンサーボ回路２０に供給し、また
、５フレ一ムパルスＰｆｒｍをシフトレジスタ２１を介
して上記符号ブロック分解処理回路１６に供給している
。

さらに、上記キャプスタンモータ５は、タイミング信号
発生回路２２から供給されるリファレンスパルスＰ　ｃ
ｒｅｆと上記ＣＴＬパルス分析処理回路１９から供給さ
れるコントロールパルスＰ　ｃｔｌに基づいて作動する
上記キャプスタンサーボ回路２０により定速回転駆動さ
れ、上記磁気テープ１を定速走行させる。また、上記ド
ラムモータ７は、その回転位相を検出したＰＧパルスと
周波数シンセサイザ２５から供給されるドラムリファレ
ンスパルスＰｄｒｅｆに基づいて作動するドラムサーボ
回路２３によって一定の回転位相で定速駆動されるよう
になっている。

さらに、上記周波数シンセサイザ２５は、フェーズロッ
クドループ（ＰＬＬ）を構成する位相比較器２６．ｆｆ
１ＪＩ制御型発振Ｗ　（ＶＣＯ）２７およびプログラマ
ブル分周器（１／Ｎ）２８等からなる。この周波数シン
セサイザ２５および上記タイミング発生回路２２には、
再生動作速度を可変させるための可変率（α）データが
与えられるようになっている。そして、上記周波数シン
セサイザ２５は、上記可変率（α）データに基づいて、
周波数が（１５０１１ｚ±α、）のドラムリファレンス
パルスＰｄｒｅｆを形成して上記シフトレジスタ２１、
タイミング発生回路２２およびドラムサーボ回路２３に
供給するとともに、周波数が（４８ＫＨ２±α２）のオ
ーディオ再生サンプリングクロックＣＫａｐｂを形成し
て上記符号ブロック分解処理回路１６に供給している。

この実施例において、上記シフトレジスタ２１は、１５
段のシフトレジスタが用いられ、上記ＣＴＬパルス分析
回路１９から供給される５フレ一ムパルスＰｆｒｍに、
上記ドラムリファレンスパルスＰ　ｄｒｅｆに基づいて
、１５ＣＴＬに相当する時間遅延を与えるようになって
いる。

すなわち、ｌフィールド５２５ＨのＮＴＳＣ系システム
では、１フレームが５ＣＴＬに相当するので、上記コン
トロールトラックＴＲｃｔｌの上記中央のオーディオ記
録領域ＴＲａの真下位置に記録されている５フレームパ
ルスＰｆｒａ＋を上記回転磁気ヘッド装置１によるオー
ディオ信号信号の記録位置に対してｌｌ０ＣＴＬピツチ
に相当する距離（Ｌ）だけ下流側位置に設けられた上記
コントロールヘッド３にて再生し、５フレームすなわち
２５ＣＴＬの整数倍の１２５ＣＴＬと上記距離（Ｌ）に
相当するｌｌ０ＣＴＬとの差の１５ＣＴＬ分だけ上記５
フレームパルスＰｆｒｍを遅延して上記打号ブロック分
解処理回路１６に供給することにより、この５フレ一ム
パルスＰｆｒｍに基づいて適正な符号ブロック分解処理
を行うことができる。

また、上記シフトレジスタ２１は、上記可変率（α）デ
ータに応じて変化させたドラム周波数（１５０Ｈｚ±α
、）のドラムリファレンスパルスＰｄｒｅｆをクロック
として上記５フレームパルスＰｆｒ−に上記１５ＣＴＬ
の遅延量を与えるので、上記可変率（α）データに応じ
たドラム可変速再生動作を行う場合にも、上記コントロ
ールヘッド３にて得うれる５フレ一ムパルスＰｆｒｍに
基づいて、再生オーディオサンプルの重複や消失を生じ
ることのない適正な符号ブロック分解処理を行なうこと
ができる。

〔発明の効果〕

上述の実施例の説明から明らかなように、本発明に係る
デジタルビデオテープレコーダでは、テープ走行速度に
応じて回転磁気ヘッド装置の駆動制御手段に与える回転
基準位相パルスの周波数を変化させて上記回転磁気ヘッ
ド装車の回転速度を変工、コントロールヘッドからの再
生フレームパルスに、回転磁気ヘッド装置によるオーデ
ィオ信号の記録位置とコントロールへノドによるフレー
ムパルスの記録位置との差に相当する遅延量を上記コン
トロールヘッドからの再生フレームパルスに遅延手段に
より上記回転基準位相パルスに基づいて与えて、再生デ
ジタルオーディオデータに上記再生フレームパルスに基
づいて信号処理を施して再生オーディオ信号を形成する
ので、再生オーディオサンプルの重複や消失を生じるこ
となく、ドラム可変速再生動作を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を４：２：２デジタルＶＴＲに通用した
一実施例の構成を示すブロック図である。 第２図は４：２：２デジタルＶＴＲにおける回転磁気ヘ
ッドおよびコントロールヘッドの配置を示すテープ走行
系の模式図であり、第３図は上記４：２：２デジタルＶ
ＴＲの記録フォーマットを示す模式図である。 ｌ・・・磁気テープ ２・・・回転磁気ヘッド装置 ３・・・コントロールヘッド ５・・・キャプスタンモータ ７・・・ドラムモータ １２・・・デジタルビデオ信号再生処理回路１６・・・
符号ブロック分解処理回路 １７・・・オーディオ信号再生処理回路２０・・・キャ
プスタンサーボ回路 ２１・・・シフトレジスタ ２２・・・タイミング発生回路 ２３・・・ドラムサーボ回路 ２５・・・周波数シンセサイザ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回転磁気ヘッド装置によりビデオ信号とオーディオ信号
   を磁気テープ上の傾斜記録トラックにデジタル記録する
   とともに固定コントロールヘッドにてコントロールパル
   スおよびフレームパルスをコントロールトラックに記録
   するようにしたデジタルビデオテープレコーダにおいて
   、 上記回転磁気ヘッド装置の回転基準位相パルスを発生す
   る周波数の可変制御自在なパルス発生手段と、 上記回転基準位相パルスに基づいて上記回転磁気ヘッド
   装置を回転駆動する駆動制御手段と、上記回転基準位相
   パルスに基づいて上記回転磁気ヘッド装置によるオーデ
   ィオ信号の記録位置と上記コントロールヘッドによるフ
   レームパルスの記録位置との差に相当する遅延量を上記
   コントロールヘッドにより上記コントロールトラックか
   ら再生されるフレームパルスに与える遅延手段と、上記
   回転磁気ヘッド装置にて再生されるデジタルオーディオ
   データについて、上記遅延手段を介して供給されるフレ
   ームパルスに基づいてデータ処理を施して、再生オーデ
   ィオ信号を形成する信号処理手段とを備え、 上記パルス発生手段が発生する回転基準位相パルスの周
   波数を可変して、可変速再生を行うようにしたことを特
   徴とするデジタルビデオテープレコーダ。