JPH0331868Y2 - - Google Patents

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JPH0331868Y2
JPH0331868Y2 JP1985077451U JP7745185U JPH0331868Y2 JP H0331868 Y2 JPH0331868 Y2 JP H0331868Y2 JP 1985077451 U JP1985077451 U JP 1985077451U JP 7745185 U JP7745185 U JP 7745185U JP H0331868 Y2 JPH0331868 Y2 JP H0331868Y2
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JP
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oil
piston
oil passage
damper
square hole
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JP1985077451U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動二輪車のリヤクツシヨン等として
用いられるダンパーの減衰力発生機構に関する。
(従来の技術) 自動二輪車のリヤクツシヨンとして用いられる
ダンパーとして、乗心地性を高めるべく、シリン
ダ内で摺動するピストンの速度に応じて発生する
減衰力を変化せしめるようにしたものがある。
斯かる構造のダンパーを第2図に基づいて説明
すると、シリンダ20内にピストンロツド21を
臨ませ、このピストンロツド21端部にシリンダ
20内周に摺接するピストン22を固着し、この
ピストン22に油路23,24を軸方向に複数個
穿設し、油路23については板バネ25によつて
付勢されるチエツク弁26にて閉じ、このチエツ
ク弁26には油路24と一致する孔27を形成
し、また油路24についてはスプリング28にて
付勢されるスライド弁29にて閉じるようにし、
更にピストン22上端部に外周を切削して内側に
段部30を形成し、この段部30に油路23に連
通する二乗孔31を形成している。そして、その
作用を伸張時について説明すれば、ピストン22
の図中上方への摺動速度が低速の場合には、油室
S1内の油は二乗孔31を通つて油室S2内に流れ、
二乗孔31によつて減衰力が発生し、高速となる
と、チエツク弁26と孔27を介して油路24に
入る油圧が大となり、スライド弁29を押し下
げ、油路24が連通し、油室S1内の油は油路24
及び二乗孔31を通つて油室S2内に流れ、発生す
る減衰力が変化する。また圧縮時においても、低
速の場合には二乗孔31を通つて油室S2内から油
室S1に油が流れ、高速の場合には油路23及び二
乗孔31を通つて油が流れる。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来のダンパーにあつては、ピストン
速度に応じて減衰力を変化せしめるべく、ピスト
ン端部外周に切削加工を施して、段部を形成し、
この段部に二乗孔を穿設するようにしているが、
切削加工を施すことで、ピストン端部外周にバリ
が発生し、このバリによつてピストン摺動時にシ
リンダとの間でかじりが生じる不具合がある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、ピストン低
速時に油が流通する二乗孔を、伸張時に油が流れ
る油路と圧縮時に油が流れる油路とに開口して穿
設した。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係る減衰力発生機構を適用し
たダンパーの一部縦断面図であり、シリンダ1内
にはピストンロツド2が臨み、このピストンロツ
ド2下端には外周部にシールリング3aを嵌付け
たピストン3が固着され、ピストンロツド2とシ
リンダ1との相対的上下動によりピストン3はシ
リンダ1内面を摺動する。そしてピストン3には
軸方向に油路4及び5が穿設され、これら油路
4,5はピストン3の周方向に等間隔離間して複
数個形成される。
また、ピストン3上面にはシート6に支持され
る板バネ7にて付勢されるチエツク弁8が当接
し、このチエツク弁8は油路4を板バネ7の弾発
力にて閉じるとともに、油路5に相当する部分に
孔9を形成している。
一方、ピストン3を固着したピストンロツド2
の小径部2aにはカラー10が外嵌されこのカラ
ー10外周部にスライド弁11が摺動自在に設け
られている。このスライド弁11はピストンロツ
ド2に取付けたシート12に支持されるスプリン
グ13によつて付勢され、スプリング13の弾発
力によつて油路5を閉じる。
更に、前記油路4,5を区画する隔壁3bには
二乗孔14を穿設している。この二乗孔14は油
路4,5を連通するとともに油路4から油路5へ
の油の流れをスムーズに行うべく斜めに形成され
ている。
以上の如き構成からなるダンパーの作用を以下
に述べる。
先ず伸張行程について述べると、伸張行程にお
いて、ピストン3の速度が遅い場合には、油室S1
内の油は板バネ7間及び孔9を通つて油路5に入
り、油路5に入つた油は二乗孔14を通つて油路
4に入り、油路4から油室S2内へ流れ、この際の
減衰力は主に孔9及び二乗孔14を通過する際に
発生する。そして、ピストン3の速度が早くなる
と、孔9を通つて油路5に入る油の油圧が高くな
り、スライド弁11を押し下げ、油路5が連通
し、油室S1内の油は油路5及び二乗孔14を介し
て油室S2内に流れ、減衰力は小さくなる。
一方、圧縮行程において、ピストン3の速度が
遅い場合には、油室S2内の油は油路4、二乗孔1
4、油路5及び孔9を通つて油室S1内に流れ、速
度が早くなると、油路4内の油圧が高くなり、チ
エツク弁8を押し上げ、油路4が連通するので、
油の一部は油路4から直接油室S1内へ流れる。そ
の結果、低速時と高速時の油の流れが変り、前記
同様高速時における減衰力が小さくなる。
したがつて、自動二輪車等の緩衝器として用い
た場合に、乗心地性が向上する。
(考案の効果) 以上に述べたように本考案によれば、ピストン
の伸張行程及び圧縮行程における速度が所定値以
上となつた場合に油室間を連通する各油路を、二
乗孔で連通せしめ、低速時にあつては該二乗孔の
みを油が通過するようにしたため、減衰力の調整
を容易に変化せしめることができ、しかも、従来
の如くピストン端部外周に段付加工を施すことな
く該二乗孔を形成するようにしたため、ピストン
にバリ等が発生することなく、シリンダとの間で
かじりが発生することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る減衰力発生機構を適用し
たダンパーの要部縦断面図、第2図は従来のダン
パーの要部縦断面図である。 尚、図面中1はシリンダ、3はピストン、4,
5は油路、7は板バネ、8はチエツク弁、9は
孔、11はスライド弁、14は二乗孔である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダンパーの伸張時のみに開く弁を配設した油路
    と、圧縮時のみに開くチエツク弁を配設した油路
    とをピストンに穿設して、ピストンの摺動速度に
    応じて油の流れを変化させ、摺動速度が高速の場
    合と低速の場合とで発生する減衰力が変化するよ
    うにしたダンパーにおいて、 前記ピストンには、一端を前記伸張時に油が流
    れる油路に開口し、他端を前記圧縮時に油が流れ
    る油路に開口する二乗孔を穿設したことを特徴と
    するダンパーの減衰力発生機構。
JP1985077451U 1985-05-24 1985-05-24 Expired JPH0331868Y2 (ja)

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JP1985077451U JPH0331868Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

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JPS61193241U JPS61193241U (ja) 1986-12-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59197639A (ja) * 1983-04-23 1984-11-09 Tokico Ltd 油圧緩衝器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59197639A (ja) * 1983-04-23 1984-11-09 Tokico Ltd 油圧緩衝器

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Publication number Publication date
JPS61193241U (ja) 1986-12-01

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