JPH0329617Y2 - - Google Patents

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JPH0329617Y2
JPH0329617Y2 JP4081085U JP4081085U JPH0329617Y2 JP H0329617 Y2 JPH0329617 Y2 JP H0329617Y2 JP 4081085 U JP4081085 U JP 4081085U JP 4081085 U JP4081085 U JP 4081085U JP H0329617 Y2 JPH0329617 Y2 JP H0329617Y2
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JP
Japan
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shaft
propulsion shaft
spline
propulsion
slip joint
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JP4081085U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) この考案は、中間部にすべり継手を有する推進
軸に関する。
(従来技術) 従来の中間部にすべり継手を有する推進軸とし
ては、例えば第3図に示すようなものがある。例
えば日産サービス週報第424号(日産自動車株式
会社、昭和55年6月発行)に示されるもの。この
推進軸は2つの軸10及び12によつて構成され
ており、両軸10及び12はすべり継手であるス
プライン14によつて連結されている。即ち軸1
0側が内径スプラインを有しており、軸12側が
外径スプラインを有している。軸10及び12の
スプライン14によつて結合された端部とは反対
側の端部には、それぞれフランジヨーク16及び
18が設けられている。例えば一方のフランジヨ
ーク16は変速機に連結され、他方のフランジヨ
ーク18はフアイナルドライブ装置に連結されて
いる。こうすることによつて、変速機とフアイナ
ルドライブ装置との間の回転力の伝達が可能とな
る。
この場合、スプライン14は回転力は伝達する
が軸方向の力は伝達しない機能を果している。軸
10及び12はアンバランスを生じないように回
転中心に関して重量的に対称に製作されている。
推進軸にアンバランスがあるとその振動によつて
車室内に騒音を発生するため、第3図のように組
み立てた状態でバランス修正が行なわれる。バラ
ンスの修正は推進軸の両端部、即ちフランジヨー
ク16及び18に近接した部分にバランスウエイ
トを取り付けることによつて行なつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらアンバランス測定のために推進軸
を回転させた場合スプライン14の部分で半径方
向にガタを生ずる(第4図参照)ため、回転中に
おける推進軸両端でのアンバランスが不安定とな
り、このため、正確にバランスの修正を行なうこ
とができず、推進軸両端に残留アンバランスが存
在し、このアンバランスに起因した騒音・振動問
題が発生するという不具合がある。この為スプラ
インの半径方向のすきまを小さくすればバランス
修正の精度は向上するが、スプラインとしての機
能上、半径方向のすきまを皆無にすることはでき
ない。また両軸をスプラインの近傍でベアリング
によつて互いに支持したとしても半径方向のガタ
を完全に無くすことはできない。
そこでこの考案は、このような従来の問題点に
着目してなされたもので、本考案は、中間部にす
べり継手を有する推進軸の回転中の両端部におけ
るアンバランスを正確に測定し、バランスの修正
を正確に行なうことができるようにすることを目
的としている。
(問題点を解決するための手段) この考案によれば、その構成を推進軸を回転可
能に支持する2個所の支持部間にすべり継手を有
する推進軸において、すべり継手によつて連結さ
れる2つの軸の片方の軸をもうひとつの軸に対し
て偏心させる構造とすることにより回転中心に関
して重量的に非対称とした。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1図及び第2図は、この考案の一実施例を示す図
である。
第1図、第2図に示す推進軸は2つの軸20及
び22はスプライン24によつて互いに結合され
ている。即ち軸20は一端に内径スプラインを有
しており、また軸22は一端に外径スプラインを
有している。軸20の他端にはフランジヨーク2
6が設けられており、また軸22の他端にはフラ
ンジヨーク28が設けられている。軸20の外径
スプラインの中心は第2図のようにスプライン外
周中心に対して偏心している。即ち軸20は回転
中心に対して重量的に非対称となつている。
次にこの実施例の作用について説明する。フラ
ンジヨーク26が変速機に連結され、またフラン
ジヨーク28がフアイナルドライブ装置に連結さ
れる。推進軸を回転させることにより、変速機と
フアイナルドライブ装置との間で回転力の伝達が
行なわれる。推進軸の回転中には、軸20の肉厚
の一番大きい方向に遠心力が作用する。このため
スプラインは第2図に示すように、軸20の肉厚
の一番大きい方向の位置では半径方向のすきまが
大きくなり、逆に軸20の肉厚の一番小さい方向
の位置ではスプラインの歯とみぞが密着状態にな
る。推進軸を回転させた場合にはスプラインが必
ずこのような結合位置関係となる。この状態で推
進軸両端の部分のアンバランスを測定すれば、ア
ンバランスを正確に測定することができる。従つ
て適切な重量のバランスウエイトを取り付けるこ
とが可能となり、正確なバランス修正が可能とな
る。
(考案の効果) 推進軸の回転中はすべり継手にガタを生ずるこ
とはなく、推進軸両端部のバランス修正を正確に
行なうことができる。これによつて車室内に伝達
される振動が減少し、車室内の騒音を低減するこ
とができる。
更に以下の様な効果がある。本考案は推進軸の
製造の段階で回転アンバランスを成形上生じさせ
るものであるため、推進軸製造後アンバランスを
付加する方法に比べ簡易である。また見ためも良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である推進軸を示す図
であり、第2図は第1図の−線に沿う断面
図、第3図は、従来の推進軸を示す図、第4図は
第3図の−線に沿う断面図である。 20……軸、22……軸、24……スプライ
ン、26……ヨークフランジ、28……ヨークフ
ランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 推進軸を回転可能に支持する2個所の支持部間
    にすべり継手を有する推進軸において、すべり継
    手によつて連結される2つの軸の片方の軸をもう
    ひとつの軸に対して偏心させて取りつける構造と
    したことを特徴とする推進軸。
JP4081085U 1985-03-20 1985-03-20 Expired JPH0329617Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4081085U JPH0329617Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4081085U JPH0329617Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61156722U JPS61156722U (ja) 1986-09-29
JPH0329617Y2 true JPH0329617Y2 (ja) 1991-06-24

Family

ID=30550051

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4081085U Expired JPH0329617Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JPS61156722U (ja) 1986-09-29

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