JPH06239155A - 自動車のプロペラシャフト - Google Patents

自動車のプロペラシャフト

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JPH06239155A
JPH06239155A JP5047490A JP4749093A JPH06239155A JP H06239155 A JPH06239155 A JP H06239155A JP 5047490 A JP5047490 A JP 5047490A JP 4749093 A JP4749093 A JP 4749093A JP H06239155 A JPH06239155 A JP H06239155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propeller shaft
section
automobile
fitting recess
bolt hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP5047490A
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English (en)
Inventor
Hiromi Kashima
広海 鹿島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のプロペラシャフトのアンバランスに
対する微調整を可能にし振動や騒音等の発生をなくす。 【構成】 動力装置と差動装置とを結合する自動車のプ
ロペラシャフト1において、プロペラシャフト1の端部
と、この端部に結合される動力装置および差動装置の端
部のいずれか一方に突出部11を、他方に突出部11よりも
大径で突出部11が嵌合する嵌合凹部13を形成する。そし
てこの結合部分のうちの嵌合凹部13を設けた側に、嵌合
凹部13に連通する径方向の補正用ボルト孔15を設け、こ
の補正用ボルト孔15に補正用ボルト16を螺合する。この
構成により、プロペラシャフト1と動力装置および差動
装置とを結合する際、一方側の突出部11を他方側の嵌合
凹部13に嵌め、この結合部の位置関係を補正用ボルト16
で調整すればプロペラシャフト1をあらゆる方向に偏芯
させることができ微調整を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンおよびトラン
スミッションからなる動力装置と、駆動輪側の差動装置
とを結合する、自動車のプロペラシャフトに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車の動力装置および差動装置と、こ
れらを結合するプロペラシャフトとは、従来、プロペラ
シャフトの端部に取付けた自在継手のフランジ部と、動
力装置および差動装置の端部のフランジ部材とを当接さ
せてボルト、ナットで締付けることによって行ってい
た。この接合部の構造を図によって説明する。
【0003】まず、プロペラシャフト1を図7によって
説明する。プロペラシャフト1の両端部には、自在継手
2が接続しており、自在継手2の端部は接続用のフラン
ジ部3となっている。このフランジ部3の端部には、嵌
合用の突出部4が形成されており、突出部4の周囲4個
所には、図8および図9に示すように連結用ボルト孔5
が設けられている。このフランジ部3の端面形状は略四
角のものとなっている。
【0004】上記プロペラシャフト1のフランジ部3
に、動力装置および差動装置を結合する場合には、フラ
ンジ部3の突出部4を動力装置および差動装置(図示省
略)のフランジ部材6に形成した嵌合凹部7に嵌め込
み、さらに、ボルト8をプロペラシャフト1の連結用ボ
ルト孔5と、フランジ部材6の連結用ボルト孔9に挿通
させてナット10により締付けることによって一体に固定
する。なお、フランジ部材6の端面形状は円形である。
【0005】このように一体に結合したプロペラシャフ
ト1とフランジ部材6には必ず重量的にアンバランスの
部分が存在しており、この状態でプロペラシャフト1を
回転させると、このアンバランスによって振動や騒音が
発生する虞がある。そこで、このようなアンバランスを
補正するために組付時に位相合わせをしてバランスの調
整を行っていた。
【0006】上記の位相合わせは次のようにして行って
いる。まず、フランジ部材6の嵌合凹部7の内径Dの振
れを測定し、振れの最小となる方向をマークする。次
に、プロペラシャフト1のアンバランス量が最大となる
方向をマークする。そして、このプロペラシャフト1の
マークとフランジ部材6のマークとが近づくようにして
両者を組付ける。
【0007】なお、推進軸として、実公昭63-21447号公
報に開示されているものがある。この公報に開示されて
いるものは、回転自在に支持された、すべり継手を有す
る推進軸の支持部近傍に回転アンバランスを回避させる
修正用バランスウエイトを設けたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、プロペラシャフトとフランジ部材のアンバ
ランスを補正するために組付時に位相合わせを行ってい
るが、このような位相合わせではアンバランスに対する
微調整が難しいため、位相合わせをしてもアンバランス
の部分が残り振動や騒音を確実に抑えることができなか
った。
【0009】なお、実公昭63-21447号公報に開示されて
いる推進軸は、推進軸の支持部近傍に回転アンバランス
を回避させる修正用バランスウエイトを設けたものであ
るが、このバランスウエイトだけだとアンバランスの微
調整が充分にできない虞がある。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、プロペラシャフトとその両端部に配設した
動力装置および差動装置との結合部を改良して、アンバ
ランスに対する微調整を可能にして振動や騒音等の発生
を回避させた自動車のプロペラシャフトを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、動力装置と差動装置とを結合
する自動車のプロペラシャフトにおいて、該プロペラシ
ャフトの端部と、該端部に結合される前記動力装置およ
び差動装置の端部のいずれか一方に突出部を、他方に該
突出部よりも大径で該突出部が嵌合する嵌合凹部を形成
し、該結合部分のうちの嵌合凹部を設けた側に、該嵌合
凹部に連通する径方向の補正用ボルト孔を設け、該補正
用ボルト孔に補正用ボルトを螺合したことを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】本発明は、このように構成したので、プロペラ
シャフトと動力装置および差動装置とを結合する際、そ
の一方に形成された突出部を他方の嵌合凹部に嵌め、こ
の結合部の位置関係を補正用ボルトで調整すれば、プロ
ペラシャフトを動力装置および差動装置に対してあらゆ
る方向に偏芯させることが可能となる。
【0013】したがって、プロペラシャフトのアンバラ
ンス量が打消される方向にプロペラシャフトを偏芯させ
れば位相の微調整を確実に行うことが可能となる。プロ
ペラシャフトのアンバランスを補正用ボルトによって調
整した後は、プロペラシャフトとフランジ部材とを一体
に固定すれば最適な回転を得ることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
つき、図7ないし図9と同一の部材には同一の符号を付
して説明する。図1はプロペラシャフト1の一側の端部
と、この端部に結合する変速装置等の端部の部分を示し
たものである。
【0015】プロペラシャフト1の一側の端部には自在
継手2が設けられており、自在継手2にはフランジ部3
が設けられている。フランジ部3の中央には嵌め合い用
の突出部11が設けられており、突出部11の周囲には連結
用ボルト孔5が4個設けられている(図8参照)。
【0016】一方、プロペラシャフト1に結合する、エ
ンジンおよびトランスミッションからなる動力装置と、
差動装置の端部にはフランジ部材12が設けられており、
フランジ部材12の中央にはフランジ部3に形成された突
出部11の径d1 よりも大きい径d2 の嵌合凹部13が形成
されている。
【0017】また、フランジ部材12の側壁14には嵌合凹
部13に連通する半径方向の補正用ボルト孔15が90度置
きに4個形成されている。この補正用ボルト孔15には、
図5および図6に示すように補正用ボルト16が螺合して
いる。
【0018】さらに、フランジ部材12の端面の嵌合凹部
13の周囲にはプロペラシャフト1の連結用ボルト孔5に
対応した連結用ボルト孔17が4個設けられている。連結
用ボルト孔17の径d3 はフランジ部3に設けた連結用ボ
ルト孔5の径d4 よりも大径になっている。
【0019】本実施例は、以上説明したように構成した
ので、プロペラシャフト1のフランジ部3と、動力装置
および差動装置のフランジ部材12とを結合させる際は、
まず、フランジ部3に形成された突出部11をフランジ部
材12に形成された嵌合凹部13に嵌合させて補正用ボルト
15で止める。
【0020】そして、プロペラシャフト1を回転させ、
プロペラシャフト1に重量的なアンバランスの部分があ
った場合、そのアンバランス量の最大位置G(図4参
照)をアンバランスが打消される方向に補正用ボルト16
によって移動させプロペラシャフト1を偏芯させる(図
5および図6参照)。
【0021】アンバランス量の最大位置Gの移動の際、
フランジ部材12の嵌合凹部13の径d2 がフランジ部3の
突出部11の径d1 よりも大径になっていることと、フラ
ンジ部材12の連結用ボルト孔17の径d3 がフランジ部3
の連結用ボルト孔5の径d4より大径になっていること
により、プロペラシャフト1を嵌合凹部13に対してあら
ゆる方向に偏芯させることができ、位相の微調整を正確
に行うことができる。
【0022】実際、最大位置Gの移動量、すなわちプロ
ペラシャフト1の偏芯量は極僅かなものであるが、偏芯
量を分かりやすくするために、図5はその偏芯量を強調
して示したものである。
【0023】そして、プロペラシャフト1のアンバラン
スを補正用ボルト16により調整した後は、補正用ボルト
16の頭部を接着剤等によって固定し、フランジ部3とフ
ランジ部材12とを連結用ボルト孔5,17に挿通させた連
結用ボルト9およびナット10によって締付けて一体に固
定する。これによってアンバランスの部分がなくって最
適な回転を得ることが可能となる。
【0024】本実施例は、プロペラシャフト1のフラン
ジ部3に突出部11を設け、動力装置と差動装置のフラン
ジ部材12に嵌合凹部13および補正用ボルト孔15を設けた
が、このようにせず、フランジ部3に嵌合凹部13および
補正用ボルト孔15を形成し、フランジ部材12に突出部11
を形成したものとしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
自動車のプロペラシャフトであるから、プロペラシャフ
トと動力装置および差動装置を結合する際、その一方に
形成された突出部を他方の嵌合凹部に嵌め、この結合部
の位置関係を補正用ボルトで調整すれば、プロペラシャ
フトを動力装置および差動装置に対してあらゆる方向に
偏芯させることができる。
【0026】これによって、アンバランスに対する微調
整を正確に行うことができ、最適な回転が得られて振動
や騒音の発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部断面正面図であ
る。
【図2】図1に示すもののフランジ部材の左側面図であ
る。
【図3】図2に示すもののA−A線に沿う断面図であ
る。
【図4】図1のもののフランジ部材とプロペラシャフト
の嵌合を示す断面図である。
【図5】図4のもののプロペラシャフトの偏芯を強調し
て示す断面図である。
【図6】図5に示すもののB−B線に沿う断面図であ
る。
【図7】プロペラシャフトを説明するための一部断面正
面図である。
【図8】図7に示すものの右側面図である。
【図9】従来のプロペラシャフトとフランジ部材の一部
断面図である。
【符号の説明】
1 プロペラシャフト 11 突出部 13 嵌合凹部 15 補正用ボルト孔 16 補正用ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力装置と差動装置とを結合する自動車
    のプロペラシャフトにおいて、該プロペラシャフトの端
    部と、該端部に結合される前記動力装置および差動装置
    の端部のいずれか一方に突出部を、他方に該突出部より
    も大径で該突出部が嵌合する嵌合凹部を形成し、該結合
    部分のうちの嵌合凹部を設けた側に、該嵌合凹部に連通
    する径方向の補正用ボルト孔を設け、該補正用ボルト孔
    に補正用ボルトを螺合したことを特徴とする自動車のプ
    ロペラシャフト。
JP5047490A 1993-02-12 1993-02-12 自動車のプロペラシャフト Pending JPH06239155A (ja)

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JP5047490A JPH06239155A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 自動車のプロペラシャフト

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JP5047490A JPH06239155A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 自動車のプロペラシャフト

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JPH06239155A true JPH06239155A (ja) 1994-08-30

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JP5047490A Pending JPH06239155A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 自動車のプロペラシャフト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008508507A (ja) * 2004-07-27 2008-03-21 フランツ・ハイマー・マシーネンバウ・カーゲー バランスリング、ならびに、回転部材のバランスを維持するための方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008508507A (ja) * 2004-07-27 2008-03-21 フランツ・ハイマー・マシーネンバウ・カーゲー バランスリング、ならびに、回転部材のバランスを維持するための方法
US7950280B2 (en) 2004-07-27 2011-05-31 Franz Haimer Maschinenbau Kg Balance ring and method for balancing a rotating component
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