JPH0329534Y2 - - Google Patents

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JPH0329534Y2
JPH0329534Y2 JP1985096566U JP9656685U JPH0329534Y2 JP H0329534 Y2 JPH0329534 Y2 JP H0329534Y2 JP 1985096566 U JP1985096566 U JP 1985096566U JP 9656685 U JP9656685 U JP 9656685U JP H0329534 Y2 JPH0329534 Y2 JP H0329534Y2
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exhaust
cross
bent
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bent portion
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JP1985096566U
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JPS626418U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば屈曲部を設けて排気通路長
を長くし、低周波数の排気脈動騒音を低減させた
内燃機関の排気管に関する。
[従来技術] 従来、排気騒音の中で、車室内に聞こえやすい
低周波数の排気脈動騒音を効率良く低減させるた
めに、消音器の後流側の排気管を屈曲させて車幅
方向などに延長することで排気管長を長くしたも
のが提案されている。
(実開昭57−42110号公報参照) [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の排気管にあつ
ては、排気管長を長くとれるので排気の脈動騒音
の減少には効果的であるが、屈曲部があるため、
第4図に示すようにこの屈曲部の前半部では死水
域101により内側内壁に沿つた流速が速くな
り、屈曲部の後半部では流体の慣性により外側内
壁に沿つた流速が速くなつて、この部分で排気流
が渦を巻いたり管壁に衝突する等して気流騒音が
発生し、特に排気流量が増大する機関高負荷時に
はこの傾向が著しく、車外騒音を増大させてい
る。
そこで、この気流騒音を低減させるために、管
径を増大させ流速を低下させることが考えられる
が、このようにした場合、逆に低周波数の排気脈
動騒音が大きくなり車内騒音が悪化してしまうと
いう問題がある。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、排気脈動騒音を増大させるこ
となく、屈曲部で発生する気流騒音を低下させた
内燃機関の排気管の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、屈曲部
を有し断面形状が略円形の内燃機関の排気管にお
いて、前記屈曲部の排気上流側前半部の断面形状
を屈曲部の内周側管壁を一辺とする略三角形と
し、前記屈曲部の中央付近の断面形状を前記略円
形と同一の略円形とし、前記屈曲部の排気下流側
後半部の断面形状を屈曲部の外周側管壁を一辺と
する略三角形として、前記屈曲部の前半部から後
半部にかけての断面形状を滑らかに変化するよう
に形成したことを特徴とするものである。
[作用] 排気管が屈曲部に達すると、この屈曲部におけ
る排気上流側は内周側管壁が三角形の一辺を形成
する部分となつて内側内壁に沿つた通路断面積が
外側内壁に沿つた通路断面積より大きくなるので
内側を流れる排気流速が低下する。一方、屈曲部
における排気下流側は外周側管壁が三角形の一辺
を形成する部分となつて外側内壁に沿つた通路断
面積が内側内壁に沿つた通路断面積より大きくな
るので外側を流れる排気流速が減少する。したが
つて、屈曲部の各断面における流速分布が略均一
となり、全体として排気流速が低下し、また断面
形状も滑らかに変化しているので、排気が円滑に
流れ、気流騒音が低下する。
[実施例] 以下、図面に基づきこの考案の実施例を説明す
る。
第1図は、車両後部下面に配設されたマフラ1
およびこのマフラ1に接続され車両後方側に開口
した排気出口3を備えたテールチユーブ(排気
管)5を示している。テールチユーブ5は、マフ
ラ1の排気出口部7付近で一旦図中で右方向に略
直角に屈曲して車幅方向に延長部9を有し、更に
この延長部9の後端で車両後方(図中で下方)に
向けて略直角に曲げられた屈曲部11を備えてい
る。この延長部9は車室内に聞こえやすい低周波
数の排気脈動音を効率良く低減するために設けら
れたものである。
第2図は第1図の屈曲部11の拡大された断面
図で、延長部9は屈曲部11の直前の区間Aまで
断面が円形を保つており、この区間Aから屈曲部
11の排気上流側前半部を含むθ=30゜付近まで
の区間Bは屈曲部11の内周側管壁11aを一辺
とする略三角形状を呈している。更に区間Bに続
く屈曲部11の略中央付近に位置する区間Cは前
記延長部5と同様に略円形となつており、この区
間Cから排気出口3までの区間Dは屈曲部11の
外周側管壁11bを一辺とする略三角形状を呈し
ている。したがつて、前記区間Cは区間Bから区
間Dへの断面形状の変化領域といえる。
ここで、前記区間Aと区間B、区間Bと区間
C、及び区間Cと区間Dのそれぞれの境界部にお
ける断面形状は、滑らかに変化するように形成さ
れている。
このように屈曲部11においてその通路断面形
状は変化しているが、断面積は延長部9と略同じ
で変化は殆どない。
上記構成の排気管において、マフラ1から吐出
されテールチユーブ5を経て屈曲部11に達した
排気は、屈曲部11の排気上流側すなわち区間B
では内周側管壁11aに沿つた通路が広がつてそ
の断面積が大きくなつているのでここでの流速は
減少し、更に屈曲部11の排気下流側すなわち区
間Dでは外周側管壁11bに沿つた通路が広がつ
てその断面積が大きくなつているのでここでの流
速は減少する。したがつて、屈曲部11の各断面
における流速分布が均一化され、全体として屈曲
部11の排気流速が低下し、かつ屈曲部11の断
面形状が滑らかに変化しているので、排気が乱れ
ず円滑に流れる。その結果、トータルの通路断面
積を増大させることなく、すなわち排気脈動騒音
が抑制された上で、気流騒音が低減されることと
なる。
第3図は他の実施例を示す屈曲部の断面図であ
る。なお、ここでは前述の実施例と同一構成要素
には同一符号を付して説明を簡略化する。この実
施例の屈曲部11はテールチユーブ5の延長部9
とは別体となつた屈曲管13からなり、この屈曲
管13にテールチユーブ5が差し込まれた形で嵌
合している。
屈曲管13は屈曲部11の上流部分から略中央
部にかけて内側に第1の開口部15が形成されて
いると共に、屈曲部11の略中央部および下流部
分から排気出口3にわたつて外側に第2の開口部
17が形成されている。この各開口部15,17
を閉塞して前述の実施例と同様な略三角形の一辺
を形成する多孔質の焼結金属19,21が屈曲管
13にそれぞれ装着されている。更に、焼結金属
19,21の外側は、焼結金属19,21との間
に若干の空間23,25をそれぞれ形成させて設
けたカバー27,29で覆われている。
このように、この実施例では、排気流速が高ま
り気流の渦が発生しやすい箇所(屈曲部11の上
流部分では内周側管壁に沿つた通路、下流部分で
は外周側管壁に沿つた通路)に吸音力を持つ多孔
質の焼結金属19,21を設けて、更にその背後
に空間23,25を設けて空気層を形成させたの
で、気流騒音をその場で低減させることができる
ので、排気騒音のより一層の低下が期待できる。
[考案の効果] 以上のようにこの考案によれば、排気通路断面
積を増大させることなく屈曲部での排気流速を低
下させるようにしたため、排気脈動騒音を悪化せ
ることなく、気流騒音を低下させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す排気管まわ
りの平面図、第2図は第1図の要部の拡大された
断面図、第3図は他の実施例の第2図に相当する
断面図、第4図は従来の屈曲部での排気流速分布
を示す説明図である。 5……テールチユーブ、11……屈曲部、11
a……内周側管壁、11b……外周側管壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屈曲部を有し断面形状が略円形の内燃機関の排
    気管において、前記屈曲部の排気上流側前半部の
    断面形状を屈曲部の内周側管壁を一辺とする略三
    角形とし、前記屈曲部の中央付近の断面形状を前
    記略円形と同一の略円形とし、前記屈曲部の排気
    下流側後半部の断面形状を屈曲部の外周側管壁を
    一辺とする略三角形として、前記屈曲部の前半部
    から後半部にかけての断面形状を滑らかに変化す
    るように形成したことを特徴とする内燃機関の排
    気管。
JP1985096566U 1985-06-27 1985-06-27 Expired JPH0329534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985096566U JPH0329534Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985096566U JPH0329534Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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Publication Number Publication Date
JPS626418U JPS626418U (ja) 1987-01-16
JPH0329534Y2 true JPH0329534Y2 (ja) 1991-06-24

Family

ID=30962437

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JP1985096566U Expired JPH0329534Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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JP (1) JPH0329534Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116118U (ja) * 1974-07-25 1976-02-05

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JPS626418U (ja) 1987-01-16

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