JPH078811Y2 - オートバイ用多気筒エンジンの排気集合管 - Google Patents

オートバイ用多気筒エンジンの排気集合管

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JPH078811Y2
JPH078811Y2 JP8502092U JP8502092U JPH078811Y2 JP H078811 Y2 JPH078811 Y2 JP H078811Y2 JP 8502092 U JP8502092 U JP 8502092U JP 8502092 U JP8502092 U JP 8502092U JP H078811 Y2 JPH078811 Y2 JP H078811Y2
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JP
Japan
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exhaust
pipe
collecting pipe
cylinder engine
motorcycle
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JP8502092U
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JPH0569324U (ja
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垣 昌 登 西
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案はオートバイの多気筒エ
ンジンの排気集合管の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】オート
バイ等に用いる多気筒エンジンでは、エンジンの各気筒
の各排気孔に連結した排気管を、後端を一個所にまとめ
て集合管の前端に連結し、更に集合管の後端をマフラ筒
に連結する構造が用いられることがある。ところがこの
ような装置では、集合管内で、排気ガスに乱流ができ
て、特に中速域で、出力が低下する谷ができる。
【０００３】本考案はこのような点に鑑み、排ガスの乱
流を防止し、中速域でも高い出力が得られるようにした
排気集合管を得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、多気筒エンジ
ンの各気筒にそれぞれ連通する複数の排気管を下流側に
おいて１つに集合させるオートバイ用多気筒エンジンの
排気集合管において、上記集合管には各排気管の接続部
から下流側の直管部との間に滑らかに径が細くなる縮径
部を形成するとともに、その集合管内に、各排気管の開
口部間から直管部内に延び、各排気管から排出される排
気をそれぞれ滑らかに下流に案内する仕切板を設けたこ
とを特徴とする。
【０００５】
【作用】各排気管から集合管内に排出された排気はそれ
ぞれ整流板に沿い整流されて下流側に流れ、その集合管
及びマフラ内において排気が互いに干渉して渦等が生ず
ることがなく、排気抵抗が減少される。
【０００６】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の一実施例
について説明する。
【０００７】図１〜図３において符号１は集合管であっ
て、その集合管１の前端部にはエンジンの各気筒からそ
れぞれ導出された複数の排気管２，２…（実施例では４
気筒エンジンで４本の排気管）が連結されている。
【０００８】上記集合管１は、上述のようにその前端部
に複数の排気管２を連結するため、その前部に図３に示
すように、各排気管２に外接する輪部より大きな断面積
を有する太径部１ａが形成され、その太径部から下流に
向って徐々に滑らかに縮径された縮径部１ｂを有し、さ
らにその縮径部１ｂの下流側に直管部１ｃが一体的に形
成されており、この集合管１の直管部１ｃの後端部にマ
フラ５が連結されている。
【０００９】ところで、集合管１内には、各排気管の開
口部間から直径部１ｃ内に軸方向に延び上記集合管１内
を径方向に二分する仕切板３、及びその仕切板３の下流
側に適宜離間してこれと同一面内の仕切板４が挿入され
溶着して固着されている。
【００１０】そこで、上記連結管１の前端には、仕切板
３で仕切られた一方の側に、第一及び第三の排気管２の
後端を連結し、仕切板３で仕切られた他方の側に、第二
及び第四の排気管２の後端を連結する。尚、第一と第三
の排気管２は、点火順が離れており、第二と第四の排気
管２も点火順が離れているものを選んである。
【００１１】しかして、排気管２から集合管１に入った
排気ガスは、仕切板３で整流されながら後方に流れる。
そして、仕切板３の後端部分では、他の側の排気と干渉
し、再び仕切板４の部分で整流してマフラ筒５に流れ、
マフラ筒５内で消音されて放出される。このように仕切
板３は各排気管からの排気ガスを整流すると共に通路面
積を少くして、排気ガスの流速を高め、早くマフラ筒５
に排気ガスを流す。このように集合管１内で、排気ガス
の乱流を少くすることによって中速で出力増加が図れ、
高速では高回転型にできて、最高出力回転の上昇を図る
ことができる。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、多気筒エ
ンジンの各気筒にそれぞれ連通する複数の排気管を下流
側において１つに集合させるオートバイ用多気筒エンジ
ンの排気集合管において、上記集合管には各排気管の接
続部から下流側の直管部との間に滑らかに径が細くなる
縮径部を形成するとともに、その集合管内に、各排気管
の開口部間から直管部内に延び、各排気管から排出され
る排気をそれぞれ滑らかに下流に案内する仕切板を設け
たので、各排気管から集合管内に排出される排気が上記
仕切板によって整流されるとともに比較的小さい流路に
よって排気ガスの流れが早くなり、排気管の排出口端部
での排気干渉が防止され、排気抵抗が減少して排気効率
が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の全体外観斜視図。
【図２】集合管内部の縦断側面図。
【図３】集合管前部の横断面図。
【符号の説明】
１ 集合管 ２ 排気管 ３ 仕切板 ４ 仕切板 ５ マフラ筒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】多気筒エンジンの各気筒にそれぞれ連通す
    る複数の排気管を下流側において１つに集合させるオー
    トバイ用多気筒エンジンの排気集合管において、上記集
    合管には各排気管の接続部と下流側の直管部との間に滑
    らかに径が細くなる縮径部を形成するとともに、その集
    合管内に、各排気管の開口部間から直管部内に延び、各
    排気管から排出される排気をそれぞれ滑らかに下流に案
    内する仕切板を設けたことを特徴とする、オートバイ用
    多気筒エンジンの排気集合管。
JP8502092U 1992-12-10 1992-12-10 オートバイ用多気筒エンジンの排気集合管 Expired - Lifetime JPH078811Y2 (ja)

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JPH0569324U JPH0569324U (ja) 1993-09-21
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