JPH055219Y2 - - Google Patents

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JPH055219Y2
JPH055219Y2 JP20123287U JP20123287U JPH055219Y2 JP H055219 Y2 JPH055219 Y2 JP H055219Y2 JP 20123287 U JP20123287 U JP 20123287U JP 20123287 U JP20123287 U JP 20123287U JP H055219 Y2 JPH055219 Y2 JP H055219Y2
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exhaust
pipe
exhaust manifold
pipes
short
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として自動2輪車用エンジンの排気
系に用い、多気筒エンジンの各気筒に接続される
複数の排気枝管と、該排気枝管の下流側の単一の
排気主管とを連結する排気集合管に関する。
(従来の技術) 従来この種の排気集合管として例えば実開昭60
−100522号公報に記載のものが知られている。こ
のものは、各排気枝管の後端部に断面扇状の扇状
部を形成し、該扇状部を組合わせ、相互間の端面
を溶着して円筒状に形成し1本の大径の排気主管
に嵌挿するようしている。
(考案が解決しようとする問題点) したがつて、上記従来の排気集合管にあつて
は、各排気枝管の端部は直接排気主管の内部に臨
むこととなり、排気通路として該排気枝管の端部
の小口径部から排気主管の大口径部へ急激に断面
変化し、各排気枝管から流下してくる排気ガスが
急膨張するため、圧力が急降下して排気ガスの流
れを乱し、エンジンの排気性能に悪影響を及ぼす
おそれがあつた。
本考案は、複数の排気枝管から単一の排気主管
に排気ガスを導くに際し、排気ガスを徐々に膨張
させるようにして上記不具合を解消し、排気ガス
の流れを円滑にする排気集合管を提供することを
その目的とする。
(作用) 排気枝管内を流下してくる排気ガスは、排気集
合管の短管内において、山形に切除したカツト部
の頂部側から基部側へ流下し、その際該カツト部
の輪郭に沿つて徐々に膨張しながら排気主管側へ
流れて行く。
したがつて、排気ガスは排気集合管内で急激に
膨張することなく、かつ、前記カツト部を介して
対向する短管同士は爆発順序が相前後しない組合
せとすることにより、その流れが互に干渉するこ
とがない。
(実施例) 本考案を4気筒4サイクルエンジンを搭載した
自動2輪車に実施した場合について説明する。
第1図及び第4図を参照して、1排気集合管を
示し、該排気集合管1には、その上流側にエンジ
ン2の各気筒に連なる4本の排気枝管3,3,
3,3が接続され、下流側にはマフラー4に連な
る排気主管5が接続されて排気系を構成し、エン
ジンからの排気ガスが各排気枝管3内を通つて排
気集合管1内で合流し、排気主管5からマフラー
4を介して大気中に排出されるようにしている。
排気集合管1は、第1図及び第2図に示すよう
に、排気枝管3,3,3,3に対応する4本の短
管6,6,6,6を放射状に組み合せて構成さ
れ、下流側で排気主管5に嵌着すると共に、上流
側に各短管6にそれぞれ対応する排気枝管3が嵌
着されている。
各短管6は、第3図に示すように、下流端部に
その口径を拡張した排気枝管3の接続部7が形成
され、上流端部に、その断面形状を1/4丸とした
扇状の扇状部8が形成され、かつ該接続部7と扇
状部8との間は、該短間6の軸線Aが排気集合管
1の軸線Bを指向するようにやや湾曲して形成さ
れ、各短管6を組合わせた時に排気集合管1の端
部が円筒状になるようにしている。
前記扇状部8の外周面は2つの平面部8a,8
aと1つの円弧部8bとから成り、該平面部8
a,8aの一方に、上流側に向つて山形に切除し
たカツト部8a1と該カツト部8a1に沿つた接触部
8a2とを形成し、このカツト部8a1によつてその
上流側の頂部から下流側の基部に至る間、その通
路断面積を1.4倍〜1.6倍に漸増して該断面積の急
変を避けるようにしている。
そして、このように形成した各短管6の平面部
2同士を互に密接するようにして組合せ、それ
ぞれの接触面の外縁を溶着し、排気集合管1を組
立てる。この溶着は、下流側端の近傍は溶接で行
なうものとし、他の上流側は隙間が生じやすいの
でろう付けで行なうものとする。
上記組合せにおいて、例えば1#−2#−3
#−4#の気筒列としたエンジンにおける全気筒
の爆発順序を1#−3#−4#−2#とした場
合、第2図に示すようにその内の相前後しない1
#と4#及び3#と2#が隣接するように組合せ
るものとし、その際各扇状部8の前記カツト部8
a1が合致するようにする。その結果第1図に示す
ように、排気集合管1の下流側端部は、径方向を
2分する隔壁が形成されると共に、該隔壁に直交
する一対の山形のカツト部8a1を有する隔壁が形
成される。
以上の構成によれば、前記爆発順序に従つてエ
ンジン2から流下してくる排気ガスは、排気枝管
3から短管6に至るまで略同一断面積の排気管路
を流れるが、該短管6のカツト部8に至りその山
形形状に沿つて徐々に膨張し、排気主管5からマ
フラー4を介して大気中に放出される。
この際、排気ガスは、排気集合管1において急
激に膨張しないため、また、短管6の軸線Aに示
す指向性により極端な流れの乱れを生ぜず、か
つ、爆発順序の相前後しない気筒からの短管6同
士をカツト部8a1を介して隣接配置することによ
り、他の気筒からの排気ガスの干渉を防止して円
滑な流れをもたらすことができる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、排気集合管にに
おいて隣接配置される短管の隔壁にカツト部を形
成することにより、排気ガスの流れを円滑にし、
エンジンの排気系の性能を向上し得る効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の斜視図、第2図は
本考案の平面図、第3図は排気集合管を構成する
短管の斜視図、第4図は本考案を実施した自動2
輪車の側面図である。 1……排気集合管、3……排気枝管、5……排
気主管、6……短管、8……扇状部、8a1……カ
ツト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多気筒エンジンの各気筒に接続される複数の排
    気枝管と、該排気枝管の下流側の単一の排気主管
    とを連結する排気集合管であつて、該排気集合管
    を、放射状に組合せた前記排気枝管に対応する複
    数の短管で構成するものにおいて、該短管の下流
    側端部を断面扇状に形成し、該各扇状部間を溶着
    して筒状に組合わせると共に、爆発順序の相前後
    しない気筒に対応する前記短管同士を隣接して配
    置し、該両短管の接触部に、上流側に向つて山形
    に切除したカツト部を形成すると共に、爆発順序
    の相前後する気筒に対応する前記短管同士の間は
    仕切り壁としたことを特徴とする排気集合管。
JP20123287U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH055219Y2 (ja)

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JPH01103726U JPH01103726U (ja) 1989-07-13
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