JPS61160512A

JPS61160512A - 車両用エンジンのエキゾ−ストパイプ集合部構造

Info

Publication number: JPS61160512A
Application number: JP60001237A
Authority: JP
Inventors: Tomokazu Ito; 友和伊藤; Kuniyasu Oba; 大場　久仁保; Toshiharu Kawakami; 川上　俊晴
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1985-01-08
Filing date: 1985-01-08
Publication date: 1986-07-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、自動二輪車等車両に搭載されるエンジンの
エキゾーストパイプの集合部構造に関する。

（従来の技術）車両における多気筒エンジンでは、その設置空間が狭く
１重量にも制限があるため、独立の排気手段を設けるこ
とは困難である。そこで１通常、各気筒からそれぞれ延
びる工率シースドパイブの端部は集合されて、この集合
部が共通のサイレンサに連結されている。

また、上記の場合、排気を円滑に流動させるために、一
般に、エキゾーストパイプの端部はその孔芯の交差角が
鋭角となるように集合させられている。

上記構成において、エキゾーストパイプの集合部がこの
エキゾ−ストパイプとは別部材で形成される場合がある
（例えば、実公昭４６−３１２８８号公報の特に第４図
、第５図図示）。また、他の例として、エキゾーストパ
イプの端部を排気の流れ方向に直角な面で切断し、この
各エキゾーストパイプの端部を集合させ、これら集合さ
れたエキゾーストパイプの端部がサイレンサの入口部に
連結される場合がある（同上公報の特に第６図図示）。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、集合されたエキゾーストパイプの端蔀下流に
断面積の大きい膨張室を形成すると、排気騒音の減衰が
より効果的になされることが知られている。この場合、
この膨張室を上記従来構成のように別部材で形成すると
構成が複雑になるという不都合がある。また、上記従来
構成のように排気の流れ方向に直角な面で切断した複数
のエキゾーストパイプの端部をサイレンサの入口部に連
結させると、この入口部゛で膨張室が形成されるが、こ
の場合にはサイレンサの入口部の径寸法が大きくなりサ
イレンサが大形化するという不都合が生じる。

（発明の目的）この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、簡単な構成によって、エンジンの排気騒音をサイレ
ンサに至るまでに予め減衰させ、騒音防止をより効果的
に行うようにすることを目的とする。

（発明の構成）上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、エキゾーストパイプ端部の周壁同士が対向する部分
をそれぞれ切欠し、この切欠部同士を接合させ両エキゾ
ーストパイプの接合部で膨張室を形成するようにした点
にある。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面により説明する。

第１図から第４図は第１実施例を示している。

図において、ｌは自動二輪車で、その車体フレーム２に
はエンジン３が支持される。また、この車体フレーム２
の前部にはフロントフォーク４を介して前輪５が支承さ
れ、一方、この車体フレーム２の後部にはリヤアーム７
を介して後輪８が支承される。そして、この後輪８は上
記エンジン３に連動連結される。９は燃料タンク、ｌＯ
はシートである。

上記エンジン３は４サイクル４気筒エンジンとされ、各
気筒１２からそれぞれエキゾーストパイプ１３が車体の
後方に向って延びている。そして、二つの気筒１２から
延びる各エキゾーストパイプ１３．１３の後端が集合さ
れて車体の左側に設けられたサイレンサ１４に連結され
る。また、他の二つの気筒から延びる各エキゾーストパ
イプ１３’後端が集合されて車体の右側に設けられた図
示しないサイレンサに連結される。

上記両エキゾーストパイプ１３．１３の後端はその孔芯
の交差角（θ）が鋭角となるように集合されている。ま
た、上記両エキゾーストパイプ１３．１３端部の周壁同
士が対向する部分がそれぞれ切欠され、この切欠部１５
，１５同士が接合されている。そして、上記サイレンサ
１４の入口部１４ａが両エキゾーストパイプ１３．１３
の集合端に連結されている。

第５図と第６図は第２実施例を示している。この構成で
は四つのエキゾーストパイプ１３が上下左右から集合さ
れている。他の構成は前記実施例と同様である。

（発明の効果）この発明によれば、エキゾーストパイプ端部の周壁同士
が対向する部分をそれぞれ切欠し、この切欠部同士を接
合させたため、両エキゾーストパイプの接合部で膨張室
が形成されることとなる。

即ち、通常、この両エキゾーストパイプを通しての排気
時期には重なりがないため、一方のエキゾーストパイプ
により排気がなされる場合、この排気がそのエキゾース
トパイプの端部に達したとき、このエキゾーストパイプ
の容積に他方のエキゾーストパイプの端部の容積が加算
されてこの排気が膨張させられ、これによって排気騒音
の減衰がなされる。従って、一方のエキゾーストパイプ
端部の下流に他方のエキゾーストパイプを利用して膨張
室が形成されるため、簡単な構成によって、エンジンの
排気騒音をサイレンサに至るまでに予め減衰させること
ができ、騒音防止がより効果的に行われる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図から第４図は第１
実施例を示し、その第１図はエキゾーストパイプの集合
部の平面図、第２図は自動二輪車の全体側面図、第３図
は第１図の［−［［Ｉ線矢視断面図、第４図は同第１図
の■−１７線矢視断面図、第５図と８６図は第２実施例
を示し、その第５図は第３図に相当する図、第６図は第
４図に相当する図である。ｌ・・自動二輪車、２・・車体フレーム、３・−エンジ
ン、１２・・気筒、１３・・エキゾーストパイプ、１４
・・サイレンサ、１５・・切欠部。第４図］５

Claims

【特許請求の範囲】

１、複数の気筒からそれぞれ延びる各エキゾーストパイ
プの端部をその孔芯の交差角が鋭角となるように集合さ
せ、この集合部をサイレンサに連結した車両用エンジン
のエキゾーストパイプ集合部構造において、上記各エキ
ゾーストパイプ端部の周壁同士が対向する部分をそれぞ
れ切欠し、この切欠部同士を接合させたことを特徴とす
る車両用エンジンのエキゾーストパイプ集合部構造。