JPH0238005Y2 - - Google Patents

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JPH0238005Y2
JPH0238005Y2 JP1985031370U JP3137085U JPH0238005Y2 JP H0238005 Y2 JPH0238005 Y2 JP H0238005Y2 JP 1985031370 U JP1985031370 U JP 1985031370U JP 3137085 U JP3137085 U JP 3137085U JP H0238005 Y2 JPH0238005 Y2 JP H0238005Y2
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exhaust gas
partition plate
muffler
partition
plates
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Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の目的〉 産業上の利用分野 本考案は干渉型消音器に係り、詳しくは、自動
車エンジン等の排気ガス系における流体騒音を効
果的に消音でき、しかも、広範囲の周波数にわた
つて消音できる干渉型消音器に係る。
従来の技術 一般に、自動車の排気導管のように内部で排気
ガス等の気体を高速で移送する場合には、排気口
附近で気流騒音が発生し、この騒音は音源が大き
く、車輌騒音中で大きな割合をしめている。この
消音には種々の機構によつて行なわれているが、
この中の一つとして干渉型消音器が提案されてい
る。この型式の消音器は例えば第2図に示すよう
なものであり(昭和55年7月20日発行 自動車工
学全書ガソリンエンジン第120頁)、符号1で示す
排気導管部にバイパス管2を設けて、排気導管1
の一部の流路長さを変化させるものである。従つ
て、この流路長さの変化によつて排気ガス系にお
いて圧力干渉作用が起こり主として脈動を吸収し
て気流騒音を軽減する。しかしながら、このよう
な従来例に係る干渉型消音器にあつては、実際に
自動車エンジン等の排気ガス系の気流騒音は周波
数範囲が広く、その多数のピーク成分で発生する
のにも拘らず、一つの通路長さの変化のみしか与
えられていないため、実際の排気ガス系の気流騒
音を広範囲の周波数にたつて消音するのは困難
で、その改善が求められている。
考案が解決しようとする問題点 本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、とくに従来例では、自動車エンジ
ン等の排気ガスの如く広い周波数のピーク成分に
よつて生じた個々の気流騒音が複合されて気流騒
音を発生しているときには、その広い範囲の周波
数にわたつて効果的には消音されないという問題
点を解決することを目的としている。
〈考案の構成〉 問題点を解決するための手段ならびにその作用 そこで、この手段たる構成ならびにその作用に
ついて図面により更に具体的に説明すると、次の
通りである。
まず、第1図は本考案の一つの実施例に係る干
渉型消音器の一部を断面で示す正面図であり、第
1図において符号1は排気導管を示し、排気導管
1には矢印方向に沿つて自動車エンジン等からの
排気ガスが入り、矢印方向に排出される。この排
気導管1の一部に途中の一部を切欠いて、この切
欠き開口4dの側部にプリマフラー5を設け、こ
のプリマフラー5内に後記の如く複数個の仕切板
4a,4b,4cで仕切つて複数個の排気ガスの
分岐通路3a,3b,3cを形成し、これら仕切
板4a,4b,4cのうち、仕切板4a,4bは
排気ガスが通過できる多孔質の金属焼結板から構
成する。
すなわち、第1図に示す如く、排気導管1の途
中の切欠き開口4dの側部にこの切欠き開口4d
に指向させてプリマフラー5を設ける。このプリ
マフラー5内には、間隔をおいて、折曲げられた
複数個の仕切板4a,4bを多重に設けて、これ
らの間、とくに、プリマフラー5のハウジング5
aと最外側の仕切板4bとの間ならびに最外側の
仕切板4bと最内側の仕切板4aとの間にそれぞ
れ分岐通路3c,3bを形成する。更に、排気導
管1の途中、つまり、その切欠き開口4dのとこ
ろに仕切板4cを設けると共に、この仕切板4c
の先端部は最内側の仕切板4aによつて囲まれる
空間内に突出させて、仕切板4cと最内側の仕切
板4aとの間に分岐通路3aを形成する。これら
分岐通路3a,3b,3cはそれぞれ異なる長さ
の通路を有し、これら各分岐通路3a,3b,3
cを排気ガスが通つて再び排気導管1で合流する
間に、消音すべき周波数に対応して定められた各
分岐通路3a,3b,3cの長さに応じて排気ガ
スの圧力は低減し消音される。これに併せて、プ
リマフラー5中の各仕切板4a,4b,4cは多
孔質の金属焼結板から構成されているために、各
分岐通路3a,3b,3cを通る間に排気ガスは
仕切板4a,4bを通過し、その整流作用によつ
て、周波数がととのえられ、吸音効果を一層高め
ることができる。
すなわち、多孔質金属焼結板とは、特公昭56−
20324号公報ならびに特公昭58−20324号公報に記
載される如く、本出願人が先に開発したもので、
Alその他の金属粒子が焼結一体化されたもので、
各粒子間に無限に屈曲した連通孔が形成されてい
る。このため、排気ガスが各分岐通路3a,3
b,3cを通る間に、その一部が各仕切板4a,
4bを通過して排気ガス中のエネルギーの一部が
失なわれて脈動分が整流化されると同時に、各仕
切板4a,4bの壁面、つまり、金属粒子からな
る凹凸の激しい境界面に排気ガスが接触する間に
同様にエネルギーの一部を失なつて脈動分が整流
化される。つまり、この構成のプリマフラーを通
る間に、排気ガス速度の分布が均一化し、脈動音
を少なくすることが出来る。
〈考案の効果〉 以上詳しく説明してきたように、本考案に係る
消音器は自動車エンジン等の排気導管の少なくと
も一部にプリマフラーを介在させて流路長さの異
なる分岐通路を介在させることにより消音する干
渉型消音器であるが、このプリマフラーに多孔質
金属焼結板から成る仕切板を介在させるため、排
気ガス中の脈動分が整流化され、排気ガス中に含
まれる広い周波数の音が効果的に消音できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一つの実施例に係る干渉型消
音器の一部を断面で示す正面図、第2図は従来例
の消音器の原理説明図である。 符号1……排気導管、3a,3b,3c……分
岐通路、4a,4b,4c……仕切板、4d……
切欠き開口、5……プリマフラー、5a……プリ
マフラーハウジング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車エンジン等の排気導管の途中の一部を切
    欠き、この切欠き開口の側部にプリマフラーを取
    付け、このプリマフラー内に、間隔をおいて排気
    ガスの通過できる多孔質金属焼結板を折曲げた複
    数個の仕切板を設け、これら仕切板の間並びに外
    側の前記仕切板と前記プリマフラーのハウジング
    の内側面との間にそれぞれ排気ガスの分岐通路を
    形成し、更に、最内側の前記仕切板で包囲される
    空間内に先端が突出しかつ前記排気導管を仕切る
    よう、仕切板を設けて、この仕切板と前記最内側
    の仕切板との間に排気ガスの分岐通路を形成した
    ことを特徴とする干渉型消音器。
JP1985031370U 1985-03-05 1985-03-05 Expired JPH0238005Y2 (ja)

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JPS61147317U JPS61147317U (ja) 1986-09-11
JPH0238005Y2 true JPH0238005Y2 (ja) 1990-10-15

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