JPH0536979Y2 - - Google Patents

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JPH0536979Y2
JPH0536979Y2 JP4853787U JP4853787U JPH0536979Y2 JP H0536979 Y2 JPH0536979 Y2 JP H0536979Y2 JP 4853787 U JP4853787 U JP 4853787U JP 4853787 U JP4853787 U JP 4853787U JP H0536979 Y2 JPH0536979 Y2 JP H0536979Y2
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expansion chamber
pipe
partition plate
return pipe
resonator
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の消音器に関する。
〔従来の技術〕
自動車の消音器としては、例えば、特公昭55−
47213号公報に開示されるようなものが知られて
いる。
第4図は、この公報に開示される消音器を示す
もので、図において符号11は、端板13,15
により密閉される消音器本体を示している。
この消音器本体11内は、仕切板17,19に
より、3分割され、第1の拡張室21、第2の拡
張室22およびレゾネータ室23が形成されてい
る。
端板13と仕切板17とを貫通して入口パイプ
25が第1の拡張室21に開口しており、この入
口パイプ25と同軸上に、レゾネーターパイプ2
7が配設されている。
仕切板17を貫通してリターンパイプ29が配
設され、仕切板17,19および端板15を貫通
して出口パイプ31が配置されている。
また、仕切板19には、リターンパイプ29と
同軸上に、首管33が配設されている。
以上のように構成された消音器では、入口パイ
プ25から消音器本体11内に導入された排気ガ
スは、第1の拡張室21、第2の拡張室22でそ
れぞれ拡張による消音作用を受け、また、レゾネ
ーター室23において、主に共鳴による消音作用
を受ける。
そして、以上のように構成された消音器では、
仕切板19に、リターンパイプ29と同軸上に、
首管33を配設したので、エンジンの低速域から
高速域までの全域において消音性能を向上するこ
とが可能となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の消音器では、
入口パイプ25から第1の拡張室21に流入した
排気ガスがリターンパイプ29に流入する時に、
縮流を起こし二次発生音を生ずるという問題があ
る。
さらに、このような従来の消音器では、仕切板
17および19に、リターンパイプ29および首
管33が別々に配置されているため、幅広い回転
域での消音性能を確保することが困難であるとい
う問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は、上記のような問題を解決したもの
で、縮流による二次発生音の発生を有効に防止す
ることができるとともに、幅広い回転域での消音
性能を確保することのできる消音器を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかわる消音器は、入口パイプの先端
を第1の拡張室に連通するとともに、この入口パ
イプとほぼ同一軸上に、前記第1の拡張室とレゾ
ネーター室とを連通するレゾネーターパイプを設
け、前記第1の拡張室をリターンパイプにより第
2の拡張室に連通し、前記第2の拡張室に出口パ
イプを連通してなる消音器において、前記リター
ンパイプの第1の拡張室側開口端を、前記レゾネ
ータパイプが挿通される仕切板から所定間隔を置
いて配置するとともに、少なくともこのリターン
パイプの前記第1の拡張室に位置する部分に多数
の貫通孔を穿設し、さらに、前記リターンパイプ
を軸線方向に延長した時に前記仕切板と交わる仕
切板の部分に複数の小孔を穿設したものである。
〔考案の作用〕
本考案では、リターンパイプの第1の拡張室側
開口端を、レゾネータパイプが挿通される仕切板
から所定間隔を置いて配置するとともに、少なく
ともこのリターンパイプの第1の拡張室に位置す
る部分に多数の貫通孔を穿設したので、入口パイ
プから第1の拡張室に流入した排気ガスは、多数
の貫通孔から分流してリターンパイプ内に流入す
ることとなり、縮流による二次発生音の発生を解
消することができる。
また、本考案では、リターンパイプを軸線方向
に延長した時に仕切板と交わる仕切板の部分に複
数の小孔を穿設したので、首管が不要となり、消
音器の加工および組み立てが容易になる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例につ
いて説明する。
第1図は、本考案の消音器の一実施例を示すも
ので、図において符号41は、端板43,45に
より密閉される消音器本体を示している。
この消音器本体41内は、仕切板47,49に
より、3分割され、第1の拡張室51、第2の拡
張室52およびレゾネーター室53が形成されて
いる。
端板43と仕切板47とを貫通して入口パイプ
55が第1の拡張室51に開口しており、この入
口パイプ55と同軸上には、レゾネーターパイプ
57が配設されている。
仕切板47を貫通してリターンパイプ59が配
設され、仕切板47,49および端板45を貫通
して出口パイプ61が配置されている。
しかして、この実施例では、リターンパイプ5
9の第1の拡張室51側開口端が、レゾネータパ
イプ57が挿通される仕切板49から、第2図に
示すように、微小間隔Lを置いて配置されてい
る。
また、リターンパイプ59には、第1の拡張室
51に位置する部分に多数の貫通孔63が穿設さ
れている。
さらに、仕切板49には、リターンパイプ59
を軸線方向に延長した時に仕切板49と交わる部
分に、第3図に示すように、複数の小孔65が穿
設されている。
以上のように構成された消音器では、入口パイ
プ55から消音器本体41内に導入された排気ガ
スは、第1の拡張室51、第2の拡張室52でそ
れぞれ拡張による消音作用を受け、また、レゾネ
ーター室53において、主に共鳴による消音作用
を受ける。
しかして、以上のように構成された消音器で
は、リターンパイプ59の第1の拡張室51側開
口端を、レゾネータパイプ57が挿通される仕切
板49から、微小間隔Lを置いて配置し、このリ
ターンパイプ59の第1の拡張室51に位置する
部分に多数の貫通孔63を穿設したので、入口パ
イプ55から第一の拡張室51に流入した排気ガ
スは、多数の貫通孔63から分流してリターンパ
イプ59内に流入することとなり、排気ガスの縮
流による二次発生音の発生を有効に解消すること
ができる。
また、リターンパイプ59を軸線方向に延長し
た時に仕切板49と交わる仕切板49の部分に複
数の小孔65を穿設したので、従来設けられてい
た首管が不要となり、消音器の加工および組み立
てが容易になる。
さらに、以上のように構成された消音器では、
リターンパイプ59を軸線方向に延長した時に仕
切板49と交わる仕切板49の部分に複数の小孔
65を穿設したので、この小孔65の径あるいは
その開口面積を変化することにより、容易に消音
特性を変化することが可能となる。これにより、
幅広い回転域での消音性能を確保することができ
る。
なお、以上述べた実施例では、小孔65を円形
状に形成した例について述べたが、本考案はかか
る実施例に限定されるものではなく、楕円状、ス
リツト状等であつても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、リターンパイ
プの第1の拡張室側開口端を、レゾネータパイプ
が挿通される仕切板から所定間隔を置いて配置す
るとともに、少なくともこのリターンパイプの第
1の拡張室に位置する部分に多数の貫通孔を穿設
し、さらに、リターンパイプを軸線方向に延長し
た時に仕切板と交わる仕切板の部分に複数の小孔
を穿設したので、縮流による二次発生音の発生を
有効に防止することができるとともに、加工およ
び組み立ての容易化を図ることができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかわる消音器の一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図の仕切板に形成さ
れる小孔近傍を拡大して示す縦断面図、第3図は
第2図の仕切板のA方向矢視図、第4図は従来の
消音器を示す縦断面図である。 51……第1の拡張室、52……第2の拡張
室、53……レゾネーター室、55……入口パイ
プ、57……レゾネーターパイプ、59……リタ
ーンパイプ、61……出口パイプ、63……貫通
孔、65……小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入口パイプの先端を第1の拡張室に連通すると
    ともに、この入口パイプとほぼ同一軸上に、前記
    第1の拡張室とレゾネーター室とを連通するレゾ
    ネーターパイプを設け、前記第1の拡張室をリタ
    ーンパイプにより第2の拡張室に連通し、前記第
    2の拡張室に出口パイプを連通してなる消音器に
    おいて、前記リターンパイプの第1の拡張室側開
    口端を、前記レゾネータパイプが挿通される仕切
    板から所定間隔を置いて配置するとともに、少な
    くともこのリターンパイプの前記第1の拡張室に
    位置する部分に多数の貫通孔を穿設し、さらに、
    前記リターンパイプを軸線方向に延長した時に前
    記仕切板と交わる仕切板の部分に複数の小孔を穿
    設したことを特徴とする消音器。
JP4853787U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH0536979Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4853787U JPH0536979Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JP4853787U JPH0536979Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63154712U JPS63154712U (ja) 1988-10-11
JPH0536979Y2 true JPH0536979Y2 (ja) 1993-09-20

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ID=30870162

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JP4853787U Expired - Lifetime JPH0536979Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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