JPH0130582Y2 - - Google Patents

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JPH0130582Y2
JPH0130582Y2 JP1983149901U JP14990183U JPH0130582Y2 JP H0130582 Y2 JPH0130582 Y2 JP H0130582Y2 JP 1983149901 U JP1983149901 U JP 1983149901U JP 14990183 U JP14990183 U JP 14990183U JP H0130582 Y2 JPH0130582 Y2 JP H0130582Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
outer cylinder
exhaust
straight
boundary layer
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JP1983149901U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用エンジン等における排気系
の端部構造に関する。
例えば自動車用エンジンの排気系は、車両床下
を通る排気管と触媒コンバータ,マフラ等から構
成され、車両後端部において上記排気管が車外に
開放されているが、その端部構造としては、一般
に第1図に示すように略直線状に形成された排気
管1がそのまま車外に開放されており、単に装飾
的なテールチユーブフイニツシヤ2が装着されて
いるに過ぎない(例えば日産自動車(株)昭和56
年8月発行「サービス周報第442号」91頁参照)。
しかし、上記のように排気管1がそのまま車外
に開口するものでは、排気管1内壁面で境界層が
発達し、この境界層が開口端近傍で剥離するため
に気流音が発生し易いとともに、この境界層の発
達によつて実質的な流路断面積が減少してしま
い、排気流速がそれだけ増大して噴流騒音が大き
くなる問題がある。
この考案は上記のような従来の問題に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、排気管
端部における境界層の発達を効果的に抑制して、
これに起因する排気騒音の低減を図ることにあ
る。
すなわち、この考案に係るエンジン排気系の端
部構造は、直管状の排気管の開口端部を、上流側
端部が閉塞された外筒で囲み、両者間に環状の空
隙を形成するとともに、上記外筒に覆われた排気
管端部周壁に多数の小孔を開口形成し、かつ上記
排気管および外筒の内径をD1,D2として5/3(D2 −D1)〜5/2(D2−D1)の範囲で上記外筒の開口 端を上記排気管の開口端よりも延長形成したこと
を特徴とする。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
第2図はこの考案の一実施例を示すもので、図
外のマフラから車両後端に延設された直管状の排
気管11の端部周壁に多数の小孔12…が開口形成
されているとともに、この小孔12形成部分を囲
むように外筒13が排気管11端部に固設されて
いる。この外筒13は、第3図に示すように半円
筒形に2分割されたものを互いに溶接したもの
で、排気管11上流側の一端13aがテーパ状に
絞られた上で排気管11外周に溶接されて、この
一端13aが閉塞されているとともに、他端13
bが排気管11と同一方向に開口し、かつ中間部
に周方向に3箇所設けられた突起14が排気管1
1外周に溶接されている。この外筒13によつ
て、上記排気管11との間に、一方が閉塞された
環状の空隙15が形成されている。そして、上記
外筒13の開口端13bは排気管11の開口端1
1aよりも長く延長されており、その延長した長
さLは、排気管11の内径をD1、外筒13の内
径をD2としたときに、5/3(D2−D1)〜5/2(D2 −D1)の範囲にある。
上記の構成によれば、排気管11の内壁面に近
い排気つまり境界層内のエネルギを失つた排気が
上記小孔12を通して空隙15側に排出されるの
で、排気管11内での境界層の発達が抑制され
る。とりわけ、外筒13を上記のように排気管1
1よりも延長したことにより、排気管11先端か
らの噴流によつて空隙15内が負圧化し、この負
圧が上記小孔12の総てに良好に作用する結果、
排気の吸い出しが全範囲に亘つて極めて円滑に行
われる。尚、排気管11自体は、直管状をなし、
先端がそのまま開口しているので、排気圧力の増
大を招くような虞れはなく、むしろ境界層の抑制
により実質的流路断面積が増大するので、排気圧
力を低下させることができる。
ここで外筒13の延長量Lが5/3(D2−D1)よ りも小さいと、排気管11先端から所定角度で拡
がる噴流Aと外筒13との間に生じる隙間Sが大
きくなり過ぎ、噴流が外気を巻き込んでしまうた
めに空隙15に及ぶ負圧効果は急激に弱まつてし
まう。また逆に5/2(D2−D1)よりも大きいと、 噴流Aと外筒13とが干渉し、風切音等を生じて
やはり好ましくない。
尚、具体的な一例を挙げれば、内径D1が26mm
の排気管11端部に200mmの範囲に亘つて直径1.5
mmの小孔12を開孔率15.6%で一様に分布形成
し、かつこれに内径D2が41mmの外筒13を設け
た場合に、外筒13の延長量Lが25〜37mmの範囲
で極めて良好な結果が得られた。
以上の説明で明らかなように、この考案に係る
エンジン排気系の端部構造によれば、排気管の小
孔を通した排気の吸い出し作用によつて境界層の
発達が効果的に抑制され、その剥離による気流音
を低減できるとともに、従来境界層に狭められて
いた実質的な流路面積の拡大が図れ、最大流速の
低下による噴流騒音の低減や排気圧力の抑制が達
成できる。また、外観上の見栄えや車両あるいは
枯草等に対する熱的影響の点でも何ら支障がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の排気系端部構造を示す断面図、
第2図はこの考案の排気系端部構造を示す断面
図、第3図はその−線に沿つた断面図であ
る。 11……排気管、12……小孔、13……外
筒、15……空隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 直管状の排気管の開口端部を、上流側端部が閉
    塞された外筒で囲み、両者間に環状の空隙を形成
    するとともに、上記外筒に覆われた排気管端部周
    壁に多数の小孔を開口形成し、かつ上記排気管お
    よび外筒の内径をD1,D2として5/3(D2−D1) 〜5/2(D2−D1)の範囲で上記外筒の開口端を上 記排気管の開口端よりも延長形成したことを特徴
    とするエンジン排気系の端部構造。
JP14990183U 1983-09-28 1983-09-28 エンジン排気系の端部構造 Granted JPS6057729U (ja)

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JP14990183U JPS6057729U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 エンジン排気系の端部構造

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JP14990183U JPS6057729U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 エンジン排気系の端部構造

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Publication Number Publication Date
JPS6057729U JPS6057729U (ja) 1985-04-22
JPH0130582Y2 true JPH0130582Y2 (ja) 1989-09-19

Family

ID=30332619

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JP14990183U Granted JPS6057729U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 エンジン排気系の端部構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755934U (ja) * 1980-09-17 1982-04-01

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5079810U (ja) * 1973-11-28 1975-07-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755934U (ja) * 1980-09-17 1982-04-01

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JPS6057729U (ja) 1985-04-22

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