JPS6218720Y2 - - Google Patents

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JPS6218720Y2
JPS6218720Y2 JP1978146067U JP14606778U JPS6218720Y2 JP S6218720 Y2 JPS6218720 Y2 JP S6218720Y2 JP 1978146067 U JP1978146067 U JP 1978146067U JP 14606778 U JP14606778 U JP 14606778U JP S6218720 Y2 JPS6218720 Y2 JP S6218720Y2
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JP
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outer diameter
suction
cylinder
diameter
gradually
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JP1978146067U
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、トンネル換気用などに用いられる軸
流送風機に関するものである。 〔従来技術〕 従来軸流送風機においては、例えば自動車道路
トンネル換気用のジエツトフアンなどにおいて
は、トンネルの天井の空間に直接取り付けられる
ため、その外径寸法が制限されることが多い。従
つてこの種の軸流送風機では、一般に用いられて
いるような入口外径の大きなラツパ状の吸込ベル
マウスを用いることができない。例えば、第1図
に示す如き軸流送風機の吸込部において、1は外
筒であり内面にパンチングメタル2が装着され、
その裏側に消音材3が充填され、4は内筒であ
り、その外面にパンチングメタル5が装着され、
内部には消音材6が充填されている。通常用いら
れる吸込ベルマウス7は点線で示すように、入口
外径D2が外筒1の内筒Dの1.5〜1.6倍程度、かつ
外筒1の外径D0に比べ1.4〜1.5倍程度に広く開い
たラツパ状となつているが、このように外筒1の
外径D0に比べ大なる外径寸法D2を有するものを
トンネル換気用に適用することは不利になるの
で、吸込ベルマウス8の如く外径D2を小さくし
て外筒1の外径D0とほぼ等しくなし、かつ内径
D1がほぼ外筒1の内径Dに等しいものが用いら
れている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 ところが、このように、外径D2を小となして
外筒1の外径D0とほぼ等しく、かつ内径D1が外
筒1の内径Dとほぼ等しい吸込ベルマウス8を用
いると、第2図に示す如く入口部にはくり部9を
生じ、圧力損失が大きく、また速度分布線図Aに
示す如く速度分布が一様でなく、羽根車の昇圧作
用に支障を来すこととなり、軸流送風機の効率の
低下及び騒音の増大を招くという問題点があつ
た。 本考案は、従来のものにおける上記の問題点を
解決し、入口部の損失を低減し、さらに羽根車に
入る流れの流速分布を一様となし、効率の向上が
はかれ、しかも外径寸法が小なる軸流送風機を提
供することを目的とするものである。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕 本考案は、上記の問題点を解決するための手段
として、送風機の吸込側に外筒を有し、該外筒の
吸込端部の端縁には外径が前記外筒の外径とほぼ
等しい吸込ベルマウスを備え、該吸込ベルマウス
の奥に隣設して奥に向かつて内径が漸増する内径
漸増部を備え、前記吸込側に吸込口から引込んで
内筒が設けられ、該内筒の吸込側先端部は小半径
の先端部を有し該先端部と羽根車との間に該先端
部に引続き奥に向かつて外径がゆるやかに漸増す
る錐状の外径漸増部を備え、該外径漸増部の少な
くとも一部は、前記外筒の内径の前記内径の漸増
部との間に、流路断面積がゆるやかに漸減する断
面積漸減部を形成することを特徴とする軸流送風
機を提供せんとするものである。 考案者等は、前述の従来の問題点を解決するた
めに、実験、研究を行い、D,D0,D1,D2に関
する次の三種類のケースA,B,Cについての比
較を行つた。 Aは第2図に示す例の如くD1/D=1かつ
D2/D0=1としたもの、 Bは第1図点線にて示した如き外径D2の大き
なベルマウス7を用いてD2/D=1.59からD1/D
=1としたもの、 Cは第3図の如き本発明の一例であり、ベルマ
ウス外径D2は外筒の外径D0に対し、D2/D0=1
であり、内径D1は、D1/D=0.89として、その奥
に向かつて内径が漸増してDに至る内径漸増部を
備えたものである。 この実験結果の一例について、損失係数ξ、及
び速度分布の不均一度ρ=vnio/vnaxについて
みれば、次表の如くなる。
〔実施例〕
本考案を、実施例につき図面を用いて説明すれ
ば、第3図においてケーシング外筒1の吸込部の
先端に、外径D2が外筒1の外径D0とほぼ等し
く、その内径D1がほぼ(0.80〜0.95)D程度の吸
込ベルマウス10が装着されている。吸込ベルマ
ウス10の奥に隣設して奥に向かつて内径が漸増
する内径漸増部11が接続し、最後に内径Dと一
致して或る長さの円筒状部を形成している。 また、吸込側に吸込口から引込んで内筒4が設
けられ、その吸込側先端部は、奥に向かつて外径
が、急増ではなく、例えば図示の如く円錐状にゆ
るやかに漸増する外径漸増部12を有している。
先端は小半径となつており、また先端が外筒1の
吸込端より引込んでいるので吸込口の平均流速は
比較的低いが、外径漸増部12の後半が外筒1の
内径がDとなつている円筒状部とラツプしている
ため流路断面積がゆるやかに漸減する断面積漸減
部が形成されているので、吸込口から奥に向かつ
て速度がゆるやかに漸増する増速流が得られる。
このため、前述の如き作用により、第4図におけ
る速度分布線図Bの如く比較的均等な速度分布が
得られ、羽根車において十分な昇圧作用が得ら
れ、送風機の効率改善をはかることができる。第
5図に効率改善の一例を示す。 送風機の羽根車は、流速分布が均等化された位
置として、内筒4の外径漸増部が終わつたところ
から少し下流側のPの位置に配備され、小半径の
先端部と羽根車との間に外径漸増部が備えられて
いる。 また、内径漸増部11にもパンチングメタル2
が張られ、消音材3が充填されているので、消音
効果を有し、特に第3図に示す如く立ち上がり高
さCの分だけ軸方向の投影部分があるので、羽根
車で発生した騒音は、この投影面積に当たる分は
遮断され、かつ吸収される。Cの部分は直径が大
きいので投影面積はかなり大きく、消音効果が大
きい。消音効果の一例を第6図に示す。 〔考案の効果〕 本考案は、送風機の吸込側に外筒を有し、該外
筒の吸込端部の端縁には外径が前記外筒の外径と
ほぼ等しい吸込ベルマウスを備え、該吸込ベルマ
ウスの奥に隣設して奥に向かつて内径が漸増する
内径漸増部を備え、前記吸込側に吸込口から引込
んで内筒が設けられ、該内筒の吸込側先端部は小
半径の先端部を有し該先端部と羽根車との間に該
先端部に引続き奥に向かつて外径がゆるやかに漸
増する錐状の外径漸増部を備え、該外径漸増部の
少なくとも一部は、前記外筒の内径の前記内径の
漸増部との間に、流路断面積がゆるやかに漸減す
る断面積漸減部を形成することにより、ベルマウ
ス部の外径は外筒の外径とほぼ等しい小寸法を保
つたまま、損失係数を小とすることができ、また
断面積漸減部を備えることにより、速度分布が一
層均一となり、羽根車の昇圧作用が十分となり、
送風機の効率の改善を図り、さらに騒音を低下せ
しめ、しかもベルマウスの外径を小とすることが
できるので送風機の外径寸法が小となり、例えば
トンネル換気用として極めて有利なる軸流送風機
を提供することができ、実用上極めて大なる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のものの吸込口の断面図、第2図
はその流線説明図、第3図は本考案の実施例の断
面図、第4図はその流線説明図、第5図は従来の
ものとの性能比較線図、第6図は従来のものとの
騒音比較線図である。 1……外筒、2……パンチングメタル、3……
消音材、4……内筒、5……パンチングメタル、
6……消音材、7……吸込ベルマウス、8……吸
込ベルマウス、9……はくり部、10……吸込ベ
ルマウス、11……内径漸増部、12……外径漸
増部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送風機の吸込側に外筒を有し、該外筒の吸込端
    部の端縁には外径が前記外筒の外径とほぼ等しい
    吸込ベルマウスを備え、該吸込ベルマウスの奥に
    隣設して奥に向かつて内径が漸増する内径漸増部
    を備え、前記吸込側に吸込口から引込んで内筒が
    設けられ、該内筒の吸込側先端部は小半径の先端
    部を有し該先端部と羽根車との間に該先端部に引
    続き奥に向かつて外径がゆるやかに漸増する錐状
    の外径漸増部を備え、該外径漸増部の少なくとも
    一部は、前記外筒の内径の前記内径の漸増部との
    間に、流路断面積がゆるやかに漸減する断面積漸
    減部を形成することを特徴とする軸流送風機。
JP1978146067U 1978-10-24 1978-10-24 Expired JPS6218720Y2 (ja)

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JP1978146067U JPS6218720Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24

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JPS5562900U JPS5562900U (ja) 1980-04-28
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ID=29126212

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JPS5951199A (ja) * 1982-09-16 1984-03-24 Toshiba Corp フアン装置
JP6658037B2 (ja) * 2016-02-08 2020-03-04 日本電産株式会社 ファンモータ

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JPS49113013A (ja) * 1973-02-14 1974-10-28

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