JPS585058Y2 - フアンシユラウド - Google Patents

フアンシユラウド

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Publication number
JPS585058Y2
JPS585058Y2 JP1976130546U JP13054676U JPS585058Y2 JP S585058 Y2 JPS585058 Y2 JP S585058Y2 JP 1976130546 U JP1976130546 U JP 1976130546U JP 13054676 U JP13054676 U JP 13054676U JP S585058 Y2 JPS585058 Y2 JP S585058Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
fan shroud
curve
curvature
radius
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976130546U
Other languages
English (en)
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JPS5348932U (ja
Inventor
鈴木徹
Original Assignee
日産デイ−ゼル工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日産デイ−ゼル工業株式会社 filed Critical 日産デイ−ゼル工業株式会社
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Publication of JPS5348932U publication Critical patent/JPS5348932U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用冷却ファンのファンシュラウドに関す
る。
自動車において、ラジエタとエンジンとの間に設置され
る冷却用ファンの周囲をファンシュラウドで覆い、冷却
効率の向上を図ること及び冷却ファン騒音の低減を図る
ことはよく知られる。
ところが、かかるファンシュラウドと冷却用ファンとの
クリアランスが太き過ぎると送風量が少なくなるばかり
か、騒音も増大するという幣害を招く。
従って、上記クリアランスを小さくしたいのではあるが
、振動による不意の接触を防ぐため限界があり、尚上述
の問題を抱えていた。
このため、(上記クリアランスを最適に確保しつつ、フ
ァンシュラウド内の空気流れを易くし送風量を確保する
ために、)ファンシュラウドの前後端における開口形状
を第1図に示す如くその断面が円Aの一部の曲線に基づ
いて開口方向に向かって開口面積が増大するような形状
とすることが提案されている。
しかしながら、かかる形状においては、図示の如く曲線
部と直線部゛とが交わる箇所の壁面附近にて空気流の剥
離現象を生じ、剥離による渦の発生及びファンシュラウ
ド自体の振動を伴なって、騒音の発生源となるという新
たな問題があった。
このような剥離現象が生じるのは、曲線部と直線部との
交わる箇所において曲率半径が一定値から無限大に急激
に変化するためである。
そこで本考案では、ファンシュラウドの前後端の開口形
状を直線部から開口方向に向かってその断面の曲率半径
が徐々に減少するような曲線に基づいて開口面積が増大
するような形状とすることにより、上述の不具合を除去
するようにしたものである。
第2図は本譜系(こ、よるファンシュラウドの前後端の
開口形状の1実施例を示したものである。
即ち、本実施例では、冷却ファンが配設される軸方向断
面直線部1からこれに連続して前、後端部2゜3の開口
形状を楕円Bの一部をなす曲線に基づいて、開口方向に
向かって曲率半径が徐々に減少するようにしている。
これによれば、ファンシュラウドの軸方向壁面の曲率が
徐々に変化するため、壁面における空気流の剥離現象が
生じ難くなる。
こうして、空気流の剥離が防止できるので、渦の発生も
なく、ファンシュラウド自体の振動も減少でき、騒音の
発生を低減できるわけである。
又、ファンシュラウドの壁面において空気流の剥離がな
いため、ファンシュラウド後方の拡がり部で緩やかな圧
力回復が得られ、動圧低下による空気流速の減少を伴な
うので、ファン後流の突起物に対しても騒音の発生を減
少させるように作用する。
尚、前述した曲率半径が徐々に減少するような曲線は、
1例としてあげた楕円Bの一部に限らないことは勿論で
ある。
例えば、放物線等でもよく、又2次曲線に限らず3次曲
線の一部等でもよい。
又、前述した曲線については、やはり曲線部と直線部と
の交わる箇所において曲率半径の変化が不連続となるこ
とは否めないが、曲率半径の微分値が連続するといわゆ
る緩衝曲線を利用すれば、上記箇所における曲率半径の
変化も連続的となり、最も効果的である。
勿論、前述した曲線によっても実用上充分な効果の得ら
れることは言うまでもない。
ファンの配設される中央部が直線部をなしていることか
ら、ファン回転外周と直線部内面とのクリアランスのフ
ァンシュラウド軸方向距離が大きくとれ、つまりファン
回転外局の幅全部がファンシュラウド直線部内面と小さ
なりリアランスを確保でき、ファン吸引側へチップクリ
アランスを通ってファン吐出側から逆流する冷却空気の
流れが効果的に防止され、もって送風量が増大し騒音低
減が図れる。
本考案は以上のようであるから、ファンシュラウド壁面
、特に直線部と開口端部との境界域における空気流の剥
離を防止し、渦の発生をなくし、合わせて振動も少なく
し、もって騒音の発生を低減する効果を奏するものであ
る。
また、ファン回転外周とファンシュラウド内面との間チ
ップクリアランスのシュラウド軸方向が大きくとれ、チ
ップクリアランスを通るファン吐出側からファン吸引側
への空気逆流を防止でき、このため充分な送風量も確保
でき、冷却効果の向上が図れるものであることは言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のファンシュラウドの前後端形状の1例を
示す断面図、第2図は本考案による上記形状の1実施例
を示す断面図である。 B・・・・・・楕円、1・・・・・・直線部、2・・・
・・・前端部、3・・・・・・後端部。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)自動車用冷却ファンのファンシュラウドにおいて
    、冷却ファンが配設される軸方向断面直線部と、該直線
    部に連続して前後端の開口形状を開口方向に向かってそ
    の軸方向断面の曲率半径が徐々に減少する曲線に基づき
    開口面積が増大する形状の前後端部と、からなることを
    特徴とするファンシュラウド。
  2. (2)曲率半径が徐々に減少するような曲線が楕円の一
    部であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(
    1)項記載のファンシュラウド。
  3. (3)曲率半径が徐々に減少するような曲線が放物線で
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載のファンシュラウド。
  4. (4)曲率半径か徐々に減少する。 ような曲線が曲率半径の微分値が連続する緩衝曲線であ
    る)ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載のファンシュラウド。
JP1976130546U 1976-09-30 1976-09-30 フアンシユラウド Expired JPS585058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976130546U JPS585058Y2 (ja) 1976-09-30 1976-09-30 フアンシユラウド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976130546U JPS585058Y2 (ja) 1976-09-30 1976-09-30 フアンシユラウド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5348932U JPS5348932U (ja) 1978-04-25
JPS585058Y2 true JPS585058Y2 (ja) 1983-01-28

Family

ID=28739684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976130546U Expired JPS585058Y2 (ja) 1976-09-30 1976-09-30 フアンシユラウド

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JP (1) JPS585058Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477329U (ja) * 1971-02-19 1972-09-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477329U (ja) * 1971-02-19 1972-09-27

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Publication number Publication date
JPS5348932U (ja) 1978-04-25

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