JPS6011203B2 - 内燃機関用消音器 - Google Patents
内燃機関用消音器Info
- Publication number
- JPS6011203B2 JPS6011203B2 JP2866677A JP2866677A JPS6011203B2 JP S6011203 B2 JPS6011203 B2 JP S6011203B2 JP 2866677 A JP2866677 A JP 2866677A JP 2866677 A JP2866677 A JP 2866677A JP S6011203 B2 JPS6011203 B2 JP S6011203B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silencer
- tailpipe
- muffler
- perforated plate
- exhaust gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関用消音器に関する。
よく知られているように消音器は排気音の消音量が大き
く、消音器内の排気ガス流により生ずる気流騒音が小さ
く、背圧即ち排気ガス流の流れ抵抗が小さいことが要求
される。
く、消音器内の排気ガス流により生ずる気流騒音が小さ
く、背圧即ち排気ガス流の流れ抵抗が小さいことが要求
される。
特に乗用車では排気音の低周波成分に対する消音量が大
きいことが必要である。排気音の低周波成分を効果的に
消音するためにテールパイプ内に多孔部材を設ける方法
が既に提案されているが、この場合背圧が高くなって実
用には適さない。また排気ガス流の気流騒音はテールパ
イプ入口部の気流の乱れの影響を大きく受け、従ってテ
ールパイプ入口部の気流の乱れを低減して気流騒音を抑
制するためにテールパイプ入口部をラッパ状に拡開せし
めた消音器が実公昭３２−１９１３号公報に記載されて
いるように公知である。しかしながらこの消音器は上述
のように気流騒音を低減することができるものの排気音
の低周波成分を低減することができず、従って排気音全
体を十分に抑制することができないという問題がある。
本発明は背圧を高めることなく排気音の低周波成分およ
び排気ガス気流騒音を低減することができしかも耐久性
のある消音器を提供することにある。
きいことが必要である。排気音の低周波成分を効果的に
消音するためにテールパイプ内に多孔部材を設ける方法
が既に提案されているが、この場合背圧が高くなって実
用には適さない。また排気ガス流の気流騒音はテールパ
イプ入口部の気流の乱れの影響を大きく受け、従ってテ
ールパイプ入口部の気流の乱れを低減して気流騒音を抑
制するためにテールパイプ入口部をラッパ状に拡開せし
めた消音器が実公昭３２−１９１３号公報に記載されて
いるように公知である。しかしながらこの消音器は上述
のように気流騒音を低減することができるものの排気音
の低周波成分を低減することができず、従って排気音全
体を十分に抑制することができないという問題がある。
本発明は背圧を高めることなく排気音の低周波成分およ
び排気ガス気流騒音を低減することができしかも耐久性
のある消音器を提供することにある。
以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第１図において、１は消音器の一部、２は消音器ハウジ
ング、３はインナパィブ、４はテールパイプを夫々示す
。消音器ハウジング２の内部室５は一方ではィンナパィ
プ３を介して他の消音器内部室６に連結され、他方では
テールパイプ４を介して大気に蓮通する。テールパイプ
４の前端部７は消音器ハウジング２内で円錐状に舷関さ
れる。このテールパイプ前端部７の関口部８には多孔板
９が取付けられる。この多孔板９としては第２図に示す
ようなパンチングプレート、ルーバプレート或いは金網
等を使用することができる。第１図に示されるように多
孔板９は外方に向けて凸状をなす部分球面状に形成され
る。このようにテールパイプ前端部７を拡関せしめかつ
外方に向けて凸状をなす部分球面状の多孔板９を設ける
ことによって多孔板９を通過した排気ガス流は拡開する
テールパイプ前端部７の内壁面に沿うように整流せしめ
られ、その結果排気ガスは断面積が漸減するテ−ルパイ
プ前端部７内をほとんど乱れることなく流れるために排
気ガスの気流騒音を低減せしめることができる。更に断
面積の大きなテールパイプ前端関口部８に多孔板９を設
けることによって背圧を高めることなく排気音の低周波
成分を効果的に低減することができる。なお、テールパ
イプ前端部７は第３図に示すようにテールパイプ４の内
周面に滑らかに接続する漏斗状の末広ノズルから形成す
ることもできる。第４図に従来の消音器と第１図に示す
本発明による消音器の性能の比較を示す。
ング、３はインナパィブ、４はテールパイプを夫々示す
。消音器ハウジング２の内部室５は一方ではィンナパィ
プ３を介して他の消音器内部室６に連結され、他方では
テールパイプ４を介して大気に蓮通する。テールパイプ
４の前端部７は消音器ハウジング２内で円錐状に舷関さ
れる。このテールパイプ前端部７の関口部８には多孔板
９が取付けられる。この多孔板９としては第２図に示す
ようなパンチングプレート、ルーバプレート或いは金網
等を使用することができる。第１図に示されるように多
孔板９は外方に向けて凸状をなす部分球面状に形成され
る。このようにテールパイプ前端部７を拡関せしめかつ
外方に向けて凸状をなす部分球面状の多孔板９を設ける
ことによって多孔板９を通過した排気ガス流は拡開する
テールパイプ前端部７の内壁面に沿うように整流せしめ
られ、その結果排気ガスは断面積が漸減するテ−ルパイ
プ前端部７内をほとんど乱れることなく流れるために排
気ガスの気流騒音を低減せしめることができる。更に断
面積の大きなテールパイプ前端関口部８に多孔板９を設
けることによって背圧を高めることなく排気音の低周波
成分を効果的に低減することができる。なお、テールパ
イプ前端部７は第３図に示すようにテールパイプ４の内
周面に滑らかに接続する漏斗状の末広ノズルから形成す
ることもできる。第４図に従来の消音器と第１図に示す
本発明による消音器の性能の比較を示す。
第４図において横軸は機関回転数（ｒ・ｐ・ｍ）を示し
、また×印は従来の消音器、０印は本発明による消音器
を示す。第４図ａの縦髄は低周波の影響の大きいＣ特性
騒音レベル（ｄＢ‘Ｃ）を示し、第図ｂの縦軸は排気ガ
スの気流騒音レベルの影響の大きいＡ特性騒音レベル（
ｄＢ．Ａ）を示し、第４図ｃの縦軸は背圧（吻日ｇ）を
示す。第４図から明らかなように本発明では背圧を従来
に比して高めることなく排気音の低周波成分および気流
騒音を大中に低減できることがわかる。以上述べたよう
に本考案によれば多孔板９を外方に向けて凸状をなす部
分球面状に形成することによって多孔板９を通過した排
気ガスをテールパイプ前端部７の内壁面に沿うように整
流せしめることができるのでテールパイプ前端部７内を
流れる排気ガスはほとんど乱れることがなく、斯くして
気流騒音の発生を抑制することができる。
、また×印は従来の消音器、０印は本発明による消音器
を示す。第４図ａの縦髄は低周波の影響の大きいＣ特性
騒音レベル（ｄＢ‘Ｃ）を示し、第図ｂの縦軸は排気ガ
スの気流騒音レベルの影響の大きいＡ特性騒音レベル（
ｄＢ．Ａ）を示し、第４図ｃの縦軸は背圧（吻日ｇ）を
示す。第４図から明らかなように本発明では背圧を従来
に比して高めることなく排気音の低周波成分および気流
騒音を大中に低減できることがわかる。以上述べたよう
に本考案によれば多孔板９を外方に向けて凸状をなす部
分球面状に形成することによって多孔板９を通過した排
気ガスをテールパイプ前端部７の内壁面に沿うように整
流せしめることができるのでテールパイプ前端部７内を
流れる排気ガスはほとんど乱れることがなく、斯くして
気流騒音の発生を抑制することができる。
また、多孔板９が断面積の大きなテールパイプ前端閉口
部８に設けられているために背圧を上昇させることなく
排気音の低周波成分を低減することができる。更に、多
孔板９の外壁面上には排気ガスの背圧が作用するが多孔
板９を外方に向けて凸状をなす部分球面状に形成するこ
とによって多孔板９は変形することなく背圧に対して十
分に耐えることになり、従って消音器の耐久性を向上す
ることができる。
部８に設けられているために背圧を上昇させることなく
排気音の低周波成分を低減することができる。更に、多
孔板９の外壁面上には排気ガスの背圧が作用するが多孔
板９を外方に向けて凸状をなす部分球面状に形成するこ
とによって多孔板９は変形することなく背圧に対して十
分に耐えることになり、従って消音器の耐久性を向上す
ることができる。
第１図は本発明による消音器の側面断面図、第２図は多
孔板の一実施例を示す図、第３図は第１図の別の実施例
の側面断面図、第４図は従来の消音器と本発明による消
音器の消音性能並びに背圧の比較を示すグラフである。 １…・・・消音器、４・・・…テールパイプ、７・・・
・・・７ールパィプ前端部、９・・…・多孔板。第１図 第２図 第３図 第４図（ｑ）
孔板の一実施例を示す図、第３図は第１図の別の実施例
の側面断面図、第４図は従来の消音器と本発明による消
音器の消音性能並びに背圧の比較を示すグラフである。 １…・・・消音器、４・・・…テールパイプ、７・・・
・・・７ールパィプ前端部、９・・…・多孔板。第１図 第２図 第３図 第４図（ｑ）
Claims (1)
- １ 消音器後端部に接続されたテールパイプの前端部を
消音器内部に配置し、該テールパイプ前端部をテールパ
イプ前端開口部に向けて拡開せしめた消音器において、
上記テールパイプ前端開口部に外方に向けて凸状をなす
部分球面状の多孔板を取付けたことを特徴とする内燃機
関用消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2866677A JPS6011203B2 (ja) | 1977-03-17 | 1977-03-17 | 内燃機関用消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2866677A JPS6011203B2 (ja) | 1977-03-17 | 1977-03-17 | 内燃機関用消音器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53113936A JPS53113936A (en) | 1978-10-04 |
| JPS6011203B2 true JPS6011203B2 (ja) | 1985-03-23 |
Family
ID=12254826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2866677A Expired JPS6011203B2 (ja) | 1977-03-17 | 1977-03-17 | 内燃機関用消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6011203B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0238006Y2 (ja) * | 1985-02-07 | 1990-10-15 | ||
| JP2539675Y2 (ja) * | 1990-03-16 | 1997-06-25 | 三菱重工業株式会社 | マフラテールパイプ構造 |
| JP2522192Y2 (ja) * | 1991-02-22 | 1997-01-08 | 三菱重工業株式会社 | 内燃機関のマフラー |
-
1977
- 1977-03-17 JP JP2866677A patent/JPS6011203B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53113936A (en) | 1978-10-04 |
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