JPH03287779A - 無電解銅めっき浴 - Google Patents

無電解銅めっき浴

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JPH03287779A
JPH03287779A JP8957490A JP8957490A JPH03287779A JP H03287779 A JPH03287779 A JP H03287779A JP 8957490 A JP8957490 A JP 8957490A JP 8957490 A JP8957490 A JP 8957490A JP H03287779 A JPH03287779 A JP H03287779A
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copper
polyethyleneimine
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bath
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JP8957490A
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Fusayoshi Miura
房美 三浦
Kenichi Suzuki
憲一 鈴木
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無電解銅めっき浴に関し、さらに詳しくは、
弱酸〜弱アルカリ性の中性点近傍のpH域でめっき可能
な無電解銅めっき浴に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来より、無電解鋼めっき浴として、錯化剤にEDTA
 (エチレンジアミン4酢酸)を、還元剤としてHCH
O(ホルムアルデヒド)を用いるアルカリ浴(pH12
,5前後)か一般に用いられている。しかしなから、こ
の従来浴は高アルカリ浴であるため、ACZn系等の耐
アルカリ性の低い金属材料や、ポリイミド、ポジ形フォ
トレジスト等の耐アルカリ性の低い樹脂材料上への直接
めっきか困難とされていた。また、pHか中性点近傍の
pH域ては、EDTA−Cu2+錯体か安定しすぎてめ
っき速度か極端に小さくなり、また該EDTAの価格か
高くコスト高となるなとの問題を有していた。
これら高アルカリ浴の欠点を解決する方法として、還元
剤にジメチルアミンボラン(DMAB)等のアミンボラ
ン系の化合物を用いることによりアルカリに敏感な基板
の無電解めっきを可能にした「無電解銅めっき浴J (
特開平1−242781号公報)か提案されている。し
かしなから、この浴は、還元力の大きなジメチルアミン
ボランを含むため非常に不安定な浴であり、錯化剤とじ
てEDTAとアルカノールアミンを微妙な混合割合で含
まないとめっき浴か分解し易いため実用に供することが
難しく、また該浴で用いられているアミンボラン系の還
元剤は著しく高価であるという問題があった。さらに、
該浴でのめっき処理により得られる皮膜は、硼素(B)
を含むため、硬い、脆い、電気抵抗か大きいなどの問題
があった。
また、EDTA以外の他の錯化剤を用いて中性点近傍の
pH域でCu ”−錯体を還元できる還元剤と組み合わ
せてめっきを行うことも考えられるか、種々の無電解め
っき(NiSCo、Ag等)で用いられる一般的な錯化
剤(アンモニア、クエン酸、酒石酸、マロン酸、リンゴ
酸等のオキシカルボン酸、クアドール、トリエタノール
アミン等のアルカノールアミン)では、Cu”−錯体か
不安定すぎて中性点近傍のpH域でめっきを行うことが
困難であるという問題があった。
そこで、本発明者らは、上述の如き従来技術の問題点を
解決すべ(鋭意研究し、各種の系統的実験を重ねた結果
、本発明を成すに至ったものである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、耐アルカリ性の低い材料でも密着性に
優れた皮膜を形成することができる無電解銅めっき浴を
提供することにある。
本発明者らは、上述の従来技術の問題に関し、以下のこ
とに着眼した。すなわち、先ず、前記従来技術の欠点の
主要因である錯化剤に着目し、この問題点を克服する手
段として、前記従来技術の中性域で過度に安定または不
安定な銅−錯イオン安定性を示す錯化剤の代わりに、適
度のCu−錯イオン安定性を持つ錯化剤を用いる無電解
銅めっき浴に着目した。
すなわち、例えば錯化剤としてEDTA等のアミノカル
ボン酸を用いると、中性域で銅−錯イオンがあまりにも
安定すぎるため、還元剤が有効に働かず、銅を析出する
ことができない。一方、他の従来技術でほとんど用いら
れている錯化剤では、中性域で銅−錯イオンがあまりに
も不安定すぎてめっき中途で浴が分解したり、極端な場
合には、銅−錯イオンを含む溶液に還元剤を添加しただ
けで直ぐに浴が分解してしまう。これより、中性点近傍
のpH域における無電解銅めっき浴を実現するためには
、適度の銅−錯イオン安定性を示す錯化剤を還元剤と組
み合わることが必要である。
次に、耐アルカリ性の低い材料へ密着性の良いめっきを
行うためには、めっき浴のpHはできるだけ中性に近い
ことが望ましい。また、一般に還元剤の還元力は適当な
p)(域でのみ発揮できる。
従って、めっき皮膜の密着性を良好にできしかも還元剤
の還元力か十分に発揮できるpH域を見出すことか肝要
である。
そこて、本発明者らは、これらの従来技術の錯化剤のか
かえるCu−錯イオン安定性の問題が、根本的に錯化剤
の種類にあり、さらにpHか不適当であると考え鋭意検
討を進めた結果、pHを4〜lOとすれば、安定に銅か
析出することを見出し、本発明を成すに至った。
そして、この錯化剤としてポリエチレンイミンを用いて
無電解銅めっき浴を構成することにより、安定性に優れ
るとともに、耐アルカリ性の低い材料でも密着性に優れ
た皮膜を形成することかできる無電解銅めっき浴を実現
するに至った。
〔第1発明の説明〕 第1発明の構成 本第1発明の無電解銅めっき浴は、銅−錯イオンを供給
する銅化合物と還元剤と銅イオンの錯形成剤とからなる
無電解銅めっき浴において、銅イオンの錯形成剤として
のポリエチレンイミンからなり、pHか4以上10以下
である。
第1発明の作用および効果 本第1発明の無電解銅めっき浴は、耐アルカリ性の低い
材料でも密着性に優れた銅皮膜を形成することかできる
本第1発明の無電解銅めっき浴か上述の如き効果を発揮
するメカニズムについては未だ必ずしも明らかてはない
か、次のように考えられる。
すなわち、本第1発明の無電解銅めっき浴は、錯形成剤
としてポリエチレンイミンを用いた。該めっき浴は、反
応に従って酸性化するか、錯形成剤として含まれている
ポリエチレンイミンを銅イオンの錯形成剤としてのみな
らず、該酸性化に対してpH4〜pH10の適正なpH
域に抑制する緩衝剤として働かせることにより、還元剤
の作用を十分に発揮させることができるpH4〜pH1
0の適度なpHに維持したので、還元剤の還元力を十分
に発揮できたためと考えられる。すなわち、ポリエチレ
ンイミンは、中性点近傍のpH域でCu2“と安定なC
u−錯イオンを形成し、しかもpH4〜pH10の安定
なpH域に保つことができるので還元剤の還元作用を十
分に発揮させることができるため、中性点近傍のpH域
で安定的にCUイオンを析出できるためと考えられる。
従って、耐アルカリ性の低い材料へめっきを行う場合、
材料の腐食および化学的変質を受ける前にCu皮膜を被
覆でき、密着性を確保できるものと考えられる。
従って、耐アルカリ性の低い材料でも密着性に優れた銅
皮膜を形成することが可能になるものと思われる。
〔第2発明の説明〕 以下に、第2発明として、本第1発明をより具体化した
発明を説明する。
本第2発明において、銅化合物は、めっき皮膜を形成す
るための主剤としての銅イオン供給物質であり、Cu”
−錯イオンを供給する物質である。
具体的には、硫酸銅(CuSO,、CuSO45H20
)や、塩化第2銅(CuC12、CuCl2・2H20
)、硫酸銅(Cu N Oa、CuNO3・3H20)
、水酸化銅(Cu (OH) 2)等の2価のCu (
II)化合物を使用することかできる。この中でも、該
物質として硫酸銅(CuSO4)である場合は、腐食性
のハロゲンイオンである塩素イオンを含まないので好ま
しい。
銅化合物の銅イオン濃度は、0.02〜0.4モル程度
か好ましい。0.02モル未満では、めっき速度が遅く
、また0、4モルを超えるとめっき浴か不安定になり好
ましくない。なお、該イオン濃度が0.04〜0.12
モルである場合には、めっき速度を速く、かつ、めっき
浴をより安定に保つことかてきるので、より好ましい。
次に、ポリエチレンイミンは、銅イオンの錯形成剤であ
り、アミノ窒素基を含むアルカリ性の水溶性高分子重合
体からなる。該ポリエチレンイミンは、金属イオンをキ
レート化する能力に優れている。また、通常の低分子ア
ミンと同様に種々の化学反応性を有しているため、各種
の化学的変性か可能であり、機能性誘導体に導くことか
でき、例えばカルボキシル基を導入したもののようにこ
れら誘導体を用いることかできる。
該ポリエチレンイミンの分子量は、数100〜数lO万
のものを用いる。この中でも、該分子量が70000以
下である場合、粘度か小さく、水への溶解速度が大きい
ために好ましい。なお、該分子量か70000を越える
と、めっき皮膜の光沢か低下する。
これらポリエチレンイミンの必要濃度は、分子量にもよ
るか、Cu”−錯イオンのモル数の4倍以下が良い。該
濃度か4を超える場合はめっき浴は著しく安定となり、
めっき速度が低下するか、または全くめっきか進行しな
くなるので好ましくない。
次に、還元剤は、浴中の金属イオンを触媒活性な材料表
面に析出させるものであり、具体的には、次亜リン酸や
、次亜リン酸ナトリウムなどの次亜リン酸系還元剤、N
 a B Ha、ジメチルアミンボラン(DMAB)等
の硼素系還元剤、ヒドラジン、メチルヒドラジン等のヒ
ドラジン系還元剤、アスコルビン酸、ホルムアルデヒド
(HCHO)などの還元剤を用いることかできる。なお
、ホルマリン等のアルデヒド類を除く非アルデヒド型還
元剤を用いることか望ましい。これは、アルデヒド類か
一般に揮発性であり、特有の刺激臭を有しているところ
から、作業環境上好ましくないのに対し、これら非アル
デヒド型還元剤は無臭〜臭気か小さく作業環境上、より
好ましいためである。また、中性点近傍のpH域では、
非アルデヒド型還元剤の還元力はアルデヒド型の還元力
より強く、めっき速度を大きくすることかできるためで
ある。
該還元剤は、その中でもアスコルビン酸、ヒドラジン類
である場合、析出銅皮膜内にCu以外の元素を共析する
ことかないので好ましい。ヒドラジンの場合は、ヒドラ
ジン(N2H,)単体のほか、抱水ヒドラジン(N2 
H,・N20)、塩酸ヒドラジン(N2H,・2HC/
) 、硫酸ヒドラジン(N2H4・H,So、)を用い
ることができる。また、メチルヒドラジン、フェニルヒ
ドラジン等のヒドラジンモノ置換体およびこれらの塩を
使用することかできる。
該還元剤のめっき浴中の必要濃度は、金属イオンの還元
化学当量に近いものであることが好ましい。なお、該還
元剤の濃度が1/10〜4である場合は、所望の材料表
面上に選択的にめっきを施すことかでき、また浴の安定
性に優れるため好ましい。
例えば、還元剤を次亜リン酸とした場合、該次亜リン酸
の酸化反応とCuの析出反応は、82 P 02− 十
H2O −H2POs−+28”+2e   −mCu”−錯イ
オン+2 e−+  Cu   −(2)であるため、
Cu”錯イオン1モルに対して次亜リン酸1モル程度で
あることが好ましい。なお、次亜リン酸濃度は、Cu”
−錯イオン濃度の還元化学当量、換言すればCu2”−
錯イオン濃度の115未満ではめっき速度が低下して好
ましくなく、またCu”+錯イオン濃度の4倍を超える
とめつき浴が不安定になり好ましくない。
次いで、還元剤をヒドラジンとした場合について、代表
としてヒドラジンにより説明すると、ヒドラジンの酸化
反応は、 N2H4+ 40H−=  N2 +4 N20 + 
4 eEo”   0.31 0.06pH で示されるように、1モルにつき4電子を放出できる。
従って、ヒドラジンのめつき浴中の必要濃度は、還元の
化学当量であるCu2“錯イオンの1/2近くが好まし
い。なお、該ヒドラジン濃度は、Cu2+錯イオン濃度
の1/l 0未満てはめつき速度が低下して好ましくな
(、またC u ”錯イオン濃度の2倍を超えるとめっ
き浴が不安定になり好ましくない。
また、浴のpHは、4〜10である。これは、pHか4
未満の場合はAjl’やZn系の耐アルカリ性の低い材
料か腐食され易(なり、密着力のあるめっき皮膜を形成
することか困難となる。
該pHの調整は、ポリエチレンイミンかpH4〜lOの
範囲で緩衝作用を示すため、該ポリエチレンイミンの濃
度や混合量を変えることによりできるか、さらに、この
pHの調整をHCA、H2SO4、HNO2、CH3C
O0H等の酸と、NaOH,KOH等のアルカリを用い
て行ってもよい。
・なお、アンモニア(NH,)や有機酸を用いてこのp
Hの調整をする場合には、NH,や有機酸か錯化剤とし
て働き、錯交定性を変化させ、めっき速度か変化するこ
とかある。さらに、酢酸や酢酸ナトリウムのような有機
酸、有機酸塩をpH緩衝剤として適量加えてもよい。
本第2発明の無電解銅めっき浴は、前記Cu2“錯イオ
ン供給のためのCu化合物と、還元剤、およびポリエチ
レンイミンの3種類の物質を必須要素として構成してな
る。さらに、めっき速度を増加させるために、主錯化剤
のポリエチレンイミンの他に、トリエタノールアミン、
モノエタノールアミン、クアドール等のアルカノールア
ミン、マロン酸、イミダゾール、エチレンジアミン、グ
リシン、アンモニアや(NH4) 2SO4等のアンモ
ニウム塩等の錯化剤を適量加えてもよい。この中でも、
特にエチレンジアミン等のポリアミンの一種以上を含む
ことかめっき速度向上のために好ましい。このポリアミ
ンとしては、エチレンジアミンの他に、ジエチレントリ
アミン、トリアミノトリエチルアミン、テトラエチレン
ペンタミン、ペンタエチレンへキサミノおよびこれらの
誘導体、例えばN−エチルエチレンジアミン、N−メチ
ルエチレンジアミン等であり、1分子当り少なくとも2
個以上の窒素原子を持つものか使用できる。
さらに、従来の無電解Cuめっき浴で用いられているよ
うな界面活性剤(ポリエチレングリコール、アルキルア
ミン系非イオン界面活性剤、ラウリル硫酸ナトリウム等
)や含窒素環状化合物(α。
α′ ビビルジル、1.lOフェナントロリン、キノリ
ン)等の微量添加か、めっき不良の低減およびめっき膜
の機械的性質向上のために好ましい。
めっき浴の温度は、できるだけ高く、70°C以上で行
うのがめつき速度向上の点から好ましい。
本第2発明により、無電解銅めっき浴をpH4〜10の
弱酸性〜弱アルカリ性とすることができるので、l、Z
n系材料や耐アルカリ性の低い樹脂材料へ密着性の良い
銅めっき皮膜を形成することができる。
また、該めっき浴を還元剤として硼素系および次亜リン
酸系以外のものを用いて処理した場合、皮膜中にBやP
の共析がないので、柔軟性のある低抵抗率のCu皮膜を
得ることができる。
また、本めっき浴は、非アルデヒド型還元剤を用いるこ
とができるので、従来のホルマリンを含むアルカリ浴の
有していた問題である臭気かほどんど無く、pHは中性
点近傍のpH域であるため、誤って人体に触れた場合で
も毒性が低く安全である。
また、本めっき浴は、還元剤としてEDTAのような高
価な物質を用いる必要かないので、低コストで中性点近
傍のpH域での無電解銅めっきを行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1 硫酸銅(CuSOa” 5H20)0.04Mと、ポリ
エチレンイミン(分子量1200、濃度10g/l:日
本触媒化学工業■製、商品名「エポミノ」)、および第
1表に示す還元剤を混合し、pHが4〜10、浴温か9
0°Cの本実施例にかがる無電解銅めっき浴を用意した
(試料番号1〜12)。なお、Cu”−ポリエチレンイ
ミン錯化必要量は、何れの分子量でも約5g/A(Cu
SO4・5H20の0.04Mに対して)であり、本実
施例においてはポリエチレンイミンの濃度は銅錯イオン
の2倍に相当する。
次に、このめっき浴の性能評価試験を行った。
先ず、大きさ30X20mm、厚さ0.3mmの銅板を
被試験材料として用意した。
次いて、この被試験材料を前記めっき浴中に浸漬し、第
1表に示す処理条件にてめっき処理を施した。所定時間
経過後、めっき浴より被試験材料を取り出したところ、
本被試験材料は何れも基板上に均一で平滑なCuめっき
皮膜が形成されていた。また、このめっき皮膜をX線回
折試験により物質の同定をしたところ、Cu2O等のC
u以外の回折線は観測されず、純粋なCu皮膜であるこ
とか確認された。なお、試料番号6てはめっき処理の際
にアルデヒド臭が発生したが、それ以外の場合は特に異
臭の発生はなく、作業環境上優れている。
なお、比較のために、前記試料番号1〜12において錯
化剤としてポリエチレンイミンの代わりにEDTAo、
08Mを使用したほかは、本実施例1と同様にして比較
用めっき液を作製しく試料番号C1〜Cl2)、同様に
被試験材料にめっき処゛理を施し、該被試験材料の性能
評価試験を行った。
その結果、この比較用めっき浴では、何れもめっ第  
1  表 き速度が0.1μm/hr以下と著しく遅(、はとんど
めっきは生成しなかった。
実施例2 CuSO4・5H20が0.04Mと、実施例1と同様
のポリエチレンイミン(分子量と濃度は第2表に示す)
、および還元剤として0.04MのN2H2を混合し、
pHが9、浴温が95°Cの本実施例にかかる無電解銅
めっき浴を用意した(試料番号13〜15)。
次に、このめっき浴の性能評価試験を、前記実施例1と
同様にしてめっき時間15分で行ったところ、本被試験
材料は何れも基板上に均一で平滑なCuめっき皮膜が形
成されていた。また、このめっき皮膜をX線回折試験に
より物質の同定をしたところ、Cu2O等のCu以外の
回折線は観測されず、純粋なCu皮膜であることが確認
された。
以上より明らかの如く、本実施例の無電解銅めっき浴で
は、分子量が250〜70000と広範囲の分子量のポ
リエチレンイミンを用いても良質な銅めっき皮膜を形成
することができることが分る。従って、ポリエチレンイ
ミンは、必ずしも分子量が揃った高分散のポリエチレン
イミンを用いなくても良好な無電解銅めっきを行うこと
ができるので、大変経済的である。
第2表 実施例3 Cu S O4・5 H2Oが0.04Mと、実施例1
と同様のポリエチレンイミン(分子量:1200、濃度
+ 10g/I!> 、および還元剤として0.08M
のN 2 H4・H! S O−を混合し、サラニ、第
3表に示した錯化剤を添加して、pHか9、浴温か95
°Cの本実施例にかかる無電解銅めっき浴を用意した(
試料番号16〜24)。
次に、このめっき浴の性能評価試験を、前記実施例1と
同様にめっき時間15分て行ったところ、本被試験材料
は何れも基板上に均一で平滑なCuめっき皮膜か形成さ
れていた。また、このめっき皮膜をX線回折試験により
物質の同定をしたところ、Cu2O等のCu以外の回折
線は観測されず、純粋なCu皮膜であることか確認され
た。
第3表より明らかのごとく、主錯化剤としてポリエチレ
ンイミンに、さらに他の錯化剤を添加することにより、
めっき速度を向上させていることか分る。
第3表 実施例4 CuS04・5H20を0.12モルとN2H,−H、
SO4を0.04−Eル、および30g/Aのポリエチ
レンイミン(分子量1200)、およびグアドール0.
06モルとを混合し、pHが9、浴温か90″Cの本実
施例にかかる無電解鋼めっき浴を用意した(試料番号2
5)。
次に、このめっき浴の性能評価試験を行った。
先ず、大きさ50X50mm、厚さ1mmの純i製の板
(AIloo)を用意し、2X2mm口のめっき面を形
成し、それ以外はマスキング樹脂で被覆して被試験材料
とした。
次いて、この被試験材料をN1−P無電解めっきを0.
5μm形成した後、前記めっき浴中に浸漬してめっきを
1時間施した。次いで、得られためっき面にはんだ食わ
れ防止のためにN1−Pめっきを薄く施した後、Snめ
っきCu線を介してはんだ付けを行い、ビーリングテス
ターによって密着強度を測定した。その結果、7kg/
2mmロ以上の値が得られ、破壊箇所ははんだ部であっ
た。
比較のために、還元剤としてホルムアルデヒドを0.0
8モル、錯化剤としてEDTAを0.08モル、Cu”
−イオン供給化合物としてCu S Oa5H20を0
.04モルを用いて比較用のアルカリ性無電解銅めっき
浴(pH12,6、浴温60°C)を用意した(試料番
号C13)。次いで、前記と同様に性能評価試験を試み
たか、薄いNi膜のピンホールを通じてAlが激しく腐
食され、めっき皮膜のふ(れや欠陥か生じ、密着力はほ
とんどなく、密着強度試験に供することかできなかった
さらに、CuSO4・5H20かlOg/fとポリエチ
レンイミン(分子量:40000、濃度:15g/A)
とホルマリン15g/fとからなるアルカリ性無電解銅
めっき浴(pH12,6、浴温60°C)でめっきを行
った結果、密着性のよいめっきは得られなかった(試料
番号C14)。
以上より明らかのごとく、本実施例にかかるめっき浴で
は、耐アルカリ性の低い金属材料でも密着性のよい銅め
っき皮膜を容易に形成できることが分る。
実施例5 銅化合物として(: u S O4・5H20と錯化剤
および還元剤を第5表および第6表に示す条件で混合し
、浴温が95°Cの本実施例にかかる無電解銅めっき浴
を用意した(試料番号26〜35)。
次に、このめっき浴の性能評価試験を行った。
先ず、ガラスエポキシ基板を常法にて化学エツチングを
した後、市販のPd−3nコロイド触媒(シラプレー、
ファーイースト社製)を吸着させ、さらに上記ガラスエ
ポキシ基板を常法で活性化処理することにより、被試験
材料を用意した。
次いて、この被試験材料を前記めっき浴中に30分間浸
漬してめっき処理を施した。被試験材料をめっき浴より
取り出したところ、本被試験材料は何れも基板上に均一
で平滑なCuめっき皮膜か形成されていた。また、この
めっき皮膜をX線回折試験により物質の同定をしたとこ
ろ、Cu 20等のCu以外の回折線は観測されず、純
粋なCu皮膜であることが確認された。
なお、比較のために、錯化剤として第7表および第8表
に示すものを用いたほかは、本実施例5と同様にして比
較用めっき液を作成しく試料番号C15〜C23)、同
様に被試験材料にめっき処理を施し、該被試験材料の性
能評価試験を行った。
その結果、試料番号CI5〜C16では、EDTA−C
u2+錯体が安定しすぎて、はとんどめっきか進行しな
かった。また、試料番号C17〜C21ては、めっき浴
か著しく不安定で、建浴直後に室温で急激に分解し、C
u2Oを主成分とする沈澱か大量に生成し、めっきを行
うことかできなかった。また、pHが本発明の範囲外で
ある比較用めっき浴ては、C22ではめっき浴か不安定
となり液のあちこちてCuの析出か起こり、C23では
ほとんどめっきされなかった。
第5表〜第8表より明らかのごとく、本実施例にかかる
めっき浴では、耐アルカリ性の低い有機材料でも中性域
で密着性のよい銅めっき皮膜を容易に形成できることか
分る。また、本実施例においては、銅錯イオンの濃度か
0,02〜0. 4モルであることか、ポリエチレンイ
ミンの濃度かCu2+錯イオンの4倍以下であることか
、還元剤の濃度かCu2”錯イオンの1/10〜4倍の
範囲であることか好ましいことか分る。
第 5 表 第 表 第 表 第 表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銅−錯イオンを供給する銅化合物と還元剤と銅イ
    オンの錯形成剤とからなる無電解銅めっき浴において、
    銅イオンの錯形成剤としてのポリエチレンイミンからな
    り、pHが4以上10以下である無電解銅めっき浴。
JP8957490A 1990-04-04 1990-04-04 無電解銅めっき浴 Pending JPH03287779A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8957490A JPH03287779A (ja) 1990-04-04 1990-04-04 無電解銅めっき浴

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