JPH03281244A - 多層構造体および組成物 - Google Patents

多層構造体および組成物

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JPH03281244A
JPH03281244A JP8555190A JP8555190A JPH03281244A JP H03281244 A JPH03281244 A JP H03281244A JP 8555190 A JP8555190 A JP 8555190A JP 8555190 A JP8555190 A JP 8555190A JP H03281244 A JPH03281244 A JP H03281244A
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太一 祢宜
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A6産業上の利用分野 本発明は、酸素あるいは炭酸ガスなどのガスバリアー性
、防湿性、保香性、フレーバーバリアー性及び外観の良
好な、飲料、食品、化粧品などの容器に用いられる耐衝
撃層間剥離性(以下耐デラミ性)を大巾に改善した多層
構造体、とくに共射出延伸多層構造体に関する。
B、’O’ 延伸ブロー成型法によるポリエステル容器は、その優れ
た透明性、剛性により多数の分野で使用されているが、
ガスバリアー性が必ずしら十分でない為に食品などの保
存は短い期間に限られていた。この欠点を改善するため
、熱可塑性ポリエステル(PES)にガスバリアー性が
良好なエチレン−ビニルアルコール共重合体(E V 
OH)を組合せ多層構造化する方法が種々提案されてい
る。
すなわち、延伸ブローするに先立ちプリフォームを製造
する手法として共押出成型法、多段射出成型法、共射出
成型法などがあるが、各々一長一短がある。この中で共
射出成型法は装置が簡単であり、トリムなどのスクラッ
プの発生もほとんどなく、さらにEVOH層がPES層
などで完全に覆われる構造となる事より、EVOH層と
PES層などとの間に接着性樹脂(以下Ad)層が無く
ても大気圧による密着効果により外見上良好な多層容器
になるなどの特長があり、現在注目をあっめている方法
である。しかしながら、該容器に食品などを充填し落下
などの衝撃を与えると、PESとEVOHとの間にデラ
ミが生じ外観上大きな問題であった。そこで、Ad層を
含む、基材/Ad/E V OH/A d /基材(特
開昭56−501040)の構成、あるいは基材/Ad
/EVOH/Ad/基材/Ad/IE:VOH/Ad/
基材(特開昭50135169、同61−152411
、同61−152412、同61259944)などの
構成の共射出成型法が検討されてはいるが、設備が非常
に複雑になり、かつ各層の厚みコントロールが困難な場
合が多く、製造コストおよび生産性の面で他の方法たと
えば共押出成型法(バイブ法)より劣る状況にある。
C1が 決しよ゛とす 本発明は、とくに独立した接着性樹脂層を有せずとも、
変性PES変性ポリカーボネート(PC)(以下これら
を樹脂(B)と称する)とEVOH(A)あるいはBV
OH組成物(C)とを多層成形して、とくに共射出延伸
ブロー成型して得られる多層構成容器における、衝撃に
よる層間デラミを防止する事を目的とする。
D、 題を 決するための 本発明者らは共射出成型法を用いて、樹脂(B)を内外
表面層に各種EvOHを該内外層で完全に封入された中
間層を持つ多層プリフォームを製造し、該パリソンを加
熱延伸ブロー成型して容器を製造し、容器の耐衝撃層間
デラミ性を評価するために該容器に水を充填しコンクリ
ート床に落下させデラミの有無を観察した。すなわち、
デラミを防止するための樹脂(B)およびE V OH
(A)の複合について鋭意検討をおこなった。その結果
、樹脂(B)として下記(1)式で示されるジオールお
よび/またはジカルボン酸を、全ジオールおよび/また
は全カルボン酸に対して0.1〜20モル%含有する、
変性P E S (B1)または変性p c (B2)
を使用することによって容器の耐衝撃層間デラミ性が大
巾に改善され、さらに外観良好な容器が得られることが
判明した。
X−R・・・  (I) ただし、Xニジオールまたはジカルボン酸R: −3O
3Y、−COOYl−PO(OY)3、− po、z Y:1価の金属 Z:2価の金属 さらにまた、本発明者らは鋭意検討した結果、驚くべき
事にEV OH(A)1〜95重量%と樹脂(B1)お
よび/または樹脂(B2)5〜99重量%からなる組成
物(C)と未変性PE5(樹脂(B1) )あるいは未
変性PC(樹脂(B4) ’tとの多層構造体、より好
適には該組成物(C)層に前記樹脂(B1)または樹脂
(B1)層を積層した多層構造体は耐衝撃層間デラミ性
が大巾に改善され、外観良好な容器が得られる事を見出
した。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明において、E V OH(A)とは、エチレン−
酢酸ビニル共重合体けん化物であり、エチレン含有量2
0〜60モル%、好適には25〜50モル%、酢酸ビニ
ル成分の(づん化度90%以上、好適には95%以上の
ものが使用できる。エチレン含有量20モル%未満では
溶融成形性が悪く、一方60モル%以上では、ガスバリ
アー性が不足する。また、けん化度が90%未満では、
ガスバリアー性および熱安定性が悪くなる。また、E 
V OH(A)としてはビニルシラン系化合物で変性(
共重合などにより)されているE V OHが好適に使
用される。ビニルシラン系化合物の含有量は、0.00
05〜0.5モル%、好適には、0.005〜0.2モ
ル%である。7ラン系化合物を含有するr’: V O
Hはエチレン−酢酸ビニルビニルシラン化合物共重合体
をけん化することによって得らイする。ここで、ビニル
シラン系化合物としては、下記(n)、(I[I)およ
び(■)で示される化合物が好適である。
)゛・ CH2= CH(CL)nSi  R’ (3−1,、
l     (II )R3R’   〒6ffi 1 CH2=CCON  R5S+  R7f3−ml  
  (III)[ただし、ここでnは0〜1、mは0〜
2、R’は低級アルキル基、アリル基、またはアリル基
を有する低級アルキル基、R2は炭素数1〜40のアル
コキシル基であり、そのアルコキシル基は酸素を有する
置換基を有していてもよい。R3は水素またはメチル基
、R4は水素原子または低級アルキル基、R5はアルキ
ル基または連鎖炭素原子が酸素もしくは窒素にとって相
互に結合された2価の有機残基、R6は水素、ハロゲン
、低級アルキル基、アリル基、またはアリル基を有する
低級アルキル基、R7はアルコキシル基またはアシロキ
シル基(ここでアルコキシル基またはアシロキシル基は
酸素もしくは窒素を含有する置換基を有していてもよい
。)、R8は水素、ハロゲン、低級アルキル基、アリル
基、またはアリル基を有する低級アルキル基、R8は低
級アルキル基である。]さらに詳しく述へれば、R1は
炭素数1〜5の低級アルキル基、炭素数6〜18のアリ
ル基、または炭素数6〜18のアリル基を有する炭素数
1〜5の低級アルキル基、R1は水素原子上たは炭素数
1〜5の低級アルキル基を示し、R5は炭素数1〜5の
アルキル基または連鎖炭素原子が酸素もしくは窒素にと
って相互に結合された2価の有機残基を示し、R6は水
素、ハロゲン、炭素数1ヘ−5の低級アルキル基、炭素
数6〜18のアルギル基を示し、R7はアルコキシル基
またはアシロキシル基(ここでアルコキシル基またはア
シロキシル基は酸素もしくは窒素を含有する置換基を有
していてもよい。)、R8は水素、ハロゲン、炭素数1
〜5の低級アルキル基、炭素数6〜18のアリル基、ま
たは炭素数6〜18のアリル基を存する炭素数1〜5の
低級アルキル基を示し、R9は炭素数1〜5の低級アル
キル基を示す。そして、より具体的な化合物乞としては
、例えば、ビニルメトキンシラン、ビニルニドキシンラ
ン、ビニルトリ(β−メトキン、エトキノ)シラン、γ
−メタクリルオギンプロピルメトキンンランなどが用い
られる。好適には、ビニルメトキシシラン、ビニルニド
キシンランである。
また該E V OHには本発明の目的が阻害されない範
囲で、他の共重合体[例えば、プロピレン、ブチレン、
不飽和カルボン酸又はそのエステル((メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸エステル(メチル、エヂル)な
ど)、ビニルピロリドン(N−ビニルピロリドンなど)
を共重合することも出来るし、さらに可塑剤、熱安定剤
、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フィラー、他の
樹脂(ポリアミド、部分けん化エチレンー酢酸ビニル共
重合体など)をブレンドすることも自由である。また、
本発明に用いるE V Oト■の好適なメルトインデッ
クス(M r )  (190℃、2160g荷重下)
は0.1〜50g/ 10m1n、、最適には0.5〜
20g/ l0m1n。
である。
本発明に使用される樹脂(B)のうち、樹脂(B1)と
は、エチレンテレおよび/またはイソフタ1ノートを主
たる構成単位とし、エチレンテレおよび/またはイソフ
タレート単位を60モル%以上、好ましくは70モル%
以上含み、かつ分子中に−1−記(1)で示されるジオ
ールま1こはジカルボン酸を全ジ才−ルおよび/または
全ジオール酸?こ対して0.1〜20モル%、好適Jこ
は1〜】5モル%含有する変性PESである。0.1モ
ル%未満では改質の効果が充分でないし、一方20モル
%を越えると溶融粘性の増加により重合度があげられず
、容器としての強度が低下する。なおここで上記(1)
で示されるジオールまたはジカルボン酸の含有量とはX
−Rがジオールとジカルボン酸の両方を含む場合は全ジ
オールと全ジカルボン酸の合計量に対する値であり、X
−Rがジオールまたはジカルボン酸のいずれかである場
合は全ジオールまたは全ジカルボン酸に対する値である
X−RのRとしては上記したもののうち1種または2種
以上の基を含ませることができる。またRはジオールま
たはジカルボン酸であるXの芳香環に直接あるいは他の
側鎖(メチレン基など)に結合している。より具体的に
は丸善(株)発行[化学繊維IIIJ(松崎、部品共訳
) R,29〜32、とくにP、31〜32に示されて
いるジカルボン酸、たとえば下記化合物が好適である。
R: −5OsNa、  −eoONal−ONa、 
 −PO(ONa)2ここで、Xで示されるジカルボン
酸としてはオルト、メタ、パラいずれでも良く、例えば
テレフタール酸、イソフタール酸、オルソフクール酸、
ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、ジフェニル−4,4ジカルボン酸などの芳香族ジ
カルボン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン酸
、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサ
ンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸があげられ、
これらを−種あるいはそれ以上使用することができる。
本発明において使用される、X−R以外の残りのジカル
ボン酸としてはテレフタール酸および/またはイソフタ
ール酸が主に使用されるが、前記したXで示されるジカ
ルボン酸も使用できるし、またこれらは併用もできる。
1− また本発明においてXがジオールである場合の好適な化
合物としては下記のものがあげられる。
RニーSO,Na1−COONa、  −0Na、  
−PO(ONa)tここで、Xで示されるジオールとし
ては、エチレングリコール、1.3−プロパンジオール
、14−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、
■、6ヘキサンジオール、119−ノナンジオール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコールなどの脂
肪族グリコールおよびシクロヘキサンジオール、シクロ
ヘキサンジメタツールなどの脂環式ジオール等があげら
れ、これらを一種あるいはそれ以上使用することができ
る。なかでも、エチレンゾ+)−3−ル、ジエチレング
リコール、シクロヘキサンジオールなどが好適である。
また、本発明において使用される、X−R以外のジオー
ルとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジオールなどが主に使用されるが、
12〜 前記したXで示されるジオールも使用できるし、またこ
れらは併用もできる。
これらのPESの分子量は、シート成形あるいは、容器
の物性に大きく影響するので、固有粘度力Q、60dC
/ g以上、好適1.: +;10.70Q/ g以上
あることが望ましい。ここでいう固有粘度とは、フェノ
ール、テトラクロルエタン混合溶媒(1:1重量比)中
、30℃で測定した値である。また、該変性ポリエステ
ルに熱安定剤、可塑剤、滑剤、着色剤、紫外線吸収剤、
帯電防止剤などを本発明の作用効果が阻害されない範囲
内で使用することは自由である。
一方、本発明に使用される樹脂(B)のうち、樹脂(B
2)とは、単官能性芳香族または脂肪族ヒドロキシ化合
物から得られる炭酸のジエステルとジオール化合物との
エステル交換反応する方法、すなわち不活性ガスの雰囲
気下エステル交換触媒の不存在下または存在下で高温減
圧下でビスフェノールA、Thジフェニルカーボネート
とを反応する方法、あるいは酸結合剤の存在下でジオー
ル化とフオスゲンとを反応する方法、すなわち溶剤の存
在下でビスフェノールAとフォスゲンとを酸結合剤(た
とえば、苛性アルカリ、ピリジン)の存在下で室温付近
で反応する方法などにより得られるPCをX−Rで変性
した変性PCである。PCは多方面にわたって利用され
ている変性PCであり、たとえば、立川 坂尻編”プラ
スチック材料講座[17]”、PC(日刊工業新聞社、
昭和46年発行)によって、それらの製造方法、性質な
どが詳細に知られている。本発明において使用される変
性PCは、PCを製造上るに際し、X−Rで示されるン
カルボン酸あるいはンオール化合物を共重合モノマーと
して使用したり、PCの原料であるビスフェノールAあ
るいはジフェニルカーボネートの芳香環に直接あ・;い
は他の側鎖(メチレン鎖など)にX−Rで示される化合
物を付加させることによって得られろ。X −Hの含有
量は全ジオールに対1.て0.1〜20モル%であるこ
とが必要で、好適には1〜15モル%である。
−1こ記X−R中のRは一3O3Y、 −CoonY、
  OY。
PO3Zであり、Yは1価の金属、好ましくはアルカリ
金属(リチウム、ナトリウム、カリウム)を、Zは2価
の金属、好ましくはアルカリ土金属(カルシウム、マグ
ネシウム、バリウム)、亜鉛である。このうち好適なも
のは一3O,Naである。
これらの変性P E S (B1)、変性PC樹脂(B
1)は前記したf> V OH(A)と積層することに
より、または(A)と(B1)および/または(B2)
のブレンド物(C)を(B1)または(B2)と積層す
ることにより、本発明の目的とする最良の多層構造体と
するこ表ができる。また本発明においては(A)と(B
1)および/または(B1)のブレンド物(C)を未変
性PE5(B3)、未変性P C(B1)と積層するこ
とによっても、本発明の目的とする多層構造体とするこ
とができる。
ところで、E V OH(A)へ樹脂(B1)および/
または(B2)をブレンドしてなる組成物(C)に関し
ては、樹脂(A)/樹脂(B1)および/または(B2
)の重量比率が1.’99〜9515を満足することが
重要であ1)、好適には5/95〜70./30である
。1/99未八では、耐衝撃デラミ性の改善効果が充分
てなく、方95,15を越えると、ガスバリアー性の面
で好ましくない。
樹脂(A)と樹脂(B1)および/または(B2)のブ
レンド方法に関しては、特に限定されるものではなく、
樹11ft(A)と樹脂(B1)および/または(B2
)とをトライブレンドし、バンバリーミキサ−単軸又は
二軸スクリュー押出し機などでベレット化、乾燥4゛ろ
方法等がある。ブレンドが不均一であったり、またブレ
ンドベレット化操作時にゲル、ブツの発生、混入がある
と耐衝撃ゲラミ性の改善効果が悪化する可能性か大きい
。従って、ブレンドベlノット化操作時混練度の高い押
出機を使用し、ホツパー口を窒素シールし、低温で押出
しする事が望ましい。その為にも、樹脂(B1)または
(B2)としては、共重合成分の種類あるいは/および
添加量を増し、融点の低い樹脂(B1)または(B2)
を用いることが好ましい。
+6 また、ブレンド、ベレット化する際、他の添加剤(可塑
剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フ
ィラー、他の樹脂など)を本発明の目的が阻害されない
範囲で使用する事は自由である。特に、ゲル発生防止対
策として、ハイドロタルサイト系化合物、ヒンダードフ
ェノール系、ヒンダードアミン系熱安定剤を0.01〜
1重量%添加する事は好適である。
つぎに、共射出延伸ブロー成型容器を得る方法としては
、−船釣にはまず多層構造を有する容器前駆体(パリソ
ン)を得、該パリソンを再加熱、延伸ブロー成型して容
器がつくられる。該多層パリソンは通常2台あるいはそ
れ以上の射出シリンダーを有する成型機を用い単一の金
型に1回あるいはそれ以上の型締め操作で溶融した樹脂
(B)およびメタキノリレンツアミン基含有ポリアミド
樹脂(A)あるいは(C)をそれぞれの射出シリンダー
よりタイミングをずらして交互あるいは/および間怠円
状のノズル内を同時に射出する事により得られる。例え
ば、先に射出した樹脂(B)が内外表層に後から射出し
た樹脂(A)あるいは(C)層及び/あるいは樹脂(B
)が最初に射出した内外PES層の内側に、更に場合に
よっては再度樹脂(A)あるいは(C)および/あるい
は樹脂(B)をさらに射出し、中間層を形成するなど内
層が最内外樹脂(B)層で完全に封入された有底パリソ
ンの一般的な方法でえられ、特に設備上限定を受けるも
のではない。
また、該多層パリソンは熱い状態で直接あるいはブロッ
クヒーター、赤外線ヒーターなどの発熱体で75〜15
0℃に加熱された後、延伸ブロー工程におくられ、縦方
向に1〜5倍にストレッチされた後、圧空などで1〜4
倍にブローされ、樹脂(B)および/または樹脂(A)
あるいは(C)が−軸あるいは二軸延伸され、多層延伸
ブロー容器が得られる。
該加熱延伸ブロー工程においても設備上特に限定を受け
るものではない。
延伸ブロー容器を熱処理するかどうかは、外層ボトルの
耐衝撃デラミ性に大きく関与し、下記式(IV)を満足
することがより望ましい。
(Tp −20) >Tc           (I
V )但し、Tp:層を構成している樹脂(B)の融点
あるいは軟化点(’C) Tc:容器の熱処理温度(℃) TcがTp−20より大きいと最外樹脂(B)層が軟化
し延伸配向性が低下する為かボトルの強度が不良となる
。熱処理時間は1〜100秒程度が良く、熱処理方法に
ついては特に限定されるものではないが、−船釣には、
ブロー工程の金型温度を増す方法、あるいは加圧下再度
金型にみちびき熱処理する方法、あるいは熱風、熱媒で
熱処理する方法などがあげられる。また、熱処理後、温
度の高いボトルを取出すに際しては、該加熱金型あるい
は熱媒を急冷却する方法、あるいは再度冷却金型にみち
びき、加圧下、冷却金型で冷却する方法などがあげられ
る。
本発明の多層構造体としては、E V OH(^)、ま
たは(A)と(B1)および/または(B1)のブレン
ド物(C)を中間層とし、内外層に樹脂(B1)および
/または(B2) (基材l、2などとよぶ)層、ある
いは未変性p E S (B3)層、未変性P C(B
4)層を設け9 た、しかも該中間層が内外層によりほぼ完全に封入され
たものが好適な例としてあげられる。しかしながら、多
層シートからの熱成形容器のように、フランジ部が完全
に封入されない態様も本発明から除外されるものではな
い。その他の構成としては、基材I/樹脂(八)または
(C)/基材l、基材1/樹脂(A)または(C)/基
材2/基材11基材l/樹脂(A)または(C)/基材
l/樹脂(A)または(C)/基材l、基材l/樹脂(
A)または(C)/基材2/樹脂(A)または(C)/
基材1、基材2/基材I/樹脂(A)または(C)/基
材1/基材2などがあげられる。
ところで、基材lとは、樹脂(B1)または(B1)、
未変性P E S (B3)あるいは未変性P C(B
1)を、一方基材2とは基材l以外の樹脂(B1)また
は(B1)、未変性P E S (B1)あるいは未変
性P C(B1)を示す。
ただし基材Iまたは2としての未変性PESまたは未変
性PCは、多層構造体に(C)層が含まれる場合に使用
される。
パリソンの厚みに関しては、総厚みで2〜5mm。
樹脂(A)または(C)層は合計でlO〜100μであ
り、0 一般的に樹脂(A)または(C)層が薄い程、樹脂(A
)または(C)層の数が少ない程、さらに外層側に近い
ほど容器の衝撃によるデラミが生じやすい。また、容器
胴部の総厚みは一般的には100〜3000μであり、
用途に応じて使い分けられる。また、このとき樹脂(A
)または(C)層の合計厚みは2〜200μ、好ましく
は5〜100μである。
本発明の多層構造体において樹脂(A)または(C)層
と基材との間にはとくに層間接着剤を設ける必要はない
が、これを設けることを禁止するものではない。
以下実施例にて更に説明をおこなうが、この事により、
本発明はなんら限定されるものではなLl。
旦−]L凰1一 実施例1 エチレン−酢酸ビニル、−ビニルトリメトキシシラン共
重合体をけん化して得た、エチレン含有量44モル%、
けん化度99.5%、ビニルシラン含有量003モル%
、M I  5.5g/ 1Oain、のEVOH70
重量部と全ジカルボン酸基準でイソフタール酸lOモル
%、スルポン酸す)・リウムが結合し7こイソフタール
酸5モル%で変性したポリエチレンテレフタレート樹脂
(B1)30重量部とを二軸押出機に投入し先端温度2
60°C,N2′Fでペレット化、乾燥を行ない組成物
(C)を得た。一方、樹脂(13i) ’として固存粘
度071ρ/g、全ジカルボン酸に対してスルホン酸ナ
トリウム変性イソフタール酸5モル%を含有する変性ポ
リエチレンテレフタレートを得た。次いで組成物(C)
および樹脂(13i)’を用いて臼精ASB製共射出延
伸ブロー成型装置(50HT型750mρ、2個取り)
にて共射出延伸ブローボトルをつくった。この時の樹脂
(B1)’側押出機先端温度260℃、I号VOH側押
出機先端温度270°C1樹脂(B工)′と組成物(C
)とが合流するホットランナ−ブロック部260”Cで
共射出延伸ブロー成形を行い胴部平均厚みが内層樹脂(
B+)’ 190g、中間層組成物(C)20μ、外層
樹脂(B1)90μの多層共射出延伸ブロー成型ボトル
を得た。ところで、このボトル胴部には、衝撃デラミが
生じやす0様に金型にタテ50mmXヨコ!、5mm、
厚み1.omm、2.0mmおよび4.0mmの凹凸を
っ()でおいた。該多層容器に水を充填し、常圧下1m
の高さより、胴部を水平にして繰返し30回落下させた
がデラミは発生しなかった。
実施例2〜18、比較例1〜3 表1に示す以外は実施例1と同様の条件でボトルを得た
。その結果を表1に示す。
以下余白 特開平3 281244 (8) F1発明の効果 本発明によれば、多層成形、とくに共射出延伸ブロー成
形して得られる多層構造体において、空、常圧充填、あ
るいは高圧の内容物充填下に衝撃をあたえた場合、層間
デラミが生じず外観良好で、かつガスバリアー性良好な
多層構造体(容器など)を得ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン含有量20〜60モル%のエチレン−ビ
    ニルアルコール共重合体(A)層と、下記( I )式で
    示されるジオールおよび/またはジカルボン酸を、全ジ
    オールおよび/また は全ジカルボン酸に対して0.1〜20モル%含有する
    、熱可塑性ポリエステル(B_1)またはポリカーボネ
    ート(B_2)層の少なくとも二層からなる多層構造体
    。 X−R・・・( I ) ただし、X:ジオールまたはジカルボン酸 R:−SO_3Y、−COOY、−OY、 −PO(OY)_2、▲数式、化学式、表等があります
    ▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、−PO_3Z Y:1価の金属 Z:2価の金属
  2. (2)請求項1記載の樹脂(A)1〜95重量%および
    樹脂(B_1)および/または樹脂(B_2)5〜99
    重量%からなる組成物(C)層と樹脂(B_1)または
    樹脂(B_2)層の少なくとも二層からなる多層構造体
  3. (3)請求項1記載の樹脂(A)1〜95重量%および
    樹脂(B_1)および/または樹脂(B_2)5〜99
    重量%からなる組成物(C)層と、熱可塑性ポリエステ
    ル(B_3)またはポリカーボネート(B_4)層の少
    なくとも二層からなる多層構造体。
  4. (4)請求項1記載の樹脂(A)1〜95重量%および
    樹脂(B_1)および/または樹脂(B_2)5〜99
    重量%からなる組成物。
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