JPH032794A - 音声信号再生装置 - Google Patents

音声信号再生装置

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JPH032794A
JPH032794A JP1137739A JP13773989A JPH032794A JP H032794 A JPH032794 A JP H032794A JP 1137739 A JP1137739 A JP 1137739A JP 13773989 A JP13773989 A JP 13773989A JP H032794 A JPH032794 A JP H032794A
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Kazuyuki Washimi
一行 鷲見
Jiyungo Kitou
鬼頭 淳悟
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、一般に音声信号再生装置に関し、特に磁気
テープ上に記録された音声信号を記録速度を越える再生
速度で再生する音声信号再生装置に関する。
[従来の技術] 従来のビデオテープレコーダ(VTRという)では、磁
気テープ上に記録された音声信号を録音時よりも速い速
度で再生させた場合、再生される音声信号の周波数が再
生速度に比例して高くなる。
したがって、再生された音声の音程が高くなり、聞き取
りにくくなる。
これを解決するため、バリアプル・スピーチ・コントロ
ール(以下VSCという)による音程補償回路を採用し
たVTRが、たとえば、「クイックビデオの780回路
」と題された論文(シャープ技報、1986年・第36
号)に見られる。VSC方式では、再生された音声波形
の基本単位ごとに交互にサンプリングと棄却が繰返され
、サンプリングされた音声波形を棄却期間の時間長さ分
だけ時間的に伸長することによって音程を下げ、これに
よって聞き手に聞き取りやすくするものである。
[発明が解決しようとする課題] したがって、従来のvSC方式を利用したVTRでは、
再生された音声の音程を記録時の音程に戻すことができ
るが、再生された内容、たとえば、話の速度が再生速度
に比例しており、再生内容が聞き取りにくかった。これ
に加えて、有音期間だけでなく無音期間についても同じ
処理がなされているで、たとえば、記録された音声信号
に長い無音期間が存在する場合において、再生音声信号
が出力されない長い期間の後に、話の進行速度の速い再
生音声信号が短時間で出力され、極めて使用しづらいも
のであった。
この発明は上記のような課題を解決するためになれさた
もので、音声信号再生装置において、記録された音声信
号の無音期間を有効に利用することにより、再生速度に
依存することなく記録時の音程を有する音声信号を得る
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る音声信号再生装置は、磁気テープ上に記
録された音声信号を記録速度を越える再生速度で再生す
る再生手段と、再生された音声信号をストアするための
記憶手段と、再生された音声信号に応答して音声信号の
時間軸上の有音期間および無音期間を検出する音声検出
手段と、音声検出手段に応答して有音期間の音声信号を
時間軸上で無音期間にわたって伸長する伸長手段とを含
む。
[作用] この発明における音声信号再生装置では、音声検出手段
が再生された音声信号の有音期間および無音期間を検出
する。伸長手段は、音声検出手段に応答して有音期間の
音声信号を無音期間にわたって伸長するので、記録時の
音程を有する再生音声信号を得るのに無音期間を有効に
利用することができる。
[発明の実施例] 第1図は、この発明の一実施例を示す、VTR中に設け
られた音声信号再生装置のブロック図である。第1図を
参照して、この音声信号再生装置は、磁気テープ501
上に記録された信号を再生するための再生用ヘッド50
2と、再生された音声信号を増幅するための増幅器50
3と、増幅された音声信号から高調波成分を除去するた
めのローパスフィルタ(LPF)504と、音声信号を
量子化するためのA/D変換器505と、音声信号の有
音期間および無音期間を検出するためのレベル検出器5
06と、デジタル変換された音声信号を交互に保持する
ためのバッファ1および2と、バッファ1および2の入
出力を切換えるためのスイッチング素子SWIおよびS
W2と、バッファ1および2に保持されたデータのアド
レスをストアするためのRAMI 1および12と、こ
れらの回路を制御するためのMPU511と、D/A変
換器513と、ローパスフィルタ514とを含む。
第2図は、第1図に示したレベル検出器506を示す回
路図である。第2図を参照して、このレベル検出器50
6は、再生された音声信号S1を整流するためのダイオ
ード602と、平滑化回路を構成する抵抗603および
キャパシタ604ならびに抵抗605と、コンパレータ
601と、基準電圧をコンパレータ601に供給するた
めの可変抵抗606とを含む。コンパレータ601は、
非反転入力が信号S2を受けるように接続され、反転入
力が基準電圧を受けるように接続される。
コンパレータ601から信号S3が出力される。
第3図は、第2図に示したレベル検出器506の動作を
説明するためのタイミング図である。次に、第2図およ
び第3図を参照して動作について説明する。
第3図に示す再生音声信号S1は、ダイオード602に
より整流された後、平滑化回路に与えられる。平滑化さ
れた信号S2がコンパレータ601の非反転入力に与え
られる。コンパレータ601の反転入力には予め定めら
れた基準電圧が与えられているので、コンパレータ60
1は第3図に示すように有音期間a−bおよびc−dに
おいて高レベルとなる信号S3を出力する。無音期間b
−Cにおいてコンパレータ601は低レベルの信号S3
を出力する。すなわち、上記の動作によって、再生され
た音声信号の有音期間および無音期間が検出され、出力
信号S3がMPU511に与えられる。
第4A図および第4B図は、第1図に示した音声信号再
生装置の動作を説明するためのタイミング図である。第
1図、第4A図および第4B図を参照して、次に第1図
に示した音声信号再生装置の動作について説明する。
A/D変換器505によってデジタル変換された音声信
号は、バッファ1または2のいずれかに一定の周期で交
互に書込まれる。この切換制御はバッファ1および2の
入出力に接続されたスイッチング素子SWIおよびSW
2により行なわれる。
MPU511から出力される制御信号に応答してスイッ
チング素子SWIおよびSW2が切換制御される。たと
えば、A/D変換器505の出力がスイッチング素子S
W1を介してバッファ1に接続されるとき、バッファ2
がスイッチング素子SW2を介してMPU511に接続
される。逆に、A/D変換器505がスイッチング素子
SWIによりバッファ2に接続されるとき、バッファ1
の出力がSW2によりMPU511に接続される。
バッファ1および2のためのアドレス信号はMPU51
1から供給される。一方のバッファが音声信号で満たさ
れたとき、スイッチング素子SW1が切換わり、他方の
バッファへの書込みが始まる。
これと同時に、スイッチング素子SW2も切換わり、既
に書込まれたバッファからデータが読出される。このよ
うに、スイッチング素子SW1およびSW2は、書込ま
れている側のバッファがデータにより満たされるごとに
切換わり、交互に書込まれたデータがスイッチング素子
SW2を介してMPUに与えられる。
RAMIIおよび12は、各々バッファ1および2にス
トアされた音声信号の有音期間および無音期間を示すア
ドレスがストアされる。RAM11および12にストア
されるアドレスは、MPU511がレベル検出器506
からの出力信号S3に応答して供給したものである。す
なわち、RAM1lおよび12には、第3図に示す有音
期間a−bおよびc−dの各開始および終了アドレスが
ストアされる。
ここで、n倍速再生が行なわれている場合を仮定する。
第1図に示すようにバッファ1にデータDiが書込まれ
ているとき、バッファ2からデータが読出されている。
これと同時にレベル検出器506は出力信号S3をMP
U511に与える。
MPU511は、スイッチング素子SWIが切換わって
からの音声切出し位置(第3図に示したaないしd)に
相当するバッファ1のアドレスをRAMIIに書込む。
このとき、各アドレスが有音期間の開始または終了を示
す情報も書込むものとする。バッファ1に与えられる書
込アドレスが最終アドレスに達したとき、スイッチング
素子SW1およびSW2が切換わり、今度はバッファ2
について同様の動作が行なわれる。
スイッチング素子SW1およびSW2が切換わると、書
込まれた音声データDiがバッファ1から読出データD
oとして出力される。この際の読出動作においては、M
PU511において以下のように処理された続出アドレ
スがバッファ1に供給されることになる。
すなわち、MPU511は、レベル検出器506からの
信号S3に応答して音声信号の有音期間の計算を行なう
。たとえば、第3図に示した例では、有音期間の合計値
を込として、次式の計算が行なわれる。
込−(b−a) + (d−c)十・・・  ・・・(
1)第1図に示したD/A変換器513はA/D変換器
505の1/nのサンプリング周波数でサンプリングを
行なうため、バッファ2にA/D変換されたデータが満
たされる時間をTpとすると、時間Tpの間にL / 
n回のD/A変換が行なわれることになる(Lはバッフ
ァ1または2の全データ数)。
まず、見≦L/nの場合では、第4A図に示すように、
MPU511がRAMII中にストアされた切出し情報
(アドレス信号)に基づいて、バッファ1中にストアさ
れた音声信号のうち有音期間のみのデータを読出し、順
次D/A変換器513に与える。したがって、全く音声
波形の欠落なしに、記録時の音程で、かつ、記録時の話
の速度で、無音期間だけを除去した音声を得ることがで
きる。しかし、このとき、次にスイッチング素子SW1
およびSW2が切換わるまでに時間的に不足するD/A
変換のためのデータ数L/n−11に関しては、データ
“0゛がD/A変換器513に与えられる。こうして、
一方におけるバッファ2へのA/D変換データの書込み
が終了するまでにバッファ1中のすべてのデータをD/
A変換器513に与えることができる。
すなわち、スイッチング素子SW1およびSW2に切換
わりから次の切換わりまでの時間190間に、バッファ
2には全アドレスに順次A/D変換されたデータが一定
のサンプリング周波数(以下これをfsとする)で書込
まれ、バッファ1からは時間Tpの間にfs/nのサン
プリング周波数でデータ(無音期間のデータ“0゛を含
む)が読出されD/A変換器513に与えられる。以上
のように、A/D変換とD/A変換は同時に進行してお
り、時間Tpごとにスイッチング素子SW1およびSW
2が切換わり、バッファ1および2が交換されて、A/
D変換データの蓄積と送出とが同時に行なわれる。
次に、fl>L/nの場合では、無音期間のデータがな
いとしても、l−L/nの音声データが欠落してしまう
ので、次のような処理が必要となる。
すなわち、この場合は無音期間を除去したQ個のデータ
がL/n個となるように、有音期間の音声データの11
− L / nだけのデータを間引く必要がある。その
方法として、たとえば第4B図に示すように、VSCを
利用する。すなわち、バッファ1または2から読出され
た音声データの有音期間について、斜線で示すように音
声データの棄却期間を部分的に設ける。この棄却期間の
時間長さはたとえば音声の1つの音韻長よりも短くなる
ような時間長さに設定される。この1つの周期中の続出
期間qと棄却期間rの比は、次式のように設定される。
q : r−L/n :  (m−L/n)    −
(2)ここでは、vSCを利用してこの1つの周期を数
10m5以下に設定するので、音声を構成する基本単位
となる音素波形の一部が欠“落するだけで、音韻情報は
保存される。したがって、話の内容が欠落することはな
い。但し、音声データの一部rが棄却されるため話の進
行の速度は速くなる。
第5図は、第1図に示すMPU511中の処理を示すフ
ロー図である。第5図では、既に述べた動作がMPU5
11中における処理として示されている。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、有音期間の音声信号
を時間軸上で無音期間にわたって伸長する伸長手段を設
けたので、無音期間を有効に利用することにより、再生
速度に依存することなく記録時の音程を有する音声信号
を出力可能な音声信号再生装置が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、VTR中に設けられたこの発明の一実施例を
示す音声信号再生装置のブロック図である。第2図は、
第1図に示したレベル検出器を示す回路図である。第3
図は、第2図に示したレベル検出器の動作を説明するた
めのタイミング図である。第4A図および第4B図は、
第1図に示した音声信号再生装置の動作を説明するため
のタイミング図である。第5図は、第1図に示したMP
Uにおける処理を示すフロー図である。 図において、1,2はバッファ、11.12はRAM、
506はレベル検出器、511はMPUである。 ・+像ヰ=r呪9 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予め定められた記録速度で磁気テープ上に記録さ
    れた音声信号を再生する音声信号再生装置であって、 前記磁気テープ上に記録された音声信号を記録速度を越
    える再生速度で再生する再生手段と、前記再生手段に接
    続され、再生された音声信号をストアするための記憶手
    段と、 再生された音声信号に応答して音声信号の時間軸上の有
    音期間および無音期間を検出する音声検出手段と、 前記記憶手段に接続され、前記音声検出手段に応答して
    、有音期間の音声信号を時間軸上で伸長する伸長手段と
    を含み、 前記伸長手段によって伸長される有音期間の音声信号は
    、無音期間にわたって伸長される、音声信号再生装置。
  2. (2)さらに、 前記伸長手段による伸長のために必要な無音期間の時間
    長さの不足を検出する不足検出手段と、前記不足検出手
    段に応答して有音期間の音声信号をバリアブル・スピー
    チ・コントロールにより間引く間引手段とを含む、請求
    項(1)に記載の音声信号再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06162656A (ja) * 1992-11-13 1994-06-10 Victor Co Of Japan Ltd 音響信号処理装置
JPH06195866A (ja) * 1992-12-21 1994-07-15 Victor Co Of Japan Ltd 音響信号処理装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5945608A (ja) * 1982-09-06 1984-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 信号処理装置

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