JPH03279255A - セラミックグリーンシート用組成物、そのシート及びセラミック焼結体 - Google Patents

セラミックグリーンシート用組成物、そのシート及びセラミック焼結体

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JPH03279255A
JPH03279255A JP2078926A JP7892690A JPH03279255A JP H03279255 A JPH03279255 A JP H03279255A JP 2078926 A JP2078926 A JP 2078926A JP 7892690 A JP7892690 A JP 7892690A JP H03279255 A JPH03279255 A JP H03279255A
Authority
JP
Japan
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ceramic green
green sheet
composition
ceramic
sheet
Prior art date
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Application number
JP2078926A
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English (en)
Inventor
Takayuki Uehara
孝行 上原
Katsuyuki Horie
克之 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回路塗膜の密着性等を改善したセラミックグ
リーンシート、その組成物及びセラミックグリーンシー
トを用いて得られるセラミック焼結体に関する。
〔従来の技術〕
積層コンデンサ、積層インダクタ及び積FiLCフィル
ター等に代表される積層セラミック電子部品は、回路塗
膜を形成したセラミックグリーンシートを積層し、焼成
したものである。
セラミックグリーンシートは、チタン酸バリウム等のセ
ラミック誘電体粉末とバインダー等を水あるいは有機溶
剤とともにボールミル等で混練して得られるスラリーを
、離型剤処理したポリエチレンテレフタレートフィルム
(以下、PETフィルムという)上でドクタブレード法
等によりlO〜50μ謡の厚さのシート状に成形された
ものである。
このようにして形成されたセラミックグリーンシートに
は回路塗膜が印刷されるが、例えば積層セラミックコン
デンサ用セラミックグリーンシートには金属粉末とバイ
ンダー等からなる金属ペーストが印刷され、内部電極塗
膜が形成される。
次に、これらセラミックグリーンシートを前記PETフ
ィルムから剥がし、その複数枚を内部電極塗1莫がセラ
ミックグリーンシートを介して重なるように積層し、さ
らに上下両側にセラミックグリーンシートを重ね、加圧
装置により圧着する。
そして、この得られた積層体を製品の内部電極のパター
ンにしたがってチップ状に切断し、1200〜1400
℃で焼成した後、得られた焼結チップ状体の両端面に上
記と同様の金属ペーストを塗布し、700〜900℃で
焼成して外部電極を形成し、積層セラミックコンデンサ
を得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、セラミックグリーンシート用バインダーとし
ては、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリメチルアクリレート、ポリウレタン、ポリ塩化
ビニルあるいはニトロセルロース等の水や有機溶剤に可
溶な樹脂が用いられるが、前記したようにセラミ7タグ
リーンシートに内部電極塗膜を形成するときに、金属ペ
ーストに含有されている有aN剤がセラミックグリーン
シート表面の前記バインダーを溶解し、これにより電極
塗膜がセラミックグリーンシートに融着し、その密着性
を保持している。
ところが、近年の積層セラミック電子部品は小型化が要
求されるにつれてセラミックグリーンシートの厚さが薄
くなり、上記電極塗膜形成の際にセラミックグリーンシ
ートがその中央深部まで溶解され、そのためセラミック
グリーンシートが歪んだり、穴が開いたりする現象が発
生するという問題を生じている。
これを解決するために、上記金属ペーストに用いる有I
i溶剤として、セラミ、フグリーンシートのバインダー
を熔解させない溶剤、例えば直鎖炭化水素系溶剤を使用
することも行われているが、この場合には揮発等により
溶剤組成が変化するとセラミックグリーンシートに対す
る回路塗膜、例えば内部電極塗膜の密着性が低下し、内
部電極塗膜とセラミックグリーンシートとの間に空隙が
住じる、いわゆるデラミネーションが起こる。
本発明の目的は、例えば内部電極塗膜をセラミックグリ
ーンシートに形成する際に、溶解することなく、しかも
内部電極塗膜の密着性の優れたセラミフグリーンシート
、その組成物及びセラミックグリーンシートを用いた焼
結体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、セラミック粉末
と、バインダーを有するセラミックグリーンシート用組
成物において、下記一般式(1)で表される有機シロキ
サン及び/又は一般式(II)で表される有機シロキサ
ンを含有するセラミックグリーンシート用組成物を提供
するものである。
また、これから得られるセラミックグリーンシート、こ
れを用いたセラミック焼結体を提供するものである。
(式中、R1、R2及びR3は各々独立に直鎖脂肪族炭
化水素基又はポリエーテル基を示し、nは自然数を示す
) なお、直鎖脂肪族炭化水素基はC)13−fC)Iけ「
(ll  は1以上)、ポリエーテルはCH−r4cH
2−o−汰C1は1以上)として表される。
有機シロキサンはバインダー100重量部に対して0.
01〜10.0重量部の割合で含有されることが好まし
い、 0.01jmt部より少ないと回路塗膜の密着性
の改善の程度が大きくならず、10重量%より多いとセ
ラミックグリーンシートの強度を低下することがある。
また、本発明は、上記組成物を用いて得られるセラミッ
クグリーンシート及びこれを用いて得られるセラミック
焼結体を提供するものである。
【作用ニ セラミックグリーンシートに上記一般式(1)(II)
に属する有機シロキサンを含有させると、その表面に有
機シロキサンに基づく層が形成され、これを介して回路
塗膜がセラミックグリーンシートに接着され、その際有
機シロキサンに基づく層は回路塗膜用塗料の有機溶剤に
溶解し難いが濡れ性が良く、回路塗膜をセラミックグリ
ーンシートに強固に接着させる。
〔実施例〕
次に本発明の詳細な説明する。
実施例1 下記各成分を秤量して得た配合物をIEポリエチレン製
ポー/ トに仕込み、5Qrpm 、15時間 ボール
ミル法により湿式混合し、スラリーを得た。
チタン酸バリウム          300 gポリ
ビニルブチラール        30 g表1の実施
例1の欄の有機シロキサン 3gオレイン酸     
           3gジオクチルフタレート  
      15 gトルエン           
  150gエタノール             1
50 g次に、このスラリーを、l、Q a+mHgの
圧力下に15分放置し、脱気処理を行った。
このスラリーを寸法100 xsoo wのPETフィ
ルム上に、隙間30μ−のドクターブレードにて、寸法
50X50mmとなるように塗布し、乾燥させ、厚さ1
0μ網のセラミックグリーンシートを得た。
このセラミックグリーンシートをPETフィルムから剥
がし、その表面全面にセラミックグリーンシートに対し
て熔解性の少ないPdの金属ペーストを印刷し、厚さ3
μmの内部電極塗膜を形成した・このようにして得られ
た内部電極塗膜付きセラミックグリーンシート20枚に
ついて各25個所を選び、−内部電極塗膜のセラミック
グリーンシートに対する接着強度を測定するとともに、
上記内部電極塗膜付きセラミックグリーンシートを50
0枚作製してデラミネーションの発住の有無を目視によ
り場べた。
第2表に接着強度の平均値及びデラミネ−ションの発生
率を示す。
実施例2〜10 実施例1において、第1表の各々の実施例の欄の第2f
iilに記載された有機シロキサンを同第3@に記載さ
れた量(バインダーとしてのポリビニルブチラール10
0重量部に対する重量部)用いた以外は同様にしてセラ
ミックグリーンシートを作製し、これらについても実施
例1と同様に測定した結果を第2表に示す。
比較例1 実施例1において、有機シロキサンを用いなかった以外
は同様にしてセラミックグリーンシートを作製し、これ
についても実施例1と同様に測定した結果を第2表に示
す。
第1表 第2表 上記実施例ではバインダーとしてポリビニルブチラール
を使用したが、例えばポリメチルメタクリレート、ポリ
メチルアクリレート、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルあ
るいはニトロセルローズも使用でき、これらは2種以上
併用することもできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、セラミックグリーンシートを有機シロ
キサン含有組成物から形成したので、有機シロキサンが
その表面に層を作ることにより、その上に塗布される回
路塗膜用塗料の溶剤にセラミックグリーンシートが溶解
されることな(、しかも回路塗膜のセラミックグリーン
シートに対する接着を強固に維持することができる。
これによりセラミックグリーンシートの均一性が維持さ
れるとともに、回路塗膜のデラミネーションの発生も避
けることができ、セラミックグリーンシートを用いて得
られる焼結体の特性を高く維持することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セラミック粉末と、バインダーを有するセラミッ
    クグリーンシート用組成物において、下記一般式( I
    )で表される有機シロキサン及び/又は一般式(II)で
    表される有機シロキサンを含有するセラミックグリーン
    シート用組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・(II) (式中、R_1、R_2及びR_3はそれぞれ独立に直
    鎖脂肪族炭化水素基又はポリエーテル基を示し、nは自
    然数を示す)
  2. (2)有機シロキサンをバインダー100重量部に対し
    て0.01〜10.0重量部の割合で含有する請求項1
    記載のセラミックグリーンシート用組成物。
  3. (3)請求項1又は2記載のセラミックグリーンシート
    用組成物を用いて得られるセラミックグリーンシート。
  4. (4)請求項3記載のセラミックグリーンシートを用い
    て得られるセラミック焼結体。
JP2078926A 1990-03-29 1990-03-29 セラミックグリーンシート用組成物、そのシート及びセラミック焼結体 Pending JPH03279255A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014141394A (ja) * 2012-12-26 2014-08-07 Murata Mfg Co Ltd セラミックグリーンシートおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014141394A (ja) * 2012-12-26 2014-08-07 Murata Mfg Co Ltd セラミックグリーンシートおよびその製造方法

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