JPH0327880Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0327880Y2
JPH0327880Y2 JP1983161628U JP16162883U JPH0327880Y2 JP H0327880 Y2 JPH0327880 Y2 JP H0327880Y2 JP 1983161628 U JP1983161628 U JP 1983161628U JP 16162883 U JP16162883 U JP 16162883U JP H0327880 Y2 JPH0327880 Y2 JP H0327880Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glove box
wire
main body
box body
box main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983161628U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6068842U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16162883U priority Critical patent/JPS6068842U/ja
Publication of JPS6068842U publication Critical patent/JPS6068842U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0327880Y2 publication Critical patent/JPH0327880Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車のインストルメントパネルに
設けられるグローブボツクスに係り、詳しくは、
ドア部と収納部とが一体に形成されたビンタイプ
のグローブボツクス本体とインストルメントパネ
ルとが形成する収納空間の内奥部を被覆する遮閉
カバーの取付構造を改良したグローブボツクスに
関するものである。
〈従来の技術〉 グローブボツクス本体とインストルメントパネ
ルとが形成する収納空間の内奥部を被覆してグロ
ーブボツクス本体を開けたときの外観性を向上さ
せ、あるいは、収納部に不用意に投入した物体が
収納部の奥部に落下することを防止するために、
近年では前記収納空間の内奥部をビニルレザー等
で構成された遮閉カバーで被覆することがある。
このように収納空間の内奥部を被覆する遮閉カ
バーを装着するために、従来では例えば実開昭57
−100550号公報などに見られるように、インスト
ルメントパネルの内奥部から垂下させた遮閉カバ
ーの下端にワイヤを止着し、このワイヤの両端を
内向きの横U字状に折曲して係止部を設け、この
係止部をグローブボツクス本体に設けたフランジ
部の下面と突部との間に弾圧係合させることによ
り、遮閉カバーの下端をグローブボツクス本体の
内奥側開口縁の外面に止着していた。
〈考案が解決しようとする課題〉 従つて、このような遮閉カバーの取付装置によ
る場合は、グローブボツクス本体の内奥側の開口
縁が湾曲している場合においてもワイヤの弾性変
形を利用して遮閉カバーを係止させることができ
るが、グローブボツクス本体の幅方向に対しては
ワイヤの自由運動が拘束され難いために、インス
トルメントパネル側に固着された遮閉カバーの上
端とグローブボツクス本体側に係止された下端と
の間の位置づれを防止できず、遮閉カバーに皺が
発生する懸念がある。又、上記従来の取付装置に
おいてはワイヤの両端に設けた係止部をそれぞれ
弾性変形させて係合させる必要性があるために、
遮閉カバーの取付作業性が悪いという不具合があ
つた。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、遮閉カバーの
取付作業性を低下させることなく取付状態の品質
(外観性)を向上させることができるグローブボ
ツクスを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本考案では、グロー
ブボツクス本体の両外側面にそれぞれ係合突部を
設けるとともに、グローブボツクス本体の幅方向
に沿う弾力性に富むワイヤを遮閉カバーの下端に
止着している。そして、前記ワイヤの端部をそれ
ぞれグローブボツクス本体の両外側面に沿つて屈
曲形成したうえで、このワイヤの一方の屈曲先端
に設けたリング状の係合部を前記グローブボツク
ス本体に設けた一方の係合突部に挿入係合させて
いる。また、ワイヤの他方の屈曲先端に設けたフ
ツク状の係合部を前記グローブボツクス本体に設
けた他方の係合突部に弾圧係合させることによ
り、前記遮閉カバーの下端をグローブボツクス本
体の内奥側の開口縁の外面に重合保持させるよう
にしたことを特徴としている。
〈作用〉 遮閉カバーの下端をグローブボツクス本体の内
奥側開口縁に止着する場合は、ワイヤの一方の屈
曲先端に設けられているリング状の係合部をグロ
ーブボツクス本体の一方の外側面に設けられてい
る係合突部に入れて係合させる。また、遮閉カバ
ーの下端に止着されているワイヤをグローブボツ
クス本体の内奥側開口縁の外面に重合させたうえ
で、ワイヤの他方の屈曲先端に設けられているフ
ツク状の係合部を弾性変形させて他方の係合突部
に係合させることにより、遮閉カバーの下端をグ
ローブボツクス本体の内奥側開口縁の外面に重合
保持させる。
即ち、ワイヤを介して遮閉カバーの下端をグロ
ーブボツクス本体に止着するに際して、このワイ
ヤの両端(屈曲部)をそれぞれグローブボツクス
本体の外側面に重合させているために、ワイヤと
グローブボツクス本体との間に位置づれが生じる
ことがない。又、ワイヤの一方の屈曲端部に設け
たリング状の係合部をグローブボツクス本体の一
方の外側面に設けた一方の係合突部に入れた(係
合させた)後に、ワイヤの他方の屈曲端部に設け
たフツク状の係合部を弾性変形させてグローブボ
ツクス本体の他方の外側面に設けられている他方
の係合突部に係合させるのみでワイヤ(遮閉カバ
ーの下端)を位置づれのない状態で止着できるた
めに、遮閉カバーの取付作業性が悪化することも
ない。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示すも
のであり、自動車のインストルメントパネル1に
形成した切欠部2には、ドア部3aと収納部3b
とを一体に形成したビンタイプのグローブボツク
ス本体3を開閉回動自在に装着することにより、
インストルメントパネル1とグローブボツクス本
体3との間に収納空間を形成するとともに、グロ
ーブボツクス本体3を手前側に倒伏回動させてこ
の収納空間を開けることができるようにしてい
る。3c,3cはグローブボツクス本体3の収納
部3bの内奥近傍外側面に設けた係合突部であ
る。
前記収納空間の内奥部を被覆する遮閉カバー4
は、例えば、ビニルレザー等をグローブボツクス
本体3の幅と略同一幅の長方形に裁断して構成さ
れており、その上端を第7図に示すようにリテー
ナ5等でインストルメントパネル1の内奥部分に
止着している。
一方、前記遮閉カバー4の下端を袋状に形成す
ることにより、グローブボツクス本体3の幅方向
に沿う弾性力に富むワイヤ6をこの袋状部分に挿
入している。そして、このワイヤ6の端部をそれ
ぞれグローブボツクス本体3の外側面に沿つて屈
曲形成し、一方の屈曲先端にリング状の係合部6
aを設けるとともに、他方の屈曲先端にフツク状
の係合部6bを設けている。又、リング状の係合
部6aの内径及びフツク状の係合部6bの屈曲半
径を前記係合突部3c,3cの外径よりわずかに
大きくすることにより、リング状の係合部6aを
一方の係合突部3cに入れてフツク状の係合部6
bを他方の係合突部3cに引掛ければ、ワイヤ6
がグローブボツクス本体3の内奥側の開口縁外面
に弾圧保持され、これにより、遮閉カバー4の下
端がグローブボツクス本体3の内奥側の開口縁外
側面に密着保持されるようにしている。4a,4
aはワイヤ6を挿通する袋部を縫製するためのス
テープルであり、前記グローブボツクス本体3の
内奥側の開口縁外側面に凹溝3dを形成すること
により、グローブボツクス本体3の開口縁の強度
を高くするとともに、この凹溝3d内にワイヤ6
(遮閉カバー4の下端)を没入させて位置ずれを
防止するようにしている。
即ち、遮閉カバー4の下端をグローブボツクス
本体3に止着するに際して、従来では遮閉カバー
4の下端をグローブボツクス本体3の内奥側開口
縁に外面に重合させてこれをステープルで固定し
ていたために、この取付面が湾曲するときは遮閉
カバー4を的確に湾曲させて取付面に密着させる
ことが困難であつたので皺が発生する懸念があつ
た。しかしながら、本考案ではワイヤの撓曲を利
用して遮閉カバー4の下端をグローブボツクス本
体3の外側面(取付面)に密着させることがで
き、しかも、構造上密着しない場合においても遮
閉カバー4の下端を取付面に沿つて円滑に湾曲さ
せることができるので取付けられた遮閉カバー4
に皺が発生することがない。又、ワイヤ6の両端
に設けた係合部6a,6bを係合突部3a,3a
に係合させれば、このワイヤ6の屈曲部分がグロ
ーブボツクス本体3の外側面に当接(接触)して
ワイヤ6(遮閉カバー4の下端)とグローブボツ
クス本体3との間の位置づれを防止するために、
遮閉カバー4の皺の発生を予防できる。更に、組
立位置以外の場所で予め遮閉カバー4の下端にワ
イヤ6を挿通させた後にワイヤ6の端部の係合部
6a,6bをグローブボツクス本体3に設けた係
合突部3c,3cに弾性係合させるのみで遮閉カ
バー4の下端をグローブボツクス本体3に止着す
ることができるため、取付作業性も向上する。
上記実施例ではワイヤ6の一端の係合部6aを
リング状にするとともに、他端の係合部6aをフ
ツク状に形成しているが、第8図に示す実施例の
ように係合部(フツク)6bの先端をワイヤ6の
長さ方向に屈曲成形してグリツプ部6cを形成し
た場合は、このグリツプ部6cを摘んでフツク状
の係合部6bを係合突部3bに係合させることが
できるためにワイヤ6の取付作業性をより向上さ
せることができる。
又、遮閉カバー4の下端にワイヤ6を止着する
には必ずしも遮閉カバー4の下端に袋状部分を形
成する必要性はなく、例えば遮閉カバー4の下端
部に所定の間隔で孔を穿設し、この孔にワイヤ6
を挿通して両者を一体化させることもできる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、遮閉カバ
ーの下端にワイヤを止着し、このワイヤの弾性力
を利用してカバーに皺が発生することを防止しつ
つこれをグローブボツクス本体に止着するように
しているために、遮閉カバーに皺が発生するおそ
れがない。又、ワイヤの一方の屈曲先端に設けた
リング状の係合部をグローブボツクス本体の一方
の外側面に設けた係合突部に入れたうえで、ワイ
ヤの他方の屈曲先端に設けているフツク状の係合
部をグローブボツクス本体の他方の外側面に設け
た係合突部に引掛けるのみでワイヤ(遮閉カバー
の下端)の取付を行なうことができるために、ワ
イヤの両端をそれぞれ弾性変形させて取付けるも
のに比較して取付作業性を向上できる。更に、ワ
イヤの屈曲部がそれぞれグローブボツクス本体の
外側面に接触(重合)してワイヤの移動を阻止す
るために、万一にも遮閉カバーに皺が発生するこ
とがなく、グローブボツクスの品質(外観性)が
向上するとともに、遮閉カバーとグローブボツク
ス本体との結合作業性が改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグローブボツクスの一実
施例を示す斜視図、第2図は同上要部の分解斜視
図、第3図は遮閉カバーとワイヤとの結合状態を
示す斜視図、第4図は第3図のA−A断面図、第
5図はワイヤの一端に設けたリング状の係合部と
一方の係合突部との係合状態を示す側面図、第6
図はワイヤの他端に設けたフツク状の係合部と他
方の係合突起との結合状態を示す側面図、第7図
はインストルメントパネルとグローブボツクス本
体と遮閉カバーとの関係を示す中央部分の断面
図、第8図は本考案の他の実施例を示す要部の斜
視図である。 1……インストルメントパネル、2……切欠
部、3……グローブボツクス本体、3a……ドア
部、3b……収納部、3c……係合突部、4……
遮閉カバー、5……リテーナ、6……ワイヤ、6
a……リング状の係合部、6b……フツク状の係
合部、6c……グリツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア部と収納部とを一体に形成したビンタイプ
    のグローブボツクス本体をインストルメントパネ
    ルに形成した切欠部に開閉回動可能に枢着すると
    ともに、前記切欠部の内奥部から垂下させた遮閉
    カバーの下端を前記グローブボツクス本体の内奥
    側開口縁に止着することにより、グローブボツク
    ス本体とインストルメントパネルとで形成された
    収納空間の内奥部を前記遮閉カバーで被覆するよ
    うに構成したグローブボツクスであつて、前記グ
    ローブボツクス本体の両外側面にそれぞれ係合突
    部を設け、前記遮閉カバーの下端に止着したグロ
    ーブボツクス本体の幅方向に沿う弾力性に富むワ
    イヤの端部をそれぞれグローブボツクス本体の両
    外側面に沿つて屈曲形成し、ワイヤの一方の屈曲
    先端に設けたリング状の係合部を前記グローブボ
    ツクス本体に設けた一方の係合突部に挿入係合さ
    せるとともにワイヤの他方の屈曲先端に設けたフ
    ツク状の係合部を前記グローブボツクス本体に設
    けた他方の係合突部に弾圧係合させることによ
    り、て前記遮閉カバーの下端をグローブボツクス
    本体の内奥側の開口縁の外面に重合保持させたこ
    とを特徴とするグローブボツクス。
JP16162883U 1983-10-19 1983-10-19 グローブボックス Granted JPS6068842U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16162883U JPS6068842U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 グローブボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16162883U JPS6068842U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 グローブボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6068842U JPS6068842U (ja) 1985-05-16
JPH0327880Y2 true JPH0327880Y2 (ja) 1991-06-17

Family

ID=30355157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16162883U Granted JPS6068842U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 グローブボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6068842U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943144Y2 (ja) * 1980-12-11 1984-12-20 本田技研工業株式会社 車両のグロ−ブボツクス装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6068842U (ja) 1985-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0795090B1 (en) Mounting clip
JPH0327880Y2 (ja)
JP4563169B2 (ja) 蓋体
JPH08107617A (ja) カバー係止構造
JP3050762B2 (ja) コルゲートチューブの保持構造
JP2001124022A (ja) パーツの取付装置
JP2579482Y2 (ja) 箱体の組付け構造
JPH0616062A (ja) シフトレバーブーツの取付装置
JP3198851B2 (ja) サイドシルスカッフの取付構造
JPH09280217A (ja) 固定具
JPH0135526Y2 (ja)
JP3734576B2 (ja) シールパッキン
JPH0346252Y2 (ja)
JPH0448332Y2 (ja)
JPH0719924Y2 (ja) シートベルトのタングプレート取付具
JPH0310404Y2 (ja)
JPH0129154Y2 (ja)
JP2588968Y2 (ja) 電気接続用箱体における蓋体の係止構造
JP2606084Y2 (ja) ピラートリムの取付構造
JPS5823859Y2 (ja) 樋取付具
JPH08191523A (ja) ワイヤハーネス用成形プロテクタ
JPH0231604Y2 (ja)
JPH0446575Y2 (ja)
JPH0357066Y2 (ja)
JPH0135527Y2 (ja)