JPH08191523A - ワイヤハーネス用成形プロテクタ - Google Patents
ワイヤハーネス用成形プロテクタInfo
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- JPH08191523A JPH08191523A JP7017530A JP1753095A JPH08191523A JP H08191523 A JPH08191523 A JP H08191523A JP 7017530 A JP7017530 A JP 7017530A JP 1753095 A JP1753095 A JP 1753095A JP H08191523 A JPH08191523 A JP H08191523A
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- Japan
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- bolt
- wire harness
- hole
- protector
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤハーネス２０を収納するプロテクタ主
部２に立設した取付部３のボルト貫通孔５に、車体２１
に突設したスタッドボルト４を挿通し、突き出したスタ
ッドボルト４に係止クリップ６を装着して、車体２１へ
取着固定するワイヤハーネス用成形プロテクタ１におい
て、スタッドボルト４への係止固定の作業性と作業能率
の向上を図る。 【構成】 取付部３に、ボルト貫通孔５と連通し、か
つ、ボルト貫通孔５とプロテクタ主部２の間に位置する
ボルト遊挿窓７を設け、ボルト貫通孔５が頭部にしてボ
ルト遊挿窓７が胴部を構成すると共に、その頭部と胴部
の間の首部８が、スタッドボルト４の通過可能の形状を
有する頭小胴大形状のボルト係合部１０を設け、予めボ
ルト遊挿窓７へ通したスタッドボルト４を、プロテクタ
主部２の自重利用によってボルト貫通孔５に導いて、取
付部３をスタッドボルト４に係着するする構造が特徴で
ある。
部２に立設した取付部３のボルト貫通孔５に、車体２１
に突設したスタッドボルト４を挿通し、突き出したスタ
ッドボルト４に係止クリップ６を装着して、車体２１へ
取着固定するワイヤハーネス用成形プロテクタ１におい
て、スタッドボルト４への係止固定の作業性と作業能率
の向上を図る。 【構成】 取付部３に、ボルト貫通孔５と連通し、か
つ、ボルト貫通孔５とプロテクタ主部２の間に位置する
ボルト遊挿窓７を設け、ボルト貫通孔５が頭部にしてボ
ルト遊挿窓７が胴部を構成すると共に、その頭部と胴部
の間の首部８が、スタッドボルト４の通過可能の形状を
有する頭小胴大形状のボルト係合部１０を設け、予めボ
ルト遊挿窓７へ通したスタッドボルト４を、プロテクタ
主部２の自重利用によってボルト貫通孔５に導いて、取
付部３をスタッドボルト４に係着するする構造が特徴で
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスを収納
して車体・機器に取り付け、そのワイヤハーネスの車体
等への配設姿勢を整えて保持すると共に、ワイヤハーネ
スの保護を図るのに使用するワイヤハーネス用成形プロ
テクタに関するものである。
して車体・機器に取り付け、そのワイヤハーネスの車体
等への配設姿勢を整えて保持すると共に、ワイヤハーネ
スの保護を図るのに使用するワイヤハーネス用成形プロ
テクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤハーネス用成形プロテクタ１は
（図７参照）、ワイヤハーネス２０を貫通収納する長尺
溝体のプロテクタ主部２を主要部になし、そのプロテク
タ主部２の外周に立設した取付部３を有する基本構造を
有し、その取付部３のボルト貫通孔５に、車体・機器側
に突設したスタッドボルト４を貫挿して、取付部３から
突き出したスタッドボルト４に、別体の係止クリップ６
を装着して、スタッドボルト４の係止条と係止クリップ
６の係止爪を係合させることによって、成形プロテクタ
１を車体等に固定し、収納したワイヤハーネス２０の車
体等への配設姿勢を整えて保持すると共に、ワイヤハー
ネス２０を保護するスタッドボルト固定型のものが普及
している。
（図７参照）、ワイヤハーネス２０を貫通収納する長尺
溝体のプロテクタ主部２を主要部になし、そのプロテク
タ主部２の外周に立設した取付部３を有する基本構造を
有し、その取付部３のボルト貫通孔５に、車体・機器側
に突設したスタッドボルト４を貫挿して、取付部３から
突き出したスタッドボルト４に、別体の係止クリップ６
を装着して、スタッドボルト４の係止条と係止クリップ
６の係止爪を係合させることによって、成形プロテクタ
１を車体等に固定し、収納したワイヤハーネス２０の車
体等への配設姿勢を整えて保持すると共に、ワイヤハー
ネス２０を保護するスタッドボルト固定型のものが普及
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のスタッド
ボルト固定型の成形プロテクタ１は、車体等へ取り付け
る場合、長尺のワイヤハーネス２０の中間部分を収納し
て、かなりの重量を有する成形プロテクタ１を、狭隘な
配設空間しか存在しない配設ルートに沿わせて手で保持
し、取付部３のボルト貫通孔５をスタッドボルト４に位
置合せして差し込む作業となり、しかも、そのボルト貫
通孔５とスタッドボルト４の位置整合の良否の視認がし
ずらく、作業者の勘に頼る作業となるので、図７の
（Ｂ）例示のように、取付部３とスタッドボルト４の干
渉を生じ易く、成形プロテクタ１の車体等への配設は極
めて煩雑にして非能率作業になる。
ボルト固定型の成形プロテクタ１は、車体等へ取り付け
る場合、長尺のワイヤハーネス２０の中間部分を収納し
て、かなりの重量を有する成形プロテクタ１を、狭隘な
配設空間しか存在しない配設ルートに沿わせて手で保持
し、取付部３のボルト貫通孔５をスタッドボルト４に位
置合せして差し込む作業となり、しかも、そのボルト貫
通孔５とスタッドボルト４の位置整合の良否の視認がし
ずらく、作業者の勘に頼る作業となるので、図７の
（Ｂ）例示のように、取付部３とスタッドボルト４の干
渉を生じ易く、成形プロテクタ１の車体等への配設は極
めて煩雑にして非能率作業になる。
【０００４】そして、重重量の大形のワイヤハーネス２
０を収納した場合や、成形プロテクタ１が三軸方向に曲
成されている場合は、その配設作業が一段と困難にな
り、ワイヤハーネス２０の車体等への配設作業性が特段
に悪化する難点がある。本発明は、以上の従来技術の難
点を解消するワイヤハーネス用成形プロテクタを提供す
るものである。
０を収納した場合や、成形プロテクタ１が三軸方向に曲
成されている場合は、その配設作業が一段と困難にな
り、ワイヤハーネス２０の車体等への配設作業性が特段
に悪化する難点がある。本発明は、以上の従来技術の難
点を解消するワイヤハーネス用成形プロテクタを提供す
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用成形プロテクタは「ワイヤ
ハーネスを貫通収納する長尺溝体のプロテクタ主部に、
ボルト貫通孔を有する取付部を立設し、前記ボルト貫通
孔に、車体・機器側のスタッドボルトを貫挿し、前記取
付部から突き出す前記スタッドボルトに、係止クリップ
を装着して、車体・機器へ取着固定するワイヤハーネス
用成形プロテクタにおいて、前記取付部に、前記ボルト
貫通孔と連通し、かつ、前記ボルト貫通孔と前記プロテ
クタ主部の間に位置するボルト遊挿窓を設け、前記ボル
ト貫通孔が頭部にして前記ボルト遊挿窓が胴部を構成
し、かつ、前記スタッドボルトが通過可能の首部を有す
る頭小胴大形状のボルト係合部を設けた構造」になって
いる。
る本発明のワイヤハーネス用成形プロテクタは「ワイヤ
ハーネスを貫通収納する長尺溝体のプロテクタ主部に、
ボルト貫通孔を有する取付部を立設し、前記ボルト貫通
孔に、車体・機器側のスタッドボルトを貫挿し、前記取
付部から突き出す前記スタッドボルトに、係止クリップ
を装着して、車体・機器へ取着固定するワイヤハーネス
用成形プロテクタにおいて、前記取付部に、前記ボルト
貫通孔と連通し、かつ、前記ボルト貫通孔と前記プロテ
クタ主部の間に位置するボルト遊挿窓を設け、前記ボル
ト貫通孔が頭部にして前記ボルト遊挿窓が胴部を構成
し、かつ、前記スタッドボルトが通過可能の首部を有す
る頭小胴大形状のボルト係合部を設けた構造」になって
いる。
【０００６】即ち、本発明のワイヤハーネス用成形プロ
テクタは、取付部のボルト貫通孔に連通する前記要件の
ボルト遊挿窓を設け、車体・機器側のスタッドボルト
を、その大形のボルト遊挿窓に予め通し、しかるのち、
下方に存在するプロテクタ主部の重力を利用して、その
ボルト遊挿窓内のスタッドボルトを、上方のボルト貫通
孔へ導き、プロテクタ主部の係止部とスタッドボルトを
「ピタッ」と係着させるようにした構造が特徴である。
テクタは、取付部のボルト貫通孔に連通する前記要件の
ボルト遊挿窓を設け、車体・機器側のスタッドボルト
を、その大形のボルト遊挿窓に予め通し、しかるのち、
下方に存在するプロテクタ主部の重力を利用して、その
ボルト遊挿窓内のスタッドボルトを、上方のボルト貫通
孔へ導き、プロテクタ主部の係止部とスタッドボルトを
「ピタッ」と係着させるようにした構造が特徴である。
【０００７】そして、そのボルト係合部と係止クリップ
からなる取付機構は、係止クリップをスタッドボルトへ
装着係止した状態において、そのボルト遊挿窓の空間に
挿入する挿入脚部を係止クリップに突設したり、ボルト
貫通孔とボルト遊挿窓が接合する首部を、スタッドボル
トより細くして、ボルト遊挿窓内のスタッドボルトを、
その首部の弾性変形によって強制通過させる態様が採択
される。
からなる取付機構は、係止クリップをスタッドボルトへ
装着係止した状態において、そのボルト遊挿窓の空間に
挿入する挿入脚部を係止クリップに突設したり、ボルト
貫通孔とボルト遊挿窓が接合する首部を、スタッドボル
トより細くして、ボルト遊挿窓内のスタッドボルトを、
その首部の弾性変形によって強制通過させる態様が採択
される。
【０００８】さらに、ボルト貫通孔の孔縁の一部を、自
由端に係止爪を有する片持梁弾性片の自由端部分で形成
し、挿着したスタッドボルトを仮係止する構造にした
り、または、スタッドボルトに係合した係止クリップと
取付部の相対位置を規制する凹凸嵌合係止を取付部と係
止クリップに設けたり、或は、ボルト貫通孔に貫通した
スタッドボルトが車体振動等によって、下方のボルト遊
挿窓に逆戻り転位しないように、ボルト遊挿窓に開閉蓋
を設けたり、さらに、取付部と係止クリップを折曲自在
の連結片によって一体にする等の態様が採択される。
由端に係止爪を有する片持梁弾性片の自由端部分で形成
し、挿着したスタッドボルトを仮係止する構造にした
り、または、スタッドボルトに係合した係止クリップと
取付部の相対位置を規制する凹凸嵌合係止を取付部と係
止クリップに設けたり、或は、ボルト貫通孔に貫通した
スタッドボルトが車体振動等によって、下方のボルト遊
挿窓に逆戻り転位しないように、ボルト遊挿窓に開閉蓋
を設けたり、さらに、取付部と係止クリップを折曲自在
の連結片によって一体にする等の態様が採択される。
【０００９】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタは、ボルト貫通孔と連通する大形のボルト遊挿
窓が存在し、しかも、そのボルト遊挿窓が、ボルト貫通
孔と、ワイヤハーネスを収納した成形プロテクタ主部と
の間に位置するので、成形プロテクタの取付部を車体・
機器側のスタッドボルトに通すとき、予め大形のボルト
遊挿窓にスタッドボルトを通し、しかるのち、成形プロ
テクタ主部の重量を利用して下方へ引き下げると（スタ
ッドボルト型ワイヤハーネス用成形プロテクタは、重量
のある成形プロテクタ主部を取付部によって担持するの
で、上方の取付部に成形プロテクタ主部を吊り下げ状態
にして、車体等へ固定される）、ボルト遊挿窓内のスタ
ッドボルトは、半ば自動的にボルト貫通孔へ導かれて、
スタッドボルトと取付部が係着するので、スタッドボル
トへの成形プロテクタの取り付けが極めてし易くなる。
ロテクタは、ボルト貫通孔と連通する大形のボルト遊挿
窓が存在し、しかも、そのボルト遊挿窓が、ボルト貫通
孔と、ワイヤハーネスを収納した成形プロテクタ主部と
の間に位置するので、成形プロテクタの取付部を車体・
機器側のスタッドボルトに通すとき、予め大形のボルト
遊挿窓にスタッドボルトを通し、しかるのち、成形プロ
テクタ主部の重量を利用して下方へ引き下げると（スタ
ッドボルト型ワイヤハーネス用成形プロテクタは、重量
のある成形プロテクタ主部を取付部によって担持するの
で、上方の取付部に成形プロテクタ主部を吊り下げ状態
にして、車体等へ固定される）、ボルト遊挿窓内のスタ
ッドボルトは、半ば自動的にボルト貫通孔へ導かれて、
スタッドボルトと取付部が係着するので、スタッドボル
トへの成形プロテクタの取り付けが極めてし易くなる。
【００１０】そして、前記態様の「ボルト遊挿窓へ挿入
する挿入脚部を設けた係止クリップ」または、ボルト貫
通孔とボルト遊挿窓間の首部を「スタッドボルトより細
くした」ものは、スタッドボルトで保持した成形プロテ
クタが、車体振動等による上下移動外力を受けても、ス
タッドボルトが下方のボルト遊挿窓内へ容易に逆戻りし
ないので、使用状態の成形プロテクタのがたつきが防止
できる。
する挿入脚部を設けた係止クリップ」または、ボルト貫
通孔とボルト遊挿窓間の首部を「スタッドボルトより細
くした」ものは、スタッドボルトで保持した成形プロテ
クタが、車体振動等による上下移動外力を受けても、ス
タッドボルトが下方のボルト遊挿窓内へ容易に逆戻りし
ないので、使用状態の成形プロテクタのがたつきが防止
できる。
【００１１】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図１を参照して、ワイヤ
ハーネス２０を貫通収納する長尺溝体のプロテクタ主部
２の外周上縁に、車体２１の隔板に接合する板状の取付
部３を立設すると共に、その取付部３のボルト貫通孔５
に、車体２１に突設したスタッドボルト４を通し、ボル
ト貫通孔５から突き出したスタッドボルト４に、別体の
係止クリップ６を装着し、係止クリップ６の係止爪１１
をスタッドボルト４の係止隆条１２に、かみ合せ係合さ
せることによって、プロテクタ主部２をスタッドボルト
４に取り付け固定するスタッドボルト型のワイヤハーネ
ス用成形プロテクタ１において、取付部３に、ボルト貫
通孔５と連通するボルト遊挿窓７が穿設され、このボル
ト貫通孔５が頭部にしてボルト遊挿窓７が胴部をなす頭
小胴大形状のボルト係合部１０が設けられている。
ず、本発明の第一実施例を示す図１を参照して、ワイヤ
ハーネス２０を貫通収納する長尺溝体のプロテクタ主部
２の外周上縁に、車体２１の隔板に接合する板状の取付
部３を立設すると共に、その取付部３のボルト貫通孔５
に、車体２１に突設したスタッドボルト４を通し、ボル
ト貫通孔５から突き出したスタッドボルト４に、別体の
係止クリップ６を装着し、係止クリップ６の係止爪１１
をスタッドボルト４の係止隆条１２に、かみ合せ係合さ
せることによって、プロテクタ主部２をスタッドボルト
４に取り付け固定するスタッドボルト型のワイヤハーネ
ス用成形プロテクタ１において、取付部３に、ボルト貫
通孔５と連通するボルト遊挿窓７が穿設され、このボル
ト貫通孔５が頭部にしてボルト遊挿窓７が胴部をなす頭
小胴大形状のボルト係合部１０が設けられている。
【００１２】詳しくは、ボルト遊挿窓７は、ボルト貫通
孔５とプロテクタ主部２との間に位置し、スタッドボル
ト４を自由に挿入受け入れする形状を有し、ボルト貫通
孔５の直径Ｄの概ね３倍の幅Ｂと、直径Ｄの概ね２倍の
高さＨを有する大形に形成されると共に、そのボルト貫
通孔５とボルト遊挿窓７が連続した全形が、頭小胴大の
達磨形状をなし、首部８はスタッドボルト４が通過し得
るサイズを有するボルト係合部１０を構成している。
孔５とプロテクタ主部２との間に位置し、スタッドボル
ト４を自由に挿入受け入れする形状を有し、ボルト貫通
孔５の直径Ｄの概ね３倍の幅Ｂと、直径Ｄの概ね２倍の
高さＨを有する大形に形成されると共に、そのボルト貫
通孔５とボルト遊挿窓７が連続した全形が、頭小胴大の
達磨形状をなし、首部８はスタッドボルト４が通過し得
るサイズを有するボルト係合部１０を構成している。
【００１３】そして、係止クリップ６はスタッドボルト
４を通すボルト孔１３の内周に係止爪１１を隆設した形
状を有すると共に、スタッドボルト４へ正常に装着した
状態において、空のボルト遊挿窓７に挿入する挿入脚部
１４を前方に隆設している。
４を通すボルト孔１３の内周に係止爪１１を隆設した形
状を有すると共に、スタッドボルト４へ正常に装着した
状態において、空のボルト遊挿窓７に挿入する挿入脚部
１４を前方に隆設している。
【００１４】そして、ワイヤハーネス２０を収納したプ
ロテクタ主部２を、スタッドボルト４に係止固定するに
際し、スタッドボルト４をボルト遊挿窓７の任意個所に
予め通し、しかるのち、プロテクタ主部２の自重を利用
してプロテクタ主部２を下方に下げることによって、ボ
ルト遊挿窓７内のスタッドボルト４をボルト貫通孔５に
導いて、係止部３とスタッドボルト４の正常な係止姿勢
になし、しかるのち、係止クリップ６をスタッドボルト
４に装着すると共に、挿入脚部１４を、空のボルト遊挿
窓７に挿着し、成形プロテクタ１を車体２１へ取り付け
固定する。
ロテクタ主部２を、スタッドボルト４に係止固定するに
際し、スタッドボルト４をボルト遊挿窓７の任意個所に
予め通し、しかるのち、プロテクタ主部２の自重を利用
してプロテクタ主部２を下方に下げることによって、ボ
ルト遊挿窓７内のスタッドボルト４をボルト貫通孔５に
導いて、係止部３とスタッドボルト４の正常な係止姿勢
になし、しかるのち、係止クリップ６をスタッドボルト
４に装着すると共に、挿入脚部１４を、空のボルト遊挿
窓７に挿着し、成形プロテクタ１を車体２１へ取り付け
固定する。
【００１５】以上の図１実施例のものは前記の作用があ
り、ボルト貫通孔５より数倍大のボルト遊挿窓７に、車
体側のスタッドボルト４を予備挿入し、しかるのち、そ
のスタッドボルト４を、プロテクタ主部２の重量利用に
よってボルト貫通孔５へ導いて係止部３をスタッドボル
ト４に正常係止することができるので、重重量の大形ワ
イヤハーネス２０を収納した成形プロテクタ１の場合
や、取扱い難い三軸曲成の成形プロテクタ１でも、狭隘
な配設空間しか存在しない車体のワイヤハーネス配設ル
ートへ容易に配設係止することができる。
り、ボルト貫通孔５より数倍大のボルト遊挿窓７に、車
体側のスタッドボルト４を予備挿入し、しかるのち、そ
のスタッドボルト４を、プロテクタ主部２の重量利用に
よってボルト貫通孔５へ導いて係止部３をスタッドボル
ト４に正常係止することができるので、重重量の大形ワ
イヤハーネス２０を収納した成形プロテクタ１の場合
や、取扱い難い三軸曲成の成形プロテクタ１でも、狭隘
な配設空間しか存在しない車体のワイヤハーネス配設ル
ートへ容易に配設係止することができる。
【００１６】そして、スタッドボルト４へ正常に係止し
て空になったボルト遊挿窓７には、係止クリップ６の挿
入脚部１４が挿入されて埋めるので、車体振動によって
成形プロテクタ１が上下移動外力を受けても、スタッド
ボルト４がボルト遊挿窓７に逆戻りするおそれはなく、
係止部３とスタッドボルト４の正常係止の状態が維持で
きる。
て空になったボルト遊挿窓７には、係止クリップ６の挿
入脚部１４が挿入されて埋めるので、車体振動によって
成形プロテクタ１が上下移動外力を受けても、スタッド
ボルト４がボルト遊挿窓７に逆戻りするおそれはなく、
係止部３とスタッドボルト４の正常係止の状態が維持で
きる。
【００１７】続いて、図２〜図６を参照して本発明の他
の実施例を説明する。即ち、図１実施例と同様なボルト
係合部１０を有するスタッドボルト型ワイヤハーネス用
成形プロテクタ１において、図２のものはボルト係合部
１０の首部８の幅Ｌが、スタッドボルト４の直径Ｄより
僅かに細く形成され、首部８の弾性拡幅によって、ボル
ト遊挿窓７内のスタッドボルト４がボルト貫通孔５に導
かれるようになっている。この図２実施例のものによる
と、係止クリップ６の前記実施例の挿入脚部１４が不存
在でも、ボルト貫通孔５内のスタッドボルト４がボルト
遊挿窓７へ逆戻り転位するおそれが極めて少くなる。
の実施例を説明する。即ち、図１実施例と同様なボルト
係合部１０を有するスタッドボルト型ワイヤハーネス用
成形プロテクタ１において、図２のものはボルト係合部
１０の首部８の幅Ｌが、スタッドボルト４の直径Ｄより
僅かに細く形成され、首部８の弾性拡幅によって、ボル
ト遊挿窓７内のスタッドボルト４がボルト貫通孔５に導
かれるようになっている。この図２実施例のものによる
と、係止クリップ６の前記実施例の挿入脚部１４が不存
在でも、ボルト貫通孔５内のスタッドボルト４がボルト
遊挿窓７へ逆戻り転位するおそれが極めて少くなる。
【００１８】つぎに、図３のものは、ボルト貫通孔５の
下半部分の孔縁を、自由端に係止爪１１を有する片持梁
弾性片１５によって形成すると共に、係止クリップ６
に、片持梁弾性片１５の周辺空間に嵌入して、弾性片１
５の弾性変位を防止する変位防止突起１６を設け、ボル
ト貫通孔５に貫挿したスタッドボルト４と弾性片１５の
係止爪１１を係合させると共に、その係合姿勢を装着し
た係止クリップ６の変位防止突起１６によってロックす
る構造になっている。
下半部分の孔縁を、自由端に係止爪１１を有する片持梁
弾性片１５によって形成すると共に、係止クリップ６
に、片持梁弾性片１５の周辺空間に嵌入して、弾性片１
５の弾性変位を防止する変位防止突起１６を設け、ボル
ト貫通孔５に貫挿したスタッドボルト４と弾性片１５の
係止爪１１を係合させると共に、その係合姿勢を装着し
た係止クリップ６の変位防止突起１６によってロックす
る構造になっている。
【００１９】以上の図３実施例のものは、係止部３の弾
性片１５の係止爪１１によって、スタッドボルト４と係
止部３の係止力が一段と向上すると共に、その両者の係
止姿勢がロックされるので、スタッドボルト４がボルト
遊挿窓７へ転位するおそれがなく、かつ、係止クリップ
６による係止状態が一段と安定する。
性片１５の係止爪１１によって、スタッドボルト４と係
止部３の係止力が一段と向上すると共に、その両者の係
止姿勢がロックされるので、スタッドボルト４がボルト
遊挿窓７へ転位するおそれがなく、かつ、係止クリップ
６による係止状態が一段と安定する。
【００２０】つぎに、図４のものは、取付部３の上半部
分の外縁に、スタッドボルト４へ正常に装着した係止ク
リップ６の外周を受け入れる案内条１７を隆設すると共
に、その案内条１７の中間の係止凹部２２に、係止クリ
ップ６側の係止凸部２３を嵌合させる構造にしたもの
で、この図４実施例のものによると、取付部３と係止ク
リップ６の相対位置が的確になり、係止クリップ６の挿
入脚部１４のボルト遊挿窓７への挿着がし易くなると共
に、係止クリップ６が回り止めされる。
分の外縁に、スタッドボルト４へ正常に装着した係止ク
リップ６の外周を受け入れる案内条１７を隆設すると共
に、その案内条１７の中間の係止凹部２２に、係止クリ
ップ６側の係止凸部２３を嵌合させる構造にしたもの
で、この図４実施例のものによると、取付部３と係止ク
リップ６の相対位置が的確になり、係止クリップ６の挿
入脚部１４のボルト遊挿窓７への挿着がし易くなると共
に、係止クリップ６が回り止めされる。
【００２１】一方、図５のものは、取付部３と係止クリ
ップ６を可撓性連結片１８によって連結し、この可撓性
連結片１８を折り曲げて、取付部３から突き出している
スタッドボルト４に係止クリップ６を装着する構造を有
している。この図５実施例のものは、成形プロテクタ１
と係止クリップ６が一体化されるので、成形プロテクタ
１を車体に配設係止するとき、別体の係止クリップ６を
持つ必要がなく、一段と作業がし易くなると共に、成形
プロテクタ１の別体付属品の点数が少数化して部品管理
性が向上する。
ップ６を可撓性連結片１８によって連結し、この可撓性
連結片１８を折り曲げて、取付部３から突き出している
スタッドボルト４に係止クリップ６を装着する構造を有
している。この図５実施例のものは、成形プロテクタ１
と係止クリップ６が一体化されるので、成形プロテクタ
１を車体に配設係止するとき、別体の係止クリップ６を
持つ必要がなく、一段と作業がし易くなると共に、成形
プロテクタ１の別体付属品の点数が少数化して部品管理
性が向上する。
【００２２】さらに、図６のものは、ボルト遊挿窓７
に、ヒンジ部２４で開閉する開閉蓋１９が設けてあり、
ボルト遊挿窓７に挿入したスタッドボルト４をボルト貫
通孔５に導いて、係止クリップ６を装着した後、開閉蓋
１９を閉鎖ロックして、空のボルト遊挿窓７を閉じるよ
うになっている。この図６実施例のものは、図２実施例
のものと同様に、ボルト貫通孔５内のスタッドボルト４
が、車体振動等によってボルト遊挿窓７へ逆戻り転位す
るのを、開閉蓋１９によって防止できる。なお、この実
施例のものは、開閉蓋１９に係止爪１１を設け、ボルト
貫通孔５にスタッドボルト４が導かれた後、開閉蓋１９
を閉じて、その係止爪１１によってスタッドボルト４を
仮係止し、しかるのち、係止クリップ６を装着する態様
にする変化がある。
に、ヒンジ部２４で開閉する開閉蓋１９が設けてあり、
ボルト遊挿窓７に挿入したスタッドボルト４をボルト貫
通孔５に導いて、係止クリップ６を装着した後、開閉蓋
１９を閉鎖ロックして、空のボルト遊挿窓７を閉じるよ
うになっている。この図６実施例のものは、図２実施例
のものと同様に、ボルト貫通孔５内のスタッドボルト４
が、車体振動等によってボルト遊挿窓７へ逆戻り転位す
るのを、開閉蓋１９によって防止できる。なお、この実
施例のものは、開閉蓋１９に係止爪１１を設け、ボルト
貫通孔５にスタッドボルト４が導かれた後、開閉蓋１９
を閉じて、その係止爪１１によってスタッドボルト４を
仮係止し、しかるのち、係止クリップ６を装着する態様
にする変化がある。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用成形プロテクタは車体・機器側のスタッドボル
トに係止固定する構造のものにおいて、そのスタッドボ
ルトへの係止固定作業がし易くして当該作業性と作業能
率が向上し、ワイヤハーネスの車体・機器への配設生産
性の向上を図る効果がある。
ーネス用成形プロテクタは車体・機器側のスタッドボル
トに係止固定する構造のものにおいて、そのスタッドボ
ルトへの係止固定作業がし易くして当該作業性と作業能
率が向上し、ワイヤハーネスの車体・機器への配設生産
性の向上を図る効果がある。
【図１】本発明第一実施例のワイヤハーネス用成形プロ
テクタを示し、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその使用
方法と使用状態を示す側面断面図、（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）
はその成形プロテクタの係止クリップを示し、（Ｃ）は
側面断面図、（Ｄ）は正面図、（Ｅ）は背面図
テクタを示し、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその使用
方法と使用状態を示す側面断面図、（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）
はその成形プロテクタの係止クリップを示し、（Ｃ）は
側面断面図、（Ｄ）は正面図、（Ｅ）は背面図
【図２】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタの取付部の正面図
ロテクタの取付部の正面図
【図３】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタの取付部と係止クリップを示し、（Ａ）はその
取付部の正面図、（Ｂ）はその係止クリップの側面断面
図、（Ｃ）はその使用状態の取付部の正面図
ロテクタの取付部と係止クリップを示し、（Ａ）はその
取付部の正面図、（Ｂ）はその係止クリップの側面断面
図、（Ｃ）はその使用状態の取付部の正面図
【図４】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタの取付部と係止クリップを示し、（Ａ）はその
取付部の正面図、（Ｂ）はその係止クリップの正面図
ロテクタの取付部と係止クリップを示し、（Ａ）はその
取付部の正面図、（Ｂ）はその係止クリップの正面図
【図５】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタの取付部と係止クリップを示し、（Ａ）はその
正面図、（Ｂ）はその側面図、（Ｃ）はその使用状態の
側面図
ロテクタの取付部と係止クリップを示し、（Ａ）はその
正面図、（Ｂ）はその側面図、（Ｃ）はその使用状態の
側面図
【図６】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタの取付部を示し、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）
はその使用状態の正面図
ロテクタの取付部を示し、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）
はその使用状態の正面図
【図７】従来のワイヤハーネス用成形プロテクタを示
し、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はその使用状態の部分
側面図
し、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はその使用状態の部分
側面図
１ ワイヤハーネス用成形プロテクタ ２ プロテクタ主部 ３ 取付部 ４ スタッドボルト ５ ボルト貫通孔 ６ 係止クリップ ７ ボルト遊挿窓 ８ 首部 １０ ボルト係合部 １１ 係止爪 １２ 係止隆条 １３ ボルト孔 １４ 挿入脚部 １５ 片持梁弾性片 １６ 変位防止突起 １７ 案内条 １８ 可撓性連結片 １９ 開閉蓋 ２０ ワイヤハーネス ２１ 車体 ２２ 係止凹部 ２３ 係止凸部 ２４ ヒンジ部
Claims (7)
- 【請求項１】 ワイヤハーネスを貫通収納する長尺溝体
のプロテクタ主部に、ボルト貫通孔を有する取付部を立
設し、前記ボルト貫通孔に、車体・機器側のスタッドボ
ルトを貫挿し、前記取付部から突き出す前記スタッドボ
ルトに、係止クリップを装着して、車体・機器へ取着固
定するワイヤハーネス用成形プロテクタにおいて、前記
取付部に、前記ボルト貫通孔と連通し、かつ、前記ボル
ト貫通孔と前記プロテクタ主部の間に位置するボルト遊
挿窓を設け、前記ボルト貫通孔が頭部にして前記ボルト
遊挿窓が胴部を構成し、かつ、前記スタッドボルトが通
過可能の首部を有する頭小胴大形状のボルト係合部を設
けた構造を特徴とするワイヤハーネス用成形プロテク
タ。 - 【請求項２】 ボルト遊挿窓に挿入する挿入脚部を、係
止クリップに設けた請求項１のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタ。 - 【請求項３】 ボルト係合部の首部を、スタッドボルト
より細くした請求項１のワイヤハーネス用成形プロテク
タ。 - 【請求項４】 ボルト貫通孔の下半部分の周壁を、片持
梁弾性片の自由端で形成すると共に、前記自由端に、ス
タッドボルトへの係止爪を設け、さらに、前記片持梁弾
性片の周辺空間に嵌合する変位防止突部を、係止クリッ
プに設けた請求項１のワイヤハーネス用成形プロテク
タ。 - 【請求項５】 係止クリップをスタッドボルトに正常に
装着した状態において、相互に係合する係止凹部と係止
凸部を、係止クリップと取付部に設けた請求項１・請求
項２・請求項３・請求項４のいずれかのワイヤハーネス
用成形プロテクタ。 - 【請求項６】 取付部と係止クリップを、可撓性連結片
によって連結した請求項１・請求項２・請求項３・請求
項４・請求項５のいずれかのワイヤハーネス用成形プロ
テクタ。 - 【請求項７】 取付部をスタッドボルトに正常に係止し
た状態において、ボルト遊挿窓を閉鎖ロックする開閉蓋
を設けた請求項１・請求項３・請求項４・請求項５・請
求項６のいずれかのワイヤハーネス用成形プロテクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017530A JPH08191523A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | ワイヤハーネス用成形プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017530A JPH08191523A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | ワイヤハーネス用成形プロテクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08191523A true JPH08191523A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11946487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7017530A Pending JPH08191523A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | ワイヤハーネス用成形プロテクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08191523A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008259363A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Daiwa Kasei Ind Co Ltd | クリップ |
| KR20210074606A (ko) * | 2019-12-12 | 2021-06-22 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 프로텍터 |
| KR20210143072A (ko) * | 2020-05-19 | 2021-11-26 | 주식회사 경신 | 프로텍터 |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP7017530A patent/JPH08191523A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008259363A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Daiwa Kasei Ind Co Ltd | クリップ |
| KR20210074606A (ko) * | 2019-12-12 | 2021-06-22 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 프로텍터 |
| KR20210143072A (ko) * | 2020-05-19 | 2021-11-26 | 주식회사 경신 | 프로텍터 |
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