JPH03275349A - 銅張積層板とその製造方法 - Google Patents
銅張積層板とその製造方法Info
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- JPH03275349A JPH03275349A JP7639190A JP7639190A JPH03275349A JP H03275349 A JPH03275349 A JP H03275349A JP 7639190 A JP7639190 A JP 7639190A JP 7639190 A JP7639190 A JP 7639190A JP H03275349 A JPH03275349 A JP H03275349A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はプリント配線板に用いられる積層板とその製造
方法に関し、特に誘電率の低い耐熱性熱可塑性樹脂を基
材に用いた銅張積層板とその製造方法に関するものであ
る。
方法に関し、特に誘電率の低い耐熱性熱可塑性樹脂を基
材に用いた銅張積層板とその製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術]
従来、銅張積層板の基材には樹脂成分としてエポキシ・
ポリイミド等の熱硬化性樹脂が用いられてきた。しかし
、近年情報処理において高速演算を可能にするため、低
誘電率の材料を用いたプリント配線基板への市場の要求
が高まっている。
ポリイミド等の熱硬化性樹脂が用いられてきた。しかし
、近年情報処理において高速演算を可能にするため、低
誘電率の材料を用いたプリント配線基板への市場の要求
が高まっている。
−万態可塑性樹脂は、一般に熱硬化性樹脂に比べて誘電
率は低いが、耐熱性と耐薬品性に劣るとされてきたため
、積層板基材として用いられてこなかった。しかし、近
年ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、
ポリエーテルサルフオンなど耐熱性、耐薬品性を向上さ
せた熱可塑性樹脂が開発されるようになった。
率は低いが、耐熱性と耐薬品性に劣るとされてきたため
、積層板基材として用いられてこなかった。しかし、近
年ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、
ポリエーテルサルフオンなど耐熱性、耐薬品性を向上さ
せた熱可塑性樹脂が開発されるようになった。
そこで、強化繊維材としてD−ガラス、クォーツガラス
、樹脂材としてポリエーテルエーテルケトン、ポリエー
テルイミド、ポリエーテルサルフォン、テフロンなどを
用いることにより誘電損失の低い積層板の製造が可能と
なるが、これらの熱可塑性樹脂は、一般に熱硬化性樹脂
よりも高い成形温度を要する。このため、熱硬化性樹脂
で用いられてきた従来の製造方法を温度条件のみ高くし
応用すると、積層板表面の銅箔の著しい酸化が避けられ
ない。
、樹脂材としてポリエーテルエーテルケトン、ポリエー
テルイミド、ポリエーテルサルフォン、テフロンなどを
用いることにより誘電損失の低い積層板の製造が可能と
なるが、これらの熱可塑性樹脂は、一般に熱硬化性樹脂
よりも高い成形温度を要する。このため、熱硬化性樹脂
で用いられてきた従来の製造方法を温度条件のみ高くし
応用すると、積層板表面の銅箔の著しい酸化が避けられ
ない。
[発明が解決しようとする問題点]
銅箔酸化の原因は、高い成形温度に加えて銅箔表面への
空気の接触である。用いる熱可塑性樹脂の物性から、3
30℃〜420℃という成形温度を必要とする以上、銅
箔酸化を避けるには空気(酸素)の遮断が必要である。
空気の接触である。用いる熱可塑性樹脂の物性から、3
30℃〜420℃という成形温度を必要とする以上、銅
箔酸化を避けるには空気(酸素)の遮断が必要である。
本発明は、銅箔と空気との接触を遮り、銀箔表面に酸化
部分のない銅張積層板とその製造方法を提供しようとす
るものである。
部分のない銅張積層板とその製造方法を提供しようとす
るものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明者は、従来の方法においては避けられない銅箔の
酸化という欠点を克服し、熱可塑性樹脂を基材に用いた
銅張積層板の効率良い製造を可能にするため鋭意研究を
重ねた。その結果、これまでのように直接鏡面板を銅箔
に押しつける代わりに、銅箔と鏡面板の間にさらに金属
箔を挾み重ねて加圧することにより銅箔と空気との接触
が避けられることを見出だし、この知見に基づいて本発
明をなすに至った。
酸化という欠点を克服し、熱可塑性樹脂を基材に用いた
銅張積層板の効率良い製造を可能にするため鋭意研究を
重ねた。その結果、これまでのように直接鏡面板を銅箔
に押しつける代わりに、銅箔と鏡面板の間にさらに金属
箔を挾み重ねて加圧することにより銅箔と空気との接触
が避けられることを見出だし、この知見に基づいて本発
明をなすに至った。
本発明の銅張積層板は、積層板の少なくとも片面の銅箔
に金属箔が圧着されたものである。
に金属箔が圧着されたものである。
また本発明の方法は、強化繊維織物と樹脂とからなる基
材層とその層上の、あるいはそれを挟持する銅箔上に金
属箔を重ねて加熱・加圧して、上記の銅張積層板を成形
・製造することからなっている。
材層とその層上の、あるいはそれを挟持する銅箔上に金
属箔を重ねて加熱・加圧して、上記の銅張積層板を成形
・製造することからなっている。
銅箔上に重ねる金属箔は、金・銀・スズ・ニッケル箔も
可能であるが、コスト、取扱いの面で優れていることか
ら、アルミニウム箔が適当である。
可能であるが、コスト、取扱いの面で優れていることか
ら、アルミニウム箔が適当である。
成形・製造される上記の銅張積層板の基材は、繊維強化
材については一般にガラス繊維織物、アラミド繊維織物
などを用い、樹脂材については、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン
、テフロンなど熱可塑性樹脂を用いたほうが本発明本来
の効果を顕現するが、エポキシ、ポリイミド、ポリエス
テル、フェノール、メラミン、シリコンなど熱硬化性樹
脂を用いても差し支えない。
材については一般にガラス繊維織物、アラミド繊維織物
などを用い、樹脂材については、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン
、テフロンなど熱可塑性樹脂を用いたほうが本発明本来
の効果を顕現するが、エポキシ、ポリイミド、ポリエス
テル、フェノール、メラミン、シリコンなど熱硬化性樹
脂を用いても差し支えない。
当該積層板とその製造方法は、低誘電損失の材料を基材
に用いた積層板の製造を主目的として開発された物と方
法であるので、基材のガラス繊維織物と樹脂が誘電率の
低いものである場合を例としてさらに詳細に本発明の詳
細な説明する。
に用いた積層板の製造を主目的として開発された物と方
法であるので、基材のガラス繊維織物と樹脂が誘電率の
低いものである場合を例としてさらに詳細に本発明の詳
細な説明する。
積層板の基材であるガラス繊維織物は、誘電率の低いD
−ガラス、あるいはクォーツガラスによるものを用いる
。積層板の基材である樹脂についても誘電率の低く、か
つ耐熱性の高い熱可塑性樹脂であるポリエーテルエーテ
ルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォ
ン、あるいはテフロンを用いる。
−ガラス、あるいはクォーツガラスによるものを用いる
。積層板の基材である樹脂についても誘電率の低く、か
つ耐熱性の高い熱可塑性樹脂であるポリエーテルエーテ
ルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォ
ン、あるいはテフロンを用いる。
上記のガラス繊維織物と樹脂フィルムを、樹脂フィルム
が基材の創外側となるよう一枚ずつ交互に重ねて基材層
とし、銅箔をその基材層の少なくとも一方に重ね、さら
にその銅箔層に厚さ15μm〜200μmの金属箔を重
ねて、加熱・加圧工程では温度330℃〜420℃で4
0〜80分、圧力40〜60kg/adで10〜30分
の条件で加A@ 熱・加圧彬秦する。これにより、金属箔が銀箔に圧着さ
れた銅張積層板が成形される。
が基材の創外側となるよう一枚ずつ交互に重ねて基材層
とし、銅箔をその基材層の少なくとも一方に重ね、さら
にその銅箔層に厚さ15μm〜200μmの金属箔を重
ねて、加熱・加圧工程では温度330℃〜420℃で4
0〜80分、圧力40〜60kg/adで10〜30分
の条件で加A@ 熱・加圧彬秦する。これにより、金属箔が銀箔に圧着さ
れた銅張積層板が成形される。
上記の方法は、基材層については強化繊維織物と樹脂フ
ィルムを重ねたもののほか、樹脂フェスを織物に含浸さ
せプリプレグとしてから重ねたもの、強化繊維糸と繊維
化した樹脂の糸とを混繊した織物を重ねたもの、あるい
は強化繊維と繊維化した樹脂の混撚糸の織物を重ねたも
のに対して用いても有効であり、それぞれについて金属
箔が銅箔に圧着された銅張積層板かえられる。それらの
銅張積層板は、使用時には圧着された金属箔を剥がして
用いられる。
ィルムを重ねたもののほか、樹脂フェスを織物に含浸さ
せプリプレグとしてから重ねたもの、強化繊維糸と繊維
化した樹脂の糸とを混繊した織物を重ねたもの、あるい
は強化繊維と繊維化した樹脂の混撚糸の織物を重ねたも
のに対して用いても有効であり、それぞれについて金属
箔が銅箔に圧着された銅張積層板かえられる。それらの
銅張積層板は、使用時には圧着された金属箔を剥がして
用いられる。
金属箔の厚さは、強度、熱伝導性の点から15μm〜2
00μmの範囲にあるものが最も優れている。これより
薄いものは取扱い中に皺や破損が生じやすく、これより
厚いものは熱伝導性が悪いため、成形不十分から製品の
品質を損なうおそれがある。また、この範囲の厚さの金
属箔は、アルミニウム箔の場合、廉価で入手しやすい。
00μmの範囲にあるものが最も優れている。これより
薄いものは取扱い中に皺や破損が生じやすく、これより
厚いものは熱伝導性が悪いため、成形不十分から製品の
品質を損なうおそれがある。また、この範囲の厚さの金
属箔は、アルミニウム箔の場合、廉価で入手しやすい。
加熱、加圧による成形加工後、銅張積層板に圧着された
金属箔は、銅箔を損なうことなく容易に剥がすことがで
きる。
金属箔は、銅箔を損なうことなく容易に剥がすことがで
きる。
上記の本発明の方法によって製造された銅張積層板には
表面に銅の酸化部分が見られず、加えて不都合な形状の
変化も生じない。従来の通り金属箔を用いず直接加熱・
加圧して製造された銅張積層板では、加熱温度が330
℃以上になると表面銅箔の辺部に広く、全面積の30パ
一セント以上に及ぶ銅の酸化が認められる。
表面に銅の酸化部分が見られず、加えて不都合な形状の
変化も生じない。従来の通り金属箔を用いず直接加熱・
加圧して製造された銅張積層板では、加熱温度が330
℃以上になると表面銅箔の辺部に広く、全面積の30パ
一セント以上に及ぶ銅の酸化が認められる。
[実施例コ
次に実施例によって本発明をより具体的に説明する。実
施例1. 2. 3並びにそれぞれの比較例に用いられ
たガラス繊維織物は、日東紡績社製WDX 116E
104 BZ−2である。以下これをガラスクロ
スと称する。また、同じ〈実施例1.2.3並びにそれ
ぞれの比較例で用いられた銅箔、および実施例1.2.
3で用いられたアルミニウム箔は、共に日本製箔社製厚
さ35μ口のものである。
施例1. 2. 3並びにそれぞれの比較例に用いられ
たガラス繊維織物は、日東紡績社製WDX 116E
104 BZ−2である。以下これをガラスクロ
スと称する。また、同じ〈実施例1.2.3並びにそれ
ぞれの比較例で用いられた銅箔、および実施例1.2.
3で用いられたアルミニウム箔は、共に日本製箔社製厚
さ35μ口のものである。
実施例1
ガラスクロス8枚と、厚さ50μmのポリエーテルエー
テルケトンフィルム(三井東圧化学社製TALPA20
00 380Gタイプ)9枚を一枚ずつ交互に重ねて基
材層とし、その基材層を挟持するように銅箔を重ね、さ
らにその創外側にアルミニウム箔を重ねて、昇温接圧1
0℃/分かつ5 kg/Ci、加熱400℃で60分、
昇圧10眩/cxl1分、加圧50kg/cdで20分
、冷却40分の各工程条件で銅張積層板に成形加工した
。
テルケトンフィルム(三井東圧化学社製TALPA20
00 380Gタイプ)9枚を一枚ずつ交互に重ねて基
材層とし、その基材層を挟持するように銅箔を重ね、さ
らにその創外側にアルミニウム箔を重ねて、昇温接圧1
0℃/分かつ5 kg/Ci、加熱400℃で60分、
昇圧10眩/cxl1分、加圧50kg/cdで20分
、冷却40分の各工程条件で銅張積層板に成形加工した
。
圧着されたアルミニウム箔を除去した銅張積層板の銅箔
表面には、表1に示すように酸化部分がない。
表面には、表1に示すように酸化部分がない。
実施例2
ガラスクロス8枚と、厚さ50μmのポリエーテルイミ
ドフィルム(三菱樹脂社製スペリオUT#1000タイ
プ)9枚を一枚ずつ交互に重ねて基材層とし、銅箔、ア
ルミニウム箔を実施例1と同様に積層し、加熱360℃
で60分、他は実施例1と同様の各工程条件で銅張積層
板に成形加工した。
ドフィルム(三菱樹脂社製スペリオUT#1000タイ
プ)9枚を一枚ずつ交互に重ねて基材層とし、銅箔、ア
ルミニウム箔を実施例1と同様に積層し、加熱360℃
で60分、他は実施例1と同様の各工程条件で銅張積層
板に成形加工した。
圧着されたアルミニウム箔を除去した銅張積層板の銀箔
表面には、表1に示すように酸化部分がない。
表面には、表1に示すように酸化部分がない。
実施例3
ガラスクロス8枚と、厚さ50μmのポリエーテルサル
フオンフィルム(三井東圧化学社製TALPA100O
410OGタイプ)9枚を一枚ずつ交互に重ねて基材層
とし、その基材層の片面のみに銅箔、アルミニウム箔を
重ねて、加熱330℃で60分、他は実施例1と同様の
各工程条件で片面銅張積層板に成形加工した。
フオンフィルム(三井東圧化学社製TALPA100O
410OGタイプ)9枚を一枚ずつ交互に重ねて基材層
とし、その基材層の片面のみに銅箔、アルミニウム箔を
重ねて、加熱330℃で60分、他は実施例1と同様の
各工程条件で片面銅張積層板に成形加工した。
圧着されたアルミニウム箔を除去した銅張積層板の銅箔
表面には、表1に示すように酸化部分がない。
表面には、表1に示すように酸化部分がない。
比較例1〜3
銅箔の外側にアルミニウム箔を重ねる以外は実施例1.
2.3とまったく同じ条件で得た銅張積層板には、表1
に示すように辺部に広く銅箔表面の酸化が見られる。
2.3とまったく同じ条件で得た銅張積層板には、表1
に示すように辺部に広く銅箔表面の酸化が見られる。
表1
銅箔表面の変化
また上記の効果から必然的に、本発明は銅張積層板一般
の生産歩留まり向上に貢献し得るが、とくに熱可塑性樹
脂を基材に用いた誘電損失の小さい銅張積層板について
歩留まり良い生産を特徴とする
の生産歩留まり向上に貢献し得るが、とくに熱可塑性樹
脂を基材に用いた誘電損失の小さい銅張積層板について
歩留まり良い生産を特徴とする
Claims (2)
- (1)少なくとも片面の銅箔上に金属箔が圧着された銅
張積層板。 - (2)少なくとも片面の銅箔に金属箔を重ねて加熱・加
圧して成形加工することによる請求項(1)に記載され
た銅張積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7639190A JPH03275349A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 銅張積層板とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7639190A JPH03275349A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 銅張積層板とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03275349A true JPH03275349A (ja) | 1991-12-06 |
Family
ID=13604022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7639190A Pending JPH03275349A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 銅張積層板とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03275349A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103476989A (zh) * | 2011-01-27 | 2013-12-25 | 深圳昊天龙邦复合材料有限公司 | 包含芳族合成纤维纸的半固化片和由其制得的印刷电路板 |
-
1990
- 1990-03-26 JP JP7639190A patent/JPH03275349A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103476989A (zh) * | 2011-01-27 | 2013-12-25 | 深圳昊天龙邦复合材料有限公司 | 包含芳族合成纤维纸的半固化片和由其制得的印刷电路板 |
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