JPH03266233A - 対物レンズ駆動装置及びその製造方法 - Google Patents

対物レンズ駆動装置及びその製造方法

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JPH03266233A
JPH03266233A JP6575890A JP6575890A JPH03266233A JP H03266233 A JPH03266233 A JP H03266233A JP 6575890 A JP6575890 A JP 6575890A JP 6575890 A JP6575890 A JP 6575890A JP H03266233 A JPH03266233 A JP H03266233A
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JP
Japan
Prior art keywords
hole
bobbin
objective lens
suspension holder
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP6575890A
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English (en)
Inventor
Toshiki Itoi
俊樹 糸井
Masaru Konagaya
賢 小長谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ディスクに光スポットを投影して記録再生を
行なう光ピツクアップなどに使用される対物レンズ駆動
装置及びその製造方法に関する。
[従来の技術] 光ディスクを用いた光情報記憶手段においては、ディス
クに光スポットを投影して証録再生を行なう光ピツクア
ップが使用されている。
前記光ピツクアップの対物レンズ駆動装置における支持
方式はバネ支持が主流であり、制御特性を良好にするた
め、この可動部の振動をダンピングする為に、各種のダ
ンピング材が用いられる。
従来はこのダンピング材として、ゴム系の材料を用いて
いたが、近年は光ピツクアップの自動組立が進とともに
、量産性に優れたシリコーン系ゲルが用いられている。
以下に従来の対物レンズ駆動装置の組立方法について説
明する。
第1図は従来と本発明に共通する対物レンズ駆動装置全
体を示す分解斜視図、第7図は従来のホルダーの斜視図
、第8図はその断面図である。
第1図において、16は対物レンズ、17はボビンであ
り、対物レンズ16を接着固定するとともに、フォーカ
スコイル18及びトラッキングコイル19を巻装してい
る。またさらに2枚の基板23を両側に固着している。
11はサスペンションホルダーであり、このサスペンシ
ョンホルダーに設けた4箇所の穴12にゲル13を注入
後硬化させている。15はベース基板であり、ベース基
板15とサスペンションホルダー11はネジ20により
共にヨーク21に固定されている。22はマグネットで
ある。4本の金属線14の両端をベース基板15と基板
23に半田付固定することによりボビン17は片持ち支
持され、金属線の長手方向と垂直な2方向にボビン17
を移動可能としている。金属線14を通してフォーカス
コイル18とトラッキングコイル19に通電することに
より、ボビン17を駆動することができる。支持部材で
ある金属線14がゲル13の中で移動することにより、
ゲルの変形抵抗及び粘性抵抗により、可動部であるボビ
ン17の振動をダンピングすることができる。
ゲル13は、シリコーン系の粘性流体を高温にて化学反
応させることにより作る。
以下第7図、第8図を用いて、従来のサスペンションホ
ルダー11に設けた穴12にゲルを充填する製造方法に
ついて説明する。
第7図において従来のサスペンションホルダー1は、ボ
ビン17と対向する反対面に小孔2を有しており、第8
図のサスペンションホルダー1の断面図において、ボビ
ン17側に対向する面の開口した穴4は、奥でテーパー
形状となり、小孔2に至る。ゲル充填においては、穴4
を上方に向け、シリコーン系の粘性流体をこの穴4より
注入する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来技術においては、下側の小孔2
の開口部よりこの粘性流体が漏れ出すため、高温で化学
反応させ粘性流体ゲル化させるまでの間、この小孔2を
治具にて塞ぐ必要があった。
この為、生産数量に応じた多量の治具を必要とするとい
う課題がある。また、この小孔2と治具と当接する面に
ゲルが付着するため、治具の洗浄を必要とし、自動生産
する上での妨げとなるという課題があった。
本発明は、前記従来技術の課題を解決するため、簡単な
構成により、生産設備の簡略化と、生産性を向上するこ
とのできる対物レンズ駆動装置とすること、および前記
対物レンズ駆動装置を効率良(合理的に製造する方法を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本発明の対物レンズ駆動装置
は、対物レンズと、対物レンズを保持するボビンと、ほ
ぼ平行に配置した長手方向に実質的に伸縮しない複数本
の金属線と、固定側部材であるサスペンションホルダー
とを有し、前記金属線の両端を前記ボビンと前記サスペ
ンションホルダーに固定し、この金属線が前記ボビンを
支持した構造の対物レンズ駆動装置であって、前記サス
ペンションホルダーには、前記ボビン側の面に開口部を
有する穴を備え、この穴に奥に行くにしたがい径が小さ
くなるテーパー部を形成し、前記穴の内部に樹脂成分か
らなるゲル体を存在させ、前肥大の開口部側と反対面の
穴の周囲には折除部を備えるとともに、前記穴には前記
金属線が貫通され、前記穴の周囲の折除部側で前記金属
線が固着させてなることを特徴とする。
また本発明の対物レンズ駆動装置の製造方法は、サスペ
ンションホルダーにボビン側の面に開口部を有する穴を
設け、この穴に奥に行くにしたがい径が小さくなるテー
パー部を形成し、このテーパー部先端の底部が、前記穴
の開口部側と反対面に形成した凸状のピン部内部にあり
、前記穴に粘性流体を注入し、この粘性流体を硬化させ
ゲル状とした後に、前記ピン部を折除し、前記穴を透孔
として金属線をこの穴を貫通させ、前記穴の周囲の折除
部側で前記金属線を固着することを特徴とする。
[作用] 前記本発明の対物レンズ駆動装置の構成によれば、サス
ペンションホルダーには、ボビン側の面に開口部を有す
る穴を備え、この穴に奥に行くにしたがい径が小さくな
るテーパー部を形成し、前記穴の内部に樹脂成分からな
るゲル体を存在させ、前記穴の開口部側と反対面の穴の
周囲には折除部を備えるとともに、前記穴には金属線が
貫通され、前記穴の周囲の折除部側で前記金属線が固着
させてなるので、装置全体を簡単な構成とすることがで
き、生産設備の簡略化と、生産性を向上することのでき
る。
また、本発明の対物レンズ駆動装置の製造方法の構成に
よれば、サスペンションホルダーにボビン側の面に開口
部を有する穴を設け、この穴に奥に行くにしたがい径が
小さくなるテーパー部を形成し、このテーパー部先端の
底部が、前記穴の開口部側と反対面に形成した凸状のピ
ン部内部にあり、前記穴に粘性流体を注入し、この粘性
流体を硬化させゲル状とした後に、前記ピン部を折除し
、前記穴を透孔として金属線をこの穴を貫通させ、前記
穴の周囲の折除部側で前記金属線を固着したので、粘性
流体の注入時には、一方しか開口部を有さない為、この
粘性流体が漏れることかな(、この粘性流体を硬化させ
ゲル化した後に、ピンを除去して、この穴を透孔とし、
金属線を貫通可能にする。この為、粘性流体を注入し、
硬化させるまでの間、漏れを防ぐ治具が不要であり、治
具の洗浄も不要なため生産性を著しく向上することがで
きる。
[実施例] 以下図面を用いて、本発明の一実施例についてさらに具
体的に説明する。
第1図は、従来と本発明に共通する対物レンズ駆動装置
全体を示す分解斜視図であり、その動作については、従
来例と同じであるので省略する。
第2図は、対物レンズ駆動装置として組立完了時のホル
ダ一部分の断面図、第3図はホルダーの部品単体での斜
視図、第4図は、ホルダーに粘性流体を注入し、硬化後
ゲル化した状態のホルダーの断面図であり、ピン部を除
去する前の(a)と後の(b)を示す。第5図、第6図
は組立方法を説明するための図である。
第3図、第4図を用いてサスペンションホルダー11の
構造について説明する。
サスペンションホルダー11は一方のみに開口部を有す
る穴12を4箇所形成している。この穴12に奥に行く
にしたがい径が小さくなるテーパー部27を形成し、こ
のテーパー部27の先端の底部である小穴28は、穴1
2の開口部面と反対面に形成した凸状のピン部25の内
部にある。またピン部25は窪み26の底部面に形成し
ている。
次にサスペンションホルダー11の穴12にゲルを充填
する方法について第6図を用いて説明する。第6図(a
)において、サスペンションホルダー11の穴12の開
口部を上方に向け、ノズル29により粘性流体13aを
注入する。この姿勢を保持したまま高温硬化し、粘性流
体13aをゲル化する。第6図(b)において、先端が
鈍器であるせん断層治具30にてピン部25を折ること
により除去する。第6図(C)において、ピン部25が
除去されると、小穴28か開口する。
以上のように構成された対物レンズ駆動装置のサスペン
ションホルダーについて、以下その作用について説明す
る。
粘性流体13aを穴12の開口部より注入する時、その
底部である小穴はピン部25にて塞いでいるので、この
粘性流体13aは漏れることがない。硬化しゲル化した
後は、そのゲル13の粘着作用により、穴12及び小穴
28より漏れることはない。サスペンションホルダー1
1はエンジニアリング・プラスチックなどの樹脂で成形
されており、剛性はあるが弾性を有していない為、ピン
部25の先端を横方向より押すと、根元の隅部に応力が
集中し、この隅部より折れる。そして、この折るという
工法を用いることにより、折除部がきれいに形成される
。すなわち、横パリがでて小穴28を塞ぐことがない。
また、ピン部25は窪み26底部に形成している為、縦
パリが発生しても第1図におけるベース基板15を取り
付ける面より出ることがない。
ピン部25を折り除去することにより孔12は透孔とな
るので、金属線14を貫通挿入することができる。
第2図において、サスペンションホルダー11の穴12
にゲル13が充填されており、金属線14は穴12の開
口部よりゲル13中を挿入され、テーパー部27に導か
れて小穴28より貫通する。
金属線14はベース基板15に半田24により固定され
る。
以上のように本実施例によれば、粘性流体を注入時には
ピン部にて穴の底部を塞いでいるため粘性流体が漏れる
ことなく、また硬化させゲル化した後、このピンを除去
して、前記穴を透孔とすることができる。
以上説明した本発明の一実施例によれば、サスペンショ
ンホルダーに、ボビン側に対向した面のみに開口部を有
する穴を設け、この孔に奥に行くにしたがい径が小さく
なるテーパー部を形成し、このテーパー部先端の底部が
、前記穴の開口部側と反対面に形成した凸状のピン部内
部にあり、前記穴に粘性流体を注入し、この粘性流体を
硬化させゲル状とした後に、前記ピン部を除去すること
によって、前記穴を透孔とすることができる様な構成と
したことにより、粘性流体の塞れを防ぐ治具の必要がな
く、この治具に付着するゲルを洗浄する必要もないなど
、生産性を著しく向上し自動生産に対応した優れた対物
レンズ駆動装置およびその製造方法を実現できるもので
ある。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明の対物レンズ駆動装置によれ
ば、サスペンションホルダーには、ボビン側の面に開口
部を有する穴を備え、この穴に奥に行くにしたがい径が
小さくなるテーパー部を形成し、前記穴の内部に樹脂成
分からなるゲル体を存在させ、前記穴の開口部側と反対
面の穴の周囲には折除部を備えるとともに、前記穴には
金属線が貫通され、前記穴の周囲の折除部側で前記金属
線が固着させてなるので、装置全体を簡単な構成とする
ことができ、生産設備の簡略化と、生産性を向上するこ
とのできるという優れた効果を達成することができる。
また、本発明の対物レンズ駆動装置の製造方法よれば、
サスペンションホルダーにボビン側の面に開口部を有す
る穴を設け、この穴に奥に行くにしたがい径が小さくな
るテーパー部を形成し、このテーパー部先端の底部が、
前記穴の開口部側と反対面に形成した凸状のピン部内部
にあり、前記穴に粘性流体を注入し、この粘性流体を硬
化させゲル状とした後に、前記ピン部を折除し、前記穴
を透孔として金属線をこの穴を貫通させ、前記穴の周囲
の折除部側で前記金属線を固着したので、粘性流体の注
入時には、一方しか開口部を有さない為、この粘性流体
が漏れることがなく、この粘性流体を硬化させゲル化し
た後に、ピンを除去して、この穴を透孔とし、金属線を
貫通可能にする。
この為、粘性流体を注入し、硬化させるまでの間、漏れ
を防ぐ治具が不要であり、治具の洗浄も不要なため生産
性を著しく向上することができ、前記本発明の対物レン
ズ駆動装置を効率良く合理的に製造することができると
いう優れた効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例と本発明に共通する対物レンズ駆動装
置全体を示す分解斜視図、第2図は本発明の実施例にお
ける組立完了時のサスペンションホルダ一部分の断面図
、第3図は本発明の実施例におけるサスペンションホル
ダーの斜視図、第4図、第5図、第6図は、本発明の実
施例における組立方法を説明するための図、第7図は従
来の対物レンズ駆動装置のサスペンションホルダーの斜
視図、第8図はその断面図である。 11・・・サスペンションホルダー、 12・・・穴、
13・・・ゲル、 13a・・・粘性流体 14・・・
金属線、15・・・ベース基板、16・・・対物レンズ
、17・・・ボビン、18・・・フォーカスコイル、1
9・・・トラッキングコイル、20・・・ネジ、21・
・・ヨーク、22・・・マグネット、23・・・基板、
24・・・半田、25・・・ピン部、26・・・窪み、
27・・・テーパー部、28・・・小穴。 第3図 第4図 第5図 第6図 2 第7図 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対物レンズと、対物レンズを保持するボビンと、
    ほぼ平行に配置した長手方向に実質的に伸縮しない複数
    本の金属線と、固定側部材であるサスペンションホルダ
    ーとを有し、前記金属線の両端を前記ボビンと前記サス
    ペンションホルダーに固定し、この金属線が前記ボビン
    を支持した構造の対物レンズ駆動装置であって、前記サ
    スペンションホルダーには、前記ボビン側の面に開口部
    を有する穴を備え、この穴に奥に行くにしたがい径が小
    さくなるテーパー部を形成し、前記穴の内部に樹脂成分
    からなるゲル体を存在させ、前記穴の開口部側と反対面
    の穴の周囲には折除部を備えるとともに、前記穴には前
    記金属線が貫通され、前記穴の周囲の折除部側で前記金
    属線が固着させてなることを特徴とする対物レンズ駆動
    装置。
  2. (2)対物レンズと、対物レンズを保持するボビンと、
    ほぼ平行に配置した長手方向に実質的に伸縮しない複数
    本の金属線と、固定側部材であるサスペンションホルダ
    ーとを有し、前記金属線の両端を前記ボビンと前記サス
    ペンションホルダーに固定し、この金属線が前記ボビン
    を支持した構造の対物レンズ駆動装置の製造方法であっ
    て、前記サスペンションホルダーに前記ボビン側の面に
    開口部を有する穴を設け、この穴に奥に行くにしたがい
    径が小さくなるテーパー部を形成し、このテーパー部先
    端の底部が、前記穴の開口部側と反対面に形成した凸状
    のピン部内部にあり、前記穴に粘性流体を注入し、この
    粘性流体を硬化させゲル状とした後に、前記ピン部を折
    除し、前記穴を透孔として前記金属線をこの穴を貫通さ
    せ、前記穴の周囲の折除部側で前記金属線を固着するこ
    とを特徴とする対物レンズ駆動装置の製造方法。
JP6575890A 1990-03-15 1990-03-15 対物レンズ駆動装置及びその製造方法 Pending JPH03266233A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0516390A2 (en) * 1991-05-27 1992-12-02 Pioneer Electronic Corporation Lens drive apparatus in optical pickup and method of producing the same

Cited By (2)

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