JPH05166208A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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Publication number
JPH05166208A
JPH05166208A JP33477291A JP33477291A JPH05166208A JP H05166208 A JPH05166208 A JP H05166208A JP 33477291 A JP33477291 A JP 33477291A JP 33477291 A JP33477291 A JP 33477291A JP H05166208 A JPH05166208 A JP H05166208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
driving device
lens driving
bottom part
suspension holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33477291A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakamura
裕行 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP33477291A priority Critical patent/JPH05166208A/ja
Publication of JPH05166208A publication Critical patent/JPH05166208A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サスペンションホルダーの充填部に注入され
たシリコン化合物の制振材を、上部から底部まで均一に
ゲル状に硬化した、制振特性の安定した対物レンズ駆動
装置を提供することを目的とする。 【構成】 サスペンション3a,3bを保持するサスペ
ンションホルダー(固定部材)4を透明樹脂で構成する
とともに、充填部4a,4bの底部付近の外側壁の肉厚
が、底部付近以外の外側壁の肉厚より底部に向けて薄く
形成されるか、または充填部4a,4bの底部付近の外
側壁が凸レンズ形状に形成されている。これにより、上
部と側面から同時にUV照射することにより、シリコン
化合物の制振材5a,5bの上部から底部までを均一に
ゲル化することができ、対物レンズ駆動装置の制振特性
を安定化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対物レンズ駆動装置に関
し、特にディスクに高密度な信号を記録させた情報トラ
ックに、光スポットを投影させて光学的に情報を読み取
る光ピックアップの対物レンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップの対物レンズ駆動装置に
おいて、外部振動に対する耐振特性、高速アクセス時に
おけるアクセス時間、傷ディスクに対するプレイアビリ
ティーなどの性能を高めるために、振動系の支持部にゴ
ムあるいはゲル状の粘弾性材でできた制振材が用いられ
る。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の対物レンズ駆動装置の一例について説明する。
【0004】図3,図4において、1は対物レンズ、2
は対物レンズ1を保持するレンズホルダー(対物レンズ
保持部材)、3a,3bはレンズホルダー2を支持する
複数の線材からなるサスペンション(支持部材)、4は
サスペンション3a,3bを固定するサスペンションホ
ルダー(固定部材)、5a,5bはサスペンションホル
ダー4内に形成された充填部4a,4bに注入された液
状シリコン化合物をゲル状に硬化させた制振材、6はサ
スペンションホルダー4の底部に固着されたサスペンシ
ョン3a,3bを半田付けするためのプリント基板であ
る。
【0005】制振動材5a,5bに用いるシリコン化合
物はその硬化方法から、二液混合の熱硬化型と一液性の
UV硬化型とに分けられるが、作業性などの点から、一
液性のUV硬化型が主流になりつつある。
【0006】制振材5a,5bは、サスペンションホル
ダー4内に形成された充填部4a,4bに注入された
後、UVランプから導かれた光ファイバー7a,7bに
より、ゲル状に硬化される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな上部からのみのUV照射では底部付近が未硬化状態
のままになりやすく、逆に底部を十分に硬化させようと
してUV照射量を多くすると上部が硬化しすぎてしま
う。
【0008】未硬化状態の場合はシリコン化合物が長期
にわたって徐々にサスペンションホルダー4とプリント
基板6のすき間から漏れる可能性があり、硬化しすぎた
場合はサスペンション3a,3bの効果が小さくなり、
硬化度合により対物レンズ駆動装置の特性に大きなばら
つきが生じるという問題点を有していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、充填部に注入されたシリコン化合物の制振材を上
部から下部まで均一にゲル状に硬化させることにより、
制振特性に優れた、安定した性能の対物レンズ駆動装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の対物レンズ駆動装置は、サスペンションホル
ダーをアクリルまたはポリカーボネイトなどの透明樹脂
で構成するとともに、充填部の底部付近の外側壁の肉厚
が、底部付近以外の外側壁の肉厚より底部に向けて肉厚
を薄くするか、あるいは充填部の底部付近の外側壁を凸
レンズ形状に形成するものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、サスペンションホルダーの
上方からとともに、横方向からもUV照射を行なうこと
により、シリコン化合物の制振材を均一にゲル状に硬化
するもので、制振特性に優れた安定した性能の対物レン
ズ駆動装置を提供することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例の対物レンズ駆動装置
について図面を参照しながら詳細に説明を行なう。な
お、従来と同じ部材には同一符号を付し、詳しい説明は
省略する。
【0013】(実施例1)図1において、充填部の内形
は底部近傍では、サスペンション3a,3bの位置決め
のため先端がしぼられ細くなっており、サスペンション
3a,3bの先端部はプリント基板6に半田付けされて
いる。また、サスペンションホルダー4はアクリル樹脂
またはポリカーボネイトなどの透明樹脂で構成されてれ
おり、その外形は、充填部4a,4bの内形の形状に沿
って底部付近の外側面は底面に対して傾斜面を形成して
いる。また、底部付近の充填部4a,4bの外側壁の肉
厚は、底部近傍以外の外側壁の肉厚より底部に向けて薄
く形成されている。
【0014】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置のサスペンションホルダー4にUVランプから導かれ
た光ファイバー7a,7bを上方から、光ファイバー7
c,7dを側面から照射すると、直接光によるシリコン
化合物の制振材5a,5bの上方部分の硬化速度と、サ
スペンションホルダー4の樹脂を介しての透過率の低下
を肉厚の変化で補った下方部分の硬化速度がほぼ等しく
なり、シリコン化合物の制振材5a,5bを均一にゲル
状に硬化することができる。
【0015】以上のように本実施例によればサスペンシ
ョンホルダー4に充填したシリコン化合物の制振材5
a,5bを上部から底部まで、均一にゲル化することが
でき、対物レンズ駆動装置の制振特性をばらつきのない
安定な状態で量産化することが可能である。
【0016】(実施例2)図2において、透明樹脂で構
成されたサスペンションホルダー4の充填部4a,4b
の底部付近の外側壁が凸レンズ形状に形成されている。
【0017】このように構成されたサスペンションホル
ダー4に光ファイバー7a,7b,7c,7dからのU
V光を照射すると、充填部4a,4bの底部付近の外側
壁(透明樹脂)の凸レンズ効果により、シリコン化合物
の制振材5a,5bの底部付近にUV光を集中させるこ
とができ、実施例1と同様、シリコン化合物の制振材5
a,5bを上部から底部まで、均一にゲル化することが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例の説明により明らかなよう
に、本発明の対物レンズ駆動装置によれば、粘弾性材と
なるシリコン化合物を充填したサスペンションホルダー
をアクリル樹脂またはポリカーボネイトなどの透明樹脂
で構成するとともに、充填部の底部に向けて樹脂肉厚を
均一または薄くするか、あるいは底部付近の外側壁を凸
レンズ形状にし、上面と側面から同時にUV光を照射す
ることにより、シリコン化合物の制振材を上部から底部
まで、均一にゲル状に硬化することができ、制振特性の
ばらつきを抑え、安定した性能の対物レンズ駆動装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の対物レンズ駆動装置のサス
ペンションホルダーの構成を示す断面図
【図2】本発明の実施例2の対物レンズ駆動装置のサス
ペンションホルダーの構成を示す断面図
【図3】本発明および従来の対物レンズ駆動装置の構成
を示す斜視図
【図4】従来の対物レンズ駆動装置のサスペンションホ
ルダーの構成を示す断面図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダー(対物レンズ保持部材) 3a,3b サスペンション(支持部材) 4 サスペンションホルダー(固定部材) 4a,4b 充填部 5 制振材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持する対物レンズ保持部
    材と、前記対物レンズ保持部材を支持する複数の金属線
    で構成された支持部材と、前記支持部材を固定する固定
    部材と、前記固定部材内に設けられた充填部と、前記充
    填部に充填されたUV硬化性のシリコン化合物から構成
    する制振材とを備え、前記固定部材が透明樹脂で構成さ
    れるとともに、前記底部付近の外側壁の肉厚が、底部付
    近以外の外側壁の肉厚より底部に向けて薄く構成された
    対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 充填部の底部付近の外側壁が、凸レンズ
    形状に構成された請求項1記載の対物レンズ駆動装置。
JP33477291A 1991-12-18 1991-12-18 対物レンズ駆動装置 Pending JPH05166208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33477291A JPH05166208A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 対物レンズ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33477291A JPH05166208A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 対物レンズ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05166208A true JPH05166208A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18281062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33477291A Pending JPH05166208A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 対物レンズ駆動装置

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JP (1) JPH05166208A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6069867A (en) * 1994-06-09 2000-05-30 Olympus Optical Company, Ltd. Apparatus for supporting optical system of optical information recording/reproducing apparatus and method of manufacturing the same

Cited By (1)

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