JP3592412B2 - 光ピックアップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDプレーヤ、CD−ROM装置、MD装置などに用いられる光ピックアップに係り、特に、対物レンズを搭載した浮上ベースが弾性材により可動できるように支持されている光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、本発明との比較例となるCDプレーヤ用の光ピックアップの構造を示すものであり、(A)は平面図、(B)は側面図である。
この光ピックアップ1は、光ディスクに沿って移動する移動ベース7上に支持基台4が固定されている。また移動ベース7には、コの字形状のヨーク5が固定されてこれに磁石6a、6bが支持されている。浮上ベース3の貫通孔3aの内周部分にはフォーカスコイルC1が埋設され、このフォーカスコイルC1の側面には一対のトラッキングコイルC2、C3が設けられている。コイルC1、C2、C3は、前記磁石6aと6bの間に位置して磁気駆動部Aが構成されている。フォーカスコイルC1にてY方向に流れる電流と、磁石6aと6b間の磁界とで、Z方向への電磁力が発生し、これにより浮上ベース3に保持された対物レンズ2のフォーカス補正が行われる。またトラッキングコイルC2とC3にてZ方向に流れる電流によりY方向への電磁力が発生し、これにより対物レンズ2のトラッキング補正が行われる。
【0003】
移動ベース7上に固定された支持基台4の両側には、X方向へ貫通し且つZ方向へ長穴状の開口面積を有する凹部4a、4aが貫通形成され、その背部には基板10が設けられている。前記浮上ベース3を支持する弾性材Wは、4本の弾性ワイヤーであり、弾性材Wは2本が組となって前記凹部4a内に挿入され、その基端が前記基板10の導電パターン部分に半田9で固定されている。浮上ベース3の両側面には基板8、8が設けられ、前記弾性材Wの先端は各基板8の導電パターン部分に半田8aで固定されている。この4本の弾性材Wにより浮上ベース3は可動自在に弾性支持されている。
【0004】
また支持基台4の前記凹部4a、4a内にはゲル状のダンパー剤が注入されており、このダンパー剤により、前記弾性材Wの動きが抑制されて、フォーカス補正およびトラッキング補正の際の、浮上ベース3の慣性力などによる必要以上の動き、および不要な方向への動きが抑制されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記支持基台4の凹部4a内のダンパー剤は紫外線硬化性を有するものであり、液状にて注入され、注入後に紫外線を照射することによりゲル状となる。このダンパー剤は、スポイト状のディスペンサにより前記凹部4a内に注入される。ただし、この注入作業は光ピックアップが図2に示す状態に組立てられた状態で、即ち凹部4a内にワイヤー状の弾性材Wが2本ずつ挿入された状態で行われる。また凹部4aの開口面積は非常に狭い。そのためにダンパー剤の注入作業が行いにくく、注入するダンパー剤が凹部4a外へはみ出すことが頻繁にある。ダンパー剤が凹部4a以外の部分に付着しゲル状に固まってしまうと、これを除去するのが面倒である。特に浮上ベース3と支持基台4との間の符号(イ)で示す隙間にダンパー剤が付着すると、これを除去するのが難しく、組立て作業の効率を低下させる原因となる。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ダンパー剤の注入作業を容易にし、且つダンパー剤が外部にはみ出しにくいようにした光ピックアップを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対物レンズを搭載した浮上ベースが、支持基台から延びる弾性材により浮上支持され、前記浮上ベースを補正動作させる磁気駆動部が設けられた光ピックアップにおいて、
前記支持基台には、前記弾性材の長手方向と同方向に貫通するとともに前記弾性材が挿入される凹部が形成されて、この凹部内に前記弾性材の動きを抑制するダンパー剤が注入されており、前記凹部の開口縁部の一部に、前記開口縁部の他の部分よりも前記長手方向に突出する突部が形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
上記において、前記突部は、前記支持基台と前記浮上ベースとの間隙を覆う位置でダンパー剤を注入するディスペンサに対向できる位置に形成されていることが好ましい。
また前記支持基台が合成樹脂製であり、前記突部が支持基台に一体に突出形成されているものが好ましい。
また前記突部の凹部側に向く面が、突部の先端に向かって前記凹部から離れる方向に傾斜する傾斜面を有していることが好ましく、より好ましくは前記傾斜面が、前記凹部の内壁面に連続した面である。
【0009】
本発明では、支持基台の凹部内にダンパー剤を注入するときに、凹部の開口縁部に設けられた突部を受け面として使用し、この受け面の部分から凹部内にダンパー剤を注入することができる。突部を受け面として使用すると、まず注入作業の際に、ディスペンサの先部を凹部に向ける際の基準が明確になって作業を行いやすく、またダンパー剤を凹部内に確実に注入できる。また凹部内に注入するダンパー剤が多く、凹部からダンパー剤があふれたとき、前記突部が堰となり、他の部分に流れ出るのを防止できる。特に、突部を浮上ベース側に形成することにより、支持基台と浮上ベースとの隙間部分にダンパー剤が入り込むのを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1(A)は本発明の光ピックアップの平面図、図1(B)はその側面図である。
この光ピックアップ1の基本的な構造は、図2(A)(B)に示したものと同じであり、移動ベース7上に固定される支持基台24の形状のみが相違している。この支持基台24は前記移動ベース7上に固定され、また磁石6aと6bを支持するヨーク5も移動ベース7上に固定されている。浮上ベース3は合成樹脂製であり、これには対物レンズ2が搭載されているとともに、フォーカスコイルC1とトラキングコイルC2、C3が保持されている。
【0011】
フォーカスコイルC1の一部と、各トラッキングコイルC2、C3の一部は、前記磁石6aと磁石6bの間に位置している。
浮上ベース3は、支持基台24に対し4本の弾性材Wすなわちワイヤダンパーにより各方向へ移動できるように弾性的に浮上支持されている。前記各コイルに流れる電流と磁石間の磁界との電磁力により、浮上状態の浮上ベース3がZ方向へフォーカス補正駆動され、Y方向へトラッキング補正駆動される。
【0012】
弾性材Wは、支持基台24において、Z方向へ長穴状で且つX方向へ貫通した凹部24a内に挿入されている。支持基台24のX(−)側の端部には基板10が固定され、各弾性材Wの基端は、この基板10のスルーホール10a、10aに挿入され、導体パターンに半田9で固定されている。また弾性材Wの先端は、浮上ベース3に設けられた基板8の導体パターンに半田8aで固定されている。この例では、基板10から各弾性材Wを経て、さらに基板8の導体パターンから各コイルC1、C2、C3に制御電流が与えられるものとなっている。
【0013】
前記支持基台24は合成樹脂製であり、そのX(+)側の端面では、凹部24aの開口部の縁部に連続する突部24bが一体に突出成形されている。この突部24bは図1(B)に示すように、凹部24aの開口部よりも長く、支持基台24のZ方向の全長にわたって形成されている。また、この突部24bは、支持基台24と浮上ベース3との間隙(イ)の側に堰を形成する状態で設けられている。また突部24bは、支持基台24のY方向両側に向く部分が傾斜面状の受け面24cとなっている。この受け面24cは、凹部24aの内壁面に連続した面となっている。
【0014】
光ピックアップ1が図1に示す状態に組立てられ、弾性材Wが凹部24a内に挿入されて基板10に固定された状態で、凹部24a内へダンパー剤が注入される。ここで使用するダンパー剤は紫外線硬化性を有するもので、注入時には液状であり、その後紫外線を照射することにより凹部24a内で固まってゲル状になる。弾性材Wが凹部24a内でこのゲル状のダンパー剤で囲まれることにより、浮上ベース3の余分な動作が抑制される。なお、ダンパー剤注入作業は、基板10を重力方向に向けた状態、即ち凹部24aの開口部を上に向けた状態で行われる。
【0015】
液状のダンパー剤はスポイト状のディスペンサ20により注入される。ディスペンサ20の先部20aは、Z方向に並ぶ一対の弾性材Wの中間から突部24bの受け面24cに向けられる。そして、この受け面24cを案内部としてダンパー剤が凹部24a内に注入される。ディスペンサ20の先部20aを受け面24cに向けて、あるいは先部20aの先端を受け面24cに当接させてダンパー剤を注入すると、先部20aの位置合わせが容易になって作業性がよく、また凹部24aからダンパー剤があふれ出したときに、このあふれ出たダンパー剤を受け面24cと凹部24aとの境界部である(ロ)の部分に留めることができ、ダンパー剤が他の部分、例えば支持基台24と浮上ベース3との境界となる間隙(イ)の部分に流れ出て付着するのを防止できる。
【0016】
なお、図1の実施例では受け面24cが凹部24aの内壁面と連続しているが、受け面24cすなわち突部24bの側面が凹部24aの開口部から若干離れていてもよい。また突部24bのZ方向の長さとしては、少なくとも凹部24aの開口部の長さ以上であることが好ましい。ただし、ディスペンサ20の先部20aが対向する部分のみに部分的に突部が形成されていてもよい。また、ダンパー剤は紫外線硬化型以外の温度(湿度)硬化型のものであってもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明では、支持基台の凹部にダンパー剤を注入するときに、突部を受け面として利用できるため、ダンパー剤の注入作業が容易であり、注入されたダンパー剤が凹部からはみ出しても、これが他の部分に流れることがない。よって、注入作業後に余分な除去作業などが不要になり、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、
【図2】本発明と比較する光ピックアップを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、
【符号の説明】
1 光ピックアップ
2 対物レンズ
3 浮上ベース
5 ヨーク
6a、6b 磁石
7 移動ベース
8、10 基板
24 支持基台
24a 凹部
24b 突部
24c 受け面
20 ディスペンサ
A 磁気駆動部
C1、C2、C3 コイル
W 弾性材

Claims (5)

  1. 対物レンズを搭載した浮上ベースが、支持基台から延びる弾性材により浮上支持され、前記浮上ベースを補正動作させる磁気駆動部が設けられた光ピックアップにおいて、
    前記支持基台には、前記弾性材の長手方向と同方向に貫通するとともに前記弾性材が挿入される凹部が形成されて、この凹部内に前記弾性材の動きを抑制するダンパー剤が注入されており、前記凹部の開口縁部の一部に、前記開口縁部の他の部分よりも前記長手方向に突出する突部が形成されていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記突部は、前記支持基台と前記浮上ベースとの間隙を覆う位置でダンパー剤を注入するディスペンサに対向できる位置に形成されている請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 前記支持基台が合成樹脂製であり、前記突部が支持基台に一体に突出形成されている請求項1または2記載の光ピックアップ。
  4. 前記突部の凹部側に向く面が、突部の先端に向かって前記凹部から離れる方向に傾斜する傾斜面を有している請求項1ないし3のいずれかに記載の光ピックアップ。
  5. 前記傾斜面が、前記凹部の内壁面に連続した面である請求項4記載の光ピックアップ。
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