JP4406707B2 - 光ディスク装置の2軸装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置の2軸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクに対して記録/再生を行なう光ディスク装置には、光ピックアップの対物レンズを光ディスクのトラッキング方向とフォーカス方向に位置調整する2軸装置が設けられている。
このような2軸装置は、光ピックアップの対物レンズが保持されるとともに、フォーカスコイルが巻回されたレンズ保持体、前記フォーカスコイルに臨ませて配設されたフォーカス用ヨーク、前記レンズ保持体の両側に配設されたトラッキングコイル、前記レンズ保持体の両側のトラッキングコイルの外方にそれぞれ臨ませて配設されたトラッキング用ヨークなどを備えて構成されている。
また、レンズ保持体は、弾性変形可能なばね鋼材を介して、該ばね鋼材の振動を吸収するダンパホルダに連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光ディスク装置の2軸装置には次のような不具合があった。
第1に、対物レンズとレンジ保持部材を接着する接着剤が温度変化などによって伸縮することによって対物レンズの位置が光ディスクのトラッキング方向やトラック接線方向へずれてしまい、光ピックアップの組立て精度に悪影響を与えやすかった。
第2に、トラッキングコイルとトラッキング用ヨークとの間隔が限られているため、レンズ保持体のトラッキング用ヨークに臨む部分、すなわちトラッキングコイルが巻回される部分の肉厚を薄くせざるを得ず、レンズ保持体の強度の向上を図る上で支障となっていた。
第3に、フォーカス用ヨークがフォーカスコイルの内側に配設される場合、レンズ保持体にフォーカス用ヨークが挿通される開口を設ける必要があり、レンズ保持体の強度の向上を図る上で支障となっていた。
第4に、ばね鋼材とレンズ保持体とを連結部分の構成が複雑でコストがかかっていた。また、ばね鋼材の有効長を決定するばね鋼材とレンズ保持体の連結部分の位置精度を向上させることが難しかった。
第5に、ばね鋼材とダンパホルダの間に液状のダンパ材料を注入してこのダンパ材料を硬化させることでばね部材とダンパホルダを連結するが、ダンパ材料に空気が混入しないように注入することは難しかった。
第6に、フォーカス用ヨークおよびトラッキング用ヨークが複数の部材から構成されているため、部品点数が多くコストダウンを図る上で支障があった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、対物レンズの光ディスクのトラッキング方向やトラック接線方向に対する位置ずれが生じにくい光ディスクの2軸装置を提供することにある。
また、レンズ保持体の強度の向上することができる光ディスクの2軸装置を提供することにある。
また、ばね鋼材とレンズ保持体とを連結部分の構成が簡素化でき、ばね鋼材とレンズ保持体の連結部分の位置精度を向上させることができる光ディスクの2軸装置を提供することにある。
また、ばね鋼材とダンパホルダの間に注入する液状のダンパ材料に空気が混入しにくい光ディスクの2軸装置を提供することにある。
また、フォーカス用ヨークおよびトラッキング用ヨークを構成する部材を簡素化してコストダウンを図ることができる光ディスクの2軸装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ディスク装置の2軸装置は、光ピックアップの対物レンズが保持されるとともに、フォーカスコイルが巻回されたレンズ保持体と、前記フォーカスコイルに臨ませて配設されたフォーカス用ヨークと、前記レンズ保持体の両側に配設されたトラッキングコイルと、前記レンズ保持体の両側のトラッキングコイルの外方にそれぞれ臨ませて配設されたトラッキング用ヨークと、前記両側のトラッキングコイルのうちの一方のトラッキングコイルの外側に配設されたダンパホルダと、前記一方のトラッキングコイルの両側を通り前記レンズ保持体と前記ダンパホルダとを連結する弾性変形可能な複数のばね鋼材とを備え、前記トラッキングコイルおよびフォーカスコイルへの通電が前記ばね鋼材を介して行なわれる光ディスク装置の2軸装置であって、前記レンズ保持体のトラッキング方向の両側に、トラッキング方向に沿って軸状に延在する第1連結部および第2連結部がフォーカス方向に間隔をおいてそれぞれ設けられ、前記第1、第2連結部は、前記レンズ保持体寄りの第1巻回部と、前記レンズ保持体と反対寄りの第2巻回部と、前記第1、第2巻回部の中間に位置する非巻回部とを有し、前記フォーカスコイルの巻線の両端は、前記第1連結部の前記非巻回部に巻回されることなく前記第1連結部の前記第1、第2巻回部に巻回され、前記トラッキングコイルの巻線の両端は、前記第2連結部の前記非巻回部に巻回されることなく前記第2連結部の前記第1、第2巻回部に巻回され、前記第1巻回部の径方向の寸法は、前記第2巻回部の径方向の寸法よりも大きくなるように、かつ、前記第2巻回部の径方向の寸法は前記非巻回部の径方向の寸法より大きくなるように構成され、前記非巻回部には、光ディスクのトラック接線方向に貫通する貫通孔が設けられ、前記貫通孔は、その貫通孔の延在方向の中間部の直径が両端部の直径よりも小さい寸法となる2つの円錐面で構成され、前記ばね鋼材の前記レンズ保持体への連結は、前記ばね鋼材の端部が前記貫通孔に挿通され、前記第1、第2巻回部に巻回された前記トラッキングコイルの巻線と前記貫通孔に挿通されたばね鋼材の端部とが半田付けされるとともに、前記第1、第2巻回部に巻回された前記フォーカスコイルの巻線と前記貫通孔に挿通されたばね鋼材の端部とが半田付けされることで行なわれていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の光ディスク装置の2軸装置の構成を示す平面図、図2は図1のAA線断面図である。
図1に示すように、2軸装置Uは、光ピックアップの対物レンズ10を保持するレンズ保持体12、フォーカスコイル14(図3参照)、トラッキングコイル16、ヨーク部材18、磁石20、ばね鋼材22、ダンパホルダ24、基板26などを備えて構成されている。なお、図1において符号Xは光ディスクのトラッキング方向を示し、符号Zは光ディスクのフォーカス方向を示し、符号Yは前記トラッキング方向およびフォーカス方向に直交するトラック接線方向を示している。
図1、図2に示すように、前記対物レンズ10は偏平な円柱状を呈している。
前記レンズ保持体12は、筒部1202を有し、該筒部1202の先端に、前記対物レンズ10の外周面と一方のレンズ面の外側の箇所を保持する環状の対物レンズ保持壁1203が設けられている。
図3(A)、(B)、(C)に示すように、前記対物レンズ10は前記対物レンズ保持壁1203に保持された状態で、接着剤Sにより前記対物レンズ保持壁1203に取り付けられている。
前記接着剤Sは、前記対物レンズ10の中心を通り前記トラッキング方向Xに対して45度斜めの方向に延在する2本の仮想線と交わる対物レンズ保持壁1203の4箇所に位置している。
【0011】
図3(A)、(B)に示すように、前記筒部1202の半径方向外側には、第1コイル巻回部1204が設けられ、前記筒部1202のトラック接線方向Yの両側には、第2コイル巻回部1206がそれぞれ設けられている。
前記第1コイル巻回部1204には、フォーカスコイル14が巻回され、図2に示すように、前記筒部1202の外側でフォーカスコイル14の内側にフォーカス用ヨーク1802が配置され、このフォーカス用ヨーク1802の先端は前記レンズ保持壁1203の部分で覆われている。
前記フォーカス用ヨーク1802の先端と、該先端に臨むレンズ保持壁1203の部分とは当接可能に構成され、これらが当接することで前記レンズ保持体12のフォーカス方向Zに対するストッパが構成されている。
【0012】
前記各第2コイル巻回部1206は、前記トラッキングコイル16が巻回される筒部と、筒部の先端に形成された肉厚のフランジ部1207とから構成され、これら筒部とフランジ部1207は2つ設けられている。
前記両側のトラッキングコイル14の外方には、矩形板状の前記磁石20を有するトラッキング用ヨーク1804が配設されている。前記磁石20がトラッキングコイル14に臨む面は、前記トラッキング方向Xおよびフォーカス方向Zを通る単一面に対して平行して延在している。
前記トラッキングコイル16は、第2コイル巻回部1206に巻回された状態で、前記磁石20に臨む面が前記トラッキング方向Xに沿って前記単一面との間隔が次第に変化するように傾斜している。より詳細には、2つのトラッキングコイル16が前記磁石20に臨む面は、前記対物レンズ10の中心を通り前記トラック接線方向Yと平行する中心線から離れるに従って次第に離れるように傾斜ししている。
【0013】
図1、図3に示すように、前記レンズ保持体12のトラッキング方向Xの両側には、第1連結部1208と第2連結部1210がフォーカス方向Zに間隔をおいてそれぞれ設けられている。
前記レンズ保持体12の両側に設けられた前記各第1連結部1208は、対物レンズ10寄りに位置しており、前記フォーカスコイル14の巻線の両端がそれぞれ巻回されるように構成されている。
前記レンズ保持体12の両側に設けられた前記各第2連結部1210は、対物レンズ10と反対側寄りに位置しており、前記トラッキングコイル16の巻線の両端がそれぞれ巻回されるように構成されている。
【0014】
図4(A)、(B)、(C)に示すように、第1、第2連結部1208、1210は、前記レンズ保持体12から軸状に突設されており、レンズ保持体12寄りの第1巻回部1211と、レンズ保持体12と反対寄りの第2巻回部1212と、第1、第2巻回部1211、1212の中間に位置する非巻回部1213とから構成されている。
前記フォーカスコイル14、トラッキングコイル16の巻線の両端は、第1、第2巻回部1211、1212の外周部分に巻回され、前記非巻回部1212には巻回されないように構成されている。
前記第1巻回部1211の径方向の寸法は、前記第2巻回部1212の径方向の寸法よりも大きくなるように、かつ、前記第2巻回部1212の径方向の寸法は前記非巻回部1212の径方向の寸法より大きくなるように構成されている。
図4に示すように、前記非巻回部1213には、後述する前記ばね鋼材22が挿通されるトラック接線方向Yに貫通する貫通孔1214が設けられ、この貫通孔1214は、その貫通孔1214の延在方向の中間部の直径が両端部の直径よりも小さい寸法となる2つの円錐面1215、1216で構成されている。
前記貫通孔1214の中間部の直径は、前記ばね鋼材22の直径よりも僅かに大きな寸法となるように構成されている。
【0015】
図4(D)に示すように、前記ばね鋼材22は、弾性変形可能に構成され、その一端が前記第1、第2連結部1208、1210の貫通孔1214に挿通された状態で、前記第1、第2巻回部1211、1212に巻回された前記フォーカスコイル14、トラッキングコイル16の巻線の両端に半田Hによって半田付けされることによって前記レンズ保持体12に連結されている。
図1に示すように、前記ばね鋼材22の他端は、前記ダンパホルダ24に連結される。
【0016】
図1に示すように、前記ダンパホルダ24は、前記レンズ保持体12のトラック接線方向Yの一方の側に配設され、前記基板26は、前記ダンパホルダ24のレンズ保持体12と反対側において、トラッキング方向Xおよびフォーカス方向Zと平行をなすように配設されている。
図5はダンパホルダの斜視図、図6(A)はダンパホルダの正面図、図6(B)は図6(A)のAA線断面図、図6(C)は図6(A)のBB線断面図である。
図5、図6に示すように、前記ダンパホルダ24は、トラッキング方向Xに延在する本体2402と、この本体2402の延在方向の両端からレンズ保持体12側に延在する2つの連結部2404と、本体2402の延在方向の中間部でトラッキング方向Xに間隔をおいてレンズ保持体12と反対側に突設される2つの軸部2406とを備えている。
【0017】
図1に示すように、前記ダンパホルダ24は、前記2つの軸部2406が前記基板26の2つの取付孔2602に挿通された状態で熱かしめされることで基板26に取着されるように構成されている。
図6(A)、(B)に示すように、前記各連結部2404は、前記本体2402に接続する壁部2406と、この壁部2406の本体2402に接続された箇所から前記レンズ保持体12側に延在する壁部2408と、壁部2406の本体2402と反対側の箇所から前記レンズ保持体12側に延在する壁部2410と、これら壁部2408、2410のフォーカス方向Zの一方の端部を接続する壁部2412と、これら壁部2408、2410のフォーカス方向Zの他方の端部の接続する壁部2414とを備えている。
前記各壁部2406には、フォーカス方向に間隔をおいて前記ばね鋼材22が挿通される貫通孔2407が設けられている。
前記壁部2406、2408、2410、2412、2414によって、前記各貫通孔2407に臨んで前記レンズ保持体12側に向かって延在しレンズ保持体12側に開口するダンパ材料収容室2416がそれぞれ形成されている。
【0018】
フォーカス方向Zに間隔をおいて隣り合う2つのダンパ材料収容室2416の間には、前記壁部2406、2408、2410、2412、2414によって、前記2つのダンパ材料収容室2416に連通し、前記レンズ保持体12側に開口する1つのダンパ材料注入室2418が前記2つのダンパ材料収容室2416よりも前記本体2402の延在方向の外側に変位した位置に設けられている。すなわち、前記ダンパ材料注入室2418はダンパ材料収容室2416に対して前記延在方向に段差を持って設けられている。
前記壁部2410の前記ダンパ材料収容室2416に臨み、前記レンズ保持体12に面した縁部にはそれぞれ前方に突出するガイド片2420が設けられている。
【0019】
図7に示すように、前記基板26は、トラッキング方向Xに延在する板状に形成され、その延在方向の中間部で幅方向に間隔をおいて前記2つの取付孔2602が貫通して設けられている。
前記基板26の各取付孔2602の延在方向外側の上下箇所には、前記ばね鋼材22を収容可能な切欠が上方または下方に開口して設けられ、各切欠を囲むように基板26の一方の面に半田付け部2604が設けられている。これら各半田付け部2604は、前記ダンパホルダ24が基板26に熱かしめで取り付けられたときに、ダンパホルダ24の各貫通孔2407に臨む箇所に位置するように構成されている。
前記基板26の延在方向の両側の箇所の一方の面には、後述する前記ヨーク部材18の取付片1806に半田付けされる半田付け部2606が設けられている。
【0020】
図1に示すように、前記ヨーク部材18は、単一の部材から構成され、前記レンズ保持体12の対物レンズ10と反対側にフォーカス方向Zと直交をなすように矩形板状に延在している。
図8(A)、(B)に示すように、前記ヨーク部材18は、トラック接線方向Yに長さを、トラッキング方向Xに幅を有する矩形板状に形成された本体1801を有して構成されている。前記本体1801の幅方向の中央で長さ方向のやや一方寄りの箇所には、前記レンズ支持体12を収容する開口1806が形成されている。
前記ヨーク部材18の前記開口1802をトラック接線方向Yで挟む箇所には前記2つのフォーカス用ヨーク1802が起立して設けられている。
前記ヨーク部材18の前記2つのフォーカス用ヨーク1802をトラック接線方向Yで挟む箇所には前記トラッキング用ヨーク1804が起立して設けられている。
【0021】
前記各トラッキング用ヨーク1804の前記フォーカス用ヨーク1802に臨む箇所には、前記磁石20がかしめなどによって取着されている。
すなわち、前記各フォーカス用ヨーク1802と、各トラッキング用ヨーク1804とは、単一の材料からなるヨーク部材18によって一体的に構成されている。
前記ヨーク部材18の長さ方向の他方の幅方向の両側には、前記取付片1806がそれぞれ起立して設けられている。
【0022】
次に、図1乃至図9を参照して前記2軸装置の組立てについて説明する。
まず、前記レンズ保持体12の第1コイル巻回部1204にフォーカスコイル14が巻回され、該フォーカスコイル14の巻線の端部が前記第1連結部1208の第1巻回部1211と第2巻回部1212に巻回される。
次いで、前記レンズ保持体12の各第2コイル巻回部1206にトラッキングコイル16が巻回され、該トラッキングコイル16の巻線の端部が前記第2連結部1210の第1巻回部1211と第2巻回部1212に巻回される。
そして、前記各コイル14、16の巻線の端部が巻回された第1巻回部1211と第2巻回部1212が半田ディップされることによって、前記巻線の端部が巻回された部分が半田付け可能なランド部Lとして構成される。前記ランド部は、前記第1巻回部1211の部分の径方向の寸法が、第2巻回部1212の径方向の寸法よりも大きくなる。
【0023】
次に、前記ダンパホルダ24の2つの軸部2406が前記基板26の2つの取付孔2602に挿通された状態で各軸部2406を熱かしめすることで前記ダンパホルダ24を基板26に取着する。これにより、前記基板26の半田付け部2606はダンパホルダ24の貫通孔2407に臨んだ位置に位置している。
そして、図4(D)に示すように、前記ばね鋼材22の一端を前記レンズ保持体12の第1連結部1208と第2連結部1210の貫通孔1214に挿通させた状態でばね鋼材22とランドLのダンパホルダ24と反対側の箇所とを半田付けし、これにより前記ばね鋼材22と前記ランド部Lとを連結する。
【0024】
次いで、前記ばね鋼材22の他端を前記ダンパホルダ24のダンパ材料収容室2416の前方から後方に挿入し、壁部2406の貫通孔2407に挿入する。これにより、前記ばね部材22の他端は、前記貫通孔2407を介して基板26の半田付け部2604に臨んだ状態となる。
ここで、図9に示すように、前記ばね鋼材22の他端と半田付け部2604を半田付けする。これにより、ばね鋼材22の他端が基板26およびダンパホルダ24に連結される。
この状態で、前記レンズ保持体12は、前記4つのばね鋼材22を介して基板26およびダンパホルダ24に連結されている。
【0025】
次に、前記ダンパホルダ24をダンパ材料注入室2418の開口を鉛直上方に向けた状態で、紫外線硬化型のゲル状のダンパ材料を注入装置から管状の針を介して前記ダンパホルダ24のダンパ材料注入室2418に注入する。この際、前記針を前記ガイド片2420に当接させることによって針の位置を固定することが可能である。
ダンパ材料の注入完了後、紫外線を照射してダンパ材料収容室2416内のダンパ材料を硬化させる。これにより、前記ばね鋼材22の振動が前記ダンパ材料によって吸収されることになる。
【0026】
次に、図3(A)、(B)、(C)に示すように、前記対物レンズ10を前記レンズ保持体12の対物レンズ保持壁1203に保持させた状態で、紫外線硬化型の接着剤Sを前述した対物レンズ保持壁1203の4箇所に塗布し、紫外線を照射して接着剤Sを硬化させる。これにより、前記対物レンズ10がレンズ保持体12に取り付けられる。
【0027】
次に、前記レンズ保持体12のフォーカスコイル14の内側にフォーカス用ヨーク18を臨ませ、前記レンズ保持体12の各トラッキングコイル16の外側にトラッキング用ヨーク1804に取着された磁石20を臨ませ、図9に示すように、前記基板26の各半田取付部2606を前記ヨーク部材18の各取付片1806に臨ませてこれら半田取付部2606と取付片1806とを半田付けする。これにより、前記基板26がヨーク部材18に取着される。
この結果、図1、図10に示すように、前記対物レンズ10を保持したレンズ保持体12が4つのばね鋼材22を介してダンパホルダ24および基板26に連結され、前記2軸装置Uの組立てが完了する。
【0028】
次に、前記2軸装置Uの動作について説明する。
図1に示すように、不図示の制御回路から前記基板26にフォーカスコイル駆動用の駆動電流が供給されると、前記駆動電流は、半田付け部2604、ばね鋼材22を介してフォーカスコイル14に供給される。
これにより、前記フォーカスコイル14で発生する磁界と前記磁石20とフォーカス用ヨーク1802によって構成される磁気回路による磁界との相互作用によって、前記レンズ保持体12にフォーカス方向Zの力が作用する。
この結果、前記レンズ保持体12は、前記各ばね鋼材22の弾性力に抗してフォーカス方向Zに駆動される。
【0029】
また、前記不図示の制御回路から前記基板26にトラッキング駆動用の駆動電流が供給されると、前記駆動電流は、半田付け部2604、ばね鋼材22を介して各トラッキングコイル16に供給される。
これにより、前記各トラッキングコイル16で発生する磁界と前記磁石20とトラッキング用ヨーク1804によって構成される磁気回路による磁界との相互作用によって、前記レンズ保持体12にトラッキング方向Xの力が作用する。
この結果、前記レンズ保持体12は、前記各ばね鋼材22の付勢力に抗してトラッキング方向Xに駆動される。
【0030】
このように構成された2軸装置Uによれば、前記対物レンズ10を前記対物レンズ保持壁1203に接着する接着剤Sが前記対物レンズ10の中心を通り前記トラッキング方向Xに対して45度斜めの方向に延在する2本の仮想線と、この2本の仮想線と交わる対物レンズ保持壁1203の4箇所に位置している。
したがって、前記4箇所の接着剤Sが温度変化により変形し、前記対物レンズ10がその径方向にΔLだけ変位した場合、対物レンズ10の変位する方向がトラッキング方向Xに対して45度斜めの方向となるため、対物レンズ10のトラッキング方向Xおよびトラック接線方向Yに対する変位量は、ΔL/20.5となり、その影響を軽減することができる。
なお、温度変化による接着剤Sの変形を抑制するためには、接着剤Sの塗布量をなるべく少量とするとともに、接着剤Sとして温度変化による変形が少ない例えば紫外線硬化型のエポキシ接着剤を採用することが望ましい。
【0031】
また、前記トラッキングコイル16が、第2コイル巻回部1206に巻回された状態で、前記対物レンズ10の中心を通り前記トラッキング方向Xと直交する面から離れるに従って前記両側のトラッキングコイル14が前記磁石20から離間した構成とした。
そのため、前記トラッキングコイル14と前記磁石20との間隔を広げることなく、前記第2コイル巻回部1206の筒部の先端と前記磁石20の間隔を確保することが可能となり、前記筒部の先端に肉厚の前記フランジ部1207を設けることによって、前記第2コイル巻回部1206の強度を向上させることができ、コイル巻回後の変形を防止する上で有利である。
【0032】
また、前記レンズ保持体12の筒部1202の外側でフォーカスコイル14の内側に後述するフォーカス用ヨーク1802が配置され、このフォーカス用ヨーク1802の先端は前記レンズ保持壁1203の部分で覆われている構成とした。
そのため、前記レンズ保持壁1203によってレンズ保持体12の強度を高めることが可能となり、コイルの巻回による変形を防止するとともに、高域共振の特性を向上させる上で有利である。
また、このフォーカス用ヨーク1802の先端は前記レンズ保持壁1203の部分で覆われているので、半田付け作業の際にフォーカス用ヨーク1802にフラックスが付着することを防止でき、フォーカス用ヨーク1802とレンズ保持体12とがフラックスによって貼りつく不具合を防止できる。
また、前記フォーカス用ヨーク1802の先端と、該先端に臨むレンズ保持壁1203の部分とによって前記レンズ保持体12のフォーカス方向Zに対するストッパが構成されているため、落下などの衝撃が加わった時に前記ばね鋼材22に過大な力が加わって変形することを防止することができる。
また、本実施の形態では、フォーカス用ヨーク1802の先端を前記レンズ保持壁1203の部分で覆うために、前記フォーカス用ヨーク1802の延在方向の寸法を従来に比較して短くした。このため、対向する2つの前記フォーカス用ヨーク1802を前記本体1801から切り起こして成形する場合に、前記フォーカス用ヨーク1802の延在方向の寸法を確保するために、鍛造加工を行なう必要がなく、コストダウンを図る上で有利である。
【0033】
本実施の形態では、前記レンズ保持体12の第1、第2巻回部1211、1212の貫通孔1214の中間部はこれら第1、第2巻回部1211、1212の内部に位置しているため、第1、第2巻回部1211、1212が半田ディップされる際、第1、第2巻回部1211、1212の貫通孔1214の中間部には半田やフラックスが進入しにくい。
このため、簡素な構成によって、前記中間部の熱変形や中間部へのフラックス付着を防止でき、これにより、前記貫通孔1214前記ばね鋼材22を挿入したときにおけるばね鋼材22と前記中間部との当接位置がずれることを防止できる。
したがって、前記ばね鋼材22が前記ダンパホルダ24に連結されている基板26の半田付け部2604の箇所から前記中間部までの有効長の精度を向上させる上で有利である。
【0034】
また、前記第1、第2巻回部1211、1212に構成される前記ランド部Lは、前記レンズ支持体12に近い第1巻回部1211の部分の径方向の寸法が第2巻回部1212の部分の径方法の寸法よりも大きいため、前記ランド部Lの全長およびばね鋼材22にわたって過不足なく半田が行き渡り、半田付けを確実に行なうことができる。
【0035】
また、前記ダンパホルダ24には、2つのダンパ材料収容室2416に連通したダンパ材料注入室2418を設けたので、ダンパ材料は、いったん前記ダンパ材料注入室2418に満たされてからダンパ材料収容室2416に流入する。
これにより、ダンパ材料のダンパ材料収容室2416への流入がゆっくりと行なわれる。このため、前記ばね鋼材22の外周とダンパホルダ24の間に満たされるダンパ材料に空気の泡が生じてダンパ材料の充填が不均一となり振動吸収作用にばらつきが生じることを防止できる。
また、前記ダンパホルダ24の側壁2410に前記ガイド片2420を設けたので、ダンパ材料の注入装置の針を前記ガイド片2420に当接させることによって前記針が不用意にばね鋼材22に接触してこれを変形させてしまうことを防止することができる。
また、1つのダンパ材料注入室2418から2つのダンパ材料収容室2416に同時にゲルを流入させることができるので、2つのダンパ材料収容室に別々にゲルを注入する場合に比較して作業回数が少なくて済む。
性が向上する。
【0036】
また、ヨーク部材18を半田付けによって基板26に固定するため、他の部材が不要となりコストダウンが可能となる。
また、フォーカス用ヨーク1802とトラッキング用ヨーク1804がヨーク部材18に一体的に構成されているので、各ヨークを個別に設ける場合に比較して部品点数を削減することができる。
【0037】
次に、図11を参照して第2の実施の形態について説明する。
図11は第2の実施の形態の2軸装置の構成を示す平面図であり、第1の実施の形態と同じ部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、レンズ保持体の第2コイル巻回部のフランジ部の形状とダンパホルダの形状である。
図11に示すように、前記レンズ保持体12の第2コイル巻回部1206のフランジ部1207Aは、前記磁石20に臨む箇所がトラッキング方向Xとフォーカス方向Zの双方に対して平行をなす平面を構成するように設けられている。すなわち、前記フランジ部1207Aの磁石20に臨む箇所と磁石20との間隔がトラッキング方向Xとフォーカス方向Zにわたって均一となるように構成されている。
また、前記ダンパホルダ24の前記レンズ保持体12の第2コイル巻回部1206のフランジ部1207Aに臨むそれぞれの箇所には、トラック接線方向Yにおいて前記磁石20の前記フランジ部1207Aに臨む面とほぼ同じ位置まで突出する規制部2422がそれぞれ設けられている。
前記レンズ保持体12がトラッキング方向Xに移動すると、各フランジ部1207Aは前記磁石20または規制部2422に近接してやがて当接するように構成されている。
上記構成によれば、第1の実施の形態の効果に加えて次の効果を奏することができる。
すなわち、前記フランジ部1207Aと、前記磁石20および規制部2422によって前記レンズ保持体12のトラッキング方向Xに対するストッパが構成されていることにより、落下などの衝撃が加わった時に前記ばね鋼材22に過大な力が加わって変形することを防止することができる。
【0038】
次に、図12乃至図15を参照して、第1、第2連結部1208、1210とばね鋼材22を連結する構成の変形例を示す第3乃至第6の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、図12(A)、(B)に示すように、前記非巻回部1213の貫通孔1214にばね鋼材22が挿通された状態で、貫通孔1214の半田付けされている側の円錐面1215と反対側の円錐面1216の箇所に、すなわちダンパホルダ24に近い第1、第2連結部1208、1210の箇所に接着剤Sを充填してばね鋼材22と第1、第2連結部1208、1210を連結する構成としている。
そのため、前記ばね鋼材22をダンパホルダ24に近い第1、第2連結部1208、1210の箇所で接着剤によって連結することができるので、前記ばね鋼材22が前記ダンパホルダ24に連結されている基板26の半田付け部2604の箇所から前記第1、第2連結部1208、1210の箇所までの有効長の精度を向上させる上で有利である。
【0039】
第4の実施の形態は、図13(A)、(B)、(C)に示すように、貫通孔1214の中間部を貫通孔1214の延在方向のうち、ダンパホルダ24寄りの位置に設け、貫通孔1214のダンパホルダ24と反対側の箇所を開口して接着剤充填用の開口部1214Aとした構成としている。
そのため、前記開口部1214Aから接着剤Sを充填する際の作業性が向上することができるとともに、前記ばね鋼材22を第1、第2連結部1208、1210の箇所で接着剤Sによって連結することができるので、前記ばね鋼材22が前記ダンパホルダ24に連結されている基板26の半田付け部2604の箇所から前記中間部までの有効長の精度を向上させる上で有利である。
【0040】
第5の実施の形態は、図14(A)、(B)に示すように、前記第1、第2連結部1208、1210の第1、第2巻回部1211、1212の形状をレンズ保持体12から離間するにつれて径方向の寸法が次第に小さくなるように構成している。
また、第1巻回部1211の第2巻回部1212に臨む箇所の径方向の寸法d1は、第2巻回部1212の第1巻回部1212に臨む箇所の径方向の寸法d2よりも大となるように構成され、非巻回部1213の径方向の寸法d3はd1>d3>d2となるように構成されている。
また、第1巻回部1211と第2巻回部1212においてそれぞれ径方向の寸法が最小となる箇所のそれぞれに滑り止めのフランジ部1211A、1212Aが設けられている。
そのため、第1の実施の形態と同様に、前記第1、第2巻回部1211、1212に構成される前記ランド部Lは、前記レンズ支持体12に近い第1巻回部1211の部分の径方向の寸法が第2巻回部1212の部分の径方法の寸法よりも大きいため、前記ランド部Lの全長およびばね鋼材22にわたって過不足なく半田が行き渡り、半田付けを確実に行なうことができる。
また、前記フランジ部1211A、1212Aを設けることによって、フォーカスコイル14またはトラッキングコイル16の巻線の両端が第1、第2巻回部1211、1212に巻回された部分が外れることを防止することができる。
【0041】
第6の実施の形態は、図15(A)に示すように、前記第1、第2連結部1208、1210をレンズ保持体12から突設された突設片1230で構成している。
前記突設片1230はレンズ保持体12に接続された帯状の基端部1231と、基端部1231の先端に接続された菱形の先端部1232とから構成されている。前記先端部1232は、その4つの縁部が前記基端部1231の延在方向に対して斜めに傾斜するように構成されている。
前記先端部1232には、前記ばね鋼材22が挿通可能な貫通孔1233が設けられ、前記4つの縁部は貫通孔1233を囲むように位置している。
図15(B)に示すように、前記フォーカスコイル14またはトラッキングコイル16の巻線の両端は、前記基端部1231の箇所で前記延在方向と直交する方向に巻回されるとともに、前記4つの縁部の互いに対向する縁部の間に巻回される。
これにより、前記突設片1230に巻回されたフォーカスコイル14またはトラッキングコイル16の巻線の両端は前記貫通孔1233を3方向から囲むように位置したランドLを構成する。
そのため、前記貫通孔1233に挿通されたばね鋼材22と、該ばね鋼材22を3方向から囲むランドLとを半田付けすることにより、ばね鋼材22とランドLとの半田付けを確実に行ない、これらを連結することができる。
なお、貫通孔1233の径方向の寸法がばね鋼材22の径方向の寸法に比較して大きな場合には、ばね鋼材22と突設片1230との位置決めを不図示の治具によって行なった状態で、ばね鋼材22とランドLの半田付けを行なうことが必要である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、温度変化などによる対物レンズの光ディスクのトラッキング方向やトラック接線方向に対する位置ずれを生じにくくすることができる。
また、本発明によれば、前記トラッキングコイルと前記磁石との間隔を広げることなく、トラッキングコイルが配設されたレンズ保持体の箇所と磁石の間隔を確保することが可能となるため、前記レンズ保持体の箇所を肉厚に構成するなどしてレンズ保持体の強度を向上させることができる。
また、本発明によれば、前記レンズ保持壁によってレンズ保持体の強度を高めることが可能となる。
また、本発明によれば、簡素な構成によって、前記中間部の熱変形や中間部へのフラックス付着を防止でき、これにより、前記貫通孔に前記ばね鋼材を挿入したときにおけるばね鋼材と前記中間部との当接位置がずれることを防止でき、これにより、前記ばね鋼材の有効長の精度を向上させる上で有利である。
また、本発明によれば、前記ばね鋼材の外周とダンパホルダの間に満たされるダンパ材料に空気の泡が生じてダンパ材料の充填が不均一となり振動吸収作用にばらつきが生じることを防止できる。
また、本発明によれば、フォーカス用ヨークとトラッキング用ヨークが単一部材により一体的に構成されているので、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光ディスク装置の2軸装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1のAA線断面図である。
【図3】(A)はレンズ保持体の平面図、(B)はレンズ保持体の側面図、(C)は(A)のAA線断面図である。
【図4】(A)は第1、第2連結部の平面図、(B)は第1、第2連結部の断面図、(C)は第1、第2連結部の正面図、(D)は半田付け時の説明図である。
【図5】ダンパホルダの斜視図である。
【図6】(A)はダンパホルダの正面図、(B)は(A)のAA線断面図、(C)は(A)のBB線断面図である。
【図7】基板の平面図である。
【図8】(A)はヨーク部材の平面図、(B)はヨーク部材の側面図である。
【図9】基板とダンパホルダが組み立てられた状態を示す説明図である。
【図10】基板とダンパホルダとヨーク部材が組み立てられた状態を示す説明図である。
【図11】第2の実施の形態の2軸装置の構成を示す平面図である。
【図12】(A)は第3の実施の形態における第1、第2連結部の断面図、(B)は第3の実施の形態における第1、第2連結部の半田付けの説明図である。
【図13】(A)は第4の実施の形態における第1、第2連結部の平面図、(B)は第4の実施の形態の第1、第2連結部の断面図、(C)は第4の実施の形態における第1、第2連結部の半田付けの説明図である。
【図14】(A)は第5の実施の形態における第1、第2連結部の平面図、(B)は第5の実施の形態の第1、第2連結部の正面図である。
【図15】(A)は第6の実施の形態の第1、第2連結部の正面図、(B)は第6の実施の形態における第1、第2連結部の巻線の巻回を示す説明図である。
【符号の説明】
U……光ディスク装置の2軸装置、10……対物レンズ、12……レンズ保持体、14……フォーカスコイル、16……トラッキングコイル、18……ヨーク部材、20……磁石、22……ばね鋼材、24……ダンパホルダ、26……基板、1203……レンズ保持壁、1208……第1連結部、1210……第2連結部、1211……第1巻回部、1212……第2巻回部、1213……非巻回部1213、L……ランド、S……接着剤、H……半田。

Claims (2)

  1. 光ピックアップの対物レンズが保持されるとともに、フォーカスコイルが巻回されたレンズ保持体と、
    前記フォーカスコイルに臨ませて配設されたフォーカス用ヨークと、
    前記レンズ保持体の両側に配設されたトラッキングコイルと、
    前記レンズ保持体の両側のトラッキングコイルの外方にそれぞれ臨ませて配設されたトラッキング用ヨークと、
    前記両側のトラッキングコイルのうちの一方のトラッキングコイルの外側に配設されたダンパホルダと、
    前記一方のトラッキングコイルの両側を通り前記レンズ保持体と前記ダンパホルダとを連結する弾性変形可能な複数のばね鋼材とを備え、
    前記トラッキングコイルおよびフォーカスコイルへの通電が前記ばね鋼材を介して行なわれる光ディスク装置の2軸装置であって、
    前記レンズ保持体のトラッキング方向の両側に、トラッキング方向に沿って軸状に延在する第1連結部および第2連結部がフォーカス方向に間隔をおいてそれぞれ設けられ、
    前記第1、第2連結部は、前記レンズ保持体寄りの第1巻回部と、前記レンズ保持体と反対寄りの第2巻回部と、前記第1、第2巻回部の中間に位置する非巻回部とを有し、
    前記フォーカスコイルの巻線の両端は、前記第1連結部の前記非巻回部に巻回されることなく前記第1連結部の前記第1、第2巻回部に巻回され、
    前記トラッキングコイルの巻線の両端は、前記第2連結部の前記非巻回部に巻回されることなく前記第2連結部の前記第1、第2巻回部に巻回され、
    前記第1巻回部の径方向の寸法は、前記第2巻回部の径方向の寸法よりも大きくなるように、かつ、前記第2巻回部の径方向の寸法は前記非巻回部の径方向の寸法より大きくなるように構成され、
    前記非巻回部には、光ディスクのトラック接線方向に貫通する貫通孔が設けられ、
    前記貫通孔は、その貫通孔の延在方向の中間部の直径が両端部の直径よりも小さい寸法となる2つの円錐面で構成され、
    前記ばね鋼材の前記レンズ保持体への連結は、前記ばね鋼材の端部が前記貫通孔に挿通され、前記第1、第2巻回部に巻回された前記トラッキングコイルの巻線と前記貫通孔に挿通されたばね鋼材の端部とが半田付けされるとともに、前記第1、第2巻回部に巻回された前記フォーカスコイルの巻線と前記貫通孔に挿通されたばね鋼材の端部とが半田付けされることで行なわれている、
    ことを特徴とする光ディスク装置の2軸装置。
  2. 前記ばね鋼材の端部と前記貫通孔との間に接着剤を充填したことを特徴とする請求項記載の光ディスク装置の2軸装置。
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