JP2011003234A - 光ピックアップ及び光ピックアップ用ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝材の露出度を抑えて、減衰性能を維持しつつ、全体への電磁波の照射を行うことができる光ピックアップ及び光ピックアップ用ホルダを提供する。
【解決手段】光ディスクDにレーザ光を集光する対物レンズ21を支持する可動部と、可動部を変位可能に支持する固定部とを有する光ピックアップ3において、一端が可動部におけるプリント配線板24に取り付けられた支持ワイヤ25を有し、支持ワイヤ25の他端は、紫外線硬化型のダンパ材37が充填される充填部61を貫通して、フレキシブル配線板27に取り付けられ、充填部61の内側面の少なくとも一部には、紫外線を反射する反射部39が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、光学式記録媒体の記録再生装置において、アクチュエータにより駆動される対物レンズを備えた光ピックアップの技術に係り、特に、構成部材の支持に改良を施した光ピックアップ及び光ピックアップ用ホルダに関する。
光ディスクプレーヤ等においては、光ディスクの信号の再生若しくは記録のために、光ピックアップを搭載している。例えば、光ディスクに記録された信号を読み取る際には、光ピックアップは、レーザ光を記録面に照射し、その反射光を電気信号に変換する。このようなレーザ光の照射及び受光を正確に行うため、光ピックアップは、対物レンズ及びこれを駆動するアクチュエータを備えている。対物レンズは、光源からのレーザ光を集光するためのレンズである。
アクチュエータは、対物レンズが搭載される可動部に設けられた駆動コイルと、可動部を支持する支持部に設けられたマグネットとを備え、電磁的に駆動されるように構成されている。つまり、駆動コイルに流れる電流に応じて、可動部における対物レンズをフォーカス方向(上下)、トラッキング方向(左右)に移動させることができる。
支持部は、弾性体である複数の支持ワイヤを介して可動部と連結されることにより、可動部を運動可能に支持している。そして、支持部における支持ワイヤの固定端側には、保持部材が設けられている。この保持部材の内部の空間には、緩衝材であるダンパ材が充填される充填部が設けられている。この充填部には、支持ワイヤが挿入されるとともに、ダンパ材が充填されることによって、支持ワイヤが弾性支持されている。
ダンパ材としては、例えば、粘弾性を持つ、紫外線硬化型のゲル状物質が用いられている。このように、支持ワイヤは、ダンパ材に弾性支持されることによって、不要な振動が減衰される。したがって、光ディスクプレーヤは、安定した再生動作が可能となる。
特開2008−186550号公報
ところで、ダンパ材は、保持部材の内部に充填された後に、紫外線を照射されることによって硬化する。紫外線は、光源から光ファイバによって導かれ、充填部に対して照射される。しかし、充填部の形状やその周囲の構造によっては、ダンパ材の全体への紫外線の照射が困難となる可能性がある。
紫外線の照射が十分でない場合、ダンパ材の一部が未硬化状態となる。この場合、減衰性能が不十分となる。また、未硬化部分を有するダンパ材は、長時間経過すると、充填された形状を保てなくなり、部分的に流出する可能性もある。
したがって、光ディスクプレーヤの再生動作を良好とするために、ダンパ材の全体を硬化させることは重要である。例えば、特許文献1に開示された光ピックアップにおいては、充填部に、ダンパ材を注入し、紫外線を照射するための第1の開口部を設けるとともに、充填されたダンパ材に紫外線を照射するための第2の開口部を別途設けている。このように複数の開口部から紫外線を照射できる構成とすることにより、ダンパ材全体への照射が容易となる。
しかし、かかる構成とするためには、充填部に特別に複数の開口部を形成する必要がある。また、複数箇所へ紫外線を照射するためには、複数箇所に光ファイバを案内し、位置決めする必要があり、手間がかかる。さらに、光ファイバ等を用いずに、複数の開口部全体に紫外線を照射させるようにするには、大型の照射装置が必要となる。
一般に、上記の先行技術のように、充填部の開放度の高い形状は、ダンパ材の露出度が高いので、ダンパ材全体への紫外線の照射は容易である。しかし、かかる場合には、露出部分が多いため、ダンパ材の減衰性能が低くなったり、生産時の接触による事故や異物混入の可能性が高くなる。一方、充填部の開放度の低い形状は、ダンパ材の露出度が低いので、ダンパ材全体への照射を行うには困難を伴う。しかし、ダンパ材の減衰性能面では有利であり、接触や異物混入に対しても保護性が高い。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、緩衝材の露出度を抑えて、減衰性能を維持しつつ、全体への電磁波の照射を行うことができる光ピックアップ及び光ピックアップ用ホルダを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、光学式記録媒体にレーザ光を集光するレンズを支持する可動部と、前記可動部を変位可能に支持する支持部とを有する光ピックアップにおいて、前記可動部と前記支持部との間を連結する連結部材を有し、前記可動部及び前記支持部の少なくとも一方には、前記連結部材が挿入され、緩衝材が充填される充填部が設けられ、前記緩衝材は、電磁波の照射により硬化する材料であり、前記充填部の内側面の少なくとも一部には、電磁波を反射する第1の反射部が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、光学式記録媒体にレーザ光を集光するレンズを支持する可動部と、前記可動部を変位可能に支持する支持部との少なくとも一方に配設される光ピックアップ用ホルダにおいて、緩衝材が充填される充填部を有し、前記緩衝材は、電磁波の照射により硬化する材料であり、前記充填部の内側面の少なくとも一部には、電磁波を反射する第1の反射部が設けられていることを特徴とする。
以上のような発明では、充填部の緩衝材に対して電磁波を照射すると、充填部の内側面に設けられた第1の反射部によって、電磁波が反射することにより、緩衝材の大半が硬化する。
請求項2の発明は、請求項1の光ピックアップにおいて、前記充填部は、電磁波を照射するための開口部を有し、前記開口部若しくはその近傍には、外部に突出した突出部が設けられ、前記突出部は、電磁波を反射する第2の反射部を有していることを特徴とする。
以上のような発明では、第1の反射部で反射する電磁波では不十分な場合であっても、突出部の第2の反射部で反射する電磁波によって、緩衝材に対して、より広範に電磁波を照射することができる。
請求項3の発明は、請求項1の光ピックアップにおいて、前記第1の反射部には、傾斜が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2の光ピックアップにおいて、前記第2の反射部には、傾斜が設けられていることを特徴とする。
以上のような発明では、第1の反射部、第2の反射部の傾斜によって、電磁波が照射される領域を調整することができる。
以上説明したように、本発明によれば、緩衝材の露出度を抑えて、減衰性能を維持しつつ、全体への電磁波の照射を行うことができる光ピックアップ及び光ピックアップ用ホルダを提供することができる。
本発明が適用される光ディスクプレーヤの一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における光ピックアップの一例を示す平面図である。 図2の光ピックアップの要部平面図である。 図2の光ピックアップの斜視図である。 図2の光ピックアップにおける充填部を示す水平断面図である。 図5の充填部に対する直上照射点Aからの紫外線の照射を示す説明図である。 図5の充填部に対する斜上照射点Bからの紫外線の照射を示す説明図である。 反射部を設けない充填部における斜上照射点Bからの紫外線の照射を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態における光ピックアップの一例を示す斜視図である。 図8の光ピックアップにおける充填部を示す水平断面図である。 図8の充填部に対する斜上照射点Bからの紫外線の照射を示す説明図である。
以下には、本発明を実施するための形態(以下、実施形態とする)について、図面を参照して具体的に説明する。
[光ディスクプレーヤの構成]
まず、本実施形態が適用される光ディスクプレーヤを、図1を参照して説明する。すなわち、光ディスクプレーヤ1は、スピンドルモータ2、光ピックアップ3、スレッドモータ4、信号増幅部5、ディジタル信号処理部6、サーボ信号生成部7、サーボ制御部8、トラッキング駆動部9、フォーカス駆動部10、スレッド駆動部11、スピンドル駆動部12を有している。
スピンドルモータ2は、ターンテーブル上にチャッキングされた光ディスクDを回転させるモータである。光ピックアップ3は、光ディスクDの情報を光学的に読み取るための検出手段であり、後述する特徴を備えている。スレッドモータ4は、ピックアップ送り機構によって、光ピックアップ3を、光ディスクDの半径方向に移動させるモータである。
信号増幅部5は、光ピックアップ3のレーザ光によって、光学的に光ディスクDから読み出された再生信号を増幅する手段である。ディジタル信号処理部6は、信号増幅部5からの再生信号を処理することにより、情報データとして出力する手段である。サーボ信号生成部7及びサーボ制御部8は、信号増幅部5からの再生信号等に基づいて、サーボ制御に必要な信号を生成、出力することにより、トラッキング駆動部9、フォーカス駆動部10、スレッド駆動部11及びスピンドル駆動部12を制御する手段である。
トラッキング駆動部9は、光ピックアップ3内のアクチュエータを制御することにより、対物レンズをトラッキング方向に動作させる手段である。フォーカス駆動部10は、光ピックアップ3内のアクチュエータを制御することにより、対物レンズをフォーカス方向に動作させる手段である。
スレッド駆動部11は、スレッドモータ4を制御することにより、光ピックアップ3をディスク半径方向に移動させる手段である。スピンドル駆動部12は、スピンドルモータ2を制御することにより、ターンテーブルとともに光ディスクDを回転させる手段である。
[第1の実施形態]
[構成]
次に、本発明の第1の実施形態を、図2〜5を参照して説明する。なお、図2は本実施形態の光ピックアップ3の平面図、図3は要部平面図、図4は斜視図であり、図5は充填部の水平断面を平面方向から見た図である。また、図4において、矢印は、アクチュエータの駆動方向を示す。矢印Fはフォーカス方向、矢印Tはトラッキング方向である。
すなわち、光ピックアップ3は、対物レンズ21、レンズホルダ22、駆動コイル23、プリント配線板24、支持ワイヤ25、ゲルホルダ26、フレキシブル配線板27、ベースプレート28、固定ビス29、ヨーク30、マグネット31、調整ビス32、スライドベース33、集積光学素子34、フレキシブル配線板35及び保護カバー36を有している。
対物レンズ21は、光ディスクDにレーザ光を集光するレンズである。レンズホルダ22は、対物レンズ21を支持するホルダである。駆動コイル23は、レンズホルダ22を電磁的に駆動するためのコイルである。プリント配線板24は、駆動コイル23への配線を中継するための配線板である。対物レンズ21、レンズホルダ22、駆動コイル23、プリント配線板24等は、可動部を構成する。
支持ワイヤ25は、弾性を有する線状体からなる連結部材であり、光ピックアップ3の両側部に2本ずつ配設されている。支持ワイヤ25の一端は、プリント配線板24(可動部側の部材)に半田接続されている。ゲルホルダ26は、駆動コイル23を挟んで対物レンズ21と反対側に、配設されたホルダである。このゲルホルダ26の両側には、充填部61が形成されている。
充填部61には、図5に示すように、その内部に、支持ワイヤ25の他端が挿入され、緩衝材であるダンパ材37が充填される空間(本例では貫通穴)が形成されている。充填部61の内部の空間は、対物レンズ21側が開口部62となっており、この開口部62から反対側にかけて口径が狭くなる傾斜面が設けられている。また、充填部61の内側面には、光ピックアップ3の側面から見て奥側(平面方向から見て内側)に、反射部39が設けられている。反射部39としては、例えば、ニッケルメッキ処理により膜を形成することが考えられる。この反射部39は、充填部61の内側面に設けられているため、充填される空間の軸方向に対して傾斜している。
フレキシブル配線板27は、電気的接続のための配線板である。このフレキシブル配線板27には、充填部61を貫通した支持ワイヤ25の他端が、半田38により接続されている。ベースプレート28は、可動部を支持するプレートである。固定ビス29は、ベースプレート28に垂直に立ち上げられた壁面に、ゲルホルダ26とともに、フレキシブル配線板27を固定している。ゲルホルダ26、フレキシブル配線板27、ベースプレート28、固定ビス29等は、支持部を構成する。
ベースプレート28における駆動コイル23に対応する位置には、ヨーク30が設けられている。ヨーク30には、マグネット31が固定されている。可動部における駆動コイル23、支持部におけるヨーク30及びマグネット31等によって、電磁的な駆動手段であるアクチュエータが構成されている。このアクチュエータにより、対物レンズ21を、図4の矢印F及び矢印Tの方向へ駆動することができる。
スライドベース33は、可動部及び固定部が搭載された部材である。スライドベース33には、集積光学素子部34、フレキシブル配線板35、保護カバーが取り付けられている。集積光学素子部34は、光源となるレーザ、受光素子、光学部材等を備えた部材群である。フレキシブル配線板35は、集積光学素子部34の電気的接続のための配線板である。保護カバー36は、可動部及び固定部を保護するためのカバーである。
[作用]
以上のような構成を有する本実施形態の作用として、充填部61に対するダンパ材37の注入と硬化の方法を、図5〜8を参照して説明する。まず、図5に示すように、ディスペンサによって、所定量のダンパ材37を、充填部61の開口部62に注入する。そして、開口部62に対して位置決めした光ファイバから、紫外線を照射する。
この時、ダンパ材37に対して紫外線を照射する最も良い方向は、図6に示すように、図中、開口部62の直上のA点から直下への方向(充填部61内の空間の軸方向)である。かかる照射ができれば、充填されたダンパ材37の全体に、紫外線を照射することができる。
しかし、図3及び図4に示すように、開口部62の直上(対物レンズ21側)には、レンズホルダ22などの可動部の部材が位置している。このため、A点から直下へと照射されるように、光ファイバを配置することは困難である。これに対処するため、図7に示すように、可動部を避けて、図中、開口部62の斜め上のB点から紫外線を照射するように、光ファイバを配置する。
もし、図8の比較例に示すように、反射部39が設けられていない場合には、矢印aの方向に照射される紫外線は、ダンパ材37の一部に照射されない可能性がある。例えば、光ピックアップ3の側面から見て手前側(平面方向から見て外側)は、B点から見て近い方の内側面になる。この内側面に対応するダンパ材37を領域37cとすると、領域37cには、直接照射されない。
しかし、本実施形態においては、図7に示すように、矢印bの方向に照射される紫外線が、反射部39によって矢印cの方向に反射される。このため、上記の領域37cのうち、開口部62(B点側)から遠い方を領域37a、近い方を領域37bとすると、紫外線は、領域37a及び領域37bには直接照射されない。領域37aには、反射部39経由で紫外線が照射される。領域37bには、紫外線が照射されない可能性があるが、図8に示すように、反射部39を設けない場合には、領域37aと領域37bを合わせた領域37cの全体が未硬化となるので、本実施形態の方が硬化範囲が広くなることは明らかである。
[効果]
以上のような本実施形態によれば、充填部61の開口部62から、内部のダンパ材37に対して、斜め方向に紫外線を照射した場合であっても、充填部61の内側面に設けられた反射部39によって、紫外線が反射することにより、ダンパ材37の大半を硬化させることができる。したがって、別途開口を設ける等によりダンパ材の露出度を大きくすることなく、ダンパ材の減衰性能を維持できる。特に、充填部61の内側面に傾斜が設けられているので、反射部39に斜め方向に入射した紫外線が、対向する内側面に効率良く反射して、ダンパ材37の硬化に利用される。
[第2の実施形態]
[構成]
本発明の第2の実施形態を、図9〜10を参照して説明する。図9は、本実施形態の光ピックアップ3の斜視図であり、図10〜11は充填部の水平断面を平面方向から見た図である。なお、上記の第1の実施形態と同様の部分については、説明を省略する。
すなわち、本実施形態においては、ゲルホルダ26における充填部61の開口部62の形状が、第1の実施形態と異なっている。開口部62において、光ピックアップ3の側面から見て奥側(平面方向から見て内側)を、内側先端部63として、手前側(平面方向から見て外側)を外側先端部64とする。本実施形態においては、内側先端部63が、外側先端部64よりも、レンズホルダ22の方向に突出している(突出部)。そして、反射部39が、充填部61の内側面から連続して、内側先端部63の先端にまで形成されている。
[作用効果]
以上のような本実施形態によれば、図11に示すように、点Bから矢印aの方向に照射される紫外線は、領域37d(上記の領域37cと同様)には、直接照射されない。しかし、矢印bの方向に照射される紫外線が、内側先端部63における反射部39によって、矢印cの方向に反射されるので、上記の第1の実施形態で示した照射範囲も加わって、領域37dの全体(上記の領域37a及び37b)が、紫外線の照射を受けることができる。これにより、ダンパ材37の全体を確実に硬化させることができる。
[他の実施形態]
本発明は、上記のような実施形態には限定されない。例えば、反射部の材質は、ニッケルには限定されない。紫外線に対して十分な反射率を持つ材質であれば、他の素材であってもよい。また、反射部を、充填部の内側面の片側のみに形成する必要はなく、複数の面若しくは全面に形成してもよい。加工の都合により、反射部が外部にまで形成されていてもよい。さらに、反射部を膜状に形成するのではなく、充填部内に板状、シート状等の反射物を挿入、貼付等することにより、反射部としてもよい。
充填部の内部に形成する空間は、必ずしも貫通穴でなくてもよい。例えば、開口部と反対端は閉鎖されていて(連結部材の挿通穴はあってもよい)、外部への露出部分を減少させてもよい。この場合、充填部の内底面に、反射部を設けてもよい。充填部の内部の空間の形状も自由である。例えば、角筒形状、角錐形状、円筒形状、円錐形状、球状、半球状等、種々の形状が考えられる。充填部の内側面の傾斜は、無くてもよい。
第1の反射部及び第2の反射部の角度は、電磁波が所望の位置に反射するように設定すればよい。例えば、上記の実施形態のように、第1の反射部に連続して第2の反射部を設け、両者を同じ角度とすることもできる。また、第1の反射部及び第2の反射部の角度を、異なるものとしてもよい。充填部の内側面若しくは反射部自体に、段差、凹凸、溝、突起、隆起、湾曲等を設けて、電磁波を複数の方向に反射させて、緩衝材の広範な領域の硬化を図ってもよい。
緩衝材であるダンパ材としては、電磁波によって硬化する材質であって、減衰性能があればよい。例えば、赤外線によって硬化する材質であってもよい。この場合、反射部は、それぞれの電磁波に適したものとする。電磁波の照射方法は、光ファイバによる方法の他、光源等の発生源から直接照射する方法であっても、光学部材等による反射や屈折を利用して照射する方法であってもよい。
連結部材が挿入され、緩衝材を充填する充填部は、可動部側に設けてもよいし、可動部側及び支持部側の双方に設けてもよい。連結部材の端部が固定される部材も、上記の実施形態で例示したものには限定されず、可動部及び支持部を構成するいずれかの部材であればよい。
連結部材としては、弾性を有する部材であればよく、支持ワイヤには限定されない。連結部材の数も、上記の実施形態で例示した数には限定されない。充填部は、上記の実施形態のように、複数の連結部材が一つの充填部に挿入されるようにしてもよいし、一つの連結部材が一つの充填部に挿入されるようにしてもよい。一つの連結部材に対して一つの充填部とすることにより、緩衝材の使用量を減らすことができる。この場合、開口部が狭くなる可能性があるが、充填部内の反射部があることによって、緩衝材への広範囲な照射が可能となる。
さらに、本発明が適用される光ピックアップや光ディスクプレーヤの具体的な構成についても、上記の実施形態で例示したものには限定されず、現在又は将来において利用可能なあらゆるものが含まれる。再生用の光ピックアップや光ディスクプレーヤばかりでなく、記録用の光ピックアップや光ディスクプレーヤにも適用可能である。
1…光ディスクプレーヤ
2…スピンドルモータ
3…光ピックアップ
4…スレッドモータ
5…信号増幅部
6…ディジタル信号処理部
7…サーボ信号生成部
8…サーボ制御部
9…トラッキング駆動部
10…フォーカス駆動部
11…スレッド駆動部
12…スピンドル駆動部
21…対物レンズ
22…レンズホルダ
23…駆動コイル
24…プリント配線板
25…支持ワイヤ
26…ゲルホルダ
27…フレキシブル配線板
28…ベースプレート
29…固定ビス
30…ヨーク
31…マグネット
32…調整ビス
33…スライドベース
34…集積光学素子部
35…フレキシブル配線板
36…保護カバー
37…ダンパ材
37a〜37d…領域
38…半田
39…反射部
61…充填部
62…開口部
63…内側先端部
64…外側先端部

Claims (5)

  1. 光学式記録媒体にレーザ光を集光するレンズを支持する可動部と、前記可動部を変位可能に支持する支持部とを有する光ピックアップにおいて、
    前記可動部と前記支持部との間を連結する連結部材を有し、
    前記可動部及び前記支持部の少なくとも一方には、前記連結部材が挿入され、緩衝材が充填される充填部が設けられ、
    前記緩衝材は、電磁波の照射により硬化する材料であり、
    前記充填部の内側面の少なくとも一部には、電磁波を反射する第1の反射部が設けられていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記充填部は、電磁波を照射するための開口部を有し、
    前記開口部若しくはその近傍には、外部に突出した突出部が設けられ、
    前記突出部は、電磁波を反射する第2の反射部を有していることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 前記第1の反射部には、傾斜が設けられていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  4. 前記第2の反射部には、傾斜が設けられていることを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ。
  5. 光学式記録媒体にレーザ光を集光するレンズを支持する可動部と、前記可動部を変位可能に支持する支持部との少なくとも一方に配設される光ピックアップ用ホルダにおいて、
    緩衝材が充填される充填部を有し、
    前記緩衝材は、電磁波の照射により硬化する材料であり、
    前記充填部の内側面の少なくとも一部には、電磁波を反射する第1の反射部が設けられていることを特徴とする光ピックアップ用ホルダ。
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