JPH03264118A - 複合折曲げ型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、被加工材をＶ字形、Ｌ字形あるいはＵ字形に
連続的に折曲げる複合折曲げ型に関する。

［従来の技術］ 紙ばさみ、書類ばさみなどの事務用品のクリップ部や簡
易ドアの枠体にはステンレスや鋼板の縁部を折曲げ機を
用いて略Ｓ字形に折曲げた一体物が多用されてる。

前記一体物は、通常折曲げ機の折曲げ型が単一のため、
先ずワークの縁部を第１の折曲げ機を用いてＳ字形に折
曲げたのち、第２の折曲げ機を用いて前記Ｓ字形に折曲
げた縁部の一部を折り返し状にツブシ加工を加えるこに
よって得ることが出来る。

［発明が解決しようとする課題］ ところで前記のように一体物に西げ、ツブシ加工を行う
には数台の折曲げ機を必要とするばかりか、曲げからツ
ブシ加工に移行させる場合にワークを積み上げておく必
要があり、作業スペースを広くしておかねばならない。

またワークの搬入、搬出に手間がかかるという難点があ
る。

本発明は前記従来形の難点を排除すべくなされたもので
、その目的とするところは、曲げ、ツブシを行う場合に
も、−台の折り曲げ機でこれを連続的に加工することが
出来る折曲げ型を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明の複合折曲げ型は、ラ
ムに取付けた複数の上型と、ベッド上に配置した前記各
上型に対応する下型組立体とからなり、前記下型組立体
は、ベッドに固定した下型ホルダーと、この下型ホルダ
ーの上部に配置され上面に加工作用溝を形成した固定下
型および可動下型とを有し、しかも前記可動下型の前面
下側にはＵ曲げ機構を配置したものである。

［作用］ 本発明の複合折曲げ型は、上型と可動下型とでワークの
端部をＳ字形に折曲げたのち、前記可動下型の下側に配
置したＵ曲げ機構で、Ｓ字形に折曲げた縁部の一部に折
り返し状のツブシ加工を施すものである。

このように本発明によれば、−台の折曲げ型で折り曲げ
、ツブシ加工を連続的に行うことが出来る。

［実施例］ 以下図示の実施例に基づき本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を示す要部の断面図で図
中符号１０は垂直移動するラム、１１はラムに取付けた
中心上型、１２はラム１０の後側に配置されシリンダー
ＣＹＬなどの跳ね上げ機構によって回動可能な回転上型
であって、前記各上型の先端部には加工作用突部１１ａ
、１２ａ及び１２ｂが形成されている。

一部ベッド１３の上面には、下型ホルダー１４、固定下
型１５、可動下型１６、Ｕ曲げ部１７を主要部材とする
下型組立体１８が配置されている。

すなわち、ベッド１３の上面に下型ホルダー１４を前後
動可能に配置し、この下型ホルダー１４に載置した下型
受台１４ａの上部後端部側に形成した取付溝１つには、
上面にＶ字形の加工作用溝２０が形成された固定下型１
５が取付けられている。

また前記下型受台１４ａの上部前端部側には可動下型１
６及びＵ曲げ機構１７が配置されている。

前記可動下型１６は上面にＶ字形の加工作用溝２１とな
だらかに傾斜する加工作用部２２とが設けられると共に
、前面側の中央部には内側に向けて切り欠いた段部２３
が形成されており、下型受台１４ａに設けた取付は溝２
４に油圧パッドからなるクツション材２５を介して昇降
自在に配置されている。

一部Ｕ曲げ機構１７は、可動下型１６に設けた段部２３
の前端上部に固定した押圧部材２６とこの押圧部材２６
の下面に配置した補助下型２７とから構成されている。

前記補助下型２７は　形で上部フランジ２８の上面がク
ランプ部２９、下面が曲げ作用部３０となっており、下
型ホルダー１４に設けた取付は溝２４内に可動下型］６
と並設しクツション材２５を介して配置されている。

また前記補助下型２７の後面には型長さ方向の複数箇所
にスプリング受３１が固定され、可動下型に設けた切欠
部３２に張設したスプリング３３の張力によって支持さ
れている。

前記構成の本実施例の複合折曲げ型を用いてワークＷを
略Ｓ字形に折曲げ、この一部に折り返し状のツブシ加工
を施す場合について説明する。

まず跳ね上げ機構のシリンダーＣＹＬを作動させて回転
上型１２を中心上型１１の下面にセットすると共に、下
型ホルダー１４を移動させて、可動下型１６を前記回転
上型１２の直下に位置させる。

この状態でワークＷを可動下型１６の上面に載置し、ラ
ム１０を下降させると回転上型１２も下降して回転上型
１２の加工作用突部１２ａ、１２ｂと可動下型１６の加
工作用溝２０と加工作用部２２によってワークＷは第２
図に鎖線で示すように略Ｓ字形に折り曲げられる。次に
ラム１０を上昇させてワークＷを取りだし、このワーク
を第３図に示すようにＵ曲げ機構１７にセットした上で
ラム１０を下降させて回転上型１２と可動下型１６とを
嵌合させ、さらにラム１０で押圧するとワークＷの縁部
はまず押圧部材２６と補助下型２７のクランプ部２９に
よって把持される。さらにラム１０で押圧するとワーク
Ｗは補助下型２７の作用部３０と下型受台１４ａの上面
１４ｂによって折り返し状態にツブシ加工が施され第４
図に鎖線で示すような完成品を得ることが出来る。

以上のように本実施例の複合折曲げ型によれば一台の機
械で曲げ、折り返し状のツブシを連続的に行うことが可
能となる。

次に本発明の第２の実施例について説明する。

この実施例は可動下型１６に配置するＵ曲げ機構として
押し曲げ型を用いたもので、第１の工程で９０度に立ち
上げたワークＷの先端に形成した略Ｓ字部のツブシ加工
を連続的に行うことのできる折曲げ型に関する。

なおこの実施例の説明に当たっては、前記第１の実施例
と同一部材については同一の符号を用い、その詳細な説
明は省略する。

第２の実施例は第５図に示すように垂直移動するラム１
０、ラム１０に取付けた中心上型１１、ラム１０の前面
上部に配置されシリンダーＣＹＬ等の跳ね上げ機構によ
って回動可能な回転上型４０とベッド１３の上面に配置
した下型組立体４１とから構成される。

前記下型組立体４１は、ベッド１３の上面に下型ホルダ
ー１４を前後動可能に配置し、このホルダーに載置した
下型受台１４ａの上部後端部側に形成した取付溝１９に
配置した上部にＶ字形の加工作用溝２０を有する固定下
型１５と、この前方側に配置した可動下型４２及び押し
曲げ型４３とからなっている。

前記可動下型４２は、上面にＶ字形の加工作用溝４４と
なだらかに傾斜する加工作用部４５とを有し、前面側の
中央部には内側に向けて切欠４６が設けられると共に、
この奥部には押し曲げ型４３を取付ける凹所４７が形成
されており、下型ホルダー１４に設けた取付溝４８に油
圧パッドからなるクツション材４つを介して昇降自在に
配置されている。

押し曲げ型４３は、第６図に拡大して示すように上面に
半円形状の回動面４３ａが形成されると共に、下端の前
後部にはそれぞれ押し曲げ作用部４３ｂ１ガイド用凸部
４３ｃが設けられ、前記半円形状の回動面４３ａを可動
下型４２に設けた凹所４７に嵌挿し、ピン５０で回動自
在に取付られている。また前記押し曲げ型４３の下面に
は補助下型５１が配置されている。この補助下型５１は
、前記押し曲げ型４３の回動時のガイド及びワークをク
ランプする作用を行うもので、上端面に傾斜ガイド部５
２とクランプ用の凸部５３が形成され、可動下型４２が
下降したとき前記傾斜ガイド部５２の上端に押し曲げ型
４３のガイド用凸部４３ｃが当接するようにして下型ホ
ルダー１４に設けた取付溝４８に可動下型４２と並設し
て配置されている。またこの補助下型５１の後面には、
可動下型４２から長孔５４を貫通してボルト５５がねじ
込まれると共に、このボルトの上面と長孔５４の上端部
間にはスプリング５６が張設され、油圧パッド等のクツ
ション材と協働して可動下型４２を常時押し上げた状態
、すなわち押し曲げ型４３の型開き状態に保持している
。

なお第５図及び第６図において符号５７は、可動下型４
２の前面に取付けたワーク押さえで、可動下型に取付け
たブラケット５８に、支持部材５９に設けた長孔６０か
らボルトＢを貫通して支持部材５９を保持し、この支持
部材５９とブラケット上端に取り付けた固定片６０間に
スプリング６１を張設している。

次いで前記構成の本実施例の複合折り曲げ型の作用につ
いて説明する。

まず第５図に示すように回転上型４ｏを中心上型１１の
下側にセットし、ワークＷを可動下型４２上に載置する
。この状態でラム１０を下降させると回転上型４０の加
工作用突部４０ａ、４０ｂと可動下型４２の加工作用溝
４４、加工作用部４５によってワークＷ・は第７図に鎖
線で示すように折り曲げられる。

次に前記ワークＷを取り出して、第８図に示すように直
角部が補助下型５１の凸部５３に当接するようにして、
下型ホルダー１４上に載置する。

そしてラム１０を下降させて回転上型４ｏと可動下型４
２を嵌合させた上で、さらにラム１０で押圧すると可動
下型４２はスプリング５６およびクツション材４９の弾
力に抗して下降を続け、可動下型に取付けた押し曲げ型
４３のガイド凸部４３ｂが補助下型５１の傾斜ガイド部
５２に当接すると共に、ワーク押さえ材５７の支持部材
５つと下型ホルダー１４とによってワークＷがクランプ
される。さらにラム１０で押圧すると可動下型４２は下
降し、可動下型４２に取付けた押し曲げ型４３は、後端
に形成したガイド凸部４３が補助下型５１の傾斜ガイド
部５２に沿って移動するので、これに伴って時計方向に
回動しながら下降し、先端の押し曲げ作用部４３ｃによ
って、ワークＷの先端部を折り返し状態にツブシ加工す
る（第９図）なおツブシ加工の完了の後、ラム１０を上
昇させると可動下型４２はクツション材４９、スプリン
グ５６の弾力により加工位置に上昇すると共に、押し曲
げ型４３も自重により回動し、加工位置に復帰する。

本実施例の複合折曲げ型は前記の構成としたので、直角
的げを含む折り曲げ、ツブシ加工を一台の装置で行うこ
とができる。

なお、前記各実施例の作用の説明にあたっては、各回げ
ごとに上型、下型各部の作動を分断して説明したが、実
際においては予め定められたプロコンまたはＮＣ制御に
より自動的連続的にこれを行うものである。

また本発明の複合折り曲げ型は、前記各実施例に限定さ
れるものではなく、上型の作用凸部、下型の作用溝等の
形状を変化させることにより、ワークを種々の形状に折
り曲げることが可能な折り曲げ型を提供することが出来
る。

［発明の効果コ 本発明は上記の構造としたので、−台の折り曲げ型で曲
げ加工、ツブシ加工を連続的に行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す断面図、第２図乃
至第４図は作動状態を示す図、第５図は第２の実施例を
示す断面図、第６図は同上要部の断面図、第７図乃至第
９図は同上の作動状態を示す図である。 １０：ラム　　１１：中心上型　　１２．４０：回転上
型　１１ａ、１２ａ、１２ｂ：加工作用突部　　１３：
ベッド　　１４：下型ホルダー１４ａ：下型受台　　１
４ｂ：受台上面部１５：固定下型　　１６．４２：可動
下型１７：Ｕ曲げ機構　　１８．４１：下型組立体１９
．２４．４８：取付溝＝　　２０．２１．４４：加工作
用溝　　２２．４５：加工作用部２３：段部　　２５．
４つ：クッション材２６：押圧部材　　２７．５１：補
助下型２８：上部フランジ　　２９：クランプ部３０：
作用部　　３１．３３．５６．６１：スプリング　　３
２．４６：切欠　　４３：押し曲げ型　　４７：凹所　
　５０：ピン　５２：傾斜ガイド部　５３：凸部　　５
４：長孔５５：ボルト　　５７：ワーク押さえ部５８ニ
ブラケット　　５９：支持部材 固定片 ６０：

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ラムに取付けた複数の上型と、ベッド上に配置した前記
   各上型に対応する下型組立体とからなり、前記下型組立
   体は、ベッドに固定した下型ホルダーと、この下型ホル
   ダーの上部に配置され上面に加工作用溝を形成した固定
   下型および可動下型とを有し、しかも前記可動下型の前
   面下側にはＵ曲げ機構を配置したことを特徴とする複合
   折曲げ型。