JPH0326318Y2 - - Google Patents

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JPH0326318Y2
JPH0326318Y2 JP16403685U JP16403685U JPH0326318Y2 JP H0326318 Y2 JPH0326318 Y2 JP H0326318Y2 JP 16403685 U JP16403685 U JP 16403685U JP 16403685 U JP16403685 U JP 16403685U JP H0326318 Y2 JPH0326318 Y2 JP H0326318Y2
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JP
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rotor
timing belt
booster pump
mechanical booster
timing
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JP16403685U
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 この考案は、メカニカルブースタポンプに関
し、特に、タイミングギヤの代りにタイミングベ
ルト車とタイミングベルトとを使用したルーツ形
のメカニカルブースタポンプに関するものであ
る。
B 従来の技術 従来のこの種のメカニカルブースタポンプの構
造例を第3図に示す。
図において、1はケーシング本体、2はこのケ
ーシング本体内に設けられた第1のロータ、3は
この第1ロータとともに回転する第2ロータであ
る。これら第1ロータ2および第2ロータ3は、
ケーシング本体1の内部に設けられた一対のフレ
ーム4,5間に軸受6,7を介して回転自在に支
持されている。そして、第1ロータ2および第2
ロータ3の相対位置を決定するために、軸受6,
7に支持され、ギヤケース15内に突出させたロ
ータ軸8,9の一端に、一対のタイミングギヤ1
0,11が互いに噛み合うように設けられてい
る。
また、タイミングギヤ10,11および軸受
6,7へ潤滑油を供給するために、ギヤケース1
5の底部には潤滑油12が貯留され、羽根車14
などを介し、いわゆるはねかけ式で軸受6,7お
よびタイミングギヤ10,11の歯面に潤滑油1
2が供給されるとともに、油面計13により潤滑
油12の油面レベルが管理されている。
上記の構成において、図示を省略した外部モー
タによりロータ軸8を介して第1ロータ2が回転
されると、タイミングギヤ10、およびこのタイ
ミングギヤ10に噛み合うタイミングギヤ11を
介して第2ロータ3が第1ロータ2と一定の相対
位置関係を保持しつつ回転し、それら第1ロータ
2および第2ロータ3によりポンプ作用により、
一方の吸込口からケーシング本体1内に吸込まれ
た排ガスなどが他方の吐出口から強制排気され
る。
C 考案が解決しようとする問題点 従来のメカニカルブースタポンプは、上記のよ
うに構成されているので、次のような問題点があ
る。
(1) タイミングギヤ10,11を潤滑するために
ギヤケース15内に潤滑油が貯留されているの
で、ケーシング本体1の吸込口に接続された図
示していない真空系などの配管内および真空チ
ヤンバ内に蒸発した潤滑油12が混入しやすい
こと。
(2) このメカニカルブースタポンプによつて排気
するガスの種類によつては、化学反応などによ
り潤滑油12が短期間に劣化するため、その場
合に備えて、きわめて高価なふつ素系の潤滑油
を使用せざるを得ないこと。
(3) 潤滑油12の油面レベルの管理が必要である
こと。
(4) ギヤケース15内に潤滑油12を貯留する必
要上、メカニカルブースタポンプの取付方向に
一定の制限が伴なうこと。
(5) 第1ロータ2および第2ロータ3の駆動およ
び相対位置を決定するのに、タイミングギヤ1
0,11を用いているため、その噛み合いによ
る運転音が高いこと。
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、潤滑油を不要とし、取付方
向、真空系などに影響を与えず、また、運転音の
静かなメカニカルブースタポンプを得ることを目
的とするものである。
D 問題点を解決するための手段 この考案にかかるメカニカルブースタポンプ
は、前記の目的を達成するため、第1ロータと第
2ロータの駆動およびそれらの相対位置を決定す
るために、一対のタイミングベルト車を第1ロー
タと第2ロータのロータ軸に設け、そのタイミン
グベルト車間にタイミングベルトを掛け渡したも
のである。
B 作用 この考案のメカニカルブースタポンプにおいて
は、一対のタイミングベルト車により第1ロータ
と第2ロータの相対位置が決定され、外部モータ
により、一対のタイミングベルト車間に掛け渡さ
れたタイミングベルトを介して、第1ロータと第
2ロータとが一定の相対位置関係を保持しつつ回
転させられる。
F 実施例 以下、この考案の一実施例について説明する。
第1図A,Bは本考案メカニズムブースタポンプ
の一例を示す縦断面図および横断面図である。
図において、従来のメカニカルブースタポンプ
と同一、または、相当部分には同一付号が付して
ある。
ギヤケース15内に突出させたロータ軸8,9
に、互いに歯数が同一のタイミングベルト車1
6,17が設けられ、このタイミングベルト車1
6,17に、両面に歯形が設けられたタイミング
ベルト18が掛け渡されている。
すなわち、タイミングベルト18は、タイミン
グベルト車16に巻付けた面の反対面が他方のタ
イミングベルト車17に巻付くように掛け渡され
ている。そして、ロータ軸9の軸芯を中心として
回動可能なプーリホルダ19とそのプーリホルダ
19に軸支されたテンシヨンプーリ20とからな
るテンシヨン装置21により、タイミングベルト
18に一定の張力が付与されている。
また、タイミングベルト車17には、第2図に
示すロータ噛み合い位置調整機構30が設けられ
ている。この調整機構30は、キー31およびナ
ツト32によりロータ軸9に固着されたボス33
を有し、ボス33のフランジ33aには円弧状の
ボルト貫通孔33bがあげられていて、その貫通
孔33bからボルト34が挿入されてタイミング
ベルト車17にボルト34が螺着され、これによ
りタイミングベルト車17がロータ軸9に取付け
られている。しかして、ボルト34を緩めてタイ
ミングベルト車17に対してボス33を軸9を中
心として回動させれば、ロータ2と3との噛み合
いを微調整することができる。
なお、第1図B中、25は排ガスなどの吸込
口、26は同じく排ガスなどの吐出口である。
上記の構成において、第1ロータ2のロータ軸
8を、不図示の外部モータにより回転させれば、
タイミングベルト車16、およびこのタイミング
ベルト車16に掛け渡されたタイミングベルト1
8を介してタイミングベルト車17が回転し、一
対の第1ロータ2および第2ロータ3は、図示の
矢印の方向に一定の相対位置関係を保持しつつ回
転することとなる。したがつて、ケーシング本体
1の吸込口25から例えば真空チヤンバ内の排気
ガスなどが吐出口26より排出される。
この実施例によれば、ロータ軸に設けた位置調
整機構により一対のロータ間の相対的位置関係を
容易に微調整することができる。
なお、上記の実施例ではタイミングベルト車お
よびタイミングベルトなどのロータの回転手段を
一組としたが、これを二組設けてバツクラツシユ
を相殺するように構成することにより、さらに精
度の高いロータの相対位置関係を維持したメカニ
カルブースタポンプを得ることができる。例え
ば、各ロータ軸8,9に取付けられたタイミング
ベルト車16,17に並べてロータ軸8,9に別
のタイミングベルト車16′,17′を位相をずら
して設け、これらタイミングベルト車17,1
7′と16,16′間にひとつのタイミングベルト
18を掛け渡すことにより、タイミングベルト車
16のバツクラツシユによる影響を防止できる。
また、テンシヨンプーリの軸を駆動軸として各
ロータを駆動するようにすればメカニカルブース
タポンプ内部で回転数を変えることが可能であ
る。
G 考案の効果 以上のようにこの考案によれば、一対のタイミ
ングベルト車と、このタイミングベルト車間に掛
け渡したタイミングベルトとを用いてロータを回
転するようにしたので、従来のようにタイミング
ギヤへの潤滑油を供給を不要とし、したがつてギ
ヤケース内に潤滑油を貯留する必要がなく、それ
は伴ない、油面ベルトの管理手段が省略できると
ともに、メカニカルブースタポンプの取付方向に
制約を受けることなく自由な取付けが可能にな
る。
さらに、配管や真空チヤンバ内への影響を皆無
とし、また、タイミングギヤを用いていないの
で、運転音も静粛である。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案の一実施例を示すメカニカ
ルブースタポンプの縦断面図、第1図Bは第1図
AのB−B線断面図、第2図は第1図A,Bに示
したメカニカルブースタポンプにおけるロータの
位置調整機構を示す断面図、第3図は従来のメカ
ニカルブースタポンプの構造例を示す縦断面図で
ある。 1:ケーシング本体、2:第1ロータ、3:第
2ロータ、4,5:フレーム、6,7:軸受、
8,9:ロータ軸、15:ギヤケース、16,1
7:タイミングベルト車、18:タイミングベル
ト、19:プーリホルダ、20:テンシヨンプー
リ、21:テンシヨン装置、30:位置調整機
構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング本体内の一対のフレーム間に支持さ
    れ、互いに相対位置を保持しつつ回転する第1ロ
    ータおよび第2ロータとを有するメカニカルブー
    スタポンプにおいて、前記第1ロータおよび第2
    ロータのそれぞれのロータ軸に設けられた少なく
    とも一対のタイミングベルト車と、この一対のタ
    イミンダベルト車間に掛け渡されたタイミングベ
    ルトとを具備したことを特徴とするメカニカルブ
    ースタポンプ。
JP16403685U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0326318Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16403685U JPH0326318Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

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JP16403685U JPH0326318Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

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Publication Number Publication Date
JPS6271395U JPS6271395U (ja) 1987-05-07
JPH0326318Y2 true JPH0326318Y2 (ja) 1991-06-06

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ID=31092785

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JP16403685U Expired JPH0326318Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

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KR100449312B1 (ko) * 1996-11-11 2004-11-26 라필찬 쌍원통임펠러형펌프

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JPS6271395U (ja) 1987-05-07

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