JPH03257038A - ガラスおよび磁気ヘッド - Google Patents

ガラスおよび磁気ヘッド

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Publication number
JPH03257038A
JPH03257038A JP5464290A JP5464290A JPH03257038A JP H03257038 A JPH03257038 A JP H03257038A JP 5464290 A JP5464290 A JP 5464290A JP 5464290 A JP5464290 A JP 5464290A JP H03257038 A JPH03257038 A JP H03257038A
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JP
Japan
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glass
magnetic head
magnetic
core
weight
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JP5464290A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Maejima
和彦 前島
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Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Publication of JPH03257038A publication Critical patent/JPH03257038A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • C03C3/07Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing lead

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、磁気ヘッド構成部材の接合に好適なガラスと
、磁気ヘッドとに関する。
〈従来の技術〉 第1図および第2図に示されるように、第1コア1およ
び第2コア2の一対のコアをギャップ材5を介して接合
し、補強ガラス3により溶着一体化して構成されるコア
ブロックを有する磁気ヘッドが知られている。 このよ
うな磁気ヘッドは、主としてフロッピーディスクの記録
再生用ヘッドとして用いられる。
これらの磁気ヘッドはいずれも、コアの少な(とも一方
がギヤツブ材5対向面に磁性合金薄膜4を有するメタル
・イン・ギャップ型(以下、MIG型と略称する。)の
磁気ヘッドである。
この磁性合金薄膜4は、記録時に密度の高い磁束を発生
させ、高い保磁力を有する磁気記録媒体に有効な記録を
行なうために設けられるものであり、コアに比べ高い飽
和磁束密度を有する合金で構成される。
また、第3図に示されるように、磁気ヘッドフロント面
のギャップ材両側に補強ガラス3が露出した構成のコア
ブロックを有するMIG型磁気ヘッドも用いられている
。 図示例では、ギャップ材5両側に磁性合金薄膜4が
形成されている。 このような磁気ヘッドは、DATや
VTR等に用いられる。
さらに、第4図に示されるように、第1コア1と第2コ
ア2とをギャップ材5を介して接合して構成されるコア
ブロック6を、シールガラス7によりスライダー8に封
着、固定したコンポジットタイプの浮上型磁気ヘッドが
知られている。 この浮上型磁気ヘッドのコアブロック
6は、第2図に示されるMIG型のコアブロックの構成
を有する。
これらの磁気ヘッドを製造するに際しては、図示するよ
うに、コア同士の接合に補強ガラス3を用い、コアブロ
ックとスライダーとの接合にシールガラス7を用いる。
これらのガラスは、接合する部材と熱膨張率のマツチン
グがとれていることが必要である。
接合する部材の材質にもよるが、例えばMn−Znフェ
ライトを接合する場合、一般に90〜110 X 10
−’deg−’の熱膨張係数を有することが必要である
また、磁性合金薄膜4は一般に接合時の加熱により磁気
特性が劣化し易いため、接合用ガラスは低融点であるこ
とが必要である。 例えば、MIG型磁気ヘッドの補強
ガラスおよびシールガラスには、Twが400〜600
℃程度である低融点ガラスが用いられている。 なお、
Twとは、ガラスの粘度が10 ’ poiseとなる
温度であり、通常、作業温度と呼ばれる。
また、組成としては、高鉛ガラスが一般に使用されてい
る。
そして、ガラス溶着を2度以上行なう場合、すなわち、
例えば第4図に示されるコンポジットタイプの磁気ヘッ
ドを製造する場合、−度目の溶着(1吹溜着)で補強ガ
ラス3によりコア同士を接合してコアブロック6を形成
し、2度目の溶着(2吹溜着)でコアブロック6とスラ
イダー8とをシールガラス7により接合する。
この場合、1吹溜着に用いる補強ガラスの粘性特性は、
1吹溜着により形成されたヘッドギャップ部が2吹溜着
の際に動かないように選択される必要がある。 このた
め、シールガラス等の2吹溜着以後に使用されるガラス
は、1吹溜着に用いられる補強ガラスよりも低融点のガ
ラスが使われる。
いずれの場合も、上記熱特性の他に、磁気ヘッドとして
の信頼性を高めるため、優れた化学的安定性が要求され
る。
特に、大きい面積でガラス部が露出する場合、例えば第
3図に示される構成を有する磁気ヘッドの補強ガラスや
第4図に示されるコンポジットヘッドのシールガラスに
は、より一層優れた化学的安定性が要求される。
〈発明が解決しようとする課題〉 高鉛ガラスをさらに低融点化し、また、耐湿、耐水性等
の信頼性を向上させるために、Bi*Osを添加したガ
ラスが用いられている(特公昭49−31282号、同
49−31283号、同49−31284号、同62−
4339号、特開昭62−288132号、同62−2
88133号、同63−35432号、同63−354
33号、同63−4.5147号、同63−50908
号、同63−148405号、特公平1−203240
号、同1−203241号等)。
しかし、第1図〜第4図に示されるMIG型の磁気ヘッ
ドの接合にBizOs含有ガラスを用いた場合、化学的
安定性が不十分である。
すなわちMIG型磁気ヘッドでは、接合時の熱処理の際
に磁性合金薄膜4がガラス中のBigotを還元し、合
金自身はA I2 a Os等の酸化物となってガラス
中に拡散してしまう。
この結果、Biは析出粒となってガラスと合金との界面
に現われる。
このため、ガラスネットワークが断ち切られてガラス強
度が低下し、また、ガラスと磁性合金薄!I14とに剥
離が生じることにもなりかねない。
第3図に示されるように補強ガラスがフロント面に露出
している構成の磁気ヘッドでは、磁気記録媒体との接触
等により析出粒がガラス表面から脱落し、この析出粒や
脱落後の穴の縁などが媒体の磁性層に損傷を与える。
また、コアブロックとスライダーとの接合に用いられる
シールガラスでは、ガラス強度の低下や剥離が生じる他
、析出粒による外観不良が問題となる。 さらに、浮上
型磁気ヘッドでは、析出粒がヘッドクラッシュの原因と
なる。
本発明はこのような事情からなされたものであり、特に
磁気ヘッド構成部材の接合に用いたとき、磁気ヘッド接
合に好適な熱的特性を有し、しかも化学的安定性に優れ
、特に、MIG型磁気ヘッドの製造の際、磁性合金薄膜
との反応により還元されないガラスと、このようなガラ
スを用いた信頼性および生産歩留りの高いMIG型磁気
ヘッドとを提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記(1)〜(4)の本発明により
達成される。
(1)Tj220 : 0.5〜20重量%PbO:5
0〜75重量% S i Ow : 5〜301量% を含有することを特徴とするガラス。
(2)さらに、Aβ* Os  B * OsZnOl
Few Os   BaO1CdO1A s t Os
   Ca OlN a g 01KaO1Co0.N
ip、Bigotおよび■20.から選ばれる1種以上
の化合物を、合計で20重量%以下含有する上言己(1
)に記載のガラス。
(3)一対のフェライト製コアをギャップ材を介して突
き合わせ、補強ガラスにより溶着一体化して構成される
コアブロックを有する磁気ヘッドであって、 前記フェライト製コアの少な(とも一方が、ギャップ材
対向面に磁性合金薄膜を有し、前記補強ガラスが、上記
(1)または(2)に記載のガラスであることを特徴と
する磁気ヘッド。
(4)前記コアブロックがシールガラスによりスライダ
ーに固定封着されており、前記シールガラスが上記(1
)または(2)に記載のガラスである上記(3)に記載
の磁気ヘッド。
く作用〉 本発明のガラスは、低融点ガラスとして知られているB
igot含有高鉛ガラスのBigotの少な(とも一部
に替え、T 12 z Oを所定量添加したガラスであ
る。
TQ□0の添加はB i m Oaと同等以上にガラス
の低融点化に寄与し、しかもB i * Osの替わり
にTl220を添加にすることにより、金属、特にFe
−Aρ−3i合金と反応して還元されることがなくなる
このため、磁気ヘッド構成部材の接合材料として好適で
あり、Fe−A℃−3i合金等の磁付合金薄膜をフェラ
イトコアのギャップ材対向面に有するMIG型磁気ヘッ
ドの接合材料として極めて有用である。
本発明の磁気ヘッドは、このようなMIG型の磁気ヘッ
ドである。
本発明では、MIG型の磁気ヘッドにおいて、各部材の
接合に用いられるガラス、例えば、コア同士の接合(以
下、溶着という。)に用いられる補強ガラスやコアブロ
ックとスライダーとの接合(以下、封着という。)に用
いられるシールガラスとして、上記本発明のガラスを適
用したものである。
溶着や封着を行なう際には、ギャップ部の磁性合金薄膜
がガラスと接触するが、溶着ガラスや封着ガラスとして
本発明のガラスを用いれば、磁性合金薄膜によりガラス
構成成分が還元されて析出することがない。
このため、析出粒による磁気記録媒体の損傷、あるいは
析出によるガラス強度の低下やガラスと磁性合金薄膜と
の剥離が生じず、磁気ヘッドの外しを損ねることもない
ので、生産歩留りが向上し、また、信頼性の高いMIG
型磁気ヘッドが得られる。
そして、本発明では、補強ガラスやシールガラスに適し
た熱膨張係数や粘度等の熱的特性を維持したまま、上記
のような化学的安定性向上効果が実現する。
く具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成を詳細に説明する。
本発明のガラスは、 Tl2i0:0.5〜20重量% PbO:50〜75重量% 3i0x:5〜30重量% を含有する。
Tβ□0の含有量が前記範囲未満では、ガラスの化学的
安定性、特に、金属に対する耐還元性の向上効果が不十
分となる。 耐水性、耐湿性などの信頼性や低融点化へ
の寄与も殆どない。 また、Tl2.Oの含有量が前記
範囲を超えると、化学的安定を担った添加剤としての範
囲を超え、失透等、ガラスは不安定なものとなる。
5iOzの含有量が前記範囲未満では、ガラス化が困難
である。 また、SiO□の含有量が前記範囲を超える
と、磁気ヘッド用のガラスとして必要な熱特性を得るこ
とが困難となる。
PbOの含有量が前記範囲未満では、磁気ヘッド用とし
て好適な熱特性を得ることが困難となる。 また、Pb
Oの含有量が前記範囲を超えると、ガラス化が困難とな
る。
本発明のガラスには、AJ2.On 、Bi O,、Z
nO,Few Os 、BaO1CdO。
A s m Os   Ca OlN a a OlK
、OlCo O%N x O%B z * Osおよび
VzOsから選ばれる1種以上の化合物が、必要に応じ
てさらに含有されてもよい。
これらの化合物の含有量は、合計で20重量%以下であ
ることが好ましい。
ただし、B110 mは6重量%以下の含有量とするこ
とが好ましく、含有されないことがより好ましい。
なお、本発明のガラスには、TeO□が実質的に含有さ
れていない。 この場合、実質的に含有されないとは、
含有量が0.5重量%未満であることを意味する。
本発明のガラスの製造は、例えば下記のように行なえば
よい。
まず、目的とするガラス組成に応じて原料を所定の組成
に配合し、大気中で十分に溶融した後、冷却する。
なお、Tl220原料に特に制限はないが、通常、Ta
2 COsを用いればよい。
このようにして得られる本発明のガラスの作業温度Tw
は、500〜650℃程度、熱膨張係数は、100〜3
00℃にて90X10−’〜105 X 10−’de
g−’程度である。
そして本発明のガラスを磁気ヘッドに使用する場合は、
補強ガラスやシールガラス等の用途に応じ、熱膨張係数
、作業温度Twあるいは粘度等の熱的特性が適合するよ
うな組成を適宜選択すればよい。
次に、本発明のガラスを、磁気ヘッドの補強ガラスとシ
ールガラスとに用いる場合を例にとり、本発明の磁気ヘ
ッドと共に説明する。
第1図および第2図に、本発明のMIG型磁気ヘッドの
好適実施例のコアブロックを示す。
第1図に示される磁気ヘッドのコアブロックは、第1コ
ア1と第2コア2とがギャップ材5を介して対向して構
成され、第1コア1と第2コア2とは、補強ガラス3に
より溶着一体化されている。 また、第1コア1のギヤ
ツブ材5対向面に、磁性合金薄膜4が形成されている。
そして、このようなコアブロックに巻線が施され、磁気
ヘッドとされる。
また、第2図に示される磁気ヘッドのコアブロックは、
磁性合金薄膜4が第1コア1および第2コア2の双方の
ギヤツブ材5対向面に形成されている他は、第1図に示
される磁気ヘッドのコアブロックと同様の構成である。
第3図に示される磁気ヘッドのコアブロックは、磁気ヘ
ッドフロント面のギャップ材5両側に補強ガラス3が露
出した構成のMIG型磁気ヘッドであり、図示例では、
ギャップ材5両側に磁性合金薄膜4が形成されている。
第1図〜第3図に示されるような磁気ヘッドにおいて、
補強ガラス3には本発明のガラスを用いる。
第1図および第2図に示される構成では、ギャップ材5
を介して第1コア1と第2コア2とを対向させ、ガラス
ファイバ等の補強ガラス原料を巻線窓やコアブロック裏
面側に配置し、熱処理を行ない、補強ガラス3を形成す
る。
また、第3図に示される構成では、ギャップ材5両側お
よびコアブロック裏面側のそれぞれにガラス原料を配置
して同時に熱処理を行なうことにより補強ガラスを形成
する。 次いで、フロント面を研磨等により平滑化する
なお、第3図に示される構成では、コアブロック裏面側
の補強ガラス3を、高5iOzの強度の高いガラスで構
成し、フロント面側のギャップ材5両側の補強ガラス3
を本発明のガラスで構成してもよい。
この場合、強度の高い高SiO□ガラスは一般に本発明
のガラスより作業温度Twが高いため、コアブロック裏
面側を強度の高い前記ガラスで溶着し、さらにフロント
面側を本発明のガラスで溶着する。
このような構成とすることにより、本発明の効果が実現
した上で、さらに強度の高い磁気ヘッドが得られる。
第4図には、本発明の磁気ヘッドの好適実施例であるM
IG型のコンポジットタイプの磁気ヘッドの1例が示さ
れる。
コアブロック6は、例えば第1図あるいは第2図に示さ
れるコアブロックと同様に構成される。
そして、このコアブロック6をスライダー8のコアブロ
ック挿入用切り欠き部に挿入し、磁気ヘッド封着用のシ
ールガラス7にて両者を接合・封着(2吹溜着)し、巻
線9を巻回して磁気ヘッドとする。
このようなコンポジットタイプの磁気ヘッドにおいて、
シールガラス7には本発明のガラスを用いる。
そして、封着に際しては、封着温度を作業温度Tw近辺
とし、通常の方法により行なう。
なお、封着時のシールガラスの粘度は溶着時の補強ガラ
スの粘度よりも高(て構わないので、封着温度を溶着温
度よりも低く設定すれば、シールガラスと補強ガラスと
の作業温度Twがほぼ同じであってもよい。 すなわち
、この場合、シールガラスと補強ガラスとに同組成のガ
ラスを用いることができる。
コンポジットタイプの磁気ヘッドは、コアブロック6の
周囲がシールガラス7によって覆われている。 このた
め、コアブロック6の補強ガラス3には必ずしも本発明
のガラスを用いな(でも、外観不良がな(、また、優れ
た化学的安定性を有する磁気ヘッドが実現する。
この場合、補強ガラスには、例えば特願平1−1470
81号に記載されている磁気ヘッド用溶着ガラス等を用
いてもよい。
ただし、補強ガラスに本発明のガラスを用いれば、磁気
ヘッドの化学的安定性はさらに向上する。
補強ガラス3およびシールガラス7に用いられる本発明
のガラスは、特に下言己に示される組成と熱的特性とを
有することが好ましい。
Tβ、0  :0.5〜20重量% PbO:50〜75重量% 5iOa   :5〜30重量% Al2aOs:0〜5重量% Btus   :0〜10重量% ZnO:O〜10重量% Fe2O3:0〜8重量% BaO:0〜5重量% CdO:0〜3重量% Asz Os  : O〜0.5重量%CaO:0〜1
0重量% Na2O:0〜3重量% に*O:0〜7重量% Coo   : 0〜3重量% BizOs:0〜6重量% 黙澄」L二 作業温度Tw:500〜650℃ 熱的膨張係数(100〜300℃): 90X 101〜105X 10−’deg−’そして
、溶着ないし封着温度は450〜630℃程度である。
本発明において、第1コアlおよび第2コア2はフェラ
イトから構成される。
用いるフェライトに特に制限はないが、Mn−Znフェ
ライトまたはNi−Znフェライトから目的に応じて選
択することが好ましい。
なお、フェライト製の第1コアおよび第2コア2の10
0〜300℃での熱膨張係数は、90X10−’〜15
0X10−’deg−’程度である。
磁性合金薄膜4は、第1コア1および第2コア2よりも
高い飽和磁束密度を有し、記録時に密度の高い磁束を発
生させ、高い保磁力を有する磁気記録媒体に有効な記録
を行なうために設けられる。
本発明において、磁性合金薄膜4は、FeおよびSiを
含有する磁性合金から構成されることが好ましい、 こ
の合金は、ガラス溶着時の熱に対して安定性が高い。
このような磁性合金としては、Fe−Al2−Si系合
金(センダスト)、Fe−Ga−3i系合金(SOFM
AX)あるいはFe−Si合金が好ましい。
Fe−Aβ−3i系合金としては、センダストの他、A
ρ2〜6重量%、Si6〜12重量%で残部Feである
ものが好ましい。
Fe−Ga−3i系合金としては、SOFMAXの他、
G a 5〜15重量%、Si7〜20重量%、残部F
eであるものが好ましい。
Fe−5t合金としては、SL0.5〜10重量%で残
部Feであるものが好ましく、特に、Si1〜6重量%
で残部Feであるものが好ましい。
これらには、Cr等の添加元素が3重量%程度以下含有
されていてもよい。
磁性合金薄膜4の膜厚は、好ましくは0.2〜5−1さ
らに好ましくは0.5〜3−である。
フェライトコアと磁性合金薄膜4間には、溶着を行なう
際の磁性合金薄膜4とフェライトコア相互の反応を防止
し、さらに界面の密着力を向上するため、非晶質ガラス
の下地膜を形成してもよい。
なお、下地膜は図示されていない。
磁性合金薄膜4や下地膜は、スパッタ法、蒸着法、CV
D法等の公知の各種気相成膜法により形成されることが
好ましく、特にスパッタ法により形成されることが好ま
しい。
ギャップ材5は、非磁性材質から構成される。
特に、ギャップ材5には、接着強度を高めるためガラス
を用いることが好ましい。 この場合、ギャップ材5に
は、例えば、前記の非晶質ガラス下地膜と同一あるいは
同系のガラスを用いればよい。
また、ギャップ材5は、前記のガラスのみで形成されて
いてもよいが、ギャップ形成速度を高めるため、図示の
ようにギャップ材51とギャップ材53との2層で構成
されることが好ましい。
この場合、ギャップ材51には酸化ケイ素、特にS i
 O2を用い、ギャップ材53には前記の非晶質ガラス
下地膜と同一あるいは同系のガラスを用いることが好ま
しい。
ギャップ材5の形成方法には制限はないが、特にスパッ
タ法を用いることが好ましい。
スライダー8は、チタン酸カリウム、チタン酸カルシウ
ム、チタン酸ストロンチウム等の非磁性セラミックス等
が用いられる。 なお、このような非磁性セラミックス
の100〜300℃での熱膨張係数は90X10−’〜
120×10−’deg−’程度である。
以上では、コアのギャップ材対向面に高飽和磁束密度の
磁性合金薄膜を有するMIG型の磁気ヘッドを例に挙げ
説明したが、本発明の磁気ヘッドはこれに限定されるも
のではない。 例えば、1対のフェライト製コアの少な
(とも−方のコアのギャップ材対向面に、コアより飽和
磁束密度の低い磁性合金薄膜を形成したいわゆるデュア
ル・ギャップ・レングス(DGL)型のMIG型磁気ヘ
ッド、さらにはフェライト製コアより飽和磁束密度の高
い磁性合金薄膜と、飽和磁束密度の低い磁性合金薄膜と
を形成したいわゆるエンハンスト・デュアル・ギャップ
・レングス(EDG)型のMIG型磁気ヘッドであって
もよい。
これらの場合も前述したMIG型磁気ヘッドと同様、優
れた化学的安定性が得られる。
本発明は、いわゆるラミネートタイプやバルクタイプ等
のトンネルイレーズ型あるいはイレーズヘッドを有しな
いリードライト型などのオーバーライド記録を行なうフ
ロッピーヘッド、モノリシックタイプや前述したコンポ
ジットタイプの浮上型の計算機用ヘッド、回転シリンダ
を用いるVTR用ヘッドやDAT用ヘッドなどの各種磁
気ヘッドに適用される。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
[実施例1コ 第1図に示されるように、磁性合金薄膜4を有する第1
コア1と第2コア2とを、ギャップ材5を介して補強ガ
ラス3により接合一体化してコアブロックを形成し、第
4図に示されるMIG型のコンポジットタイプの磁気ヘ
ッド用のコアブロック6とした。
第1コア1および第2コア2の材質には、M n −Z
 nフェライトを用いた。 各コアの100〜300℃
での熱膨張係数は、115〜135 X 10−’de
g−’であった。
磁性合金薄膜4には、F Ba5s i +oAfls
の組成(数字は重量%を表わす。)の合金を用い、成膜
はスパッタ法により行ない、膜厚は2.0μとした。
ギャップ材51にはSiO2を用い、スパッタにより形
成し、その膜厚は0.4−とした。
ギャップ材53には、 35SxOz  −2AI220g−1,5Ba  0
n−4Naa  O−5,5に2 0−48PbO−4
2nO(重量%)の組成を有し、作業温度Twが780
℃のガラスを用いた。
なお、ギャップ材53はスパッタにより形成し、その膜
厚は0.21JJ11とした。
下記表1に示すように、組成の異なる補強ガラス3を用
い、複数のコアブロックサンプルを作製した。
各コアブロックの補強ガラス3の組成、100〜300
℃での熱膨張係数αtoo−s。。、作業温度Twおよ
び溶着温度を表1に示す。
各コアブロックサンプルについて、下記の試験を行なっ
た。 結果を表1に示す。
1)熱特性への影響の評価 ガラスの熱特性を、100〜300℃間の平均熱膨張係
数αtoo−1゜。と作業温度Twとで代表させ、これ
らの値の変化が、比較用サンプルに用いた7℃20置換
前のガラスに対して5n末滴であれば変化なしとした。
2)耐還元性の評価 補強ガラス3の溶着後に、ガラスと磁性合金薄膜の界面
近傍における金属結晶の析出状態を電子顕微鏡にて観察
した。
評価基準は下記の通りとした。
O・・・金属結晶の析出なし △・・・サブミクロン径の金属結晶が析出×・・・1戸
径以上の金属結晶が析出 3)接着強度の評価 評価基準は下記の通りとした。
0・・・100個加工して完成品95個以上○・・・1
00個加工して完成品50個以上95個未満 △・・・100個加工して完成品5個以上50個未満 ×・・・100個加工して完成品5個未満4)耐湿・耐
水性の評価 サンプルに対し、耐湿試験および耐水試験な行ない、鏡
面研磨されたシールガラス表面、補強ガラス表面の変色
度合で評価した。
耐湿試験は、60℃、95%RHの環境中に、240時
間放置することにより行なった。
耐水試験は、室温のイオン交換水中に、240時間浸漬
することにより行なった。
そして、耐水試験後のフロント面における補強ガラスの
へこみ量を求めた。
この場合、へこみ量、すなわち耐水試験前後におけるガ
ラス面の段差は、WYKOにて測定し、平均値で表に示
した。
表1に示される結果から、本発明の効果が明らかである
なお、上記の各ガラスをコンポジットタイプの磁気ヘッ
ドのシールガラスに適用した場合でも、同様な効果が実
現した。
[実施例2] 補強ガラスの組成を変えた他は、実施例1と同様にして
、第3図に示されるようなMIG型磁気ヘッドのコアブ
ロックを作製した。
なお、補強ガラスの組成は、コアブロックフロント面側
と裏面側とで同一とした。
各コアブロックの補強ガラスの組成、 α+oo−soo・Twおよび溶着温度を、下記表2に
示す。
各コアブロックについて、実施例1と同様な試験を行な
った。 結果を表2に示す。
表2に示される結果から、本発明の効果が明らかである
なお、上記各表に示される各種化合物の他、BaO1C
dO1AS20S、Co0.Ni01V x Os等を
添加した本発明のガラスを補強ガラスとして用いた場合
でも、同様な効果が実現した。
〈発明の効果〉 本発明のガラスは、特に磁気ヘッドの補強ガラスやシー
ルガラスに適した熱膨張係数や粘度等の熱的特性と、優
れた耐久性、特に化学的安定性とを有する。
このため、本発明のガラスを磁気ヘッドに適用した場合
、磁気ヘッドを加工、使用、保存する環境中で、ガラス
の変色や変質等の化学的変化が防止され、磁気ヘッドの
信頼性が向上する。
そして、本発明のガラスは、MIG型磁気ヘッドの各部
材の接合用ガラスとして使用したとき、磁性合金薄膜と
の間に酸化・還元反応が生じない。
これにより、補強ガラスやシールガラス表面へのガラス
構成成分の析出が防止され、ガラス強度の低下や、磁性
合金薄膜とこれらのガラスとの界面での剥離、あるいは
磁気ヘッドの外観不良を防止できる。
このため、高い接着強度を有し、外観不良のないMIG
型磁気ヘッドが実現する。 また、生産歩留りが向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明のMIG型磁気ヘッドの
コアブロックを示す部分断面図である。 第3図は、本発明のMIG型磁気ヘッドのコアブロック
を示す斜視図である。 第4図は、本発明のコンポジットタイプのMIG型磁気
ヘッドの好適実施例を示す斜視図である。 符号の説明 1・・・第1コア 2・・・第2コア 3・・・補強ガラス 4・・・磁性合金薄膜 5.51.53・・・ギャップ 6・・・コアブロック 7・・・シールガラス 8・・・スライダー 9・・・巻線 FIG。 FIG、2 ら

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Tl_2O:0.5〜20重量% PbO:50〜75重量% SiO_2:5〜30重量% を含有することを特徴とするガラス。
  2. (2)さらに、Al_2O_3、B_2O_3、ZnO
    、Fe_2O_3、BaO、CdO、As_2O_3、
    CaO、Na_2O、K_2O、CoO、NiO、Bi
    _2O_3およびV_2O_5から選ばれる1種以上の
    化合物を、合計で20重量%以下含有する請求項1に記
    載のガラス。
  3. (3)一対のフェライト製コアをギャップ材を介して突
    き合わせ、補強ガラスにより溶着一体化して構成される
    コアブロックを有する磁気ヘッドであって、 前記フェライト製コアの少なくとも一方が、ギャップ材
    対向面に磁性合金薄膜を有し、 前記補強ガラスが、請求項1または2に記 載のガラスであることを特徴とする磁気ヘッド。
  4. (4)前記コアブロックがシールガラスによりスライダ
    ーに固定封着されており、前記シールガラスが請求項1
    または2に記載のガラスである請求項3に記載の磁気ヘ
    ッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05319864A (ja) * 1992-05-15 1993-12-03 Sharp Corp 磁気ヘッド溶着用ガラス組成物
WO2002072493A1 (fr) * 2001-03-08 2002-09-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Verre de scellement pour tete magnetique et dispositif d'enregistrement et de reproduction magnetique

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