JPH0431337A - ガラスおよび磁気ヘッド - Google Patents

ガラスおよび磁気ヘッド

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JPH0431337A
JPH0431337A JP13438790A JP13438790A JPH0431337A JP H0431337 A JPH0431337 A JP H0431337A JP 13438790 A JP13438790 A JP 13438790A JP 13438790 A JP13438790 A JP 13438790A JP H0431337 A JPH0431337 A JP H0431337A
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glass
magnetic head
weight
present
gap
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JP13438790A
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Inventor
Koujirou Yagami
公二郎 屋上
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Original Assignee
TDK Corp
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Publication of JPH0431337A publication Critical patent/JPH0431337A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C8/00Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
    • C03C8/24Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ガラスと、フロッピーディスク、ハードディ
スク、各種磁気テープ等の磁気記録媒体用の磁気ヘッド
とに関する。
〈従来の技術〉 第1図に示さするように、一対のフェライト製コア1.
2をギャップ5を介して接合し、補強ガラス3により溶
着〜体止した磁気ヘッドが知られている。
また、第4図に示されるように、一対のフェライト製コ
ア1.2をギャップ5を介して接合したコアブロック6
を、スライダー8にシールガラス7により封着し、固定
したコンポジットタイプの磁気ヘッドが知られている。
これらの磁気ヘッドを製造するに際しては、図示するよ
うに、コア同士の接合に補強ガラス3を用い、コアブロ
ック6とスライダー8との接合にシールガラス7を用い
る。
これらのガラスは、接合する部材と熱膨張率のマツチン
グがとれていることが必要である。
接合する部材の材質にもよるが、例えばM n −Z 
nフェライトを接合する場合、一般に90〜110 X
 l O−’deg−’の熱膨張係数を有することが必
要である。
また、シールガラス7や補強ガラス3の組成としては、
高鉛ガラスが一般に使用されている。
そして、ガラス溶着な2度以上行なう場合、すなわち、
例えば第4図に示されるコンポジットタイプの磁気ヘッ
ドを製造する場合、−度目の溶着(1吹溜看)で補強ガ
ラス3によりコア同士を接合してコアブロック6を形成
し、2度目の溶着(2次溶着)でコアブロック6とスラ
イダー8とをシールガラス7により接合する。
この場合、1吹溜着に用いる補強ガラス3の粘性特性は
、1吹溜着により形成されたヘッドギャップ部が2次溶
着の際に動かないように選択される必要がある。 この
ため、シールガラス7等の2吹溜看以後に使用されるガ
ラスは、1吹溜着に用いられる補強ガラス3よりも低融
点のガラスが使われる。
いずれの場合も、上記熱特性の他に、磁気ヘッドとして
の信頼性を高めるため、優れた化学的耐久性が要求され
る。
特に、大きい面積でガラス部が露出する場合、例えば第
1図〜第3図に示される構成を有する磁気ヘッドの補強
ガラス3や第、4図に示されるコンポジットヘッドのシ
ールガラス7には、より一層優れた化学的耐久性が要求
される。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、−船釣に用いられている鉛ガラス等の低融点ガ
ラスは、上記熱特性を保ち、かつ化学的耐久性を高めよ
うとする組成操作を行なうと、ガラス化する組成範囲が
狭(なる傾向があり、また失透する場合が多い。
加えて、ガラス化しても、ガラス安定性が低くなる傾向
があり、磁気ヘッド用ガラスとしては使用困難となる場
合が多い。
つまり、従来知られている低融点ガラスにより、一対の
フェライト製コア1.2を溶着したり、あるいはスライ
ダー8にコアブロック6を固定封着しても、化学的耐久
性やガラス安定性が不十分である。
このため、磁気ヘッド保存中や使用中に、補強ガラス3
の変色や腐食等が生じ、また、コンポジットタイプの磁
気ヘッドでは、シールガラス7の表面の風化、腐食等に
より、フロント面に凹部が生じるなどし、磁気ヘッドの
信頼性が低下し、外観不良の問題も生じる。 加えて、
風化や腐食等によって生じた異物が、磁気記録媒体に付
着したり、記録されているデータに悪影響をおよぼす。
本発明の目的は、特に磁気ヘッド用に用いたとき、所定
の熱的特性を有し、化学的耐久性に優れ、かつガラス化
範囲が広く、ガラス安定性が高いガラスと、このような
ガラスを用いた信頼性が高く、外観上問題がない磁気ヘ
ッドとを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記(1)〜(3)の本発明によっ
て達成される。
(1) S i O*を2〜45重量%、B2O3を1
〜21重量%、CdOを1〜15重量%。
T e O*を0.5〜15重量%、Tfi、Oを1〜
15重量%、B i −C1−を1〜15重量%、AI
2オO8を0〜5重量%およびZnOを0〜6重量%含
有し、残部PbOであることを特徴とするガラス。
(2)一対のフェライト製コアをギャップを介して突き
合わせたコアブロックを、スライダーにシールガラスに
より固定封着した磁気ヘッドであって・ 前記シールガラスが、上記(1)に記載のガラスである
ことを特徴とする磁気ヘッド。
(3)一対のフェライト製コアをギャップを介して突き
合わせ、補強ガラスにより溶着一体止した磁気ヘッドで
あって、 前記補強ガラスが、上記(1)に記載のガラスであるこ
とを特徴とする磁気ヘッド。
く作用〉 本発明のガラスは、S i OzおよびB20゜のネッ
トワーク形成物質と、Cd01 Tρ20、Teas −Big OsおよびPbOの5
種の修飾成分とを含有するガラスである。
前記ネットワーク形成物質と、5種の修飾成分とを所定
量含有させることにより、特に、磁気ヘッドの各部材の
接合に用いられる補強ガラスやシールガラスに適した熱
膨張係数や粘度等の熱的特性を有し、化学的耐久性が高
く、しかもガラス化範囲が広(、ガラス安定性が高いガ
ラスが実現する。
この場合、特に、大きい面積でガラス部が露出するコン
ポジットタイプの磁気ヘッド用のシールガラスに有用で
ある。
また、本発明の磁気ヘッドは、各部材の接合に用いられ
るガラス、例えば、コア同士の接合(以下、溶着という
。)に用いられる補強ガラスやコアブロックとスライダ
ーとの接合(以下、封着という、)に用いられるシール
ガラスとして、前記本発明のガラスを適用したものであ
る。
このため外部に露出している補強ガラスやシールガラス
表面の変色、風化、腐食、侵食等を防止でき、外観上問
題がなく、信頼性の高い磁気ヘッドが実現する。
加えて、使用するガラスは、ガラス化範囲が広く、ガラ
ス安定性が高いため、苛酷な溶着条件・状態や封着条件
・状態のものでも、表面失透等の不安定さを現出させる
ことな(溶着や封着を行なうことができ、生産歩留りや
量産性を向上させることができる。
なお、本発明者は、ガラス安定性が高く、しかも化学的
耐久性が高いガラスとして、特願平1−247684号
にて、r T e O*を0.5〜40重量%含み、か
つ60重量%以下のS i Ot 、30重量%以下の
B、O,および50重量%以下のG e Ozから選ば
れる1種以上を13重量%以上、TI2.01PbO1
Biz Os 、CdOおよびBaOから選ばれる1種
以上を17〜86.5重量%含有するガラス。」 を提案している。
しかし、前記のガラスは未だガラス安定性、特にMIG
型磁気ヘッドに適用した場合、磁性合金薄膜界面での耐
還元性の点で不十分である。
また、前記出願の明細書中には、Cd01Tff、 0
1Tent 、BI Osおよびpboの5種の修飾成
分を併用した具体例は記載されていない。
本発明によって得られる前記の選択的効果、すなわち化
学的耐久性を維持した上で、さらにガラス安定性を向上
することは、SingおよびB20.の2種のネットワ
ーク形成物質と、CdO,Tnl 01TeO*、B1
1OsおよびPbOの5種の修飾成分とを併用する場合
にのみ発現するものである。
より詳細には、BiおよびTeはどちらも還元され易く
、金属の結晶として析aしやすい。
本発明は、BiおよびTeの含有を必要最小限に減らし
、B族元素を併用することによるB族効果を維持するた
めに、さらにCdOおよびTI2.0を併用したことが
特徴である。 この場合、CdOおよび”rI2m O
を併用せず、B i * O*やT e Omを減らす
と、PbOが還元され、金属結晶として析出し易い。
〈発明の具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成を詳細に説明する。
本発明の特に磁気ヘッド用として好適なガラスは、ネッ
トワーク形成物質としてSin、およびB z O−を
含有する。
S i Osの含有量は、2〜45重量%、好ましくは
2〜33重量%とする。
前記範囲未満では化学的耐久性が著しく低く、前記範囲
をこえるとTwが700℃をこえてしまう。
なお、Twとは、ガラスの粘度が104poiseとな
る温度であり、通常、作業温度と呼ばれる。
また、B、0.の含有量は、1〜21重量%、好ましく
は1〜15重量%とする。
前記範囲未満ではガラス安定性が不十分となり、たとえ
ば表面失透が生じ易くなり、前言己範囲をこえると化学
的耐久性が著しく低くなる。
そして、本発明のガラスは、修飾成分としてCcio、
Te0z、TAz 01PbOおよびBi2O5を含有
する。
CdOの含有量は、1〜15重量%、好ましくは2〜1
2重量%とする。
前記範囲未満ではB属分散によるガラス安定性への寄与
が少なくなり、CdOは劇薬毒物なので、前記範囲をこ
える範囲では使用しないことが好ましい。
なお、15重量%以下で十分に効果が発現する。
TeO□の含有量は、0.5〜15重量%、好ましくは
2〜7重量%とする。
前記範囲未満では化学的耐久性やガラス安定性向上への
寄与が小さ(、前記範囲をこえるとガラス内の気泡が生
じ易(、また状況によってはT e Ox還元による表
面失透が生じることもある。
Te80の含有量は1〜15重量%、好ましくは2〜1
2重量%とする。
前記範囲未満ではガラス安定性向上への寄与が低(なり
、前記範囲をこえると化学的耐久性が低下してしまう。
B i 20 xの含有量は1〜15重量%、好ましく
は2〜12重量%とする。
前記範囲未満ではガラス安定性や化学的耐久性向上への
寄与が小さくなり、前記範囲をこえるとガラス安定性が
逆に悪くなり、たとえば表面失透が生じ易(なる。
そして残部がpboである。
この場合、PbO含有量は、17〜82.5重量%、特
に30〜75重量%であることが好ましい。
また、本発明のガラスには、修飾成分としてさらにA 
12 * OsおよびZnOから選ばれる1種以上が含
有される場合がある。
A g t Osの含有量は、0〜5重量%とする。
前記範囲をこえると熱的特性例えば、熱膨張係数α、作
業温度Twのコントロールが困難となる。
この場合、本発明のガラスには化学的耐久性の向上やガ
ラス安定性の向上の点でAρ20゜が必須成分として含
まれることが好ましい。
A℃2O3を必須成分とする場合、 A 1 z Osの含有量は、O75〜4重量%である
ことが好ましい。
前記範囲未満ではAg* Osの添加効果があられれな
い傾向にある。
ZnOの含有量は、0〜6重量%、好ましくは0〜4重
量%とする。
前記範囲をこえるとガラス安定性が失われる傾向にある
この場合、本発明のガラスには、化学的耐久性向上の点
でZnOが必須成分として含まれることが好ましい。
ZnOを必須成分とする場合、ZnOの含有量は、0.
5〜6重量%、特に2〜4重量%であることが好ましい
前記範囲未満ではZnOの添加効果があられれない傾向
にある。
なお、本発明には必要に応じ、G e O2Mg0.C
ab、SrO等から選ばれる1種以上が合計5重量%以
下含有していてもよい。
本発明のガラスの製造は、例えば下記のように行なえば
よい。
まず、目的とするガラス組成に応じて原料を所定の組成
に配合し、大気中で十分に溶融した後、冷却する。
PbO以外の原料には特に制限はないが、pboの原料
には、Pbs O4ではなくpb。
を用いる。
このようにして得られる本発明のガラスの作業温度Tw
は、400〜700℃程度、熱膨張係数は、100〜3
00℃にて90〜110x10−’deg−’程度であ
る。
本発明のガラスを磁気ヘッドに使用する場合は、補強ガ
ラスやシールガラス等のそれぞれの用途に応じ、熱膨張
係数、作業温度Tw、粘度等の熱的特性を適宜選択すれ
ばよい。
また、本発明のガラスは、磁気ヘッド以外にもICパッ
ケージ等の各種電子部品等にも用いることができる。 
この場合も磁気ヘッドと同様に熱的特性が適合し、優れ
た化学的耐久性を有する製品が実現する。
次に、本発明のガラスを、磁気ヘッドの補強ガラスとシ
ールガラスとに用いる場合を例にとり、本発明の磁気ヘ
ッドと共に説明する。
第1図に、本発明の磁気ヘッドの好適実施例を示す。
第1図に示される磁気ヘッドは、第1コア1と第2コア
2とがギャップ5を介して対向して構成され、第1コア
1と第2コア2とは、補強ガラス3により溶着一体止さ
れている。
そして、このようなコアブロックに巻線が施され、磁気
ヘッドとされる。
第2図に示される磁気ヘッドは、DATタイプの磁気ヘ
ッドであり、磁気ヘッドフロント面のギャップ5両側に
補強ガラス3が露出した構成の磁気ヘッドである。
このタイプの磁気ヘッドは、コア1.2のギヤツブ巾を
規制するための研削部が設けられており、これをMIG
型磁気ヘッドとした場合、磁性合金薄膜と補強ガラス3
とが広い面積で接触する。 このため補強ガラス3は特
に還元されやすいので、本発明の効果がより一層有効に
発揮される。
第3図に示される磁気ヘッドは、モノリシックタイプの
浮上型磁気ヘッドであり、ギヤツブ部部分の構成は第1
図に示される磁気ヘッドと同様である。
第1図〜第3図に示されるような磁気ヘッドにおいて、
補強ガラス3には本発明のガラスを用いる。
第1図および第3図に示される構成では、ギャップ5を
介して第1コア1と第2コア2とを対向させ、ガラスフ
ァイバ等の補強ガラス原料を巻線窓やコアブロック裏面
側に配置し、熱処理を行ない、補強ガラス3を形成する
また、第2図に示される構成では、ギャップ5両側およ
びコアブロック裏面側のそれぞれにガラス原料を配置し
て同時に熱処理を行なうことにより補強ガラスを形成す
る。 次いで、フロント面を研磨等により平滑化する。
なお、第2図に示される構成では、コアブロック裏面側
の補強ガラス3を、高Stowの強度の高いガラスで構
成し、フロント面側のギャップ5両側の補強ガラス3を
本発明のガラスで構成してもよい。
この場合、強度の高い高Si0gガラスは一般に本発明
のガラスより作業温度Twが高いため、コアブロック裏
面側を強度の高い前記ガラスで溶着し、さらにフロント
面側を本発明のガラスで溶着する。
このような構成とすることにより、本発明の効果が実現
した上で、さらに強度の高い磁気ヘッドが得られる。
第4図には、本発明の磁気ヘッドの好適実施例であるコ
ンポジットタイプの磁気ヘッドの1例が示される。
本発明のガラスは、低融点であり、かつ化学的耐久性が
高いため、特に、コンポジットタイプの磁気ヘッドのシ
ールガラス7に用いる場合に高い効果を発揮する。
コアブロック6は、例えば第1図に示されるコアブロッ
クと同様に構成される。
そして、このコアブロック6をスライダー8のコアブロ
ック挿入用切り欠き部に挿入し、磁気ヘッド封着用のシ
ールガラス7にて両者を接合・封着(2法治着)し、巻
線9を巻回して磁軍ヘッドとする。
このようなコンポジットタイプの磁気ヘッドにおいて、
シールガラス7には本発明のガラスを用いる。
そして、封着に際しては、封着温度を作業温度Tw近辺
とし、通常の方法により行なう。
コンポジットタイプの磁気ヘッドは、コアブロック6の
周囲がシールガラス7によって覆われている。 このた
め、コアブロック6の補強ガラス3には必ずしも本発明
のガラスを用いなくても、外観不良がなく、また、優れ
た化学的耐久性を有する磁気ヘッドが実現する。
この場合、補強ガラスには、例えば特願平1−1470
81号に記載されている磁気ヘッド用溶着ガラス等を用
いてもよい。
補強ガラス3やシールガラス7に用いられ、特にシール
ガラス7として好適な本発明のガラスは、特に下記に示
される組成と熱的特性とを有することが好ましい。
〈シールガラス〉 1滅 SiO寞  :10〜17重量% Boo、   :1〜7重量% CdO:2〜10重量% T e Ot   : 2〜7重量% Tρ20 :2〜10重量% B11Os:2〜12重量% PbO:47〜73重量% Ali Os  : 0.5〜4重量%ZnO: 1〜
4重量% Ge0t  、  BaO3MgO1Cab、  Sr
O等の1種以上二〇〜4重量% 肱豊旦1 作業温度Tw:500〜580℃ 熱膨張係数(100〜300℃): 90X l O−’〜110X 10−’deg−’そ
して、溶着ないし封着温度は500〜580℃程度であ
る。
本発明において、第1コア1および第2コア2はフェラ
イトから構成される。
用いるフェライトに特に制限はないが、M n −Z 
nフェライトまたはNi−Znフェライトから目的に応
じて選択することが好ましい。
なお、フェライト製の第1コアおよび第2コア2の10
0〜300℃での熱膨張係数は、90X10−7〜15
0X10−’deg−’程度である。
ギャップ5は、非磁性材質から構成される。
特に、ギャップ5には、接着強度を高めるためガラスを
用いることが好ましい。 この場合、ギャップ5には、
例えば、後記の非晶質ガラス下地膜と同一あるいは同系
のガラス、例えば、鉛−シリカ系のガラスやシリカ−ア
ルカリ系のガラスを用いればよい。
また、ギャップ5は、ガラスのみで形成されていてもよ
いが、ギャップ形成速度を高めるため、図示のようにギ
ャップ51とギャップ53との2層で構成されることが
好ましい。
この場合、ギャップ51には酸化ケイ素、特に5LOx
を用い、ギャップ53には鉛−シリカ系のガラスやシリ
カ−アルカリ系のガラス等を用いることが好ましい。
ギャップ5の形成方法には制限はないが、特にスパッタ
法を用いることが好ましい。
スライダー8は、チタン酸カリウム、チタン酸カルシウ
ム、チタン酸ストロンチウム等の非磁性セラミックス等
が用いられる。 なお、このような非磁性セラミックス
の100〜300℃での熱膨張係数は90XlO−’〜
120X10−’deg−’程度である。
以上では、ノーマルタイプの磁気ヘッドを例に挙げ説明
したが、本発明の磁気ヘッドはこれらに限定されるもの
ではない。
例えば、一対のフェライト製コアの少なくとも一方のコ
アのギャップ部対向面に、コアより飽和磁束密度の高い
磁性合金薄膜を有するMIG(メタル・イン・ギヤラプ
ス)型の磁気ヘッド、 一対のフェライト製コアの少なくとも一方のコアのギャ
ップ部対向面に、コアより飽和磁束密度の低い磁性合金
薄膜を形成したいわゆるデュアル・ギャップ・レングス
(DGL)型のMIG型磁気ヘッド、 フェライト製コアより飽和磁束密度の高い磁性合金薄膜
と、飽和磁束密度の低い磁性合金薄膜とを形成したいわ
ゆるエンハンスト・デュアル・ギャップ・レングス(E
DG)型のMIG型磁気ヘッド等であってもよい。
これらの場合も前述したノーマルタイプの磁気ヘッドと
同様、優れた化学的耐久性が得られる。 この場合、コ
ンポジットタイプのMIG型磁気ヘッドでは、スライダ
ー8とコアブロック6とをシールガラス7にて、特に低
温で封着しなければならないため、本発明のガラスが有
効である。
なお、MIG型磁気ヘッドの場合、磁性合金薄膜は、第
1コア1および第2コア2よりも高い飽和磁束密度を有
し、記録時に密度の高い磁束を発生させ、高い保磁力を
有する磁気記録媒体に有効な記録を行なうために設けら
れる。
磁性合金薄膜は、FeおよびSiを含有する磁性合金か
ら構成されることが好ましい。 この合金は、ガラス溶
着時の熱に対して安定性が高い。
このような磁性合金としては、Fe−Aff−3i系合
金(センダスト)、 Fe−Ga−5i系合金(SOF
MAX)あるいはFe−5t合金が好ましい。
Fe−Ae−5i系合金としては、センダストの他、へ
42〜6重量%、Si6〜12重量%で残部Feである
ものが好ましい。
Fe−Ga−5i系合金としては、SOFMAXの他、
G a 5〜15重量%、S17〜20重置%、残部F
eであるものが好ましい。
Fe−5L合金としては、Si0.5〜10重量%で残
部Feであるものが好ましく、特に、Sf1〜6重量%
で残部Feであるものが好ましい。
これらには、Cr等の添加元素が3重量%程度以下含有
されていてもよい。
磁性合金薄膜の膜厚は、好ましくは0.2〜5戸、さら
に好ましくは0.5〜3−である。
フェライトコアと磁性合金薄膜間には、溶着を行なう際
の磁性合金薄膜とフェライトコア相互の反応を防止し、
さらに界面の密着力を向上するため、非晶質ガラス等の
下地膜を形成してもよい。
磁性合金薄膜や下地膜は、スパッタ法、蒸着法、CVD
法等の公知の各種気相成膜法により形成されることが好
ましく、特にスパッタ法により形成されることが好まし
い。
本発明は、いオ)ゆるラミネートタイプやバルクタイプ
等のトンネルイレーズ型あるいはイレーズヘッドを有し
ないリードライト型などのオーバーライド記録を行なう
フロッピーヘッド、前述したモノリシックタイプやコン
ポジットタイプの浮上型の計算機用ヘッド、回転シリン
ダを用いるVTR用ヘッドやDAT用ヘッドなどの各種
磁気ヘッドに適用される。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例1 第1図に示されるように、第1コア1と、第2コア2と
をギャップ5を介して接合一体化し、第4図に示される
MIG型のコンポジットタイプの磁気ヘッド用のコアブ
ロック6を製造した。
コア1.2の材質には、Mn−Znフェライトを用いた
。 各コアの100〜300℃での熱膨張係数は、12
5〜135 X 10−0−7deであった。
ギャップ51には5iOzを用い、スパッタにより形成
し、その膜厚は0.4−とした。
ギャップ53には、 35SiO2−2Afi* O,−1,5B、O。
−4Na、O−5,5に、0−48PbO−4ZnO(
重量%)の組成を有し、作業温度Twが780℃のガラ
スを用いた。
なお、ギャップ53はスパッタにより形成し、その膜厚
は0.2−とした。
補強ガラス3には、25.1SiOa−51,5PbO
−14,8Bi20i−2AjzOs−1,5BzOi
−2NaiO−3KzO−0,2AszOi(重量%)
の組成を有し、作業温度Twが686℃、100〜30
0℃での熱膨張係数が103 X I O−’deg−
’のガラスを用いた。
なお、溶着温度680℃にて溶着を行なった。
次に、コアブロック6をチタン酸カルシウムスライダー
8にシールガラス7により固定・封着(2吹溜着)した
チタン酸カルシウムスライダー8の100〜300℃で
の熱膨張係数は105〜115×10−フdeg−’で
あった。
また、シールガラス7の組成、100〜300℃での熱
膨張係数01゜。−3゜。、作業温度Twおよび2吹溜
着温度は表1に示されるとおりである。
このようにして、本発明の磁気ヘッドサンプルNO1■
および、No、 2と、比較サンプルNo、  3〜N
o、  9とを製造した。
各サンプルにつき下記の試験を行なった。
l)ガラス安定性の評価 1)−1ガラスの失透性 ガラスの粘度が104〜10 ’poiSeとなる温度
で大気中で約60分間保持したときのガラス表面におけ
る失透状態をみた。
評価基準は下記のとおりである。
○・・・表面失透なし ×・・・表面失透あり 1)−2ガラス耐還元性 第1図に示されるDATタイプのMIG型磁電磁気ヘッ
ドAT)の補強ガラス3と、第4図に示されるコンポジ
ットタイプのMIG型磁電磁気ヘッドンポ)のシールガ
ラス7に適用し、磁性合金薄膜界面での金属結晶の析出
を確認した。
評価基準は下記のとおりである。
○・・・コンポおよびDATにて析出なし△・・・コン
ポ析出なし、DAT析出あり×・・・コンポおよびDA
T析出なし 2)化学的耐久性の評価 サンプルに対し、耐湿試験および耐水試験を行ない、鏡
面研磨されたシールガラス表面の変色度合で評価した。
この場合、耐湿試験の条件は60℃、95%RHであり
、サンプルのガラスが変色する時間を求めた。
耐水試験は、室温のイオン交換水中に所定時間浸漬させ
て行ない、顕微鏡(xlOO)で見てガラス表面が崩壊
しはじめる時間を求めた。
これらの結果は表1に示されるとおりである。
表1により本発明の効果が明らかである。
なお、前記と同様に、MIG型の磁気ヘッドを製造し試
験を行なったところ、前記と同等の結果が得られた。
また、本発明のガラスを各種磁気ヘッドの補強ガラスと
して用いたところ同等の結果が得られた。
〈発明の効果〉 本発明のガラスは、広い組成範囲でガラス化することが
でき、耐失透性、耐還元性等のガラス安定性が高く、さ
らに化学的耐久性が高い。
そして、特に磁気ヘッド用の補強ガラスやシールガラス
、より好ましくはシールガラスに適した熱膨張係数や粘
度等の熱的特性と、優れた化学的耐久性とを有する。
このため、磁気ヘッドを加工、使用、保存する環境中で
、ガラスの変色や変質等の化学的変化が防止され、磁気
ヘッドの信頼性が向上する。
また、シールガラスにこのようなガラスを用いた本発明
のコンポジットタイプの磁気ヘッドでは、封着(2吹溜
看)時に表面失透等の異常を生ずることがなく、加えて
、長期間の保存や使用に際してもシールガラスの風化、
腐食、侵食、変色等を防止できる。
このため平滑なフロント面を有し、外観上の問題がな(
、信頼性が高い磁気ヘッドが実現する。
加えて、MIG型磁気ヘッドに用いたとき、磁性合金薄
膜との界面で還元され、重金属成分が析出しない。 こ
のため、磁性合金薄膜と強固な接着をすることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気ヘッドの1例が示される部分断
面図である。 第2図は、本発明の磁気ヘッドの1例が示される斜視図
である。 第3図は、本発明のモノリシックタイプの磁気ヘッドの
1例が示される斜視図である。 第4図は、本発明のコンポジットタイプの磁気ヘッドの
1例が示される斜視図である。 符号の説明 工・・・第1コア 2・・・第2コア 3・・・補強ガラス 5.51.53・・・ギャップ 6・・・コアブロック 7・・・磁気ヘッド封着用シールガラス8・・・スライ
ダー 9・・・巻線 特許出願人 ティーデイ−ケイ株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  隔間     弁理士 
  増  1) 達  哉FIG・2 G。 F I G、3

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SiO_2を2〜45重量%、B_2O_3を1
    〜21重量%、CdOを1〜15重量%、TeO_2を
    0.5〜15重量%、Tl_2Oを1〜15重量%、B
    i_2O_3を1〜15重量%、Al_2O_3を0〜
    5重量%およびZnOを0〜6重量%含有し、残部Pb
    Oであることを特徴とするガラス。
  2. (2)一対のフェライト製コアをギャップを介して突き
    合わせたコアブロックを、スライダーにシールガラスに
    より固定封着した磁気ヘッドであって、 前記シールガラスが、請求項1に記載のガラスであるこ
    とを特徴とする磁気ヘッド。
  3. (3)一対のフェライト製コアをギャップを介して突き
    合わせ、補強ガラスにより溶着一体化した磁気ヘッドで
    あって、 前記補強ガラスが、請求項1に記載のガラスであること
    を特徴とする磁気ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1178019A1 (en) * 1999-11-30 2002-02-06 Kabushiki Kaisha Ohara Optical glass

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1178019A1 (en) * 1999-11-30 2002-02-06 Kabushiki Kaisha Ohara Optical glass
EP1178019A4 (en) * 1999-11-30 2006-04-05 Ohara Kk OPTICAL GLASS

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