JPH03255422A - 液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 各種デイスプレィ装置に用いられる液晶表示パネルの製
造方法に関し、 対向する一対のパネル基板間の液晶充填領域内に気泡を
生じさせることなく、簡便に液晶を充填し、かつ到着し
得ることを目的とし、 表示電極を形成した一対の対向するパネル基板の周辺部
をシール材で封止し、かつその封止空間内に液晶を設け
た液晶表示パネルの製造方法において、少なくとも一方
のパネル基板の電極形成面の周辺部に、複数の切れ目を
有するシール材パターンを塗着する工程と、そのパネル
基板の中央部に所定量の液晶を滴下する工程と、該パネ
ル基板上に他方のパネル基板の電極形成面を対向して重
合わせた後、その積層状態のパネル基板を加圧して、前
記液晶を両パネル基板間のシール材パターン内に充満さ
せると同時に該シール材パターンの各切れ目をつなげる
工程と、該シール材パターンを硬化して封止する工程と
を含み構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は各種デイスプレィ装置に用いられる液晶表示パ
ネルの製造方法に関するものである。

液晶表示パネルの製造方法においては、対向する一対の
パネル基板間に液晶を充填した際に、その液晶充填領域
内に気泡が生し易い傾向があり、そのような気泡を生じ
させることな（、簡便に液晶を充填し得る液晶表示パネ
ルの製造方法が要望されている。

〔従来の技術〕

従来の液晶表示パネルの製造方法としては、第３図（ａ
）に示すように表示電極と配向膜が形成され、かつその
配向膜にラビング処理が施された（図示省略）一対の透
明ガラスからなるパネル基板１ａ＋ｌｂＯ内の一方のパ
ネル基板１ａ上に紫外線硬化性樹脂からなるシール材２
を所定厚さにスクリーン印刷法等によりパターン形成し
た後、そのシール材２パターンの中央部に充填すべき必
要量を精秤した液晶３を滴下してその上に、図示しない
スペーサ等を介して対向する前記他方のパネル基板１ｂ
を第３図（ｂ）で示すように重合わせて該液晶３が両パ
ネル基板１ａ、　ｌｂ間のシール材２パターン内に充満
するように圧接し、該パターン状のシール材２を圧着し
た状態で紫外線照射により硬化することによって封止し
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記したような製造方法においては、ス
ペーサ等を介して対向させた両パネル基板１ａ、　ｌｂ
の間隔が６μ−程度と極めて微小な間隙であり、しかも
限られたシール材２パターン内の領域に液晶３を充満さ
せるために、その液晶量を液晶充填容積と同容量に正確
に精秤し、またシール材２パターンを精度良く形成しな
いと、該シール材２パターン内に気泡が生じたり、液晶
がシール材２パターンを越して外部へ溢れ出たりする問
題があった。

特に液晶が滴下された一方のパネル基板ｌａ上に他方の
パネル基板１ｂを重合わせて圧接した際に、シール材２
パターンの各内側面部分に対して押圧により拡がってい
く液晶をほぼ同時に到達させて充満させることは容易で
なく、四隅の直角なコーナ一部分に気泡が残り易くなる
欠点があった。

本発明は上記した従来の問題点に鑑み、対向する一対の
パネル基板間の液晶充填領域内に気泡を生じさせること
なく、簡便に液晶を充填し、かつ封着し得るようにした
新規な液晶表示パネルの製造方法を提供することを目的
とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記した目的を達成するため、表示電極を形成
した一対の対向するパネル基板の周辺部をシール材で封
止し、かつその封止空間内に液晶を設けた液晶表示パネ
ルの製造方法において、少なくとも一方のパネル基板の
電極形成面の周辺部に、複数の切れ目を有するシール材
パターンを塗着する工程と、そのパネル基板の中央部に
所定量の液晶を滴下する工程と、該パネル基板上に他方
のパネル基板の電極形成面を対向して重合わせた後、そ
の積層状態のパネル基板を加圧して、前記液晶を両パネ
ル基板間のシール材パターン内に充満させると同時に該
シール材パターンの各切れ目をつなげる工程と、該シー
ル材パターンを硬化して封止する工程とを含み構成する
。

〔作　用〕

本発明の製造方法では、表示電極を形成した一対のパネ
ル基板の内の少なくとも一方のパネル基板上に、シール
材をスクリーン印刷法等により複数の切れ目を有するパ
ターン、例えば四隅に切れ目を有するパターン形状に塗
着しているため、その中央部に適量の液晶を滴下し、そ
のパネル基板上に他方のパネル基板を重合わせて圧接す
ることにより、該シール材パターンの各内側面部分に対
して拡がって行く液晶が気泡を該シール材パターンの四
隅の切れ目より外部へ押し出し、また余剰の液晶も同様
に前記切れ目より外部へ押し出されて充満されると共に
、前記四隅の切れ目もその両側のシール材部分が相互に
、該切れ目部分に付着した液晶を拭い去る状態で延伸し
て閉塞状につながるので、かかるシール材パターンを硬
化処理することによって、前記一対のパネル基板間に液
晶を気泡が残存することなく容易に封入することができ
る。

〔実施例〕

以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明す
る。

第１図（ａＪ及びｌｂ）は本発明に係る液晶表示パネル
の製造方法の一実施例を順に示す概略斜視図である。

先ず第１図（ａ）に示すように、例えば６４０　Ｘ　４
００ドツト表示用の透明電極とその表面にポリイミド樹
脂等からなる配向膜が形成され、かつその配向膜にラビ
ング処理が施された（図示省略）一対の透明ガラス基板
１１、　１２の内の一方の透明ガラス基板１１上に、６
μ蒙径の多数のスペーサを混入した紫外線硬化性樹脂か
らなるシール材１３をスクリーン印刷法により例えば２
５０ａｍ　Ｘ　１６ｈ＋ｍ、幅が０．５■で、−端に液
晶排出口１４と、四隅に０．８ｖ＋＋の幅の切れ目１５
を有するパターンを６．５μ鋼の厚さに塗着形成した後
、その透明ガラス基板１１の中央部に精秤した０、２４
ｇの液晶１６を滴下する。

次にかかる一方の透明ガラス基板ｌｌ上に、図示しない
６μ顛径の多数のスペーサを散布し固定した他方の透明
ガラス基板１２を平行に対向させて位置合わせを行い、
第１図（′ｂ）で示すように重合わせて該液晶１６がシ
ール材１３パターン内の隅々まで拡がって行き渡った状
態で圧着する。

かくすれば、拡がって行く液晶１６により気泡は前記シ
ール材１３パターンの四隅の切れ目１５より外部へ押し
出され、また余剰の液晶１６があれば、その余剰分も同
様に前記切れ目１５より外部へ押し出されて該液晶１６
が充満されると共に、前記四隅の切れ目１５もその両側
のシール材１３部分が相互に、該切れ目１５部分に付着
した液晶を拭い去る状態で延伸して閉塞状につながる。

この各切れ目１５がつながった後の液晶１６が充満する
シール材１３パターン内に更に余剰の液晶１６がある場
合には、その余剰分は液晶排出口１４より排出される。

その後、かかるシール材１３に紫外線を照射して硬化す
ることにより接着性よく封着される。引き続き該液晶排
出口１４を接着剤等の封着剤１７により封止すれば、気
泡を残存させることなく液晶１６を容易に封入すること
が可能となる。

なお、以上の実施例では一方の透明ガラス基板上に、そ
の一端に液晶排出口と四隅に切れ目を有するスペーサ入
りのシール材パターンを塗着形成した場合の例について
説明したが、本発明はそのような例によって限定される
ものではなく、例えば第２図（ａ）に示すように、例え
ば６４０　Ｘ　４００ドツト表示用の透明電極とその表
面にポリイミド樹脂等からなる配向膜が形成され、かつ
その配向膜にラビング処理が施された（図示省略）一対
の透明ガラス基板１１．１２の内の一方の透明ガラス基
板１１上に、例えば６μｍ径の多数のスペーサを混入し
た紫外線硬化性樹脂からなるシール材２１をスクリーン
印刷法により、例えば２５０ｍ＋ｍ　Ｘ　１６０＋＋＋
＋＋、幅が０．５−一で、四隅に０．８ｍ−の幅の切れ
目２２を有するパターンを６．５μ鋼の厚さに塗着形成
した後、その透明ガラス基板１１の中央部に精秤した０
、２４ｇの液晶１６を滴下する。

次にかかる一方の透明ガラス基板１１上に、図示しない
６μｍ径の多数のスペーサを散布し固定した他方の透明
ガラス基板１２を平行に対向させて位置合わせを行い、
第２図（ｂ）で示すように重合わゼて該液晶１６がシー
ル材２１パターン内の隅々まで拡がって行き渡った状態
で圧着し、気泡及び余剰の液晶１６を前記シール材２１
パターンの四隅の切れ目２２より外部へ押し出して液晶
１６を充満させると共に、前記四隅の切れ目２２が閉塞
状につながった状態にする。

その後、かかるシール材２工に紫外線を照射して硬化す
ることによっても前記第１図（ａ）、　（ｂ）による実
施例と同様に接着性よく封着され、気泡を残存させるこ
となく液晶１６を容易に封入することが可能となる。

また、前記第１図（ａ）、　（ｂ）による実施例及び第
２図（ａ）、（ロ）による実施例において、対向配置し
た一対の透明ガラス基板１１．１２間の液晶充填間隔を
均一化するために、他方の透明ガラス基板１２上に多数
のスペーサを散布する場合の例を説明しているが、該他
方の透明ガラス基板１２上に多数のスペーサを散布する
代わりに、多数のスペーサを混入した液晶を用いるよう
にしてもよく、同様の効果が得られる。

更に、シール材パターンに設ける切れ目は、前記した四
隅に限定されるものではなく、要するに気泡が排出され
易い個所に設けるようにすればよい。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明に係る液晶表示
パネルの製造方法によれば、一方の透明ガラス基板上に
形成したシール材パネルの切れ目より気泡及び余剰の液
晶を排出することができるため、該基板上に滴下する液
晶の量を従来例のように充填容積と同容量に正確に精秤
する必要がなく、僅かに増量した傾向の液晶量の滴下に
より、一対の透明ガラス基板間の液晶充填領域内に気泡
を生じさせることなく再現性良く液晶が充填され、かつ
簡便に封着することが可能となる。

従って、製造歩留りが向上すると共に、表示品質の良い
液晶表示パネルが得られる等、実用上優れた効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図１ａ）及び（ｂｌは本発明に係る液晶表示パネル
の製造方法の一実施例を順に示す概略 斜視図、 第２図（ａ）及び（ｂ）は本発明に係る液晶表示パネル
の製造方法の他の実施例を順に示す概 略斜視図、 第３図ｔａｌ及び（′ｂ）は従来の液晶表示パネルの製
造方法を順に説明するための概略斜視図 である。 第１図（ａ）及び（ハ）及び第２図（ａ）及び（ｂ）に
おいて、１１は一方の透明ガラス基板、１２は他方の透
明ガラス基板、１３．２１はシール材、１４は液晶排出
口、１５．２２は切れ目、１６は液晶、１７は封着剤を
それぞれ示す。 ＋ｂ＋ ；４≧７＆Ｅｒ　竺１１Ｌ遣ガ壬ｒ　ｔ；１二２例を１
ブ１コ（＝！ｆＲ１＠多ぐ嘩！！看ＩＣ２〕第１図 ｃｂ＋ ｉｆ、要朝の製造木造の他禮並例を僧１；ネＴ繊臀串Ｈ
閏第２図 ＋ｂ＋ １２束／ｌｖ遣７井をＩＩＰＩ：杖明Ｔふ砥峙斜梗閏第
３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 表示電極を形成した一対の対向するパネル基板（１１、
   １２）の周辺部をシール材（１３）で封止し、かつその
   封止空間内に液晶（１６）を設けた液晶表示パネルの製
   造方法において、 少なくとも一方のパネル基板（１１）の電極形成面の周
   辺部に、複数の切れ目（１５）を有するシール材（１３
   ）パターンを塗着する工程と、そのパネル基板（１１）
   の中央部に所定量の液晶（１６）を滴下する工程と、該
   パネル基板（１１）上に他方のパネル基板（１２）の電
   極形成面を対向して重合わせた後、その積層状態のパネ
   ル基板を加圧して、前記液晶（１６）を両パネル基板（
   １１、１２）間のシール材（１３）パターン内に充満さ
   せると同時に該シール材（１３）パターンの各切れ目（
   １５）をつなげる工程と、該シール材（１３）パターン
   を硬化して封止する工程とを含むことを特徴とする液晶
   表示パネルの製造方法。