JP3180335B2 - 液晶パネルの製造方法 - Google Patents
液晶パネルの製造方法Info
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- JP3180335B2 JP3180335B2 JP22069090A JP22069090A JP3180335B2 JP 3180335 B2 JP3180335 B2 JP 3180335B2 JP 22069090 A JP22069090 A JP 22069090A JP 22069090 A JP22069090 A JP 22069090A JP 3180335 B2 JP3180335 B2 JP 3180335B2
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- glass substrate
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
液晶パネルの製造方法に関し、 気泡を無くし、均一なギャップが得られるようにする
と共に、工程を大幅に短縮することを目的とし、 ２枚のガラス基板間に液晶を密封してなる液晶パネル
の該液晶を充填する製造工程において，一方のガラス基
板に、液晶を密封するためのシールを形成し、 さらにシールを形成したガラス基板上に、液晶を滴下
した後、貼り合わせて液晶パネルを回転させ、その回転
により遠心力で前記液晶パネル内の液晶を該液晶パネル
内の入りにくい箇所に充填させるようにした。
と共に、工程を大幅に短縮することを目的とし、 ２枚のガラス基板間に液晶を密封してなる液晶パネル
の該液晶を充填する製造工程において，一方のガラス基
板に、液晶を密封するためのシールを形成し、 さらにシールを形成したガラス基板上に、液晶を滴下
した後、貼り合わせて液晶パネルを回転させ、その回転
により遠心力で前記液晶パネル内の液晶を該液晶パネル
内の入りにくい箇所に充填させるようにした。
【０００２】
本発明は、液晶パネルの製造方法に関する。
【０００３】
従来、液晶を滴下する方法による液晶パネルは、次に
示す各工程を経て製造していた。 ＜工程１＞ ２枚のガラス基板を準備する。 ＜工程２＞ ２枚のガラス基板のうちの一方のガラス基板上に液晶
を密封するためのシールを形成する。 ＜工程３＞ このガラス基板上に必要量の液晶を滴下する。 ＜工程４＞ このガラス基板と他方のガラス基板とを貼り合わせ
る。 ＜工程５＞ 貼り合わせた２枚のガラス基板の全面に均一な圧力を
加え、２枚のガラス基板のギャップが所定値で一定にな
った後、シールを硬化させる。
示す各工程を経て製造していた。 ＜工程１＞ ２枚のガラス基板を準備する。 ＜工程２＞ ２枚のガラス基板のうちの一方のガラス基板上に液晶
を密封するためのシールを形成する。 ＜工程３＞ このガラス基板上に必要量の液晶を滴下する。 ＜工程４＞ このガラス基板と他方のガラス基板とを貼り合わせ
る。 ＜工程５＞ 貼り合わせた２枚のガラス基板の全面に均一な圧力を
加え、２枚のガラス基板のギャップが所定値で一定にな
った後、シールを硬化させる。
【０００４】
従来の方法では、２枚のガラス基板を貼り合わせた後
に加圧しても、液晶が貼り合わせた２枚のガラス基板の
間を拡がって行きにくく、充填に時間がかかるとともに
液晶パネルの４隅に液晶が行き届かない個所が生じる、
という問題があった。
に加圧しても、液晶が貼り合わせた２枚のガラス基板の
間を拡がって行きにくく、充填に時間がかかるとともに
液晶パネルの４隅に液晶が行き届かない個所が生じる、
という問題があった。
【０００５】 また、液晶パネル内に気泡が残りやすい、という問題
もあった。
もあった。
【０００６】 本発明は、これらの問題点を解決して、気泡を無くす
と共に、均一なギャップが得られるようにした、液晶パ
ネルの製造方法を提供することを目的とする。
と共に、均一なギャップが得られるようにした、液晶パ
ネルの製造方法を提供することを目的とする。
【０００７】
上記の目的を達成するために、本発明に係る液晶パネ
ルの製造方法は、２枚のガラス基板間に液晶を密封して
なる液晶パネルの該液晶を充填する製造工程において， ２枚のガラス基板の液晶に面する側の一方に、液晶を
密封するためのシールを四隅に切り口を設けて形成し、 シールを形成したガラス基板の液晶に面する側に液晶
を滴下した後、貼り合わせ、 貼り合わせた液晶パネルのガラス基板全面に均一な圧
力を加えながら回転させ、 その回転により液晶パネルのガラス基板間のギャップ
が所定値に一定になり、かつシールの四隅に設けられた
上記切り口から液晶が飛び散った時点で回転を停止する
ように構成される。また、前記液晶および２枚のガラス
切板を，該液晶のN-I転移温度より高い温度に加熱しな
がら当該液晶の充填を行うようにも構成される。
ルの製造方法は、２枚のガラス基板間に液晶を密封して
なる液晶パネルの該液晶を充填する製造工程において， ２枚のガラス基板の液晶に面する側の一方に、液晶を
密封するためのシールを四隅に切り口を設けて形成し、 シールを形成したガラス基板の液晶に面する側に液晶
を滴下した後、貼り合わせ、 貼り合わせた液晶パネルのガラス基板全面に均一な圧
力を加えながら回転させ、 その回転により液晶パネルのガラス基板間のギャップ
が所定値に一定になり、かつシールの四隅に設けられた
上記切り口から液晶が飛び散った時点で回転を停止する
ように構成される。また、前記液晶および２枚のガラス
切板を，該液晶のN-I転移温度より高い温度に加熱しな
がら当該液晶の充填を行うようにも構成される。
【０００８】 前述した従来の技術では、ガラス基板の面に液晶を滴
下して他のガラス基板と貼り合わせてから加圧すること
のみによって２枚のガラス基板の間に液晶を行き渡らせ
ていたため、充填ムラが生じたり気泡が残るなどの問題
があったが、本発明では、滴下した液晶を２枚のガラス
基板の間に挟んで貼り合わせ、密封した状態で直ぐに２
枚のガラス基板を回転させ、回転による遠心力によって
液晶を２枚のガラス基板の間のギャップに速やかに拡が
らせるため、従来技術のような加圧のみで液晶を充填す
るものに対して、工程を大幅に短縮する事が可能にな
り、しかも製造される液晶パネルの品質も向上させるこ
とができる。また滴下する液晶の量を、液晶パネル内の
液晶層を満たすのに適当な量に容易に設定できる。
下して他のガラス基板と貼り合わせてから加圧すること
のみによって２枚のガラス基板の間に液晶を行き渡らせ
ていたため、充填ムラが生じたり気泡が残るなどの問題
があったが、本発明では、滴下した液晶を２枚のガラス
基板の間に挟んで貼り合わせ、密封した状態で直ぐに２
枚のガラス基板を回転させ、回転による遠心力によって
液晶を２枚のガラス基板の間のギャップに速やかに拡が
らせるため、従来技術のような加圧のみで液晶を充填す
るものに対して、工程を大幅に短縮する事が可能にな
り、しかも製造される液晶パネルの品質も向上させるこ
とができる。また滴下する液晶の量を、液晶パネル内の
液晶層を満たすのに適当な量に容易に設定できる。
【０００９】 さらに本発明では、２枚のガラス基板および液晶をN-
I転移温度以上の温度に保った状態で、液晶を２枚のガ
ラス基板の間に拡がらせている。液晶は、N-I転移温度
以上の温度では、粘度が下がり、液体状になるので、２
枚のガラス基板の間に万遍なく拡がらせることができ
る。したがって、液晶パネルの４隅にも液晶が充分に行
き届くと共に、液晶中に気泡を発生させることもない。
I転移温度以上の温度に保った状態で、液晶を２枚のガ
ラス基板の間に拡がらせている。液晶は、N-I転移温度
以上の温度では、粘度が下がり、液体状になるので、２
枚のガラス基板の間に万遍なく拡がらせることができ
る。したがって、液晶パネルの４隅にも液晶が充分に行
き届くと共に、液晶中に気泡を発生させることもない。
【００１０】
図１（ａ），（ｂ），（ｃ）は、本発明の一実施例の
各工程を示す図である。
各工程を示す図である。
【００１１】 以下、工程順に説明する。 ＜工程１、図１（ａ）＞ 640×400ドットの透明電極を形成した、200mm×300mm
角の２枚のガラス基板１、２を準備する。
角の２枚のガラス基板１、２を準備する。
【００１２】 ２枚のガラス基板１、２の液晶と接する面上にポリイ
ミドを塗布して焼成した後、ラビングを施して配向膜を
形成する。
ミドを塗布して焼成した後、ラビングを施して配向膜を
形成する。
【００１３】 一方のガラス基板１上に、６μｍ径のスペーサを混入
した紫外線硬化型接着剤を用いて、160mm×250mm角、幅
0.5mm,厚さ6.5μｍで、４隅に切り口4a,4b,4c、4dの入
ったシール３を形成する。
した紫外線硬化型接着剤を用いて、160mm×250mm角、幅
0.5mm,厚さ6.5μｍで、４隅に切り口4a,4b,4c、4dの入
ったシール３を形成する。
【００１４】 他方のガラス基板２上には、６μｍ径のスペーサを散
布する。
布する。
【００１５】 ガラス基板１を加熱機能を持った加圧治具５に固定さ
せ、ガラス基板２を加熱機能を持った加圧治具６に固定
させる。
せ、ガラス基板２を加熱機能を持った加圧治具６に固定
させる。
【００１６】 加圧治具５、６に内蔵された加熱機能によってガラス
基板１およびガラス基板２をそれぞれ100℃の温度に保
つ。 ＜工程２、図１（ｂ）＞ 100℃で加熱した液晶７を0.2g精秤して、ガラス基板
１上の中央に滴下する。 ＜工程３、図１（ｂ）、図１（ｃ）＞ ガラス基板１およびガラス基板２を貼り合わせ、加圧
治具５、６により、全面に均一な圧力を加えると共に、
全体を800rpmの回転数で回転させる。
基板１およびガラス基板２をそれぞれ100℃の温度に保
つ。 ＜工程２、図１（ｂ）＞ 100℃で加熱した液晶７を0.2g精秤して、ガラス基板
１上の中央に滴下する。 ＜工程３、図１（ｂ）、図１（ｃ）＞ ガラス基板１およびガラス基板２を貼り合わせ、加圧
治具５、６により、全面に均一な圧力を加えると共に、
全体を800rpmの回転数で回転させる。
【００１７】 ガラス基板１とガラス基板２との間のギャップが所定
値で一定になり、かつ液晶がシール３の４隅に設けた切
り口4a,4b,4c,4dから飛び散った時点で回転を停止す
る。
値で一定になり、かつ液晶がシール３の４隅に設けた切
り口4a,4b,4c,4dから飛び散った時点で回転を停止す
る。
【００１８】 シール３に紫外線を照射して硬化させ、切り口4a,4b,
4c,4dを封止する。
4c,4dを封止する。
【００１９】
【発明の効果】 本発明によれば、液晶パネルの製造方法において、２
枚のガラス基板を貼り合わせる前に液晶を滴下し、貼り
合わせてから回転による遠心力を利用して液晶を２枚の
ガラス基板の間のギャップに速やかに拡がらせるため、
気泡の発生が無く、均一なギャップが得られると共に、
従来のような加圧のみで液晶を充填する方法にくらべ、
工程を大幅に短縮することが可能になる。
枚のガラス基板を貼り合わせる前に液晶を滴下し、貼り
合わせてから回転による遠心力を利用して液晶を２枚の
ガラス基板の間のギャップに速やかに拡がらせるため、
気泡の発生が無く、均一なギャップが得られると共に、
従来のような加圧のみで液晶を充填する方法にくらべ、
工程を大幅に短縮することが可能になる。
【図１】本発明の一実施例の各工程を示す図である。
1:ガラス基板 2:ガラス基板 3:シール 4:切り口 5:加圧治具 6:加圧治具 7:液晶
Claims (2)
- 【請求項１】２枚のガラス基板間に液晶を密封してなる
液晶パネルの該液晶を充填する製造工程において，一方
のガラス基板に、液晶を密封するためのシールを形成
し、 さらにシールを形成したガラス基板上に、液晶を滴下し
た後、貼り合わせて液晶パネルを回転させ、その回転に
より遠心力で前記液晶パネル内の液晶を該液晶パネル内
の入りにくい箇所に充填させるようにしたことを特徴と
する液晶パネルの製造方法。 - 【請求項２】前記液晶および２枚のガラス基板を，該液
晶のN-I転移温度より高い温度に加熱しながら当該液晶
の充填を行うことを特徴とする請求項１記載の液晶パネ
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22069090A JP3180335B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 液晶パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22069090A JP3180335B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 液晶パネルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04102822A JPH04102822A (ja) | 1992-04-03 |
| JP3180335B2 true JP3180335B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=16754960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22069090A Expired - Fee Related JP3180335B2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 液晶パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3180335B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100420524B1 (ko) * | 2002-01-07 | 2004-03-02 | 엘지전자 주식회사 | 액정표시장치의 액정 주입방법 및 장치 |
| CN105319747A (zh) * | 2014-07-29 | 2016-02-10 | 南京瀚宇彩欣科技有限责任公司 | 液晶显示装置的制造方法 |
-
1990
- 1990-08-22 JP JP22069090A patent/JP3180335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04102822A (ja) | 1992-04-03 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |