JPH03252200A - 床スラブを兼用した電磁遮蔽工法 - Google Patents

床スラブを兼用した電磁遮蔽工法

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JPH03252200A
JPH03252200A JP5030290A JP5030290A JPH03252200A JP H03252200 A JPH03252200 A JP H03252200A JP 5030290 A JP5030290 A JP 5030290A JP 5030290 A JP5030290 A JP 5030290A JP H03252200 A JPH03252200 A JP H03252200A
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electromagnetic shielding
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fireproof
deck plate
floor slab
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Toshiyuki Ishikawa
石川 敏行
Kichiji Yabana
矢花 吉治
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Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、間仕切り壁や床その他の建築構造部材に電磁
遮蔽効果を持たせる電磁遮蔽工法に関し、特に、耐火壁
及び床スラブを兼用した電磁遮蔽工法に関する。
〔従来の技術〕
建物内で電話やコンピュータ間の情報伝送を行う場合、
有線通信方式では、ケーブルの敷設作業を伴い、そのた
めに、レイアウトの変更や拡張に対しても柔軟性に欠け
、その他種々の問題をかかえている。特に、オフィスビ
ルにおけるOA化の進展に伴って建物内での通信量が増
加すると、有線通信方式では、通信回線の確保等にも限
界が生じる。
そこで、近年は、このような有線通信方式に変えて建物
内で電波を使った無線通信方式を採用する気運が高まっ
ている。建物内で電波を使用する場合には、その外へ電
磁波ノイズを出さないこと、また、外から電磁波ノイズ
が入ってきてシステムを誤動作させないことや電波干渉
を受けないようにすることが必要である。
また、コンピュータを使って高度な情報を処理するよう
になると、その機密保持も問題となる。
特に、電波受信技術の向上に伴って、高感度の受信装置
では、建物内のコンピュータから漏れる情報を外部から
キャッチすることも可能になっている。そのため、機密
情報の漏洩という問題が生じる。
このように建物内での無線通信方式の採用、データ処理
装置から建物外への情報の漏洩等を防止するため、建物
或いは建物内の一品を電磁遮蔽ゾーンとする例えばイン
テリジェントビルが注目されている。
電磁遮蔽ゾーンを構成する場合、−船釣には、床や壁等
に例えば金属箔や金属網、導電性塗料その他の導電性材
料が電磁遮蔽材として使用される。
本出願人も既に電磁遮蔽ピルに関し、躯体や窓、人口の
電磁遮蔽構造等について種々の提案を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、電磁遮蔽ゾーンを構成する場合には、建
物のコア部の空間及び建物入口を経て建物内外間を電波
が回り込み、また、コア内の空調機械室や電気シャフト
等がノイズ源になると共に、コア部側から電波が廻り込
んで上下階での相互干渉が生じるという問題がある。さ
らに、僅かな隙間が存在するとそこから電波が漏洩して
廻り込み、電磁遮蔽性能が大幅に低下するという問題が
ある。
このような問題を解決するため、一般には、コアを囲む
内側の壁に電磁遮蔽性能を有する材料を用いて、電磁遮
蔽工事を施していた。電磁遮蔽性能を高給るには、完全
に周囲を電磁遮蔽材で覆うことが必要であり、普通の建
物に比べてかなりのコスト高になることは避けられない
また、建物の構造部材に電磁遮蔽材を使用しても、現実
には床と壁の付き合わせ部に電磁的な隙間が生じやすく
、目に見えないところで電磁遮蔽性能を低下させている
。特に、壁の下部と床のデツキプレートとの間のコンク
リートを通して電波が漏洩することになる。従来は、コ
ンクリート表面からデツキプレートに到るように金属メ
ツシュを埋め込み、このメツシュによって上記の漏洩を
防止していたが、床スラブに鉄筋を組んだ後に鉄筋を通
してメツシュを配置しなければならず、手間のかかる作
業であった。
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するものであ
って、防火壁及び床スラブに電磁遮蔽性能を兼用させる
ことにより、充分な電磁遮蔽性能を確保することができ
る電磁遮蔽工法を提供することを目的とするものである
〔課題を解決するための手段] そのた於に、本発明の耐火壁を兼用した電磁遮蔽工法は
、建物のコアを囲む壁又は居室間の間仕切り壁を、下地
壁材両面に金属メツシュを張り付け、その上にロックウ
ール等の耐火被覆を所要厚さ吹き付けて形成した防火壁
で構成することにより、前記壁に電磁遮蔽能力を持たせ
ることを特徴とするものである。
この場合、耐火被覆を吹き付ける前に、下地壁材両面に
張り付けた金属メツシュと天井の電磁遮蔽層の間及び下
地壁材両面に張り付けた金属メツシュと床の電磁遮蔽層
の間を別の金属メツシュで覆って接続するようにすると
、建物のコアを囲む壁又は居室間の間仕切り壁と天井及
び床の間の電磁的隙間が塞がれ、遮蔽空間を構成するこ
とができる。
また、本発明の床スラブを兼用した電磁遮蔽工法は、デ
ツキプレートの上にコンクリートを投入して床スラブを
製作するに際し、デツキプレートの上に鉄筋を組み、そ
の開口を通して、少数本の金属横線とこの横線に直交す
るように所定ピッチで一体に結合された多数本の金属縦
線とから構成され、縦線の下端の包絡線がデツキプレー
トの上面の断面形状に一致するようになっている櫛状金
具を差し詰み、次いでコンクリートを投入することを特
徴とするものである。
〔作用〕
本発明の耐火壁を兼用した電磁遮蔽工法では、建物のコ
アを囲む壁又は居室間の間仕切り壁を、下地壁材両面に
金属メツシュを張り付けその上にロックウール等の耐火
被覆を所要厚さ吹き付けて形成した防火壁で構成するの
で、建物のコアを囲む壁又は居室間の間仕切り壁に防火
性能に加えて優れた電磁遮蔽能力を持たせることができ
る。しかも、別に電磁遮蔽工事をする必要がないので、
極めて経済的である。
また、本発明の床スラブを兼用した電磁遮蔽工法では、
床のコンクリートを透過して漏洩する電波を遮蔽するた
約に、デツキプレート上にコンクリートを投入する前に
、デツキプレート上に組んだ鉄筋開口を通して上記のよ
うな構成の金属製櫛状金具を差し込むだけで、床スラブ
に電磁遮蔽能力を持たせることができると共に、施工上
、従来のこの種のものに比較して省力化できる。
〔実施例〕
従来、建物のコア側の壁、居室間の延焼を防ぐために、
コアを囲む壁及び居室間の間仕切り壁にも防火性能を持
たせる必要があった。そのた約に、これらの壁には防火
工法が採用されている。壁の防火工法の1つとして、壁
材の両面にロックウール(岩綿)等の耐火被覆を吹き付
ける工法が知られている。吹き付けたロックウール等の
耐火被覆が下地の壁材から落ちないようにするため、吹
き付けに先立って壁材表面にエキスバンドメタル等の金
属メツシュを張り付け、その上に防火材であるロックウ
ール等の耐火被覆を所要厚さ吹き付けている。このよう
な、耐火被覆吹き付は仕上げをした防火壁は、金属メツ
シュを2枚張り付けであるので、電磁遮蔽効果30cl
B程度と高いことが見い出された。したがって、本発明
においては、第1図に示すように、建物1のコアを囲む
壁2及び所要の遮蔽空間3を仕切る間仕切り壁4に、耐
火被覆吹き付は仕上げをした防火壁を採用して、防火壁
に電磁遮蔽能力を兼用させる。こうすることによって、
別に電磁遮蔽工事をせずに経済的に効果的な電磁遮蔽空
間を構成することができる。
ところで、このように構成した防火壁は、そのままでは
電磁的な隙間が生じる。その例を第2図に示す。図にお
いて、床スラブ10はデツキプレート6とその上に打ち
込んだコンクリート5からなり、鉄骨の粱7と下の床ス
ラブ10の間に上記のような電磁遮蔽性能を有する防火
仕切り壁8を単に設けると、仕切り壁8の端部近傍の図
示の符号11と12の部分に電磁的隙間が生じる。すな
わち、部分11においては粱7と防火仕切り壁8の間に
電磁的間隙が生じ、また、部分12においてはコンクリ
ート5を通して図示矢印のように電波が進入(漏洩)す
る。そこで、防火壁8の施工時にその端部処理を施す。
この点を第3図を参照にして説明する。下側の床スラブ
10を施工するとき、デツキプレート6に一端を電気的
に接続したメツシュ15をコンクリート5を通して表面
に出しておく。その上に壁の下地ボード13をのせて嵌
め込む。下地ボード13両面にメツシュ14を張り、各
メツシュ14をコンクリート5から出ているメツシュ1
5と接続する。他方、上側の床スラブ10のデツキプレ
ート6と上記各メツシュ14とは別のメツシュ16を当
てて接続する。その上にロックウール等の耐火被覆17
を所要厚さ吹き付ける。このように施工すると、第2図
の部分11と12の電磁的隙間が塞がれ、床と天井は金
属デツキプレート6.6により電磁的に遮蔽され、壁は
防火壁8によって遮蔽され、また、外壁、窓等は公知の
方法で遮蔽される。したがって、電磁的に密閉された遮
蔽空間が構成できる。なお、コンクリート5の表面にメ
ツシュ等の電磁遮蔽材を張る場合は、下地ボード13に
張ったメツシュ14の下端とをこのコンクリート5表面
のメツシュ等と接続して遮蔽する。
さて、第3図の説明において、床と耐火壁との間の電磁
的空隙12(第2図)は、デツキプレート6に一端を電
気的に接続し他端をコンクリート5の表面に出した金属
メツシュ15によって行っているが、施工上、鉄筋を組
んでコンクリートを打つ前に、組んだ鉄筋の開口を通し
てその開口の寸法に合う幅に切った多数枚のメツシュを
隙間なく並べなければならず、手間がかかる作業である
そこで、この代わりに第4図に示したような櫛状金具1
9を用いると、施工上有利になる。櫛状金具19は1本
ないし2.3本の金属製横線19゜とこの横線191に
直交するように所定ピッチ(電波を遮蔽できるピッチで
、20〜30mm程度)で一体に結合された多数本の金
属製縦線192とから構成され、縦線19.の下端の包
絡線がデツキプレート6の上の面の断面形状に一致する
ようになっており、縦線192の上端はデツキプレート
6上に図示のように設置してコンクリートを打った時に
その表面から外へ突出する長さになっている。施工に当
たっては、テ゛ツキプレート6の上に鉄筋18を組み、
その開口を通して上記櫛状金具19を単に差し込み、次
いでコンクリートを投入すればよく、多数枚のメツシュ
を隙間なく並べるよりずっと手間がかからず、作業が省
力化される。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によると、建物のコアを囲む壁又
は居室間の間仕切り壁を、下地壁材両面に金属メツシュ
を張り付けその上にロックウール等の耐火被覆を所要厚
さ吹き付けて形成した防火壁で構成するので、建物のコ
アを囲む壁又は居室間の間仕切り壁に防火性能に加えて
優れた電磁遮蔽能力を持たせることができる。しかも、
別に電磁遮蔽工事をする必要がないので、極めて経済的
である。
また、床のコンクリートを透過して漏洩する電波を遮蔽
するために、デツキプレート上にコンクリートを投入す
る前に、デツキプレート上に組んだ鉄筋開口を通して上
記のような構成の金属製櫛状金具を差し込むだけで、床
スラブに電磁遮蔽能力を持たせることができると共に、
施工上、従来のこの種の工法に比較して省力化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は建物のコアを囲む壁及び遮蔽空間を仕切る間仕
切り壁を説明するた約の図、第2図は防火壁の電磁的な
隙間を説明するための図、第3図は本発明の耐火壁を兼
用した電磁遮蔽工法の1実施例を説明するたtの図、第
4図は本発明の床スラブを兼用した電磁遮蔽工法の1実
施例を説明するための図である。 1・・・建物、2・・・コアを囲む壁、3・・・遮蔽空
間、4・・・間仕切り壁、5・・・コンクリート、6・
・・デツキプレート、7・・・梁、8・・・仕切り壁、
10・・・床スラブ、11.12・・・電磁的間隙部分
、13・・・下地ボード、14.15.16・・・金属
メツシュ、17・・・耐火被覆、18・・・鉄筋、19
・・・横状金具、191・・・横線、19、・・・縦線 出   願   人 清水建設株式会社復代理人

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)建物のコアを囲む壁又は居室間の間仕切り壁を、
    下地壁材両面に金属メッシュを張り付け、その上にロッ
    クウール等の耐火被覆を所要厚さ吹き付けて形成した防
    火壁で構成することにより、前記壁に電磁遮蔽能力を持
    たせることを特徴とする耐火壁を兼用した電磁遮蔽工法
  2. (2)耐火被覆を吹き付ける前に、下地壁材両面に張り
    付けた金属メッシュと天井の電磁遮蔽層の間及び下地壁
    材両面に張り付けた金属メッシュと床の電磁遮蔽層の間
    を別の金属メッシュで覆って接続することを特徴とする
    請求項1記載の耐火壁を兼用した電磁遮蔽工法。
  3. (3)デッキプレートの上にコンクリートを投入して床
    スラブを製作するに際し、デッキプレートの上に鉄筋を
    組み、その開口を通して、少数本の金属製横線とこの横
    線に直交するように所定ピッチで一体に結合された多数
    本の金属製縦線とから構成され、縦線の下端の包絡線が
    デッキプレートの上面の断面形状に一致するようになっ
    ている櫛状金具を差し込み、次いでコンクリートを投入
    することを特徴とする床スラブを兼用した電磁遮蔽工法
JP2050302A 1990-03-01 1990-03-01 床スラブを兼用した電磁遮蔽工法 Expired - Lifetime JP2639448B2 (ja)

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Cited By (1)

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