JP3477534B2 - 電磁シールド構造物及び電磁シールド構造物の構築方法 - Google Patents

電磁シールド構造物及び電磁シールド構造物の構築方法

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JP3477534B2 JP28174693A JP28174693A JP3477534B2 JP 3477534 B2 JP3477534 B2 JP 3477534B2 JP 28174693 A JP28174693 A JP 28174693A JP 28174693 A JP28174693 A JP 28174693A JP 3477534 B2 JP3477534 B2 JP 3477534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外来からの電磁波を遮
蔽する電磁シールド構造物又は電磁シールド構造物の構
築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の電磁シールド構造物aを示
す。電磁シールド構造物aは、その内部にスラブで画成
して複数のシールド室bを形成している。その各シール
ド室bは天井、床、壁の六面にシールド材cが内装さ
れ、シールド材cで室外と室内を遮蔽することにより室
外からの電磁波に対してシールドしている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の電磁
シールド構造物aにあっては、次のような問題点があ
る。
【0004】<イ> 構造物a外からの電磁波を遮蔽す
る為には、室内の天井、床及び壁の全てにシールド材c
を内装しなければならず、手間と費用がかかる。
【0005】<ロ> 各シールド室bを連続した状態で
シールド化することができない。即ち、上下のシールド
室b、bを連続した一つのシールド空間としてシールド
化することができない。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、構造物の電
磁シールド化を容易に行え、又は構造物内の無線通信を
可能にした電磁シールド構造物又は電磁シールド構造物
の構築方法を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】 即ち本発明は、内部
に形成した室内の天井部、床部、スラブ及び壁にシール
ド層を設けた電磁シールド構造物であって、型枠にシー
ルド材を使用して、天井部、床部、スラブ又は壁の構築
を行い、該電磁シールド構造物の内部に複数の室を画成
し、室と室を隔離するスラブ又は壁に、シールド層が設
置されていない非シールド部を設け、前記非シールド部
の開設の際、室と室を隔離するスラブ又は壁の縁部両面
にのみシールド材を配設し、該各シールド材をそれと隣
接し直交する連結シールド材によって接続し、構造物と
一体として、構造物の内外を電磁的に遮蔽するシールド
層を設けることを特徴とする電磁シールド構造物であ
る。
【0008】また本発明は、内部に形成した室内の天井
部、床部、スラブ及び壁にシールド層を設けた電磁シー
ルド構造物であって、天井部、床部、スラブ又は壁の型
枠内にシールド材を配置して、天井部、床部、スラブ又
は壁の構築を行い、該電磁シールド構造物の内部に複数
の室を画成し、室と室を隔離するスラブ又は壁に、シー
ルド層が設置されていない非シールド部を設け、前記非
シールド部の開設の際、室と室を隔離するスラブ又は壁
の縁部両面にのみシールド材を配設し、該各シールド材
をそれと隣接し直交する複数の連結シールド材によって
接続し、構造物と一体として、構造物の内外を電磁的に
遮蔽するシールド層を設けることを特徴とする電磁シー
ルド構造物である。
【0009】 また本発明は、前記に記載の電磁シール
ド構造物において、前記スラブ又は壁の縁部両面に配設
したシールド材間に、間隔を隔てて複数の前記連結シー
ルド材を複数配列したことを特徴とする電磁シールド構
造物である。さらに、間隔をおいて複数配置した前記連
結シールド材の間に配筋されたスラブ筋の連結を電気的
絶縁材を介しておこなうことを特徴とする電磁シールド
構造物である。また、前記連結シールド材と直交して貫
通するスラブ筋を配置したことを特徴とする電磁シール
ド構造物である。そして、壁に直交する向きの梁の付根
部分に梁の切断方向に閉塞シールド材を配設し、前記閉
塞シールド材に設けた開口部に梁主筋を貫通させること
を特徴とする電磁シールド構造物である。
【0010】更に本発明は、内部に形成した室内の天井
部、床部、スラブ及び壁にシールド層を設けた電磁シー
ルド構造物の構築方法であって、内面にシールド材を付
設した型枠を配置して、天井部、床部、スラブ又は壁の
構築を行い、構造物と一体として、構造物の内外を電磁
的に遮蔽するシールド層を設けることを特徴とする電磁
シールド構造物の構築方法である。また本発明は、内部
に形成した室内の天井部、床部、スラブ及び壁にシール
ド層を設けた電磁シールド構造物の構築方法であって、
型枠にシールド材を使用して、天井部、床部、スラブ又
は壁の構築を行い、該電磁シールド構造物の内部に複数
の室を画成し、室と室を隔離するスラブ又は壁に、シー
ルド層が設置されていない非シールド部を設け、前記非
シールド部の開設の際、室と室を隔離するスラブ又は壁
の縁部両面にのみシールド材を配設し、該各シールド材
をそれと隣接し直交する複数の連結シールド材によって
接続することを特徴とする電磁シールド構造物の構築方
法である。
【0011】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。 <イ>全体の構成 図1に電磁シールド構造物10を示す。電磁シールド構
造物10は、内部を壁11又はスラブ12により画成し
て複数の室20が形成されている。電磁シールド構造物
10の外周部に位置する壁11、床13、天井(図示せ
ず)の内部には、シールド層30が設置されている。
尚、電磁シールド構造物10は、図7の様に、内部に一
つの室20を形成するものであっても良い。以下各部に
ついて詳述する。
【0012】<ロ>シールド層 図1の床13、天井(図示せず)、外周部に位置する壁
11は、構築する際、型枠としてシールド材を用いるこ
とによりシールド層30を形成する。即ち、所定の鉄筋
を配筋し、シールド材を型枠として組み立てて、その内
部にコンクリートを打設する。コンクリート硬化後、シ
ールド材はコンクリートに固着して、コンクリート躯体
と一体化する。また、図1の壁11、11間のシールド
層連結部31や床13、13間のシールド層連結部32
などについては、そこに位置するスラブ12や壁11の
一部に型枠としてシールド材を用いて、シールド材をコ
ンクリート躯体と一体化する。連結部施工の詳細につい
ては後述の通りである。コンクリート躯体内のシールド
材は隣接する壁11、床13又は天井のシールド材と溶
接、ビス止めなど電磁的に接続しておく。その結果、電
磁シールド構造物10の外周部にシールド層30が形成
され、各室20内部は、電磁シールド構造物10外部と
シールド層30により電磁的に遮断されたことになる。
前記シールド材には、金網、鉄板、エキスパドメタル、
導電性プラスチック、キーストンプレート、金属箔など
の良導体が採用できる。
【0013】<ハ>シールド層連結部 図2に示す様に外周部の壁11、11のシールド層連結
部31にはスラブ12が位置し、そのスラブ12には格
子状にスラブ筋121が配筋されるので、図1に示す様
に壁11、11の連結方向と直交する向きのスラブ筋1
21等が邪魔になり、壁11、11の各シールド層30
を直接接続するのは困難である。これは、外周部の床1
3、13におけるシールド層連結部32においても同様
である。図2に壁11、11におけるシールド層連結部
31の拡大図を示す。壁11の内面には、壁シールド材
41が壁11と一体となって固着されている。 またス
ラブ12の上下両面には、スラブシールド材42、42
がスラブ12と一体となって固着されている。壁シール
ド材41とスラブシールド材42が接触する部分につい
ては、それぞれを溶接又はビス止め等により電磁的に接
続しておく。スラブシールド材42は、壁シールド材4
1の設置位置から水平方向へ長さL1で形成されてい
る。長さL1は、連結部31に要求されるシールド性能
に応じて設定する。
【0014】スラブシールド材42、42の間には、壁
シールド材41及びスラブシールド材42と共に直交す
る向きに、連結シールド材43が間隔bを隔てて複数配
設されている。連結シールド材43の長さL2は、スラ
ブシールド材42同様、連結部31に要求されるシール
ド性能に応じて設定する。連結シールド材43の高さt
は、スラブ厚に応じて設定する。連結シールド材43と
スラブシールド材42とは、溶接又はビス止め等により
電磁的に接続しておく。そして、連結部31のスラブ1
2内では、スラブシールド材42と連結シールド材43
により複数の導波管が横並びした状態となる。
【0015】図3にシールド層連結部31の水平断面図
を示す。スラブ12の連結シールド材43、43間に配
筋されたスラブ筋121は、連結シールド材43、43
間で電気的絶縁材122を介して連結しておく。図4の
様に、シールド層連結部31の長さL1を長くする必要
があるときは、連結シールド材43と直交する向きのス
ラブ筋123を各連結シールド材43に貫通させる場合
もある。
【0016】<ニ>梁のあるシールド層連結部 図5及び図6に壁11に直交する向きに梁がある場合に
おけるシールド層連結部33、34の斜視図を示す。図
5のシールド層連結部33は、梁14の外周に梁シール
ド材44を一体化し、梁シールド材44及びスラブシー
ルド材42により包囲された梁14内に複数の分割シー
ルド材45を配設し、複数の小口導波管が縦並びした状
態となって形成される。梁シールド材44は、梁14の
型枠として使用されたものであり、梁14のコンクリー
ト躯体と一体化されている。分割シールド材45は、配
筋時に梁主筋141と共に型枠(梁シールド材44)内
に配設され、コンクリートの打設及び硬化により梁14
内に埋設されたものである。図5に示す梁シールド材4
4及び分割シールド材45の長さL2は前記スラブシー
ルド材42と同様に連結部33に要求されるシールド性
能に応じて設定する。
【0017】図6のシールド層連結部34は、図4の連
結部33とはシールド材の配設状態を変えたものであ
り、梁14の付根部分に梁14の切断方向に閉塞シール
ド材46を配設して形成される。閉塞シールド材46
は、隣接するスラブシールド材42及び連結シールド材
43等と溶接、ビス止めなどにより電磁的に接続してお
く。閉塞シールド材46には、複数の梁主筋141を貫
通させる為の開口部461を設ける。この開口部461
は、梁主筋141が貫通するのに必要な最小限の大きさ
に形成する。その結果、シールド層連結部34において
は、極僅かな開口部461を除き、電磁シールド構造物
10内外が遮蔽される。
【0018】
【作用】次に電磁シールド構造物10のシールド性能に
ついて説明する。
【0019】<イ>外来電磁波に対するシールド性能 図1に示す様に、シールド層連結部31、32以外の壁
11、床13などのコンクリート躯体には、シールド材
が配設されその内外を電磁的に遮蔽するシールド層30
が切れ目なく設けられている。従って、これらのコンク
リート躯体部分は、電磁的に完全にシールドされてい
る。
【0020】次に、シールド層連結部31及び32のシ
ールド性能について説明する。連結部31を例に挙げて
説明すると、図2に示す様に、連結部31の内外はスラ
ブシールド材42及び連結シールド材43からなる複数
の導波管を通じて連通している。そこで、外来電磁波が
この導波管を通り、電磁シールド構造物10内に侵入す
る際の減衰量を算出する。導波管の開口縦寸法をt、開
口横寸法をb、長さをL2とし、t及びbのうち大きい
方の値をMとすると、その減衰量S0 は次式(1)で与
えられる。
【0021】 S0 =27.2×(L2)/(M)[dB] (1)
【0022】また、同一性能の導波管がN個並ぶ場合の
減衰量Sn は次式(2)で与えられる。
【0023】 Sn =S0 −20logN =27.2×(L2)/(M)−20logN[dB] (2)
【0024】この式(2)に実際の数値を代入する。導
波管の開口縦寸法tを12cm、開口横寸法bを15c
m、長さL2を45cmとし、構造物の横幅Bが30m
とすると、
【0025】N=B÷b =30÷0.15=200
【0026】であるから、減衰量Sn は、
【0027】Sn =27.2×(0.45)/(0.1
5)−20log200 =35.6 [dB]
【0028】この様に、連結部31を導波管横並び状に
することにより、所定量のシールド効果が得られる。ま
た、連結部32は、連結部31と同じ構造に形成すれ
ば、連結部31同様のシールド効果が期待できる。
【0029】次に、図5に示す梁のあるシールド層連結
部33のシールド性能についてであるが、この連結部3
3の梁14は、図2における連結部31のスラブ12と
同様に、小口の導波管が並べられた状態であるので、上
記した連結部31と同様なシールド効果が期待できる。
【0030】更に、図6に示す梁のあるシールド層連結
部34のシールド性能についてであるが、この連結部3
4は、閉塞シールド材46により梁14の付根で電磁的
に遮蔽されているので、上記連結部31より更に大きい
シールド効果が得られる。
【0031】<ロ>電磁シールド構造物内における非シ
ールド性 図1に示す様に、電磁シールド構造物10内の室20、
20間は、シールド層30により電磁的にシールドされ
ていない。この為、室20、20でコードレス電話等の
無線通信が可能である。尚、一つの室20を、その他の
室20の電磁波の影響を受けないようなシールド室にし
たい場合は、従来のように必要部分にシールド材を内装
すれば良い。
【0032】
【実施例2】実施例1において、電磁シールド構造物1
0を通常の型枠を用いて組み上げ、その型枠内に鉄筋と
共にシールド材を配置してシールド層30を設けても良
い。その際、配置したシールド材が電磁シールド構造物
の内外を遮蔽する図1のようなシールド層30を形成す
る様にする必要がある。例えば、型枠の内面にシールド
材を付設しておき、型枠を組み上げ、コンクリート打設
し硬化後に型枠のみを脱型し、シールド材をコンクリー
ト躯体と一体化させ、必要に応じて溶接等を行い、シー
ルド層30を形成する。
【0033】
【実施例3】実施例1では、鉄筋コンクリート構造につ
いて説明したが、本発明は鉄骨鉄筋コンクリート構造物
又は鉄骨構造物にも適用できる。鉄骨鉄筋コンクリート
構造物については、壁、スラブ、床又は天井を実施例1
の電磁シールド構造物と同様に施工すれば良い。鉄骨構
造物については、床部分に相当する箇所を先行してシー
ルド材を固着して施工し、壁等のシールド材の設置は後
施工で行うことも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> シールド材を型枠として用い又は型枠内に配置
して、壁、床、スラブ、梁、天井などのコンクリート躯
体の構築と共にシールド材を配設するので、構造物構築
後、室内へシールドを内装する必要がない。この為、内
装作業が省け施工期間が短縮できると共に、経済的に施
工できる。
【0035】<ロ> 構造物の各室を連続した状態でシ
ールド化することができる。この為、各室は、構造物外
部からの外来電磁波の影響を受ける事がないと共に、各
室、室間でコードレス電話などの無線通信機器を使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電磁シールド構造物の正面図
【図2】 シールド層連結部の斜視図
【図3】 シールド層連結部の平面断面図
【図4】 シールド層連結部の説明図
【図5】 梁のあるシールド層連結部の斜視図
【図6】 梁のあるシールド層連結部の斜視図
【図7】 電磁シールド構造物の説明図
【図8】 従来技術の説明図
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−128799(JP,A) 特開 昭63−172498(JP,A) 特開 平3−267441(JP,A) 特開 昭63−141398(JP,A) 特開 昭63−160398(JP,A) 特開 平3−252200(JP,A) 特開 平4−199788(JP,A) 実開 平2−101600(JP,U) 実開 平5−14424(JP,U) 実開 昭63−82996(JP,U) 実開 昭63−128796(JP,U) 実開 昭51−94108(JP,U) 実開 平6−26298(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00 E04B 1/92

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に形成した室内の天井部、床部、スラ
    ブ及び壁にシールド層を設けた電磁シールド構造物であ
    って、 型枠にシールド材を使用して、天井部、床部、スラブ又
    は壁の構築を行い、 該電磁シールド構造物の内部に複数の室を画成し、 室と室を隔離するスラブ又は壁に、シールド層が設置さ
    れていない非シールド部を設け、 前記非シールド部の開設の際、室と室を隔離するスラブ
    又は壁の縁部両面にのみシールド材を配設し、該各シー
    ルド材をそれと隣接し直交する連結シールド材によって
    接続し、 構造物と一体として、構造物の内外を電磁的に遮蔽する
    シールド層を設けることを特徴とする、 電磁シールド構造物。
  2. 【請求項2】内部に形成した室内の天井部、床部、スラ
    ブ及び壁にシールド層を設けた電磁シールド構造物であ
    って、 天井部、床部、スラブ又は壁の型枠内にシールド材を配
    置して、天井部、床部、スラブ又は壁の構築を行い、 該電磁シールド構造物の内部に複数の室を画成し、 室と室を隔離するスラブ又は壁に、シールド層が設置さ
    れていない非シールド部を設け、 前記非シールド部の開設の際、室と室を隔離するスラブ
    又は壁の縁部両面にのみシールド材を配設し、該各シー
    ルド材をそれと隣接し直交する複数の連結シールド材に
    よって接続し、 構造物と一体として、構造物の内外を電磁的に遮蔽する
    シールド層を設けることを特徴とする、 電磁シールド構造物。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2のいずれかに記載の
    電磁シールド構造物において、 前記スラブ又は壁の縁部両面に配設したシールド材間
    に、間隔を隔てて複数の前記連結シールド材を配列した
    ことを特徴とする、 電磁シールド構造物。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の電磁シ
    ールド構造物において、 間隔をおいて複数配置した前記連結シールド材の間に配
    筋されたスラブ筋の連結を電気的絶縁材を介しておこな
    うことを特徴とする、 電磁シールド構造物。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁シ
    ールド構造物において、 前記連結シールド材と直交して貫通するスラブ筋を配置
    したことを特徴とする、 電磁シールド構造物。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の電磁シ
    ールド構造物において、 壁に直交する向きの梁の付根部分に梁の切断方向に閉塞
    シールド材を配設し、 前記閉塞シールド材に設けた開口部に梁主筋を貫通させ
    ることを特徴とする、 電磁シールド構造物。
  7. 【請求項7】内部に形成した室内の天井部、床部、スラ
    ブ及び壁にシールド層を設けた電磁シールド構造物の構
    築方法であって、 型枠にシールド材を使用して、天井部、床部、スラブ又
    は壁の構築を行い、 該電磁シールド構造物の内部に複数の室を画成し、 室と室を隔離するスラブ又は壁に、シールド層が設置さ
    れていない非シールド部を設け、 前記非シールド部の開設の際、室と室を隔離するスラブ
    又は壁の縁部両面にのみシールド材を配設し、該各シー
    ルド材をそれと隣接し直交する複数の連結シールド材に
    よって接続することを特徴とする、 電磁シールド構造物の構築方法。
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