JPH03249162A - 合金化溶融亜鉛めっき鋼板 - Google Patents
合金化溶融亜鉛めっき鋼板Info
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- JPH03249162A JPH03249162A JP4634590A JP4634590A JPH03249162A JP H03249162 A JPH03249162 A JP H03249162A JP 4634590 A JP4634590 A JP 4634590A JP 4634590 A JP4634590 A JP 4634590A JP H03249162 A JPH03249162 A JP H03249162A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、自動車車体や家電製品などに利用される合
金化溶融亜鉛めっき鋼板に関連し、プレス成型に要求さ
れる摺動特性に加えて優れた表面処理性と耐パウダリン
グ性を併せ持つ合金化溶融亜鉛めっき鋼板に間する。
金化溶融亜鉛めっき鋼板に関連し、プレス成型に要求さ
れる摺動特性に加えて優れた表面処理性と耐パウダリン
グ性を併せ持つ合金化溶融亜鉛めっき鋼板に間する。
[従来技術]
合金化溶融亜鉛めっき鋼板は亜鉛めっき鋼板の持つ優れ
た耐食性と共に、塗装性、塗料密着性及び溶接性等を兼
ね備えることから、自動車や家電製品等に広く利用され
ている0合金化溶融亜鉛めっき鋼板の一般的な製造方法
としては、冷間圧延された鋼板を連続溶融亜鉛めっきラ
イン(以下、CGLと称す)で再結晶温度以上に加熱し
て焼鈍し、次いで460℃程度に加熱された亜鉛洛中に
浸漬することにより亜鉛めっきを行い、亜鉛の付着量を
制御した後550℃乃至650″Cまで再加熱して合金
化熱処理を施す方法が知られている。
た耐食性と共に、塗装性、塗料密着性及び溶接性等を兼
ね備えることから、自動車や家電製品等に広く利用され
ている0合金化溶融亜鉛めっき鋼板の一般的な製造方法
としては、冷間圧延された鋼板を連続溶融亜鉛めっきラ
イン(以下、CGLと称す)で再結晶温度以上に加熱し
て焼鈍し、次いで460℃程度に加熱された亜鉛洛中に
浸漬することにより亜鉛めっきを行い、亜鉛の付着量を
制御した後550℃乃至650″Cまで再加熱して合金
化熱処理を施す方法が知られている。
このような合金化溶融亜鉛めっき鋼板の殆どは、成形加
工を受けて目的の用途に供されるが、プレス成形に際し
ては、他の薄板と同様、摺動特性が要求される。この摺
動特性が劣るとプレス成形時に割れが発生したり、皺が
生じたりする。これらの事故を防ぐため、現実には摺動
特性が低下は著しく生産性に影響する特性であるが、こ
の分野の研究は緒についたばかりで未だ実用になる改良
技術は生まれていない。
工を受けて目的の用途に供されるが、プレス成形に際し
ては、他の薄板と同様、摺動特性が要求される。この摺
動特性が劣るとプレス成形時に割れが発生したり、皺が
生じたりする。これらの事故を防ぐため、現実には摺動
特性が低下は著しく生産性に影響する特性であるが、こ
の分野の研究は緒についたばかりで未だ実用になる改良
技術は生まれていない。
パウダリングは成形時に起こるもう一つの好ましからざ
る現象で合金化熱処理めっき鋼板に特有のものである。
る現象で合金化熱処理めっき鋼板に特有のものである。
即ち、前記の合金化熱処理を受けると、鋼板と亜鉛層と
の間には合金化反応が進行し、ζ相(FeZn13)、
δ1相(FeZnt)、「1相(Fe3Znto)或い
はF相(Fe3Znto)と呼ばれるFe−Zn系合金
層が順次形成される。
の間には合金化反応が進行し、ζ相(FeZn13)、
δ1相(FeZnt)、「1相(Fe3Znto)或い
はF相(Fe3Znto)と呼ばれるFe−Zn系合金
層が順次形成される。
これらのFe−Zn系合金相は下地鋼板よりも硬度が大
きく、特に500℃を超える合金化処理で形成されるF
相は硬くこの層が発達するとプレス成形等の加工を受け
る際に皮膜が粉状に剥離するいわゆるパウダリング現象
が起き易くなる。このようなパウダリング現象が起こる
と皮膜の健全性が害されるばかりでなく、剥離した粉が
プレス型等に堆積しプレス部品に疵をつける等、数々の
不都合を生ずる。この剥離量は当然のことながら、皮膜
が厚くなるほど多く、従って厚目付である程問題は大き
い。
きく、特に500℃を超える合金化処理で形成されるF
相は硬くこの層が発達するとプレス成形等の加工を受け
る際に皮膜が粉状に剥離するいわゆるパウダリング現象
が起き易くなる。このようなパウダリング現象が起こる
と皮膜の健全性が害されるばかりでなく、剥離した粉が
プレス型等に堆積しプレス部品に疵をつける等、数々の
不都合を生ずる。この剥離量は当然のことながら、皮膜
が厚くなるほど多く、従って厚目付である程問題は大き
い。
このような耐パウダリング性の改善対策として、従来、
目付量を少なくしてその耐食性を向上させようとの試み
もなされた6例えば、特開昭60−39153では、先
ず、めっきの平均結晶粒径を3μm以下とすることによ
って耐孔食性が向上するとの知見を示し、これに基づき
、従来多く使用されていた45g/m”の目付量のもの
に替えて、15乃至30g/m2の目付量のものを使用
することによって、パウダリングの問題を解決すること
を提案している。しかし、需要は益々合金化溶融亜鉛め
っき鋼板の高耐食性と成形加工の生産性向上を嘱望して
おり、60 g / +n2或いは70g / m”と
目付量が多くても尚且つ成形性の良いものが強く要求さ
れつつある。一方皮膜の合金状態を改善することによっ
て、耐パウダリング性を向上させようとの試みもあり、
例えば、特願昭58−73498では、被膜中のFe含
有率を15wt%乃至35Wし%まで高めて、皮膜の主
成分を「相とすることが提案されている。しかし、この
場合δ1相が存在しないので、燐酸塩処理やクロメート
処理等の表面処理性に劣り、従って、塗膜の密着性や塗
膜上耐食性が確保できない、このため、更に上層にFe
−Zn、Ni、Coその他の金属を付着させなければな
らない(例えば、特開昭62−290894)、又、こ
れとは反対に、特開昭64−17843では、被膜中の
Fe含有率を7wt%乃至13wt%と低くして、皮膜
表面部の主成分を軟らかく伸び性のあるζ相とすること
が提案されている。しかし、この軟質の層が存在するた
め表面の摩擦係数が大きく、プレス成型時の摺動特性が
劣りプレス割れが発生し易い欠点がある。
目付量を少なくしてその耐食性を向上させようとの試み
もなされた6例えば、特開昭60−39153では、先
ず、めっきの平均結晶粒径を3μm以下とすることによ
って耐孔食性が向上するとの知見を示し、これに基づき
、従来多く使用されていた45g/m”の目付量のもの
に替えて、15乃至30g/m2の目付量のものを使用
することによって、パウダリングの問題を解決すること
を提案している。しかし、需要は益々合金化溶融亜鉛め
っき鋼板の高耐食性と成形加工の生産性向上を嘱望して
おり、60 g / +n2或いは70g / m”と
目付量が多くても尚且つ成形性の良いものが強く要求さ
れつつある。一方皮膜の合金状態を改善することによっ
て、耐パウダリング性を向上させようとの試みもあり、
例えば、特願昭58−73498では、被膜中のFe含
有率を15wt%乃至35Wし%まで高めて、皮膜の主
成分を「相とすることが提案されている。しかし、この
場合δ1相が存在しないので、燐酸塩処理やクロメート
処理等の表面処理性に劣り、従って、塗膜の密着性や塗
膜上耐食性が確保できない、このため、更に上層にFe
−Zn、Ni、Coその他の金属を付着させなければな
らない(例えば、特開昭62−290894)、又、こ
れとは反対に、特開昭64−17843では、被膜中の
Fe含有率を7wt%乃至13wt%と低くして、皮膜
表面部の主成分を軟らかく伸び性のあるζ相とすること
が提案されている。しかし、この軟質の層が存在するた
め表面の摩擦係数が大きく、プレス成型時の摺動特性が
劣りプレス割れが発生し易い欠点がある。
[発明が解決しようとする課題]
以上述べてきたように、成形加工性が良く且つ高耐食厚
目付合金化溶融亜鉛めっき鋼板が要求される需要動向に
対して耐パウダリング性及び摺動性を兼ね備えた製品が
、未だ実現されていない。
目付合金化溶融亜鉛めっき鋼板が要求される需要動向に
対して耐パウダリング性及び摺動性を兼ね備えた製品が
、未だ実現されていない。
この問題を解決するためにこの発明は行われたもので、
厚目付であっても、皮膜の合金相及び結晶粒が制御され
ているため摺動特性とともに耐パウダリング性にも優れ
た合金化溶融亜鉛めっき鋼板の提供を目的とするもので
あ、る。
厚目付であっても、皮膜の合金相及び結晶粒が制御され
ているため摺動特性とともに耐パウダリング性にも優れ
た合金化溶融亜鉛めっき鋼板の提供を目的とするもので
あ、る。
[課題を解決するための手段]
この目的を達成すための手段は、Fe−Zn合金皮膜が
、δ1相単独若しくはδl相と厚さ1μm以下の「1相
からなり、且つこの皮膜の表層結晶の平均アスペクト比
が3以下である合金化溶融亜鉛めっき鋼板である。
、δ1相単独若しくはδl相と厚さ1μm以下の「1相
からなり、且つこの皮膜の表層結晶の平均アスペクト比
が3以下である合金化溶融亜鉛めっき鋼板である。
なお、ここで言う表層結晶の平均アスペクト比とは、皮
膜断面を走査型電子顕微鏡で観察し表層付近に見られる
粒状の結晶について測定した長辺と短辺の比の平均値で
ある。
膜断面を走査型電子顕微鏡で観察し表層付近に見られる
粒状の結晶について測定した長辺と短辺の比の平均値で
ある。
[作用]
Fe−Zn合金皮膜は、前述したように、一般にζ相、
δ1相、r1相若しくはζ相から構成されるが、δl相
単独若しくはδ1相と厚さ1μm以下のr1相から成り
立っていると、皮膜表面には軟質で摩擦係数の大きなζ
相が存在しないので、摺動特性を低下させることが無い
、更に、硬質のr相がなく、厚さ1μm以下のΓ1相で
あれば耐パウダリング性を低下させることはない、更に
この発明で重要なのは、皮膜表面を構成する結晶のアス
ペクト比であって、この平均アスペクト比が、3以下の
場合観察される結晶は塊状であり、3を超えると柱状結
晶が混在し、平均アスペクト比の増大にしたがって柱状
晶が増え、4.5以上では殆どが柱状である。結晶が柱
状であると、相対的に皮膜表層に占める空間の割合が大
きくなり、摺動に際して表面が変形し易くなるために摺
動特性が劣化する0反対に、この平均アスペクト比が3
以下であると、変形は制限されプレス成型時の摺動特性
が改善される。第1図に表面結晶の平均アスペクト比と
摩擦係数との関係を調べた結果を示す、第1図は第1表
に示す組成の4鋼種について、めつき浴温を460℃、
めっき量を70g/♂とじ、めっき浴侵入板温、めっき
浴AI含有率及びめっき後の合金化熱処理条件を種々変
えてえちれた皮膜中のFe含有率6〜15%の合金化溶
融亜鉛めっき鋼板について調査したものであり、図では
鋼N(1)を○印で、鋼11■を△印で、鋼種(31を
X印で、鋼種4)を・印で各々表しである。何れの鋼種
についても平均アスペクト比が3以下では摩擦係数は小
さいところで安定しているが、3を超えるとアスペクト
比の増加にしたがって摩擦係数は大きくなる。
δ1相、r1相若しくはζ相から構成されるが、δl相
単独若しくはδ1相と厚さ1μm以下のr1相から成り
立っていると、皮膜表面には軟質で摩擦係数の大きなζ
相が存在しないので、摺動特性を低下させることが無い
、更に、硬質のr相がなく、厚さ1μm以下のΓ1相で
あれば耐パウダリング性を低下させることはない、更に
この発明で重要なのは、皮膜表面を構成する結晶のアス
ペクト比であって、この平均アスペクト比が、3以下の
場合観察される結晶は塊状であり、3を超えると柱状結
晶が混在し、平均アスペクト比の増大にしたがって柱状
晶が増え、4.5以上では殆どが柱状である。結晶が柱
状であると、相対的に皮膜表層に占める空間の割合が大
きくなり、摺動に際して表面が変形し易くなるために摺
動特性が劣化する0反対に、この平均アスペクト比が3
以下であると、変形は制限されプレス成型時の摺動特性
が改善される。第1図に表面結晶の平均アスペクト比と
摩擦係数との関係を調べた結果を示す、第1図は第1表
に示す組成の4鋼種について、めつき浴温を460℃、
めっき量を70g/♂とじ、めっき浴侵入板温、めっき
浴AI含有率及びめっき後の合金化熱処理条件を種々変
えてえちれた皮膜中のFe含有率6〜15%の合金化溶
融亜鉛めっき鋼板について調査したものであり、図では
鋼N(1)を○印で、鋼11■を△印で、鋼種(31を
X印で、鋼種4)を・印で各々表しである。何れの鋼種
についても平均アスペクト比が3以下では摩擦係数は小
さいところで安定しているが、3を超えるとアスペクト
比の増加にしたがって摩擦係数は大きくなる。
このように本発明においては皮膜の合金相及び結晶粒を
制御することによって摺動特性とともに耐パウダリング
性を改善しているので、原板の鋼種やめっき方法或いは
目付量に関係なくその効果は得られる。特に、厚目付合
金化溶融亜鉛めっき鋼板の耐パウダリング性に注目した
とき、FeZn合金皮膜が片面当たり30g/!I+2
以上の付着量であっても、摺動特性は勿論、十分に優れ
た耐パウダリング性をも併せ持つものである。
制御することによって摺動特性とともに耐パウダリング
性を改善しているので、原板の鋼種やめっき方法或いは
目付量に関係なくその効果は得られる。特に、厚目付合
金化溶融亜鉛めっき鋼板の耐パウダリング性に注目した
とき、FeZn合金皮膜が片面当たり30g/!I+2
以上の付着量であっても、摺動特性は勿論、十分に優れ
た耐パウダリング性をも併せ持つものである。
なお、本発明の鋼板の製造方法の一例として以下の製造
方法を挙げることができる0通常の製造方法で製造した
酸洗(熱延)鋼板あるいは冷延鋼板をCGLに通板し溶
融亜鉛めっきを施す、この際、めっき浴温を480℃以
上にするか、あるいはめっき浴温は通常の範囲である4
50〜470℃とし、鋼板の浴への侵入温度T(”C)
を浴中A1量によって決まる下式の条件を満足するよう
に設定する。
方法を挙げることができる0通常の製造方法で製造した
酸洗(熱延)鋼板あるいは冷延鋼板をCGLに通板し溶
融亜鉛めっきを施す、この際、めっき浴温を480℃以
上にするか、あるいはめっき浴温は通常の範囲である4
50〜470℃とし、鋼板の浴への侵入温度T(”C)
を浴中A1量によって決まる下式の条件を満足するよう
に設定する。
T (’C) ≧ 565X[A1.(% ) コ
+ 410T(℃)≧480 このようにしてめっき浴中でのFe−Zn反応を促進す
るとともに塊状のδ1相を比較的均一に形成させること
ができる。引き続き付着量制御を行なった後、500℃
以下の比較的低温で合金化処理を行なう、こ、のような
低温での合金化処理でδ1相は成長し合金化が完了する
。この際表面の結晶は塊状であり、平均アスペクト比は
3以下となる。一方、低温での合金化処理により「1相
が皮膜−鋼板界面に生成するが、厚さを1μm以下とす
ることにより優れた耐パウダリング性が実現される。
+ 410T(℃)≧480 このようにしてめっき浴中でのFe−Zn反応を促進す
るとともに塊状のδ1相を比較的均一に形成させること
ができる。引き続き付着量制御を行なった後、500℃
以下の比較的低温で合金化処理を行なう、こ、のような
低温での合金化処理でδ1相は成長し合金化が完了する
。この際表面の結晶は塊状であり、平均アスペクト比は
3以下となる。一方、低温での合金化処理により「1相
が皮膜−鋼板界面に生成するが、厚さを1μm以下とす
ることにより優れた耐パウダリング性が実現される。
又、表層の結晶が柱状であると見掛けの表面積よりも実
際の表面積が非常に大きくなるが、塊状で表面に存在す
ればこれらの差は縮少し、化成処理やめつき処理等の表
面処理を施す場合非常に有利である。
際の表面積が非常に大きくなるが、塊状で表面に存在す
ればこれらの差は縮少し、化成処理やめつき処理等の表
面処理を施す場合非常に有利である。
〔実施例コ
第2表の組成を有する鋼を熱間圧延後酸洗し冷間圧延に
よって板厚0−65+uとし、これをCGLに通板して
種々の合金化溶融亜鉛めっき鋼板を得た。尚、めっき条
件は以下の通りである。
よって板厚0−65+uとし、これをCGLに通板して
種々の合金化溶融亜鉛めっき鋼板を得た。尚、めっき条
件は以下の通りである。
めっき浴侵入鋼板温度:460〜520℃、めっき浴温
度:465℃ 合金化処理温度=485〜550℃ めっき浴組成:Al=O。
度:465℃ 合金化処理温度=485〜550℃ めっき浴組成:Al=O。
13%、
pb=o。
1 %
得られた合金化溶融亜鉛めっき鋼板についてr1相の厚
さ、ζ相の有無等を調べるとともに耐パウダリング性及
び摺動特性を測定した。
さ、ζ相の有無等を調べるとともに耐パウダリング性及
び摺動特性を測定した。
r1相の存在をX線回折により確認後、断面を電子頴微
鏡で拡大しその厚さを測定した。
鏡で拡大しその厚さを測定した。
ζ相の有無については、X!!回折により、ζ(−4,
2,1)即ちd=2.12オングストロームの高さ(I
[ζ])と、δ1 (2,49)即ちd=1.99オン
グストロームの高さ(I[δ+])を測定し、この比か
ら判断した。
2,1)即ちd=2.12オングストロームの高さ(I
[ζ])と、δ1 (2,49)即ちd=1.99オン
グストロームの高さ(I[δ+])を測定し、この比か
ら判断した。
即ち、工[ζコ/I[δ1]が0.4以下のとき実質的
にζ相が無いとみなすことができる。
にζ相が無いとみなすことができる。
耐パウダリング性は、ビード引抜き試験を行い雄型ビー
ドでしごかれた面のめっき皮膜の剥離量を測定し、その
皮膜付着量に対する百分率によって評価した。ビード引
抜き試験器を第2図に示す0図で、1は試験片、2は雌
型ビード、3は雄型ビードである。試験片1を雌型ビー
ド2と雄型ビード3との間に挟み一定の圧力で押付けた
状態で破片を引抜いた。雌型ビード2の肩はIR5雄型
ビード3の先端は0.5Rに作られており、試験片はこ
こでしごかれる。その後粘着テープによって雄型ビード
でしごかれた面の皮膜を強制剥離しその前後の重量変化
を測定した。押付は圧は500kgf、雌型ビード幅及
び雄型ビード幅は各々40關、試験片幅は3〇−諺であ
った。
ドでしごかれた面のめっき皮膜の剥離量を測定し、その
皮膜付着量に対する百分率によって評価した。ビード引
抜き試験器を第2図に示す0図で、1は試験片、2は雌
型ビード、3は雄型ビードである。試験片1を雌型ビー
ド2と雄型ビード3との間に挟み一定の圧力で押付けた
状態で破片を引抜いた。雌型ビード2の肩はIR5雄型
ビード3の先端は0.5Rに作られており、試験片はこ
こでしごかれる。その後粘着テープによって雄型ビード
でしごかれた面の皮膜を強制剥離しその前後の重量変化
を測定した。押付は圧は500kgf、雌型ビード幅及
び雄型ビード幅は各々40關、試験片幅は3〇−諺であ
った。
摺動特性は、以下の試験条件により摩擦係数を測定する
ことによって評価した。試験片表面に潤滑油(パーカー
興産■製ノックスラスト530F〉を均一に塗布した後
工具鯛5KD11製の圧子(接触面積3XIC)wJ)
を試片表面に押付は荷重400kgfで押付け、F片を
1m/分の速度で引き抜くことにより測定した。摩擦力
は3回測定し、その平均値から求めた。調べた結果を第
3表に示す。
ことによって評価した。試験片表面に潤滑油(パーカー
興産■製ノックスラスト530F〉を均一に塗布した後
工具鯛5KD11製の圧子(接触面積3XIC)wJ)
を試片表面に押付は荷重400kgfで押付け、F片を
1m/分の速度で引き抜くことにより測定した。摩擦力
は3回測定し、その平均値から求めた。調べた結果を第
3表に示す。
第
表
この発明の条件範囲にある実施例では、摩擦係数は0.
13以下と安定して小さく、極めて優れた摺動特性を示
している。又、ビード引抜きH11!率も小さく、皮膜
付着量45 g / rn”程度では数%、70 g
/ m”を超えても11乃至12%程度にしか達せず良
好な耐パウダリング性を備えている。
13以下と安定して小さく、極めて優れた摺動特性を示
している。又、ビード引抜きH11!率も小さく、皮膜
付着量45 g / rn”程度では数%、70 g
/ m”を超えても11乃至12%程度にしか達せず良
好な耐パウダリング性を備えている。
これに対して、発明の条件範囲を外れた比較例では、平
均アスペクト比の大きい試験Nα9乃至11では摩擦係
数が大きく摺動特性に劣り、F相の厚さが1μmを超え
た試験NlL12乃至14ではビード引抜き剥離率が大
きく耐パウダリング性に劣る。
均アスペクト比の大きい試験Nα9乃至11では摩擦係
数が大きく摺動特性に劣り、F相の厚さが1μmを超え
た試験NlL12乃至14ではビード引抜き剥離率が大
きく耐パウダリング性に劣る。
更に、ζ相の存在する従来例では摩擦係数は最も大きく
摺動特性は一段と劣る。
摺動特性は一段と劣る。
[発明の効果コ
この発明によれば、Fe−亜鉛合金皮膜の「相の厚さを
規制し且つ表面の結晶粒が塊状である合金化溶融亜鉛め
っき鋼板となっているので、優れた摺動特性を有しそれ
と共に皮膜付着量が多くても良好な耐パウダリング性を
も併有している。このように、高耐食性化と加工生産性
とを追及する産業界の需要に応えるこの発明の効果は極
めて大きい。
規制し且つ表面の結晶粒が塊状である合金化溶融亜鉛め
っき鋼板となっているので、優れた摺動特性を有しそれ
と共に皮膜付着量が多くても良好な耐パウダリング性を
も併有している。このように、高耐食性化と加工生産性
とを追及する産業界の需要に応えるこの発明の効果は極
めて大きい。
第1図はこの発明の詳細な説明するための表面結晶の平
均アスペクト比と摩擦係数との関係を示す図、第2図は
ビード引抜き試験器の横断面図である。 1・・・試験片、2・・・雌型ビード、3・・雄型ビー
ド。
均アスペクト比と摩擦係数との関係を示す図、第2図は
ビード引抜き試験器の横断面図である。 1・・・試験片、2・・・雌型ビード、3・・雄型ビー
ド。
Claims (1)
- 冷延鋼板の表面に、δ_1相単独若しくはδ_1相と厚
さ1μm以下のΓ_1相からなり、且つ表層結晶の平均
アスペクト比が3以下であるFe−Zn合金皮膜を有す
ることを特徴とする合金化溶融亜鉛めっき鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046345A JP2709173B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 耐パウダリング性及び摺動特性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2046345A JP2709173B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 耐パウダリング性及び摺動特性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03249162A true JPH03249162A (ja) | 1991-11-07 |
JP2709173B2 JP2709173B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=12744553
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2046345A Expired - Fee Related JP2709173B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 耐パウダリング性及び摺動特性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2709173B2 (ja) |
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- 1990-02-27 JP JP2046345A patent/JP2709173B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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