JPH03239765A - エポキシ系粉体塗料組成物 - Google Patents

エポキシ系粉体塗料組成物

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JPH03239765A JP3670290A JP3670290A JPH03239765A JP H03239765 A JPH03239765 A JP H03239765A JP 3670290 A JP3670290 A JP 3670290A JP 3670290 A JP3670290 A JP 3670290A JP H03239765 A JPH03239765 A JP H03239765A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野] 本発明は、比較的低温で硬化し、かつ貯蔵安定性に優れ
、耐衝撃性及び耐蝕性等にも優れた塗膜を形成するエポ
キシ系粉体塗料に関するものであり、自動車製造業、電
気部品製造業及び建築業等の分野において有用なもので
ある。
〔従来の技術〕
エポキシ系粉体塗料は、無公害、省資源、省力化といっ
た点における長所から金属塗装全般に使用されており、
平滑性及び耐蝕性が重要な洗濯機、冷蔵庫或いはクーラ
ーなどの家電製品や、耐蝕性及び耐候性が重要な橋梁、
門扉或いはフェンス等の道路資材に広く使用されている
しかしながら、150 ℃以上の温度で焼き付ける必要
のある上記粉体塗料は、耐熱性の低い、スプリング等の
熱処理鋼材或いはプラスチック等の樹脂等を塗装するこ
とが困難であり、その利用分野に限界があるのが現状で
ある。したがって、粉体塗料の低温硬化を可能にすれば
、耐熱性の低い被塗物に対する塗装も可能になり、粉体
塗料の市場は大きくのびると同時に、省エネルギー化に
もなるため、粉体塗料の低温硬化に対する要求は高まっ
ている。
粉体塗料の低温硬化性を改善する技術として粉体塗料に
おいて、グアニジン系化合物又は多価カルボン酸ポリヒ
ドラジド系化合物等の潜在性硬化剤とイミダゾール等の
アミン系促進剤を併用する方法があるが、少量のアミン
系促進剤を併用した場合には150″C以下の焼き付は
条件では、エリクセン値、耐衝撃性、密着性及び耐蝕性
等の塗膜性能を十分得ることができず、一方、アくン系
促進剤を増量すると、150°C以下の焼き付は条件で
も十分な塗膜性能を得ることができるが、粉体塗料の貯
蔵安定性が極めて悪くなり、150°C以下の焼き付は
条件下で十分な塗膜性能を得ることと粉体塗料の貯蔵安
定性を兼ね備えた塗料は得られていない。
また、ヒドラジド化合物の促進剤として二塩基酸と尿素
化合物を配合することにより硬化時間が短縮された一液
性エポキシ樹脂組底物も提案されているが(特開平1−
247418)、t30°C未満の焼付は条件では粉体
塗料として十分な塗膜性能は得られていない。
粉体塗料の貯蔵安定性を改良する方法として、接着剤用
途等では、上記アミン系促進剤をゼオライトに吸着させ
たり、又はカプセル化する方法が提案されているが、促
進剤をゼオライトに吸着させる方法により粉体塗料を調
製した場合、ゼオライトの細孔内へ促進剤が奥深く入り
込んでしまう傾向があるため、促進剤の効果を失うこと
なく貯蔵安定性を改良することが困難であるうえ、粉体
塗料の溶融状態における流動性が低下するため、平滑性
のある塗膜が得られ難いという問題があり、促進剤をカ
プセル化する方法により粉体塗料を調製した場合、混練
中にカプセルが破壊され、貯蔵安定性の効果がなくなっ
てしまったり、また逆にカプセルが破壊されず低温硬化
性が損なわれるという問題がある。
また、粉体塗料の貯蔵安定性を改良する方法として、上
記アミン系促進剤をトライブレンドする方法も提案され
ているが、粉体状の上記アミン系促進剤とエポキシ系樹
脂を均一に分散させることは極めて困難であり、また、
このことに伴い、粉体塗料の回収分を再利用しようとし
ても、促進剤の残留比が一定にならないため、極めて困
難である。
〔本発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記問題を克服し、比較的低温(130°C
未満)で硬化可能で、得られた塗膜の塗膜性能が優れ、
かつ貯蔵安定性に優れたエポキシ系粉体塗料組成物を提
供することを課題とする。
(ロ)発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結
果、エポキシ系粉体塗料中にヒドラジド化合物、尿素誘
導体及びアミン系硬化促進剤と有機酸との特定の予備温
合物を含有させることが極めて有効であることを見出し
、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、 (a)1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有
し、かつ融点が50−140”cのエポキシ樹脂、 (b)式 %式%) (式中、Rはm価のポリカルボン酸からm個のカルボキ
シル基を除いた後に残るm価の有機基であり、mは2〜
4の整数である。) で示されるヒドラジド系化合物、 (C)式 %式%)] (式中、Arは置換基を有していてもよいn価の芳香族
もしくは脂環族炭化水素基であり、nは1以上の整数で
、R1及びR2はアルキル基である。) で示される尿素誘導体、及び (d)イミダゾール及びその誘導体、ジアミノジフェニ
ルメタン及び1,8−ジアゾビシクロ(5,4,0)ウ
ンデカン−7からなる群より選ばれるアミン系硬化促進
剤と蟻酸、酢酸、シュウ酸及びアジピン酸からなる群よ
り選ばれる有機酸との予備温合物 からなるエポキシ系粉体塗料組成物に関する。
本発明における(a)エポキシ樹脂は、1分子中に少な
くとも2個以上のエポキシ基を有し、かつ融点が50〜
140°Cのエポキシ樹脂である。
融点が50°C未満では、夏期の室内温度のような比較
的高温で保管された場合、ブロッキングを起したり、粉
体塗料として必要な流動性が悪くなり、逆に融点が14
0 ℃より高くなると、130°C未満で焼付けた場合
、粉体塗料の溶融状態における流れ性が極めて悪くなり
、得られる塗膜の平滑性に悪影響を与えるという問題が
ある。
本発明におけるエポキシ樹脂の具体例として、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールF等の多価フェノールやグリ
セリン等の多価アルコールとエピクロルヒドリンとの反
応で得られるポリグリシジルエーテル、ポリカルボン酸
から得られるポリグリシジルエステル、エポキシ化ノボ
ラック、脂環式エポキシ樹脂、シリコン変性エポキシ樹
脂及びウレタン変性エポキシ樹脂等がある。
(b)成分は、式 %式%) (式中、Rはm価のポリカルボン酸からm個のカルボキ
シル基を除いた後に残るm価の有機基であり、mは2〜
4の整数である。)で示されるヒドラジド系化合物であ
り、その具体例として、アジピン酸ジヒドラジド、セバ
シン酸ジビドラジド、コハク酸ジヒドラジド、ドデカン
ニ酸ジヒドラジド、エイコサンニ酸ジヒドラジド、イソ
フタル酸ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、ス
ペリン酸ジヒドラジド、トリメリット酸ジヒドラジド及
びピロメリット酸テトラヒドラジド等がある。
これらのヒドラジド系化合物は、単独又は2種類以上の
混合物として粉体塗料中に配合される。
(C)成分は、式 %式%)] (式中、Arは置換基を有していてもよいn価の芳香族
もしくは脂環族炭化水素基であり、nは1以上の整数で
、R1及びR2はアルキル基である。
)で示される尿素誘導体であり、その具体例として3−
フェニル−1,1−ジメチルウレア、35p−クロルフ
ェニル1,1−ジメチルウレア、3−(3,4−ジクロ
ルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−(o−メ
チルフェニル)−11−ジメチルウレア、3−(p−メ
チルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−メトキ
シフェニル−1,1−ジメチルウレア及び3−ニトロフ
ヱニル−1,1−ジメチルウレア等がある。これらの尿
素誘導体は、単独又は2種類以上の混合物として粉体塗
料中に配合される。
(d))’ff1分は、イミダゾール及びその誘導体、
ジアミノジフェニルメタン及び1.8−ジアゾビシクロ
(5,4,0)ウンデカン−7からなる群より選ばれる
アミン系硬化促進剤と蟻酸、酢酸、シュウ酸及びアジピ
ン酸からなる群より選ばれる有機酸との予備温合物であ
り、貯蔵安定性を損うことなく、粉体塗料の低温硬化性
を向上させるために極めて有効な成分である。
上記アミン系硬化促進剤を単独で使用した場合、150
℃以下の焼き付は条件で充分な塗膜性能を得るためには
、その配合量をある程度以上にする必要があるが、配合
量が多いと、貯蔵安定性が極めて悪くなるという問題が
ある。
しかし、特定の上記アミン系硬化促進剤と特定の上記有
機酸とを予備混合すると、アミン系硬化促進剤の配合量
が多い場合においても、上記の問題がなく、50°C以
下の低温下で貯蔵しているときは、アミン系硬化促進剤
の硬化促進効果が有機酸のマスキング効果によって抑制
されるが、粉体塗料の焼き付は温度においては有機酸が
解離し、アξン系硬化促進剤の硬化促進効果が発揮され
る。
アミン系硬化促進剤と有機酸との好ましい混合割合は、
アごン系硬化促進剤のアミン1当量あたり、有機酸の0
.1〜10当量、より好ましくは有機酸の0.2〜5当
量、更に好ましくは1〜1.2当量である。
有機酸がアミン系硬化促進剤の1当量あたり0.1当量
未満であると、貯蔵安定性が低下する恐れがあり、有機
酸がアミン系硬化促進剤の1当景あたりlO当量より多
いと、アミン系硬化促進剤の硬化促進効果が充分に発揮
されない恐れがある。
上記各成分の配合割合は厳密に制限されるものではなく
、粉体塗料組成物の利用分野に応じて広範に変えること
ができるが、−Sには下記の割合で各成分を配合するこ
とが望ましい。
成分(a):100重量部 成分(b):1〜20重量部、より好ましくは1〜15
重量部 成分(C)Stc分(b)の1重量部当り0.1〜3重
量部、より好ましくは0.1〜 2重量部 成分(d):O,t〜10重量部、より好ましくは0.
1〜5重量部 成分(b)が、成分(a)の100重量部(以下、単に
部と表す)当り1部未満であると、塗膜のエリクセン値
及び耐衝撃性等の塗膜物性が低下する恐れがあるが、成
分(b)を20部より多く配合することは、塗膜物性を
それ程向上させないので、経済的に有利ではない。
成分(c)が、成分(b)のI部当り0.1部未満であ
ると、塗膜のエリクセン値及び耐衝撃性等の塗膜物性が
低下する恐れがあり、成分(C)が3部より多いと、塗
膜が黄変する傾向があるので好ましくない。
成分(d)が、成分(a)の100部当りo、 i部未
満であると、130°C未満の温度で加熱することによ
り塗膜物性に優れた塗膜を得ることが困難になる恐れが
あり、10部より多いと、粉体塗料の貯蔵安定性が低下
する恐れがある。
上記成分の他、必要に応じて、粉体塗料の成分として一
般的に使用される、顔料、紫外線吸収剤、可塑剤、金属
粉及びカップリング剤等の添加剤を配合しても良い。
上記顔料としては、例えば酸化チタン、ベンガラ、酸化
鉄、カーボンブラック、フタロシアンブルー、フタロシ
アニングリーン、キナクリドン系顔料、アゾ系顔料或い
はイソインドリノン系顔料等の着色顔料;シリカ、タル
ク、沈降性硫酸バリウム或いは炭酸カルシウム等の体質
顔料がある。
本発明の組成物は、上記4戒分(a)、(b)、(C)
、(d)及びその他の所望成分を、粉体塗料の混合方法
として従来から採用されている一般的な方法に従って、
混合及び混練し、均一に分散させることにより調製する
ことができ、例えば上記各成分をヘンシェルミキサーで
混合後、これを押出機で溶融混練した後、微粉砕するこ
とにより、粉体塗料を得ることができる。
〔実施例及び比較例〕
以下に実施例及び比較例により、さらに具体的に説明す
る。なお下記実施例及び比較例において評価した各種特
性値は、以下のようにして得た結果である。
(粉体塗料の初期特性) 1、ゲル化時間:150″Cに加熱したホットプレート
上に、粉体塗料0.1 g採取し、針で撹拌しながら、
流動性を失いゲル化するまでの時間を測定した。
(120°Cl2O分の焼付は条件で硬化させた粉体塗
料塗膜の特性) 2、表面性二表面温度120 ℃に加熱した鉄板に、粉
体塗料を吹付けて塗装し、その表面の状態を肉眼で観察
し、表面が平滑のものをO1平滑さに欠けるものを×と
して評価した。
3、耐衝撃性:JIS  K5400に準する。
4、光沢:JIS  K5400 6.7(60度鏡面
反射率)に準する。
5、耐蝕性:JIS  K5400 7.8に準する。
6、エリクセン値:エリクセン試験器を用い、塗膜にピ
ンホールが生じたときのポンチの押し出し距離(mm)
を測定した。なお、このとき用いた金属板は厚さ0.8
 mmのボンデ鋼板である。
7、硬化性評価:耐衝撃性が500gX40cm以上で
あり、エリクセン値が6mm以上である場合を合格とし
た。
8、密着性:縦横に各々10本、互いに直交するl m
m間隔の切傷を付けることにより、100ケのごばん目
を形成した箇所に、セロハンテープにチハン株式会社製
)を貼着させた後、剥離させ、塗膜上に残ったごばん目
の数を測定した。
(粉体塗料の貯蔵安定性) 9、貯蔵安定性(表面性):粉体塗料を40°Cに温度
制御された乾燥器に14日間保管した後、上記No、 
2表面性と同様にして得られた塗膜の平滑性により、粉
体塗料の貯蔵安定性を評価した。
10、貯蔵安定性(ゲル化):粉体塗料を40°Cに温
度制御された乾燥器に14日間保管した後、上記No、
 lゲル化時間と同様にしてゲル化時間を測定し、粉体
塗料の貯蔵安定性を評価した。
実施例1 エボトートYDO14(融点が95°Cである東部化成
■製ビスフェノールA型エポキシ樹脂)100部当たり
、アジピン酸ジヒドラジド(以下ADHと表す)5部、
3−(34−ジクロルフェニル)−1,1−ジメチルウ
レア(以下DCMUと表す)5部、等当量比の2−メチ
ルイミダゾール(以下2MZと表す)と蟻酸からなる予
備温合物0.3部、アクロナール4F (BASF社製
)1部及び酸化チタン50部をヘンシェルミキサー(三
井三池製作所製)で配合後、押出機(BUSS社製PR
−46)にて溶融混練し、微粉砕をおこない粉体塗料と
した。
上記のようにして得た粉体塗料のゲル化時間、粉体塗料
を120℃l2O分硬化した時の塗膜性能及び粉体塗料
を40°Cで14日間貯蔵後の貯蔵安定性の評価をおこ
なった。その結果、表1に示したように塗膜性能及び貯
蔵安定性ともに良好であった。
実施例2 実施例1の2MZと蟻酸との予備温合物にかえ、等当量
比の2MZとアジピン酸からなる予備温合物0.4部を
配合し、実施例1と同様の試験をした。その結果を表1
に示した。
実施例3 実施例1の2MZと蟻酸との予備温合物にかえ、等当量
比の2ウンデシルイξダゾール(以下 C112と表す
)と蟻酸からなる予備温合物0.6部を配合し、実施例
1と同様の試験をした。その結果を表1に示した。
実施例4 実施例1の2MZと蟻酸との予備温合物にかえ、等当量
比のC1dとアジピン酸からなる予備温合物0.7部を
配合し、実施例1と同様の試験をした。その結果を表1
に示した。
実施例5 実施例1のエポトー1−YDO14にかえ、エポトート
YDF2004 (融点が8o″Cである東部化成■製
ビスフェノールF型エポキシ樹脂)を使用し、実施例1
と同様の試験をした。その結果を表1に示した。
実施例6 実施例1の2MZと蟻酸との予備温合物にかえ、等当量
比の1,8−ジアゾビシクロ(5,4゜0)ウンデカン
−7(以下DBUと表す)と蟻酸からなる予備温合物2
部を配合し、実施例1と同様の試験をした。その結果を
表1に示した。
実施例7 実施例1で使用した粉体塗料を110°C,20分硬化
した時の塗膜性能を、実施例1と同様に評価した結果、
耐衝撃性が500X40となった以外は、表面性、光沢
、エリクセン値、硬化性評価、密着性及び耐蝕性の各特
性は全て実施例1と同じであった。
比較例1 実施例1の2MZと蟻酸との予備温合物にかえ、2MZ
を0.2部配合し、実施例1と同様の試験をした。その
結果、表1に示したように120 ℃20分での硬化性
は十分であったが、貯蔵安定性は低下した。
比較例2 実施例3のC,、Zと蟻酸との予備温合物にかえ、C1
Zを0.5部配合し、実施例3と同様の試験をした。そ
の結果、表1に示したように120°C20分での硬化
性は十分であったが、貯蔵安定性は低下した。
比較例3 実施例1のDCMUを省いて、実施例1と同様の試験を
した。その結果、表1に示したように、粉体塗料の貯蔵
安定性は十分であったが、硬化性は不充分であった。
比較例4 実施例3のDCMUを省き、実施例3と同様の試験をし
た。その結果、表1に示したように、粉体塗料の貯蔵安
定性は十分であったが、硬化性は不充分であった。
(以下余白) (ハ)発明の効果 本発明の組成物は、130°C未満の比較的低温で硬化
可能であり、得られる塗膜の各種物性、即ちエリクセン
値、耐衝撃性、密着性及び耐蝕性等に優れ、かつ貯蔵安
定性に優れたエポキシ系粉体塗料組成物であり、自動車
工業、電気部品製造業及び建設業等の分野において極め
て有用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基
    を有し、かつ融点が50〜140℃のエポキシ樹脂、 (b)式 R(CONHNH_2)_m (式中、Rはm価のポリカルボン酸からm個のカルボキ
    シル基を除いた後に残るm価の有機基であり、mは2〜
    4の整数である。) で示されるヒドラジド系化合物、 (c)式 Ar[NHCON(R^1)(R^2)]_n(式中、
    Arは置換基を有していてもよいn価の芳香族もしくは
    脂環族炭化水素基であり、nは1以上の整数で、R^1
    及びR^2はアルキル基である。) で示される尿素誘導体及び (d)イミダゾール及びその誘導体、ジアミノジフェニ
    ルメタン及び1,8−ジアゾビシクロ(5,4,0)ウ
    ンデカン−7からなる群より選ばれるアミン系硬化促進
    剤と蟻酸、酢酸、シュウ酸及びアジピン酸からなる群よ
    り選ばれる有機酸との予備温合物 からなるエポキシ系粉体塗料組成物。
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