JPH03215571A - 粉体塗料用樹脂組成物 - Google Patents

粉体塗料用樹脂組成物

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JPH03215571A
JPH03215571A JP997890A JP997890A JPH03215571A JP H03215571 A JPH03215571 A JP H03215571A JP 997890 A JP997890 A JP 997890A JP 997890 A JP997890 A JP 997890A JP H03215571 A JPH03215571 A JP H03215571A
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Hirobumi Takeda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規にして有用なる粉体塗料用樹脂組成物に関
する。さらに詳細には、スルホニル基を含有する特定の
ポリエステル樹脂を用いる、とりわけ、低温硬化性にす
ぐれ、しかも、外観にすぐれる塗膜を与えるエポキシー
ポリエステル系粉体塗料用樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
近年、この種の粉体塗料は省資源にして無公害型の塗料
として、建材、家電、農業機械あるいは自動車関連など
の諸産業の分野で、着実に、需要の伸びを示しているも
のである。
こうした粉体塗料用の素材としては、アクリル樹脂、エ
ポキシ樹脂またはポリエステル樹脂などが多量に用いら
れている。
そのうちでも、主として、末端がカルボキシル基である
飽和ポリエステル樹脂と、ビスフェノール八のジグリシ
ジルエーテル型エポキシ樹脂(エビ・ビス型エポキシ樹
脂ともいう。)とから成るポリエステル樹脂組成物は、
その硬化反応にさいして、揮発性成分の存在が、殆んど
、無いという特殊性を有するものである処から、膜厚2
0〜200ミクロン程度の広い範囲に亘って、「わき(
沸き)」のない、平滑にして美麗なる塗膜を形成するこ
とができるものであるし、加えて、物理的で、かつ、化
学的にすぐれた塗膜を形成することができるものである
ために、粉体塗料用の素材として最も好ましいものの一
つであると言えよう。
ところが、その反面において、致命的な唯一の欠陥とで
も言うべき点として、こうした末端力ルポキシル基含有
飽和ポリエステル樹脂とエビ・ビス型エポキシ樹脂とを
主体とするポリエステル樹脂組成物なるものは、硬化反
応を通して、粉体塗料として好ましい性能を確保するに
は、どうしても、180℃以上という高温での焼付が必
要であるということが挙げられるが、そのために、一I
Iには、第3級アミン類やイミダゾール類などの、いわ
ゆる硬化促進剤を用いての低温硬化法が採られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、かかる低温硬化のためにとは言え、上掲の如
き硬化促進剤を多量に用いると、塗膜の外観の低下なら
びに耐食性および耐水性などの著しい低下を招来するこ
とも、よく知られており、したがって、低温硬化性にも
すくれ、加えて、外観、諸物性ならびに耐食性などにも
すぐれた、極めて有用なる粉体塗料の出現が、切に望ま
れているというのが現状である。
そこで、本発明者らは、 こうした現状の認識と、 従来技術における種々の未解決課題の抜本的な解決との
上にたって、この種のエポキシーポリエステル系粉体塗
料の、真の意味での実用化を図るべ《、鋭意研究に着手
した。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、一にか
かって、すぐれた低温硬化性と、すぐれた外観、耐食性
ならびに耐水性などを有する、極めて有用なる粉体塗料
用樹脂組成物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述した如き解決すべき課題の解決に照
準を合わせて鋭意検討を重ねた結果、スルホニル基を有
する特定のポリエステル樹脂を、エポキシ樹脂と組み合
わせることにより、低温硬化性にも、外観、耐食性なら
びに耐水性などにも、すぐれたエポキシーポリエステル
系粉体塗料用樹脂組成物を見い出すに及んで、本発明を
完成させるに到った。
すなわち、本発明はスルホニル基およびカルボキシル基
なる特定の基を併せ有するポリエステル樹脂と、エポキ
シ樹脂とを必須の成分として含んで成る粉体塗料用樹脂
組成物を提供しようとするものであり、さらに、硬化促
進剤をも含んで成る粉体塗料用樹脂組成物を提供しよう
とするものである。
ここにおいて、まず、上記したスルホニル基およびカル
ボキシル基を併せ有するポリエステル樹脂とは、とくに
、0.05ミリ当量/グラム以上のスルホニル基を有す
るものを指称するが、当該ポリエステル樹脂(A)の調
整法としては、次の示されるような方法が、特に代表的
なものとして挙げられる。
すなわち、たとえば、ビスフェノールSと呼ばれる4,
4′−ジヒドロキシジフェニルスルホンの如きスルホニ
ル基含有ビスフェノール類と、エチレンオキサイドまた
はプロピレンオキサイドの如きアルキレンオキサイド類
との付加反応生成物に、さらに、多価カルボン酸類およ
び/または多価アルコール類を反応せしめるという方法
が、最も代表的なものであるが、本発明は決して、これ
のみに限定されるものではない。
而して、当該ポリエステル樹脂(A)を調製するには、
予め調製された、スルホニル基含有ビスフェノール類と
アルキレンオキサイド類との付加反応生成物の存在下に
おいて、常法により、カルボキシル基含有ポリエステル
樹脂を調製するという要領で行なえばよく、かかるカル
ボキシル基含有ポリエステル樹脂を調製するための原料
としては、得られる当該ポリエステル樹脂(A)の好ま
しい特性値、すなわち、酸価が20〜150ミリグラム
KOH/グラムなる範囲内で、かつ、環球法による軟化
点が50〜150℃なる範囲内に入るような樹脂を与え
るものであれば、どのようなカルポン酸類(カルボン酸
の無水物および各種誘導体をも含む。)および多価アル
コール類でも適用できることは、言うまでもない。
それらのうちでも特に代表的なもののみを例示するCこ
止めれば、それぞれ、次のようなものである。
(1)カルポン酸類 フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、テトラク口ルフタル酸、こはく酸およびそれらの無
水物またはジアルキルエステル類;イソフタル酸、テレ
フタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ト
リメリソト酸、ピロメリット酸およびそれらの無水物ま
たはジアルキルエステル類;あるいは安息香酸、p−t
ert−ブチル安息香酸、モノメチル安息香酸、ジメチ
ル安息香酸、イソオクタノイフク酸またはイソノナノイ
ノク酸など、 (2)多価アルコール類 (2−1)2価アルコール類 エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチ
レングリコール、1.2 −, L3−もしくは1,4
−プタンジオール、ネオベンチルグリコール、ヘキサン
ジオール、ヘブタンジオール、オクタンジオール、2,
2.3−トリチルベンタンー1,3ジオールまたは2.
2′−ビス(4−シクロヘキサノール)プロパンなど、 (2−2)3価以上の多価アルコール類グリセリン、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリス
ヒドロキシイソシアヌレート、イソー・キシルトリオー
ルまたはペンタエリスリトールなど。
以−トに列挙された合成原料以外のものでも、適宜、組
み合わせることによって、前記の如き範囲内の酸価およ
び軟化点を満足するような目的ポリエステル樹脂を与え
るものであれば、公知慣用の原料を、何らの制限もなく
、用いることができる。
こうした合成原料を用いて目的ポリエステル樹脂を調製
するには、在来の溶融縮合法や共沸縮合法などの反応操
作により行なわれるが、樹脂の軟化点の調節は、原料の
組成中の硬成分たる、フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、エチレングリコールまたは2.2′ (4−シ
クロヘキサノール)プロパンなどと、軟成分たるアジピ
ン酸またはヘキサンジオールなどとの組み合わせ比率(
組成比)を変更することによって達成される。
一方、樹脂の酸価は原料組成中のカルボン酸類と多価ア
ルコール類との使用比率を変更することによって調節す
ることができる。
かくして得られる当該ポリエステル樹脂が、50゛C未
満の軟化点を有するものである場合には、どうしても、
粉体塗料化後の耐プロノキング性(貯蔵中あるいは輸送
時において、外気温度および圧力により、粉体塗料の粒
子相互の融着や塊状化を起こさせない性質)が悪化する
ようになるし、一方、150゜Cを超える場合には、ど
うしても、粉体塗料の溶融粘度が高くなって、溶融塗膜
の流展性を低下させることとなり、ひいては、平坦で平
滑なる塗膜が得られ難くなる処から、いずれも好まし《
ない。
また、当該ポリエステル樹脂の酸価が20未満の場合に
は、硬化塗膜の物性や耐溶剤性が劣るようになるし、一
方、150を超える場合には、粉体塗料の貯蔵安定性な
らびに硬化塗膜の平坦さや平滑性などが劣るようになる
ので、実用性に乏しいものとなる。
したがって、当該ポリエステル樹脂(A)の酸価として
は、20〜150なる範囲内が、好ましくは20〜11
0、一層好ましくは24〜80?,る範囲内が適切であ
る。
さらに、当該ポリエステル樹脂(A)の末端考について
言えば、60%以上、好ましくは809k以上がカルボ
キシル基であって、硬化反応にさレして、前記エポキシ
樹脂(B)が有するエポキシ基ないしはグリシジル基と
の反応支配的となるこ上が望ましい。
なお、当該ポリエステル樹脂(A)の数平均勺子量とし
ては、500〜10.000なる範囲内が、幻ましくは
、1 . 000〜5,000なる範囲内が適切である
500未満の場合には、どうしても、物性の但下が認め
られるようになるし、一方、10.000を超えると、
どうしても、粉体塗料の粉砕性が悪くなるようになるの
で、いずれも好ましくない。
また、当該ポリエステル樹脂(A)として特に望ましい
ものは、スルホニル基を、分子主鎖中に0.05ミリ当
量/グラム( meq/ g )以上、好ましくは、0
. 1 meq/ g以上有するものである。
0. 0 5 meq/ g未満の場合には、どうして
も、このスルホニル基に基ずく硬化促進効果が果たされ
得難くなるので、好ましくない。
次いで、前記したエポキシ樹脂(B)としては、勿論、
前述した如きスルホニル基およびカルボキシル基を併せ
有するポリエステル樹脂(A)と反応しうるものであれ
ば、いずれのタイプのものであっても使用できるが、そ
れらのうちでも特に代表的なもののみを例示するに留め
れば、ビスフェノール八のジグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂やトリグリシジルイソシアヌレートなどが挙げ
られる。
なお、粉体塗料としての適性を考慮した場合には、当該
エポキシ樹脂(B)の環球法による軟化点が50〜15
0℃なる範囲内にあることが望ましいし、また、当該エ
ポキシ樹脂(B)のエポキシ当量が2 , 000以下
なるものの使用が望ましい。
軟化点が150℃を超える場合には、どうしても、粉体
塗料の溶融粘度が高くなる処から、平滑な外観を有する
塗膜が得られ難くなるので好ましくないし、さらに、エ
ポキシ当量が2,000を超える場合には、どうしても
、硬化性が低下するようになるので好ましくない。
そして、ポリエステル樹脂(A)とエポキシ樹脂(B)
との配合割合としては、樹脂(A)中のカルボキシル基
と、樹脂(B)中のエポキシ基との当量比:カルボキシ
ル基/エポキシ基が0.5〜2. 0なる範囲内、好ま
し《は、0.7〜1.5なる範囲内が適切である。
本発明は、さらに硬化促進剤をも配合せしめた形の粉体
塗料用樹脂組成物をも包含するものであるが、当該硬化
促進剤として特に代表的なもののみを例示するに留めれ
ば、各種イミダゾール類や第3級アミン類などをはじめ
、さらには、各種の4級アンモニウム塩や金属塩などで
あり、就中、イミダヅール類、4級アンモニウム塩類お
よび/または金属塩類などの使用が望ましい。
本発明の粉体塗料用樹脂組成物には、さらに必要に応じ
て、無機質充填剤、顔料、わき防止剤、フロ一助剤(流
動調整剤)または酸化防止剤などの公知慣用の各種添加
荊成分を、適宜、配合することができる。
それらのうち、当該無機質充填剤として特に代表的なも
ののみを挙げるに止めれば、酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウムまたはシリカ粉末などであり、また、
顔料としての有機顔料を、これらの無機質充填剤と併用
しうろことは、勿論である。
また、本発明組成物を調製する方法の一例について述べ
れば、所定の組成比に配合された各種成分を、ミキサー
によって充分に混合せしめたのち溶融混練し、次いで、
粉砕機により粉砕せしめるという方法によるのがよい。
〔発明の効果〕
本発明の粉体塗料用樹脂組成物は、とりわけ、低温硬化
性にもすぐれるし、しかも、外観、諸物性、耐食性なら
びに耐水性などにすぐれる塗膜を与える、極めて有用性
の高いものである。
〔実施例〕
次に、参考例、実施例および比較例により、層、具体的
に説明するものとする。
以下において、部および%とあるのは特に断りのない限
り、すべて重量基準であるものとする。
参考例1 〔スルホニル基およびカルボキシル基を併せ
有するポリエステル樹脂(A)の 調製例〕 ネオペンチルグリコールの439部、エチレングリコー
ルの392部、テレフタル酸のL758.8部、数平均
分子量が348なる、ビスフェノールSのエチレンオキ
サイド付加物の288部、およびジブチル錫オキサイド
の2.5部を反応容器に仕込んで、140℃から250
℃まで5時間かけて昇温しで行き、250℃に更に10
時間保持してエステル化反応を行なった。この時点で、
エステル化反応生成物の酸価は6ミリグラムKOH/グ
ラム(以下、単位の記載は省略する。)で、かつ、水酸
基価は40であった。
次いで、ここに232部の無水トリメリノト酸を加えて
、200℃に2時間のあいだ保持して反応を行なった処
、酸価が55で、数平均分子量が3 , 000で、か
つ、軟化点が118℃なる、淡黄色の透明な固形物であ
る目的樹脂が得られた。
このもののスルホニル基含有量は0.3 meq/ g
であった。以下、これを樹脂(A−1)と略記する。
参考例2(同上) テレフタル酸の1,335.5部、イソフタル酸の33
3.75部、ネオペンチルグリコールの815.25部
、トリメチロールプロパンの65.5部、数平均分子量
が370なる、ビスフェノールSのプロピレンオキサイ
ド付加物の283.25部、およびジブチル錫オキサイ
ドの2.5部を反応容器に仕込んで、140℃から25
0℃まで5時間かけて昇温し、以後は250℃に8時間
のあいだ保持してエステル化反応を続行させた。
かくして得られた樹脂は酸価が36で、数平均分子量が
4,000で、かつ、軟化点が122゜Cなる黄橙色透
明な固形物であった。以下、これを樹脂(A−2)と略
記するが、このもののスルホニル基含有量は20+ne
Q/gであった。
参考例3 (同上) 反応容器に、テレフタル酸の1 , 496部、ネオペ
ンチルグリコールの900.25部、数平均分子量が3
48なる、ビスフェノールSのエチレンオキサイド付加
物の423部、およびジプチル錫オキサイドの2.5部
を仕込んで、140℃から250℃まで5時間かけて昇
温したのち、さらに、250℃に10時間のあいだ保持
してエステル化反応を行ない、次いで、341.2部の
無水トリメリソト酸を加え、200℃に2時間のあいだ
保持して反応を行なった処、酸価が80℃、数平均分子
量が2, 800で、かつ、軟化点が115℃なる黄橙
色透明な固形物である目的樹脂が得られた。以下、これ
を樹脂(A−3)と略記するが、このもののスルホニル
基含有量は27meq/gであった。
参考例4 (スルホニル基不含のポリエステル樹脂の調
製例) テレフタル酸の1,935.5部、エチレングリコール
の462部、ネオベンチルグリコールの517.5部、
およびジブチル錫オキサイドの2.5部を反応容器に仕
込んで、140℃から250℃まで5時間かけて昇温し
、以後も、この250℃に10時間のあいだ保持してエ
ステル化反応を行なったのち、232部の無水トリメリ
ット酸を加え、200℃に2時間のあいだ保持して反応
を行なった処、酸価が55で、数平均分子量が3,00
0で、かつ、軟化点が112℃なる対照用のポリエステ
ル樹脂が得られた。以下、これを樹脂(A′−1)と略
記するが、このものはカルボキシル基を有するのみであ
って、スルホニル基を全く欠如するものであった。
参考例5(同上) 樹脂調製用の原料成分として、下記する如き化合物を所
定の量だけ用いるように変更した以外は、参考例2と同
様にして、酸価が36で、数平均分子量が4,000で
、かつ、軟化点が119℃なる対照用のポリエステル樹
脂を得た。
以下、これを樹脂(A′−2)と略記するが、このもの
はカルボキシル基のみを有し、スルホニル基を一切欠如
するものであった。
テレフタル酸      1,450.75部イソフタ
ル酸        362.75〃ネオベンチルグリ
コール   985.5  〃トリメチロールプロパン
    65.5  〃参考例6(同上) 樹脂調製用の原料成分として、 テレフタル酸      1,709    部ネオペ
ンチルグリコール 1,159.25〃無水トリメリソ
ト酸     341.2=を用いるように変更した以
外は、参考例3と同様にして、酸価が80で、数平均分
子量が2,800で、かつ、軟化点が110℃なる対照
用のポリエステル樹脂を得た。
以下、これを樹脂(A′−3)と略記するが、このもの
はカルボキシル基を有するだけであって、一切、スルホ
ニル基を欠如していた。
実施例1〜3および比較例1〜3 参考例1〜3で得られたそれぞれのエポキシ樹脂および
ポリエステル樹脂と、顔料と、硬化促進剤とを、第1表
に示されるような配合比で配合し、ミキサーでドライ・
ブレンドし、溶融混練せしめ、次いで、粉砕機により粉
砕せしめ、しかるのち、150メノシュの金網で分級せ
しめて、本発明の粉体塗料用樹脂組成物を得た。
併せて、比較のために、参考例4〜6で得られた対照用
ポリエステル樹脂を用いるように変更した以外は、同様
にして、対照用の粉体塗料用樹脂組成物を得た。
次いで、静電粉体塗装機で、JIS G−3141に規
定される軟鋼板上に、各別に、膜厚が50〜70ミクロ
ンとなるように塗布し、それぞれ、所定の温度で20分
間のあいだ焼付けた。
しかるのち、かくして得られたそれぞれの塗装調板につ
いて塗膜の性能試験を行なった。
それらの結果は、まとめて同表に示す通りであった。
なお、各種性能の評価は、次のような要領で行なったも
のである。
エリクセン値・・・JIS Z−2247に準拠した。
貯蔵安定性 ・・・粉体塗料を35゜Cの恒温室に1力
月間のあいだ保存したのちの、 塗装作業性と、得られた塗面の 平滑性とを、初期のそれぞれに 比して変化があったか否か、変 化の程度などを総合的に判定し た。
デュポン衝撃値・・・IJS K−5460に準拠し、
荷重が1 kgで、かつ、1/2インチの ノッチ付きという条件で行なっ た。
塗面の平滑性・・・目視判定によった。
塗面の光沢値・・・60″鏡面反射率(%)耐 食 性
・・・JIS K−5400に準拠した。
耐湿テスト後の付着性・・・温度が50℃で、かつ、湿
度が98%RHなるブリスタ ー・ボックス内に120時間の あいだ保存して、その24時間 後にゴバン目付着性のテストを 行なった。
第1表からも明らかなように、本発明の粉体塗料用樹脂
組成物は、従来型粉体塗料用樹脂組成物に比して、一段
と低温領域における硬化が可能となり、したがって、低
温硬化性にすぐれ、しかも、外観、諸物性、耐食性なら
びに耐水性などにも優れるものであることが知れる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スルホニル基およびカルボキシル基を併せ有するポ
    リエステル樹脂(A)と、エポキシ樹脂(B)とを必須
    の成分として含有することを特徴とする、粉体塗料用樹
    脂組成物。2、スルホニル基およびカルボキシル基を併
    せ有するポリエステル樹脂(A)と、エポキシ樹脂(B
    )と、硬化促進剤(C)とを含有することを特徴とする
    、粉体塗料用樹脂組成物。 3、前記したスルホニル基およびカルボキシル基を併せ
    有するポリエステル樹脂(A)が、0.05ミリ当量/
    グラム以上のスルホニル基を有するものである、請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の粉体塗料用樹脂組成物。 4、前記したスルホニル基およびカルボキシル基を併せ
    有するポリエステル樹脂(A)が、0.05ミリ当量/
    グラム以上のスルホニル基を有し、かつ、20〜150
    ミリグラムKOH/グラムなる範囲内の酸価を有するも
    のである、請求項1または2に記載の粉体塗料用樹脂組
    成物。 5、前記したスルホニル基およびカルボキシル基を併せ
    有するポリエステル樹脂(A)が、0.05ミリ当量/
    グラム以上のスルホニル基を有し、20〜150ミリグ
    ラムKOH/グラムなる範囲内の酸価を有し、かつ、5
    0〜150℃なる範囲内の軟化点を有するものである、
    請求項1または2に記載の粉体塗料用樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102011877B1 (ko) * 2019-05-02 2019-08-20 주식회사 알프스이십일 고광량 분체 도료 조성물이 코팅된 led 조명 장치
KR101986601B1 (ko) * 2019-02-26 2019-09-30 주식회사 알프스이십일 고광량 분체 도료 조성물 및 그 분체 도료 조성물이 코팅된 led 조명 장치

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KR101986601B1 (ko) * 2019-02-26 2019-09-30 주식회사 알프스이십일 고광량 분체 도료 조성물 및 그 분체 도료 조성물이 코팅된 led 조명 장치
KR102011877B1 (ko) * 2019-05-02 2019-08-20 주식회사 알프스이십일 고광량 분체 도료 조성물이 코팅된 led 조명 장치

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