JP2737275B2 - 粉体塗料用樹脂組成物 - Google Patents

粉体塗料用樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規にして有用なる粉体塗料用樹脂組成物に
関する。さらに詳細には、スルホキシル基を含有する特
定のエポキシ樹脂を用いる、とりわけ、低温硬化性にす
ぐれ、しかも、外観にすぐれる塗膜を与えるエポキシ−
ポリエステル系粉体塗料用樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
近年、この種の粉体塗料は省資源にして無公害型の塗
料として、建材、家電、農業機械あるいは自動車関連な
どの諸産業の分野で、着実に、需要の伸びを示している
ものである。
こうした粉体塗料用の素材としては、アクリル樹脂、
エポキシ樹脂またはポリエステル樹脂などが多量に用い
られている。
そのうちでも、主として、末端がカルボキシル基であ
る飽和ポリエステル樹脂と、ビスフェノールAのジグリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂(エピ・ビス型エポキシ
樹脂ともいう。)とから成るポリエステル樹脂組成物
は、その硬化反応にさいして、揮発性成分の存在が、殆
んど、無いという特殊性を有するものである処から、膜
厚20〜200ミクロン程度の広い範囲に亘って、「わき
(沸き)」のない、平滑にして美麗なる塗膜を形成する
ことができるものであるし、加えて、物理的で、かつ、
化学的にすぐれた塗膜を形成することができるものであ
るために、粉体塗料用の素材として最も好ましいものの
一つであると言えよう。
とろこが、その反面において、致命的な唯一の欠陥と
でも言うべき点として、こうした末端カルボキシル基含
有飽和ポリエステル樹脂とエピ・ビス型エポキシ樹脂と
を主体とするポリエステル樹脂組成物なるものは、硬化
反応を通して、粉体塗料として好ましい性能を確保する
には、どうしても、180℃以上という高温での焼付が必
要であるということが挙げられるが、そのために、一般
には、第3級アミン類やイミダゾール類などの、いわゆ
る硬化促進剤を用いての低温硬化が採られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、かかる低温硬化のためにとは言え、上掲の
如き硬化促進剤を多量に用いると、塗膜の外観の低下な
らびに耐食性および耐水性などの著しい低下を招来する
ことも、よく知られており、したがって、低温硬化性に
もすぐれ、加えて、外観、諸物性ならびに耐食性などに
もすぐれた、極めて有用なる粉体塗料の出現が、切に望
まれているというのが現状である。
そこで、本発明者らは、こうした現状の認識と、従来
技術における種々の未解決課題の抜本的な解決との上に
立って、この種のエポキシ−ポリエステル系粉体塗料
の、真の意味での実用化を図るべく、鋭意研究に着手し
た。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、一に
かかって、すぐれた低温硬化性と、すぐれた外観、耐食
性ならびに耐水性などを有する、極めて有用なる粉体塗
料用樹脂組成物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述した如き解決すべき課題の解決に
照準を合わせて鋭意検討を重ねた結果、一分子中に少な
くとも1個のスルホキシル基を有する特定のエポキシ樹
脂を、特定のポリエステル樹脂と組み合わせることによ
り、低温硬化性にも、外観、耐食性ならびに耐水性など
にも、すぐれたエポキシ−ポリエステル系粉体塗料用樹
脂組成物を見い出すに及んで、本発明を完成させるに到
った。
すなわち、本発明は必須の成分として、一分子中に少
なくとも1個のスルホキシル基を有するエポキシ樹脂
(A)と、末端カルボキシル基含有ポリエステル樹脂
(B)とを含んで成る粉体塗料用樹脂組成物を提供しよ
うとするものである。
ここにおいて、まず、上記したカルボキシル基含有ポ
リエステル樹脂(B)とは、常温で固形なる、末端にカ
ルボキシル基を有するポリエステル樹脂を指称するもの
であるが、当該固形ポリエステル樹脂の原料としては、
得られる縮合生成物の好ましい特性値、すなわち、酸価
が20〜150なる範囲内で、かつ、環球法による軟化点が6
0〜150℃なる範囲内に入るような樹脂を与えるものであ
れば、どのようなカルボン酸類(カルボン酸の無水物お
よび各種誘導体をも含む。)および多価アルコール類で
も採用できる。
そのうちでも、特に代表的なもののみを例示するに止
めれば、それぞれ、次のようなものである。
(1) カルボン酸類 フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタ
ル酸、テトラクロルフタル酸、こはく酸およびそれらの
無水物またはジアルキルエステル類;イソフタル酸、テ
レフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸およびそれらの無水物
またはジアルキルエステル類;あるいは安息香酸、p−
tert−ブチル安息香酸、モノメチル安息香酸、ジメチル
安息香酸、イソオクタノイック酸またはイソノナノイッ
ク酸など、 (2) 多価アルコール類 (2−1)2価アルコール類 エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメ
チレングリコール、1,2−,1,3−もしくは1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール、
ヘプタンジオール、オクタンジオール、2,2,3−トリチ
ルペンタン−1,3−ジオールまたは2,2′−ビス(4−シ
クロヘキサノール)プロパンなど、 (2−2)3価以上の多価アルコール類 グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン、トリスヒドロキシイソシアヌレート、イソヘ
キシルトリオールまたはペンタエリスリトールなど。
以上に列挙された合成原料以外のものでも、適宜、組
み合わせることによって、前記の如き範囲内の酸価およ
び軟化点を満足するような目的ポリエステル樹脂を与え
るものであれば、公知慣用の原料を、何らの制限もな
く、用いることができる。
こうした合成原料を用いて目的ポリエステル樹脂を調
製するには、在来の溶融縮合法や共沸縮合法などの反応
操作により行なわれるが、樹脂の軟化点の調節は、原料
の組成中の硬成分たる、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、エチレングリコールまたは2,2′(4−シク
ロヘキサノール)プロパンなどと、軟成分たるアジピン
酸またはヘキサンジオールなどとの組み合わせ比率(組
成比)を変更することによって達成される。
一方、樹脂の酸価は原料組成中のカルボン酸類と多価
アルコール類との使用比率を変更することによって調節
することができる。
かくして得られる当該ポリエステル樹脂が、60℃未満
の軟化点を有するものである場合には、どうしても、粉
体塗料化後の耐ブロッキング性(貯蔵中あるいは輸送時
において、外気温度および圧力により、粉体塗料の粒子
相互の融着や塊状化を起こさせない性質)が悪化するよ
うになるし、一方、150℃を超える場合には、どうして
も、粉体塗料の溶融粘度が高くなって、溶融塗膜の流展
性を低下させることとなり、ひいては、平坦で平滑なる
塗膜が得られ難くなる処から、いずれも好ましくない。
また、当該ポリエステル樹脂の酸価が20未満の場合に
は、硬化塗膜の物性や耐溶剤性が劣るようになるし、一
方、150を超える場合には、粉体塗料の貯蔵安定性なら
びに硬化塗膜の平坦さや平滑性など劣るようになるの
で、実用性に乏しいものとなる。
したがって、当該ポリエステル樹脂(B)の酸価とし
ては、20〜150℃なる範囲内が、好ましくは20〜110℃、
一層好ましくは24〜80℃なる範囲内が適切である。
さらに、当該ポリエステル樹脂(B)の末端基につい
て言えば、60%以上、好ましくは80%以上がカルボキシ
ル基であって、硬化反応にさいして、前記エポキシ樹脂
(A)が有するエポキシ基ないしはグリシジル基との反
応支配的となることが望ましい。
なお、当該ポリエステル樹脂(B)の数平均分子量と
しては、500〜10,000なる範囲内が、好ましくは、1,000
〜5,000なる範囲内が適切である。
500未満の場合には、どうしても、物性の低下が認め
られるようになるし、一方、10,000を超えると、どうし
ても、粉体塗料の粉砕性が悪くなるようになるので、い
ずれも好ましくない。
一方、前記した分子中にスルホキシル基を有するエポ
キシ基樹脂(A)とは、このスルホキシル基を0.1ミリ
当量/グラム(meq/g)以上有するものを指称するが、
当該スルホキシル基含有エポキシ樹脂(A)として特に
代表的なもののみを例示するに止めれば、ビスフェノー
ルSと呼ばれる4,4′−ジヒドロシジフェニルスルホン
の如き、スルホキシル基含有ビスフェノール類と、必要
により、さらにビスフェノールAと呼ばれる4,4′−ジ
ヒドロキシジフェニル−2,2−プロパンの如き、その他
のスルホキシル基不含のビスフェノール類と、エピクロ
ルヒドロンと反応させて得られるグリシジルエーテル型
エポキシ樹脂;エピ・ビス型エポキシ樹脂にスルホキシ
ル基含有ビスフェノールを、必要により、さらにその他
のスルホキシル基不含のビスフェノール類をも反応させ
て得られるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂;または
スルホキシル基含有グリシジルエーテル型エポキシ樹脂
にスルホキシル基不含のビスフェノール類を反応させて
得られるエポキシ樹脂などである。
そのほかにも、グリシジルエステル型エポキシ樹脂を
併用した形のものでよいことは、勿論である。
なお、当該エポキシ樹脂(A)として特に望ましいも
のは、一分子中にスルホキシル基を0.1meq/g以上、好ま
しくは0.2meq/g以上有するものであって、しかも、エポ
キシ当量が2,000以下で、かつ、環球法による軟化点が5
0〜150℃なる樹脂である。
スルホキシル基の含有率が0.1meq/g未満である場合に
は、どうしても、このスルホキシル基に基ずく硬化促進
効果が得られ難くなるので好ましくないし、一方、この
軟化点が150℃を超える場合には粉体塗料の溶融粘度が
高くなる処から、平滑な外観を有する塗膜が得られ難く
なるので好ましくないし、さらに、エポキシ当量が2,00
0を超える場合には、どうしても、硬化性が低下するよ
うになるので好ましくない。
かくして得られるスルホキシル基含有エポキシ樹脂
(A)と前記カルボキシル基含有ポリエステル樹脂
(B)との配合割合としては、(A)/(B)=2.0〜
0.5なる当量比が、好ましくは、1.5〜0.7なる当量比が
適切であり、かかる範囲内に入る場合に限って、本発明
の目的が達せられる。
本発明の粉体塗料用樹脂組成物には、さらに必要に応
じて、硬化促進剤、無機質充填剤、顔料または難燃剤な
どの公知慣用の各種添加剤成分を適宜、配合することが
できる。
そのうち、硬化促進剤として特に代表的なもののみを
挙げるに止めれば、各種イミダゾール類や第3級アミン
類などであるし、無機質充填剤として代表的なもののみ
を挙げるに止めれば、ジルコン粉末、石英ガラス粉末、
タルク粉末、炭酸カルシウム粉末、マグネシア粉末、珪
酸カルシウム粉末またはシリカ粉末などである。
また、本発明組成物を調製する方法の一例について述
べれば、所定の組成比に配合された各種成分を、ミキサ
ーによって充分に混合せしめたのち溶融混練し、次い
で、粉砕機により粉砕せしめるという方法によるのがよ
い。
〔発明の効果〕
本発明の粉体塗料用樹脂組成物は、とりわけ、低温硬
化性にもすぐれるし、しかも、外観、諸物性、耐食性な
らびに耐水性などにすぐれる塗膜を与える、極めて有用
なものである。
〔実施例〕
次に、参考例、実施例および比較例により、一層、具
体的に説明するものとする。
以下において、部および%とあるのは特に断りのない
限り、すべて重量基準であるものとする。
参考例1〜3〔カルボキシル基含有ポリエステル樹脂
(B)の調製例〕 ジメチルテレフタレートの970部、エチレングリコー
ルの316部、ネオペンチルグリコールの530部および酢酸
亜鉛の0.44部を反応容器に仕込み、140℃から220℃まで
3時間かけて昇温しつつエステル交換反応を行なった。
次いでイソフタル酸の747部を加え、220℃から240℃ま
で12時間かけて昇温しつつエステル化反応を行なった。
しかるのち、無水トリメリット酸の96部を加え、240
℃で30分間のあいだ反応を行なった処、目的ポリエステ
ル樹脂が得られた。
このものは、核時期共鳴スペクトル分析(NMR)など
による組成分析の結果、酸成分がフレフタル酸/イソフ
タル酸/トリメリット酸=48/48/4(モル%)で、か
つ、多価アルコール成分(グリコール成分)がエチレン
グリコール/ネオペンチルグリコール=50/50(モル
%)であり、しかも、数平均分子量(以下、分子量とも
略称する。)が2,800で、環球法による軟化点(以下、
軟化点と略称する。)が98℃で、かつ、酸価が52なる基
橙色透明な固形物であった。
以下、これをポリエステル樹脂(B−1)と略称す
る。
同様にして、第1表に示されるようなポリエステル樹
脂(B−2)および(B−3)を調製した。
参考例4〔スルホキシル基含有エポキシ樹脂(A)の調
製例〕 温度計、撹拌機および加熱装置の付いた1のフラス
コに、「エピクロン850」〔大日本インキ化学工業
(株)製のビスフェノールAのジグリシジルエーテル型
エポキシ樹脂;エポキシ当量=188g/eq〕の772g、ビス
フェノールAの128g、ビスフェノールSの100gおよび10
%水酸化ナトリウム水溶液の0.1gを入れて170℃で6時
間のあいだ反応させて、エポキシ当量が506g/eqで、軟
化点が91℃で、かつ、150℃での溶融粘度が24cpsなる目
的樹脂を得た。以下、これをエポキシ樹脂(A−1)と
略記するが、このもののスルホキシル基含有率は0.40me
q/gであった。
参考例5(同上) 参考例4と同様の反応容器に、「エピクロンEXA−151
4」〔同上社製のスルホキシル基含有ジグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂;エポキシ当量=310g/eq,ビスフェ
ノールS含有率=10%〕の117g、「エピクロン850」の6
42g、ビスフェノールAの241gおよび10%水酸化ナトリ
ウム水溶液の0.1gを入れて190℃で4時間のあいだ反応
させて、エポキシ当量が600g/eqで、軟化点が96℃で、
かつ、150℃での溶融粘度が40cpsなる目的エポキシ樹脂
を得た。以下、これをエポキシ樹脂(A−2)と略記す
るが、このもののスルホキシル基含有率は0.28meq/gで
あった。
実施例1〜5および比較例1〜4 各参考例で得られたそれぞれのエポキシ樹脂およびポ
リエステル樹脂と、顔料と、硬化促進剤とを、第2表に
示されるような組成比で配合し、ミキサーでブレンド
し、溶融混練せしめ、次いで、粉砕機により粉砕せし
め、しかるのち、150メッシュの金網で分級せしめて、
本発明の粉体塗料用樹脂組成物を得た。
併せて、比較のために、市販のエピ・ビス型エポキシ
樹脂を用いる以外は、同様にして、対照用の粉体塗料用
樹脂組成物を得た。
次いで、静電粉体塗装機で、JIS G−3141に規定され
る軟網板上に、各別に、膜厚が50〜70ミクロンとなるよ
うに塗布し、160℃で20分間のあいだ焼付けた。
しかるのち、かくして得られたそれぞれの塗装鋼板に
ついて塗膜の性能試験を行なった。
それらの結果は、まとめて同表に示す通りであった。
なお、各種性能の評価は、次のような要領で行なった
ものである。
エリクセン値…JIS Z−2247に準拠した。
貯蔵安定性…粉体塗料を35℃の恒温室に1カ月間のあ
いだ保存したのちの、塗装作業性と、得られた塗面の平
滑性とを、初期のそれぞれに比して変化があったか否
か、変化の程度などを総合的に判定した。
デュポン衝撃値…JIS K−5460に準拠し、荷重が1kg
で、かつ、1/2インチのノッチ付きという条件で行なっ
た。
塗面の平滑性…目視判定によった。
塗面の光沢値…60゜鏡面反射率(%) 耐食性…JIS K−5400に準拠した。
耐湿テスト後の付着性…温度が50℃で、かつ、湿度が
98%RHなるブリスター・ホックス内に120時間のあいだ
保存して、その24時間後にゴバン目付着性のテストを行
なった。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一分子中に少なくとも1個のスルホキシル
    基を有するエポキシ樹脂(A)と、カルボキシル基含有
    ポリエステル樹脂(B)とを含んで成る、粉体塗料用樹
    脂組成物。
  2. 【請求項2】前記の一分子中に少なくとも1個のスルホ
    キシル基を有するエポキシ樹脂(A)が、0.1ミリ当量
    /グラム以上のスルホキシル基含有率を有し、かつ、2,
    000グラム/当量以下のエポキシ当量を有するものであ
    る、請求項1に記載の粉体塗料用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記のカルボキシル基含有ポリエステル樹
    脂(B)が、20〜150ミリグラムKOH/グラムなる範囲内
    の酸価を有し、かつ、60〜150℃なる範囲内の軟化点を
    有するものである、請求項1に記載の粉体塗料用樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】前記の一分子中に少なくとも1個のスルホ
    キシル基を有するエポキシ樹脂(A)が、4,4′−ジヒ
    ドロキシフェニルスルホンのシグリシジルエーテル型エ
    ポキシ樹脂と、4,4′−ジヒドロキシジフェニル−2,2−
    プロパンとの反応生成物である、請求項1に記載の粉体
    塗料用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】前記の一分子中に少なくとも1個のスルホ
    キシル基を有するエポキシ樹脂(A)が、4,4′−ジヒ
    ドロキシジフェニル−2,2−プロパンのジグリシジルエ
    ーテル型エポキシ樹脂と、4,4′−ジヒドロキシジフェ
    ニルスルホンと、4,4′−ジヒドロキシジフェニル−プ
    ロパンとの反応生成物である、請求項1に記載の粉体塗
    料用樹脂組成物。
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