JPS6226677B2 - - Google Patents

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JPS6226677B2
JPS6226677B2 JP15821280A JP15821280A JPS6226677B2 JP S6226677 B2 JPS6226677 B2 JP S6226677B2 JP 15821280 A JP15821280 A JP 15821280A JP 15821280 A JP15821280 A JP 15821280A JP S6226677 B2 JPS6226677 B2 JP S6226677B2
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JP
Japan
Prior art keywords
acid
parts
polyester resin
present
coating
Prior art date
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Application number
JP15821280A
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English (en)
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JPS5783564A (en
Inventor
Noboru Ishikawa
Haruhiko Murakami
Shunji Arimoto
Akio Shoji
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は平滑性、光沢および鮮映性などの外観
にすぐれた塗膜を形成することのできる粉体塗料
用樹脂組成物に関するものである。 従来より、遊離のカルボキシル基を有するポリ
エステル樹脂とポリエポキシ化合物とから成る粉
体塗料は機械的強度、密着性および防食性にすぐ
れることから、広く利用されている。 しかし、かかる場合に使用されるポリエステル
樹脂はその分子量が比較的高く、溶融粘度も高い
ものであるために、こうした類の樹脂の粉体塗料
に用い、それを塗布し焼付けたさいの溶融流動性
が不充分であり、就中、薄膜にした場合には、塗
膜の平滑性が劣つたり、あるいは粉体塗料中に含
まれる空気等が容易に抜け出さず、塗膜に発泡が
生じたりする欠点がある。 このため、溶融流動性を促進したり発泡を防止
すべき種々の添加剤が研究され、これらの点につ
いては或る程度の評価がなされているが、他方、
添加剤はいずれも塗膜外観の改善効果が充分では
ないばかりか、塗膜を黄変させたりする欠点があ
つて、結局こうした方策も満足なものであるとは
言い得ない。 しかるに、本発明はこれら上述の如き欠点の存
在に鑑みて鋭意研究を続けた結果、カルボキシル
基含有ポリエステル樹脂とポリエポキシ化合物と
から成る樹脂組成物に、新たに脂肪族二塩基酸を
配合することにより、かかるエポキシ・ポリエス
テル系粉体塗料本来の優れた特性を何んら損うこ
となく、上述した欠点が見事に解決できることを
見出し、本発明を完成させるに到つた。 すなわち、本発明は酸価が15〜200mgKOH/g
で軟化点(環球法)が80〜150℃なるポリエステ
ル樹脂(A)と、1分子中に少なくとも2個のエポキ
シ基をもち、かつエポキシ当量が100〜2000の範
囲にあるポリエポキシ化合物(B)と、脂肪族二塩基
酸(C)とを主成分として含有して成る粉体塗料用樹
脂組成物を提供するものである。 ここにおいて、本発明組成物の第一成分である
前記ポリエステル樹脂(A)とは、酸価が15〜200mg
KOH/g、好ましくは20〜70mgKOH/gで、軟
化点が80〜150℃、好ましくは100〜130℃である
ものを指称し、該ポリエステル樹脂(A)の構造とし
ては分岐構造のものでも線状構造のものでもよい
が、主として塗膜外観、つまり塗膜の光沢、平滑
性、鮮映性などを総括した塗面状態の点からすれ
ば線状構造のもの、つまり末端部位に若干の分岐
構造のものが存在していても全体として実質的に
線状であると見られる場合までを含めて線状構造
のものが望ましい。 前記ポリエステル樹脂(A)の製造法についてはと
くに制限はなく、周知の方法がそのまま適用され
るし、またその酸成分およびアルコール成分は共
に周知慣用の二塩基酸および多塩基ならびに二価
アルコールおよび多価アルコールがそのまま使用
できる。 酸成分として代表的なものを挙げればテレフタ
ル酸、イソフタル酸、フタル酸、メチルテレフタ
ル酸、トリメリツト酸、ピロメリツト酸およびそ
れらの無水物;あるいはアジピン酸、セバシン
酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、テトラヒ
ドロフタル酸、メチル―テトラヒドロフタル酸、
ヘキサヒドロフタル酸、メチル―ヘキサヒドロフ
タル酸およびそれらの無水物などであり、またア
ルコール成分として代表的なものを挙げればエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3
―ブタンジオール、1,4―ブタンジオール、
1,6―ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、イソペンチルグリコール、ビスヒドロキシ
エチルテレフタレート、水添ビスフエノールA、
水添ビスフエノールAのエチレンオキサイド付加
物、水添ビスフエノールAのプロピレンオキサイ
ド付加物、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール
および2,2,4―トリメチルペンタン―1,3
―ジオールなどであり、モノエポキシ化合物も本
発明のグリコール成分の一つとして使用できる。 また、本発明組成物の第二成分である前記ポリ
エポキシ化合物(B)とは、1分子中に少なくとも2
個のエポキシ基を有し、かつエポキシ当量が100
〜2000、好ましくは140〜1500であるものを指称
するものであり、従来公知のエポキシ樹脂の他、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリ
レート、β―メチルグリシジルメタアクリレート
等のグリシジル基含有ビニル系モノマーと他の共
重合可能なモノマー類との共重合体が挙げられ
る。 エポキシ樹脂の代表的なものとしては、ビスフ
エノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂、水添ビスフエノール型エポキシ樹脂、エステ
ル型エポキシ樹脂、p―オキシ安息香酸グリシジ
ルエステルエーテル、トリグリシジルイソシアヌ
レート等が挙げられる。 前記したそれぞれがポリエステル樹脂(A)とポリ
エポキシ化合物(B)との使用割合は、エポキシ基と
カルボキシル基との個数の比で1:5〜5:1な
る範囲であり、好ましくは1:2〜2:1の範囲
である。 また、本発明組成物の第三成分である脂肪族二
塩基酸(C)とは、一般式HOOC―R―COOH(但
し、式中のRは炭素数1〜20なる直鎖状または分
岐鎖状のアルキレン基である。)で表わされるも
のであり、そのうち代表的なものとしてはコハク
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、、
ブラシリン酸等が挙げられる。これらのうち炭素
数の長いものは、とくに本発明における効果が顕
著であり、さらに焼付時の発煙も少ないという利
点がある。 そして、かかる脂肪族二塩基酸(C)の使用量は、
前記したポリエステル樹脂(A)とポリエポキシ化合
物(B)との総量100重量部に対して0.5〜20重量部、
好ましくは1〜10重量部の範囲が適当である。
0.5重量部よりも少ないときは本発明の効果が充
分でないし、逆に20重量部よりも多いときは、機
械的強度が低下することになるので好ましくな
い。 本発明組成物には、さらに架橋硬化反応を促進
させるために、適宜周知の触媒を添加できるし、
また塗膜面でのクレーターの発生防止、平滑性向
上のために、流動調整剤としてアクリル酸長鎖ア
ルキルエステル系重合物、フツ素化合物等を添加
できる。 本発明組成物から粉体塗料を製造するには、周
知のいずれの方法でも可能である。得られる、粉
体塗料を、静電スプレー法、流動浸漬法等の周知
方法で塗布してから焼付することにより優れた性
能の塗膜を得ることができる。 次に、本発明を実施例に従つて具体的に説明す
る。なお、例中の部は重量基準であるものとす
る。 実施例 1 ネオペンチルグリコール1046部、1,4―シク
ロサンジメタノール119部、ジメチルテレフタレ
ート1000部および酢酸亜鉛1.1部から成る混合物
を、生成するメタノールを反応系外に除去しなが
ら、アルコール交換反応を行なつたのち、さらに
トリメチロールプロパン47部、テレフタル酸800
部およびジ―n―ブチルチンオキサイド1.5部を
添加して脱水縮合せしめた。 次いで、この反応物に無水トリメリツト酸313
部を添加し、180℃で3時間反応せしめて、酸価
62、軟化点126℃のポリエステル樹脂を得た。こ
のポリエステル樹脂の50部に「エピクロン3050」
(大日本インキ化学工業(株)製ビスフエノール型エ
ポキシ樹脂;エポキシ当量780)50部、デカンジ
カルボン酸3部、酸化チタン43部および「アクロ
ナール4F」(BASF社製、流展剤)0.5部を加えて
混合し、次いで押出機にて溶融混練したのち粉砕
し、150メツシユ金網通過分を静電スプレーによ
り、リン酸亜鉛処理鋼板に塗布し、180℃で20分
間焼付けした。 実施例 2 実施例1で得たポリエステル樹脂90部、トリグ
リシジルイソシアヌレート10部、デカンジカルボ
ン酸、5部、酸化チタン43部および「アクロナー
ル4F」0.5部、なる処方に替えて行なう以外は実
施例1と全く同様にして塗膜を得た。 比較例 1 デカンジカルボン酸を全く欠如させた以外は、
実施例1と同様にして塗膜を得た。 比較例 2 デカンジカルボン酸を全く欠如させた以外は、
実施例2と同様にして塗膜を得た。 実施例 3 実施例1で得たポリエステル樹脂を60部とし、
メチルメタアクリレート70部とグリシジルメタア
クリレート30部なる混合物を重合させて得た数平
均分子量1800の重合物を40部とし、デカンジカル
ボン酸5部、酸化チタン43部および「アクロナー
ルド4F」0.5部を使用するという処方に替える以
外は、実施例1と全く同様にして塗膜を得た。 比較例 3 デカンジカルボン酸を全く欠如させた以外は、
実施例3と同様にして塗膜を得た。 実施例 4 ネオペンチルグリコール 1280部、 エチレングリコール 326〃、 ジメチルテレフタレート 1702〃および 酢酸亜鉛 1.7〃 からなる混合物を、生成するメタノールを系外に
除去しながら徐々に210℃まで昇温したのち、テ
レフタル酸の964部、イソフタル酸の605部および
ジブチルチンオキサイドの2部を追加して、10時
間かけて240℃まで昇温し、さらに同温度で反応
を続けて、酸面24、軟化点116℃のポリエステル
樹脂を得た。 以後は、このポリエステル樹脂の60部を用いる
ように変更した以外は、実施例3と同様にして塗
膜を得た。 比較例 4 デカンジカルボン酸を一切欠如した以外は、実
施例4と同様にして対照用の塗膜を得た。 以上の各例で得られた塗膜の性能を表―1に示
したが、本発明組成物からのものはいずれも塗膜
外観に優れていた。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (A)酸価が15〜200mgKOH/gで軟化点が80〜
    150℃なるポリエステル樹脂、(B)1分子中に少な
    くとも2個のエポキシ基をもち、かつエポキシ当
    量が100〜2000の範囲にあるポリエポキシ化合
    物、および(C)脂肪族二塩基酸を主成分として含有
    して成る粉体塗料用樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63228477A (ja) * 1987-03-18 1988-09-22 Fujitsu Ltd 磁気デイスク装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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