JPH03239605A - 良路及び不整地を兼用走行する2輪車用タイヤ - Google Patents

良路及び不整地を兼用走行する2輪車用タイヤ

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JPH03239605A
JPH03239605A JP2035747A JP3574790A JPH03239605A JP H03239605 A JPH03239605 A JP H03239605A JP 2035747 A JP2035747 A JP 2035747A JP 3574790 A JP3574790 A JP 3574790A JP H03239605 A JPH03239605 A JP H03239605A
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俊明 小林
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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    • B60C2200/00Tyres specially adapted for particular applications
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2輪車用タイヤのうち、特に良路及び不整地
を兼用走行する2輪車に装着される2輪車用タイヤに関
する。
〔従来の技術〕
一般に、2輪車用タイヤは、その使用される道路条件に
より、(a)高速道路を含む一般道路走行用(以下良路
用とする)、(b)良路及び不整地兼用走行用、(C)
不整地用(一般道路走行は不可〉の3種に分類される。
これら3種のうち良路用(a)は耐摩耗性能が重視され
、そのネガティブ比(1−有効接地面積/見掛接地面積
)は10%〜40%である。一方、不整地用(C)では
、耐摩耗性能より泥ねん地でのトラクツション性能が重
視され、そのネガティブ比は65%以上となっている。
本発明に係る、良路及び不整地兼用(b)のものは、耐
摩耗重視の良路用と泥ねん地トラクション性重視の不整
地用の双方の特徴を同時に満足するものでなければなら
ない。具体的には、ブロックパターンの採用により不整
地でのトラクション性を、またネガティブ比を40%〜
65%とすることで、耐摩耗性の向上が考慮されたもの
となっている。
ところで、最近車両の通過騒音が社会問題となっており
、特に、一般道路走行が許されている、良路及び不整地
用のものが、良路用と比較し、パターン等に起因するタ
イヤからの騒音が大きいとされている。第7図の従来の
良路及び不整地を兼用走行する2輪車用タイヤの一例を
示す。
これによれば、従来の良路及び不整地を兼用走行する2
輪車用タイヤ70のトレッド踏面72には、タイヤ赤道
74上にセンタ、−ブロック76が形成されている。こ
れは、センターブロック76によって、良路での耐磨耗
性及び、不整地でのトラクション性を確保するためであ
り、このセンターブロック76は、タイヤ周方向に間隔
を開けて形成されたタイヤ幅方向のブロック列78の少
なくとも2個に■つの割合で形成されている。
しかしながら、この2輪車用タイヤ70においては、第
8図の接地パターンで示される如く、走行の大半を占め
る直進時にタイヤ幅方向の接地中心となる位置80にセ
ンターブロック76の接地位置76Aが対応している。
従って、直進時のトレッドの接地面における接地圧分布
は第9図に示される如く、接地中心となる位置80が最
も太きくなり、センターブロックの荷重負担が大きくな
る。このため接地時にセンターブロックによって発生す
る接地音が大きくなるという不具合があった。
〔発明が解決する課題〕
本発明は上記事実を考慮し、良路での耐磨耗性及び、不
整地でのトラクション性を損なうことなく、接地音を小
さくするこができる、良路及び不整地を兼用走行する2
輪車用タイヤを得ることが目的である。
〔課題を解決する手段〕
本発明は、トレッド踏面に多数のブロックが配列され、
接地面におけるネガティブ比が40%〜65%である良
路及び不整地を兼用走行する2輪車用タイヤにおいて、
前記トレッド踏面にタイヤ周方向に沿ってタイヤ赤道を
含んで形成された周方向溝と、この周方向溝を挟んでタ
イヤ幅方向に略対称に形成されるブロック列と、を有す
ること特徴としている。
〔作用〕
本発明においては、接地面におけるネガティブ比が40
%〜65%のブロックパターンであって、トレッド踏面
にタイヤ周方向に沿ってタイヤ赤道を含んで形成された
周方向溝と、この周方向溝を挟んでタイヤ幅方向に略対
称に形成されたグロック列を有している。従って、直進
時のトレッド接地面内において、タイヤ幅方向の接地圧
分布が略均−となる。従って、従来のタイヤのように接
地圧の高いトレッド踏面のタイヤ赤道上でセンタブロッ
クが接地することがなく、接地音を小さくするこができ
る。
また、トレッド接地面内において、タイヤ幅方向の接地
圧が略均−となるため、トレツド踏面の変形が小さく、
トレツド踏面の接地面との相対的な移動量が小さくなり
、良路でのトレッド踏面の耐磨耗性を損なうことがな□
い。また、ブロック列を構成する各ブロックの大きさを
大きくし、剛性を向上することにより、耐摩耗性及びト
ラクション性の向上が期待できるとともに、ブロックパ
ターン本来の不整地でのトラクション性をも損なうこと
かない。
〔実施例〕
本発明の2輪車用タイヤの一実施例を第1図〜第4図に
従って説明する。
第1図及び第2図に示される如く、良路及び不整地を兼
用走行する2輪車に装着される、2輪車用タイヤ10の
トレッド踏面12には、タイヤ周方向(第1図の矢印A
方向)に沿って周方向溝としての中央溝14が形成され
ている。
第2図に示される如く、この中央溝14は、溝深さ(K
)がタイヤ赤道16上で5胚〜14mm前後(前輪用で
5.5mm 〜9m、後輪用で10m1Il〜13mm
)とされており、溝幅(L)が5flI!11〜14叩
とされている。
中央溝14のタイヤ幅方向には、中央溝14に対して略
対称にブロック18.20が夫々形成されている。ブロ
ック18.20のタイヤの回転軸方向に対して踏込み側
及び蹴り出し側の稜線18B、18Cのタイヤ幅方向に
対する傾斜角度が10゛以内とされている。
第1図に示される如く、ブロック18.20の平面形状
は略ベース状とされており、ブロック18.20のタイ
ヤ周方向の長さ(M>は、13mm〜29mm  (1
8mm 〜24mmが最適)とされている。
これらのブロック18.20のタイヤ周方向の一方の側
(第1図の上側)にはブロック18.20からタイヤ幅
方向の一方の側(第1図の左側)へL/3 (4mm)
ずれて、ブロック22.24が夫々形成されている。こ
れらのブロック22.24の形状及び大きさは、ブロッ
ク18.20の形状及び大きさと略等しく、ブロック1
8.20とブロック22.24との各間隔(N)は6帥
以上(8mm以上が最適)とされている。
また、ブロック18.20のタイヤ周方向の他方の側(
第1図の下側)には、ブロック18.20からタイヤ幅
方向の他方の側(第1図の右側)へL/ 3 (4mm
>ずれて、ブロック26.28が夫々形成されている。
これらのブロック26.28の形状及び大きさは、ブロ
ック18.20の形状及び大きさと略等しく、ブロック
18.20とブロック26.28との各間隔(N)は6
mfI1以上(8舗以上が最適)とされている。
これらの各ブロック18.20.22.24.26.2
8で構成されるブロック群30と、このブロック群30
と隣接するブロック群30とのタイヤ周方向の間隔(N
)は、ブロック18.20とブロック22.24との各
間隔(N)と等しくされている。なお、ブロック22.
24との各間隔(N)はブロック18.2Gのタイヤ周
方向の長さ(M)の35%以上が好ましい。
また、ブロック18.22.26によって中央溝14に
沿ったブロック列52が形成されており、ブロック20
.24.28によって中央溝14に沿ったブロック列5
4が形成されている。
従って、第1図に示される如く、中央溝14はタイヤ赤
道16上にタイヤ周方向に沿った幅4 mmのシースル
ー14Aを備えている。
このシースルー14Aの幅は、この値に限定されること
なく、接地音及びトラクション性を考慮し種々の値をと
りうる。
しかし、シースルー14Aの幅が0となった場合は、後
に述べるように接地音が大きくなってしまう。
また逆に、ブロック列による周方向溝が同一幅の直線状
の場合、接地音は小さくなるものの、トラクション性の
問題が出てくる。従って、トラクション性を考慮した場
合には、この実施例のようにジグザグ形状が好ましい。
また、ブロック18.22のタイヤ幅方向外側端部の対
向する位置には、夫々突出部18A、22Aが互いに接
近する方向に突出されており、不整地路面での土石の流
れ抑制し、耐トラクション性を向上するようになってい
る。同様にブロック20.28のタイヤ幅方向外側端部
の対向する位置には、夫々突出部2OA、28Aが突出
されており、不整地路面での耐トラクション性を向上す
るようになっている。
各ブロック列54.52のタイヤ幅方向外側には、ブロ
ック32.34.36から戊るブロック列39及びブロ
ック40.42.44から成るブロック列46が夫々形
成されている。ブロック34.36及びブロック42.
44には、夫々周方向に沿って溝34A、36A、42
A、44Aが形成されており、不整地路面での土石の流
れ抑制し、耐トラクション性を向上するようになってい
る。
次に本実施例の作用に付いて説明する。
本実施例においては、2輪車用タイヤ10の直進時のト
レッド踏面12の接地パターンは、第3図に示される如
くなる。
従って、トレッド踏面12が接地した場合には、第4図
に示される如く、トレッド接地面のタイヤ幅方向の接地
圧が略均−となる。このため、従来のタイヤ(第9図参
照)のように接地圧の高いトレッド踏面12のタイヤ赤
道上でブロックが接地することがなく、接地音を小さく
するこができる。
また、本実施例においては、トレッド踏面12が接地し
た場合に、トレッド接地面におけるタイヤ幅方向の接地
圧が略均−となるため、接地面内でのトレッド踏面12
の変形が小さく、接地面との相対的な移動量が小さくな
り、良路でのトレッド踏面12の耐磨耗性を損なうこと
がない。
また、各ブロック18.20.22.24.26.28
が大きいため、各ブロック18.20.22.24.2
6.28の剛性が高く、耐摩耗性が良く、不整地でのト
ラクション性をも損なうことがない。
さらに本実施例においてはブロック18.20のタイヤ
軸方向に対する踏込み側及び蹴り出し側の稜線をタイヤ
幅方向に対し10°以内の傾斜角度としたことにより接
地音を低くできる。
なお、本実施例においては、中央溝14の溝深さ(K)
を略一定としたが、中央溝14の底部に溝深さ(K)の
1/3を越えない高さのプラットフォー五を形成しても
良い。また本実施例においてはブロック対18.20、
ブロック対22.24、ブロック対26.28をタイヤ
幅方向に直線的に形成したが、各ブロックは、夫々タイ
ヤ周方向へブロック長(M)の115以内の範囲でずら
しても良い。また本実施例においてはブロック18とブ
ロック20、ブロック22とブロック24、ブロック2
6とブロック28とを、夫々中央溝14に対して略対称
の形状としたが、これに代えて各ブロックをタイヤ幅方
向の長さが10mm以上の非対称形状としても良い。
(実験例1) 本発明の第1図に示す2輪車用タイヤA(シースルー1
4Aの幅4mm)、第7図に示すセンターブロック76
を有する従来タイヤB、第5図に示すセンターブロック
76を減らした比較タイヤC1第6図に示す回転方向を
限定し、センターブロック76を有する比較タイヤDに
ついて、以下の条件で台上騒音テストを行った。
タイヤサイズ:4.10−18、 内圧/荷重: 1. 5kg/ cJ/90kg。
RIM:1.85、 評価速度: 40 km/H,50km/H,60km
/H、テスト結果を第1表に示す。
第1表 後輪タイヤサイズ:4,10−18、 前輪内圧: 1. 2kg/ crl。
後輪内圧: 1. 4kg/ cffl、テスト結果を
第2表に示す。
第2表 第1表において、耐騒音性の順位は、タイヤ種類ASB
、CSDの順で本実施例の2輪車用タイヤ10の耐騒音
性が最も優れていることが明らかである。
(実験例2) 本発明の第1図に示す2輪車用タイヤA1第7図に示す
センターブロック76を有する従来タイヤB1第5図に
示すセンターブロック76を減らした比較タイヤC1第
6図に示す回転方向を限定し、センターブロック76を
有する比較タイヤD1評価基準タイヤEについて、以下
の条件でプロライダーによる実車テストを行った。
前輪タイヤサイズ: 80/100−21、第2表にお
いて、直進性、トラクツション性及びコーナコントロー
ル性は総合的にタイヤ種類A1B、D、C,Eの順で本
実施例の2輪車用タイヤ10が最も優れていることが明
らかである。
(実験例3) 本発明の第1図に示す2輪車用タイヤへと第7図に示す
センターブロック76を有する従来タイヤBについて、
以下の条件で摩耗ドラムテストを行った。
タイヤサイズ(A):4,10−18、タイヤサイズC
B):4.10−18、内圧/荷重: 1. 5kg/
 ct/ 160kg、RIM:1.85、 速度: 50 km/H。
テスト結果を第3表に示す。
第3表において、本実施例の2輪車用タイヤ10 (タ
イヤ種類A)の耐摩耗性が従来同等レベルにあることが
わかる。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成としたので良路での耐磨耗性及び、
不整地でのトラクション性を損なうことなく、接地音を
小さくするこができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の良路及び不整地を兼用走行
する2輪車用タイヤのトレツド踏面を示す平面図、第2
図は第1図の■−■線に沿った断面図、第3図は第1図
に対応する接地パターン図、第4図は本実施例のタイヤ
幅方向の接地圧分布を示すグラフ、第5図はセンターブ
ロックを減らした比較タイヤのトレツド踏面を示す平面
図、第6図は回転方向を限定したセンターブロックを有
する比較タイヤのトレツド踏面を示す平面図、第7図は
センターブロックを有する従来タイヤのトレッド踏面を
示す平面図、第8図は第7図に対応する接地パターン図
、第9図は第7図の従来タイヤのタイヤ幅方向の接地圧
分布を示すグラフである。 10・・・2輪車用タイヤ、 12・・・トレツド踏面、 14・・・中央溝、 16・・・赤道、 18.20.22.24.26.28 ・・・ブロック、 52.54・・・ブロック列。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トレツド踏面に多数のブロックが配列され、接地
    面におけるネガティブ比が40%〜65%である良路及
    び不整地を兼用走行する2輪車用タイヤにおいて、前記
    トレツド踏面にタイヤ周方向に沿ってタイヤ赤道を含ん
    で形成された周方向溝と、この周方向溝を挟んでタイヤ
    幅方向に略対称に形成されるブロック列と、を有するこ
    と特徴とする良路及び不整地を兼用走行する2輪車用タ
    イヤ。
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