JPH0323125A - シート材給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はシート材を１枚ずつ分離給送するシート材給送
装置に関する． 上記においてシート材は，例えば複写機●プリンタ●印
刷機●画像読取り装置などの事務機器、その他各種のシ
ート材使用機器において、機器に対して供給する転写紙
●感光紙●感熱紙・静電記録紙●印刷紙●原稿◆カード
●封筒●葉書などの枚葉紙（材質は紙に限らない）であ
る．より詳しくは、互いに圧接または対向しその圧接部
または対向部においてシート材給送方向に面移動駆動さ
れるシート材給送作用体と，トルクリミッタを介してシ
ート材給送方向とは逆方向に面移動駆動されるシート材
戻し作用体を備え、該両作用体間に進入するシート材を
該両作用体の共働で１枚ずつ分離給送させるシート材給
送装置に関する． （従来の技術） 上記のよラな構成のシート材１枚宛分離給送装置は複写
機・プリンタ等における用紙等の給送手段として広く利
用されてきている． 第４図（ａ）　　　（ｂ）　　　（ｃ）はそのシート材
１枚分離給送作用の説明図である． １０１はシート材収納部に積載されたシート材（以下，
用紙と記す）．１０２はその積載用紙の上面に接触して
積載用紙の最上位用紙を繰り出すピックアップローラ、
１０３●１０４は積載用紙の先端部よりも用紙給送方向
下流側に上下に圧接して配設された，シート材給送作用
体としてのフィードローラと，シート材戻し作用体とし
てのりタードローラ（用紙捌きローラ）である．フィー
ドローラ１０３はリタードローラ１０４との圧接部にお
いて矢示の用紙給送方向に回転駆動される． リタードローラ１０４は適切な圧でフィードローラ１０
３に圧接するように支持され，該ローラ１０３との圧接
部において用紙給送方向とは逆の用紙戻し方向に所定の
伝達トルクをもつトルクリミッタ（不図示）を介して回
転駆動される．第４図（ａ）はビックアップローラ１０
２で繰り出された積載用紙ｌｏｔの最上位用紙が次位の
フィードローラ１０３とリタードローラ１０４の間に１
枚導かれた様子を示すものである．この時、リタードロ
ーラ１０４はフィードローラ１０３によって送られる用
紙に従勤回転し，トルクリミッタが空転する． 第４図（ｂ）はフィードローラ１０３とリタードローラ
１０４の間にビックアップローラ１０２の用紙繰り出し
力で積載用紙が２枚以上導かれた様子を示すものである
．この時は、用紙と用紙の間の摩擦力よりもトルクリミ
ッタの回転伝達力の方がまさり，リタードローラ１０４
は２枚目以降の用紙を給送方向上流側に戻しなから矢示
の方向に回転する． そしてビックアップローラ１０２により複数枚の用紙が
７ィードローラ１０３とリタードローラ１０４の間に送
り込まれる場合、リタードローラ１０４は第４図（Ｃ）
に示すように小刻みに正逆転を繰り反して２枚目以降の
用紙の先端のフィードローラ１０３とリタードローラ１
０４との間への進入を阻止し最上位用紙だけが捌かれて
給送されていく．２枚巨以降の用紙がローラ１０３●１
０４間へ進入してもその２枚目以降の用紙は上述第４図
（ｂ）のよう・にリタードローラ１０４の逆転力で給送
方向上流側へ戻される． このようにして用紙の１枚宛分離給送がなされ，その用
紙が不図示の搬送系で画像形成部●画像露光部●画像読
取り部●印宇部等の本体装置側のシート材受給部へ搬送
されていく． （発明が解決しようとする問題点） このようなシート材給送装置はシート材を１枚ずつ送り
出すためのシート材分離作用が確実である反面，特に給
送速度が比較的大きい装置では前述したような正逆動作
をするシート材戻し作用体としてのりタードローラの動
作振動が耳障りな騒音の原因になりやすいといった欠点
があった．本発明はこの種のシート材給送装置について
シート材分離動作に伴なう騒音を低減させるようにした
ものである． （問題点を解決するための手段） 本発明は互いに圧接または対向しその圧接部または対向
部においてシート材給送方向に面移動駆勤されるシート
材給送作用体と、トルクリミッタを介してシート材給送
方向とは逆方向に面移動駆動されるシート材戻し作用体
を備え，該両作用体間に進入するシート材を該両作用体
の共働で１枚ずつ分離給送させるシート材給送装置であ
り，前記両作用体を支える構造体の一部分または全てを
制振効果のある材料で構成したことを特徴とするシート
材給送装置である． また上記において，シート材戻し作用体を支持するアー
ムを，ウレタンゴム等の制振弾性体で構成したことを特
徴とするシート材給送装置である． （作用） シート材戻し作用体を支持するアームやその近傍の構造
物などシート材戻し作用体ｅシ一ト材給送作用体を支え
る構造体の一部分または全てを制振効果のある部材（制
振部材）で構或することで，該両作用体のシート材分離
動作に伴なう動作振動が制振（吸収●緩和）され，耳障
りな騒音・変音を減少できる． （実施例） 実施例１（第ｌ●２図） 第１図は本発明の一実施例装置の一部切欠き側面図、第
２図はフィードローラとりタードローラの支持構造を示
す要部の斜視図である．２ｌは用紙（シート材）収納部
としての用紙カセットであり，該カセット内には後辺側
を支点にして上下揺動自由の中板２２が設けられ，この
中板上に用紙２３が積載されてカセット内に収納されて
いる．そして用紙カセット２１が装置本体のカセット装
着部に装着されると中板２２の先端辺側の下面に加圧レ
バー２０が作用して中板２２が後辺側を支点に持ち上げ
られ、この加圧レバー２０の中板持ち上げと、不図示の
センサによって中板２２上の積載用紙の先端辺側の上面
が、用紙積載量の多寡や用紙の順次給送に伴なう消費減
少にかかわらず，常に所定の高さレベルに雑持されるよ
うに制御される． ｌＯ●ｌは装着した用紙カセット２１の前方に上下に圧
接させて配設した，シート材給送作用体としてのフィー
ドローラと、シート材戻し作用体としてのりタードロー
ラである．両ローラ１０●■何れも摩擦係数の高いゴム
によって作られている． フィードローラｌＯは駆動軸１１にワンウエイクラック
１０ａを介して装着されており、駆動軸１ｌの回転力を
ワンウエイクラッチ１０ａを介して受けてリタードロー
ラ１との圧接部において用紙給送方向に回転駆動される
． ｌ３は用紙ビックアップローラである．このビックアー
，プローラｌ３は，前記のフィードローラ駆動軸ｌ１に
遊嵌支持させたＬ形揺動レバー１２の横向き腕部１２ａ
に回転自由に軸受支持させてある．Ｇｌはフィードロー
ラ駆動軸１１に同心一体のギア、Ｇ３はビックアップロ
ーラ軸に同心一体のギア、Ｇ２は前記レバーｌ２の横向
き腕部１２ａの側面中央部に枢支させた中間ギアであり
，この中間ギアＧ２は前記のギアＧ１と６３の両者に噛
合している．従ってフィードローラ駆動軸１ｌが回転駆
動されると、前述したようにフィードローラ１０が用紙
給送方向に回転駆動すると共に，軸１ｌの回転力がギア
Ｇｌ●同Ｇ２●同Ｇ３を介してビックアップローラ軸に
伝達されてピックアップローラ１３が用紙繰り出し方向
に回転駆動される． １４は前記のＬ形揺勤レバーｌ２の縦向き腕部１２ｂと
、不動部材である装置上ステ−３６側のばね掛け３６ａ
間に張設したレバー引きばねであり、レバー１２はこの
ばねにより軸ｌ１を中心とする時計方向への回動付勢を
受けている．ｌ５はレバーｌ２の縦向き腕部１２ｂを中
にして引きばねｌ４側とは反対側の位置に装置上ステ−
３６に固定支持させた電磁ンレノイドープランジャ装置
であり，その進退プランジャとレバー１２の縦向き腕部
１２ｂとを連結させてある．ソレノイドへの通電がなさ
れるとプランジャがソレノイド内へ後退勤することでレ
バー１２が引きばねｌ４に抗して軸１１を中心に反時計
方向に回勤される． 即ちソレノイドへの通電時はレバーｌ２が反時計方向に
回動されることでビックアップローラｌ３が積載用紙２
３の上面から持ち上げられて逃げた，積載用紙上面とは
非接触の第１図２点鎖線示の退避位置に保持される． ソレノイドへの通電が断たれるとプランジャによる引き
がなくなり、レバー１２が引きばねｌ４により時計方向
に回動してビックアップローラ１３が第１図実線示のよ
うに積載用紙２３の先端辺側の上面に所定の圧力をもっ
て押圧接触した状態になる． ４はリタードローラ駆動軸，９●６（第２図）はこの軸
に装着したトルクリミッタと伝達ギアである．３●３は
この駆動軸に軸受５●５を介して回動自由に持させた左
右一対のＬ形のりタードローラ支持アームである．この
左右一対のＬ形アーム３●３は横向き腕部同士、及び下
向き腕部同士を夫々第１と第２の横軸２●７で連結して
ある．この第１と第２の横軸２●７は回転しない軸であ
る．そして該第１の横軸２にスラスト方向への移動を防
止して回転自由にリタードローラ１を装着支持させてあ
る．１ａはりタードローラｌと同心一体のギアであり、
前記トルクリミッタ９の伝達ギア６に噛合している．第
２の横軸７はその長手力向のほぼ中央部分をばね掛け部
７ａとして一段細くシ，不動部材としての装置下ステ−
３３側のばね掛け３３ａ間にアーム引きばね８を張設し
てある．このばね８の引張り力によりアーム３●３が輌
４を中心に反時計方向に回勤村勢されてリタードローラ
ｌの上面がフィードローラ１０の下面に適切な初期圧接
力をもって圧接する．リタードローラ支持アーム３●３
は制振効果のあるゴム等の材質材料で構成する．具体的
には、構造体としての強度を保ち，かつ弾性に富む材料
，例えば硬度４０°〜８０’″程度のウレタンゴム等が
望ましい． 非給送時は電磁ソレノイドープランジャ装置ｌ５に通電
がなされていてビツアップローラ１３が２点鎖線示の退
避位置に保持されている．給送スタート信号にもとすい
て電磁ソレノイドープランジャ装置ｌ５への通電が断た
れてばね１４の作用と自重でピックアップローラ１３が
積載用紙２３の先端側上面に実線示のように所定のほぼ
一定圧力で圧接する．又これと同時的にフィードローラ
駆動軸１１及びリタードローラ駆動軸４が夫々第２図の
矢示方向に回転駆動される． フィードローラ駆動軸ｌ１の回転によりフィードローラ
ｌＯがワンウェイクラッチ１０ａを介して回転力を受け
て用紙給送方向に回転駆動状態になる． またビックアップローラｌ３もフィードローラ回転軸１
ｌの回転力をギアＧ１●Ｇ２●Ｇ３を介して受けて用紙
繰り出し方向に回転駆動される．これにより積載用紙２
３の最上位用紙に繰り出し力が作用し用紙の繰り出しが
なされる．又リタードローラ駆動軸４の回転によりその
回転力がトルクリミッタ９・伝達ギア６●リタードロー
ラ１ａを介してリタードローラｌ３に伝達されることで
リタードローラｌにフィードローラｌＯとの圧接部にお
いて用紙給送方向とは逆方向への所定の回転トルクが作
用するが，このリタードローラｌが用紙給送方向に回転
駆動されているフィードローラｌＯに直接に接触してい
るときは，該ローラｌＯの回転力により縦動回転トルク
の方が上記の逆方向回転トルクに打ち勝ちトルクリミッ
タ９は滑り空転してリタードローラ１３は用紙給送方向
に縦動回転する． ピックアップローラ１３により繰り出された積載用紙２
３の最上位用紙が１枚だけフィードローラ１０とリター
ドローラｌとの間に進入したときも前記第４図（ａ）で
説明したようにリタードローラ１はフィードローラ１０
によって送られる用紙に縦勤回転し，トルクリミッタ９
が空転し、該最上位用紙がローラ１−１０間を給送方向
に支障なく通り、上下のガイド板１６●ｌ７にガイドさ
れて搬送ローラ対ｌ８・ｌ９へ送られ，更に装置本体側
の所要の用紙受給部（不図示）へと送られていく． またフィードローラ１０とリタードローラｌとの間に２
枚以上の用紙が進入してきたときは、トルクリミッタ９
は滑り空転せずリタードローラｌが駆動トルク方向であ
る，用紙給送方向とは逆方向へ回転して前記第４図（ｂ
）　　　（ｃ）で説明したように用紙１枚分離作用をし
て最上位用紙が１枚のみ捌かれて給送されていく． 本実施例ではりタードローラ１を支持するアーム３・３
についてそれを制振効果のある材質部材としたので，フ
ィードローラｌｏとりタードローラｌの用紙分離動作に
伴なう動作振動が制振され，耳障りな騒音●変音が減少
する． 実施例２（第３図） 上述実施例１では、リタードローラｌを支えるアーム３
●３を成形製造を前提とした制振性ゴム部材で構成する
例を示したが、より簡単のために，制振鋼板等で構成す
ることももちろん可能である．また、リタードローラ１
を支えるアーム３・３自体に限らず、アーム３●３の回
勤の中心となるリタードローラ駆動軸４を支える部材や
、フィードローラ駆動軸１１を支える部材に制振材料を
使用してもよい．木例はその実施例を示している． 実施例１の第ｌ●２図装置と共通の構成部材●部分には
同一の符号を付して再度の説明を省略する． ３１はリタードローラ駆動軸４を軸受３２を介して支持
する板であり、装置下ステ−３３に固定されている．３
４はフィードローラ駆動軸１ｌを軸受３５を介して支持
する板であり、装置上ステ−３６に固定されている． 本実施例装置では，これらの軸受支持板３ｌ●３４、ｉ
ｔの上下ステ−３３●３６はそれぞれ弾性部材層をサン
ドイッチした制振鋼板で作られている． 従って７ィードローラｌＯとりタードローラ１の用紙分
離動作に伴なう動作振動が上記の制振鋼板製の部材で制
振されて耳障りな騒音●変音が減少する． なお，シート材（用紙）給送作用体●シ一ト材戻し作用
体は実施例のよラなローラ体以外にも回動ベルト体や走
行ウエブ体等の面移動駆動体の形態のものにすることが
できる．又両作用体は互いに圧按させなくともシート材
１枚の厚さ以下の僅小な隙間を存して対向させた配置形
態や，両作用体をシート材給送方向と直角の方向に互い
違いに配列対向させた配置形態にすることができる．（
発明の効果） 以上のように本発明に依れば，シート材戻し作用体を支
持する７−ムやその近傍の構造物などシート材戻し作用
体●シ一ト材給送作用体を支える構造体の一部分または
全てを制振効果のある部材（制振部材）で構成すること
で，該両作用体のシート材分離動作に伴なう動作振動が
制振（吸収●緩和）され，耳障りな騒音・変音を減少で
きるもので、所期の目的がよく達成され、この種のシー
ト材給送装置の改善として有効適切である．

【図面の簡単な説明】

第１図は一実施例装置の一部切欠き側面図，第２図は該
装置のフィードローラとりタードローラの支持構造を示
す要部の斜視図、第３図は他の実施例装置の要部の斜視
図、第４図（Ｌ）（ｂ）　　　（Ｃ）はシート材１枚分
離給送作用の説明図である． ｌ３●１０２はシート材ビックアップローラ、１０●１
０３はシート材フィードローラ、１●１０４はシート材
リタードローラ、２３●１０１は積載シート材（用紙）
，ｌ１はフィードローラ駆動軸，４はリタードローラ駆
動軸、９はトルクリミッタ，３●３は制振材質のりター
ドローラ支持アーム．３１●３４●３３●３６は制振鋼
板製の軸受支持板または装置ステー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに圧接または対向しその圧接部または対向部
   においてシート材給送方向に面移動駆動されるシート材
   給送作用体と、トルクリミッタを介してシート材給送方
   向とは逆方向に面移動駆動されるシート材戻し作用体を
   備え、該両作用体間に進入するシート材を該両作用体の
   共働で１枚ずつ分離給送させるシート材給送装置であり
   、前記両作用体を支える構造体の一部分または全てを制
   振効果のある材料で構成したことを特徴とするシート材
   給送装置。
2. （２）シート材戻し作用体を支持するアームをウレタン
   ゴム等の制振弾性体で構成したことを特徴とする請求項
   １記載のシート材給送装置。