JPH03227587A - フレキシブルプリント配線板 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板

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JPH03227587A
JPH03227587A JP10671290A JP10671290A JPH03227587A JP H03227587 A JPH03227587 A JP H03227587A JP 10671290 A JP10671290 A JP 10671290A JP 10671290 A JP10671290 A JP 10671290A JP H03227587 A JPH03227587 A JP H03227587A
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JP
Japan
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flexible printed
printed wiring
adhesive resin
resin composition
wiring board
Prior art date
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Pending
Application number
JP10671290A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hayami
宏 早味
Keiji Ueno
上野 桂二
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、電子機器等に好適に使用されるフレキシブ
ルプリント配線板およびその製造方法に関する。
〈従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉フレキ
シブルプリン!・配線板は、通常の電線や硬質基板に比
べて、小型軽量化、配線レイアウトの単純化、配線作業
の簡素化、回路特性および信頓性の向上等が可能である
ことから、電子卓上計算機、電話機、写真機の内部配線
、自動車、航空機の配線等に広く使用されている。
上記フレキシブルプリント配線板の製造においては、可
撓性を有する絶縁基材の片面または両面に接着剤を介し
て圧延銅箔および電解銅箔等の導体薄膜を接着する。そ
して、エツチングにより所定の導体回路パターンを作製
する。さらに、この導体回路を保護するため、表面にカ
バーレイフィルムを貼合せるか、あるいはオバーレイ層
を形成し、メツキ、打ち抜き等の工程を経て、フレキシ
ブルプリント配線板が製造されている。
多層フレキシブルプリント配線板を製造する場合、導体
薄膜を接着剤により絶縁基材上に接着した後、該導体薄
膜にエツチングを施して導体回路を形成したフレキシブ
ルプリント配線板を複数製造する。次いで、上記各フレ
キシブルプリント配線板の導体回路面に、他の配線板の
絶縁基材面を接着剤により接着することにより、多層フ
レキシブルプリント配線板を製造する。
フレキシブルプリント配線板に電子部品を実装する場合
、電子部品の実装は半田付けにより行われる。このため
、フレキシブルプリント配線板には、260〜280℃
の半田耐熱性が要求される。
また、その他の一般的特性として、エツチング耐性、耐
熱老化性、耐薬品性、難燃性、引裂強度および低吸水性
等も要求される。
上記絶縁基材としては、通常ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリイミドフィルムのような可撓性の高分
子フィルムを用いたものや、ガラス布にエポキシ樹脂等
の接着性樹脂のワニスを含浸させたちのくプリプレグ)
等が用いられる。
しかし、ポリエチレンテレフタレートフィルムは、安価
であるが、半田耐熱性に劣るため、半田耐熱性の不要な
用途でしか使用することができない。
これに対して、ポリイミドフィルムは、半田耐熱性に優
れ且つ難燃性であるため、絶縁基材として好適に用いら
れるが、吸水性が高く、高価であるという欠点がある。
一方、ガラス布は耐熱性に優れ、難燃性であり、しかも
ポリイミドフィルムに比べて安価であるという利点があ
る。しかし、導体薄膜をその表面に接着する場合、エポ
キシ系接着剤等の接着性樹脂のワニスを含浸して使用す
る必要があるため、接着工程の前に含浸工程と溶剤の乾
燥工程とが必要となり、製造コストの面で不利であると
いう問題があった。
さらに、上記接着性樹脂のワニスを含浸したガラス布と
銅箔とを張り合わせて製造したフレキシブルプリント配
線板は、柔軟性に乏しく、曲げた場合にはネッキングを
起こしやすいという問題もあった。
また、フレキシブルプリント配線板の機械的強度を高め
るために、プリプレグを複数枚積層したものを絶縁基材
として用いたものが提案されている。しかし、このフレ
キシブルプリント配線板においては、前述の場合と同様
に、接着工程の前に含浸工程と溶剤の乾燥工程とが必要
となり、製造コストの而で不利であるという問題があっ
た。さらに、プリプレグを複数枚積層することにより、
機械的強度が高まる反面、柔軟性が極めて少なくなり、
わずかな曲げによっても容易にネッキングを起こすとい
う問題があった。
一方、フレキシブルプリント配線板には、種々の電子部
品が実装され使用されるが、特にコネクター類等を実装
する場合には、コネクターの差し込みおよび引き抜きを
容易にするために、フレキシブルプリント配線板に補強
板を接着剤により部分的に張り付けることが行われてい
る。また、屈曲運動を必要とする場合等は、フレキシブ
ルプリント配線板の曲げ強度を高める目的で、補強板を
接む剤により部分的に貼り付けることが行われている。
また、上記いずれの絶縁基材を用いたフレキシブルプリ
ント配線板においても、絶縁基材と導体薄膜との接着に
は、接着剤が使用されている。
絶縁基材と導体薄膜との接着および補強板の接着に使用
される接着剤、特にポリイミドフィルムと銅箔とを接着
する場合に使用される接着剤としては、エポキシ−ノボ
ラック系接着剤(DowChegilea1社製、DE
N 438等)、シリコーン系接着剤(Dov COr
nlng社製、DC282等)、ニトリル−フェノール
系接着剤(B、F、Goodrlch社製、Plast
目ock605等)、ポリエステル系接着剤(USM社
製、Bostlc 7151+Boscodurl )
 、アクリル系接着剤(B、F、Goodrlch社製
、 Hycar 2679X6 、 Rohs &l1
ass社製、 Phoplex LC40。
UCC社製、 Ucar 370等)等の熱硬化性接着
剤が知られテイル(工学材料Vol 21. No、 
10. p28+ 1981 )。
しかし、上記いずれの接着剤を用いた場合でも、接着剤
の硬化を完了するには、高温と長時間とが必要であり、
生産性が悪いという問題があった。
例えば、エポキシ−ノボラック系接着剤を用いた場合、
硬化を完了するには180〜200℃で30分〜1時間
も熱圧着する必要があり、生産性の向上を図ることがで
きないという問題があった。
この問題は、エポキシ樹脂等の接着性樹脂のワニスを含
浸したガラス布を絶縁基材として使用する場合も全く同
様である。接着性樹脂のワニスとして使用されるものは
、はとんどが熱硬化性の接着剤であり、絶縁基材と銅箔
または補強板との張り合わせは同様に高温、長時間を有
するため、生産性の向上を図ることができないという問
題があった。
また、多層フレキシブルプリント配線板を製造する場合
、各回路基板の絶縁基材と銅箔との接着だけでなく回路
基板どうしの積層に際しても同様の高温、長時間を必要
とする接着工程が必要であった。
一方、各種絶縁フィルム、ガラス布、金属薄膜笠の被接
着物間の接着を比較的低温で且つ短時間で行うことので
きる接着剤として、エチレンのホモポリマーおよびコポ
リマー、スチレンブロックコポリマー(熱可塑性ゴム)
、ポリアミド系、ナイロン系、ポリエステル系、ブチル
ゴム系等のホットメルト接着剤が知られている。ホット
メルト接着剤は、熱可塑性樹脂をベースとし、必要に応
して可塑剤、粘着付与剤、酸化防止剤等が混合された固
形の接着剤である。ホットメルト接着剤を使用する場合
は、アプリケータで溶融し、被接着物に塗布し圧着する
ホットメルト接着剤は室温への冷却によって瞬時に固化
するという利点があるため、ガラス布を用いた絶縁基材
と導体薄膜との接着にホットメルト接着剤を利用すれば
、その接着工程を瞬時に完結させうろことが期待される
例えば、銅箔にエチレン−酢酸ビニル共重合体系のホッ
トメルト接着剤を50声の厚さで塗布し、ガラス布を1
20〜180℃で1分間圧着することにより、銅箔とガ
ラス布との積層体を製造することができる。この際、接
着と同時にホットメルト接着剤をガラス布に含浸させる
ことができる。
しかし、ホットメルト接着剤は、熱可塑性樹脂をベース
としているため、半田耐熱性に劣るという問題があった
。例えば、上記のガラス布と銅箔との積層体を260℃
の半田槽に2秒間浸漬した場合、ガラス布と銅箔とが完
全に剥離する。また、エツチング耐性が悪く、エツチン
グ時に、銅箔の部分剥離が生じる。
したがって、この発明は、半田耐熱性、剥離強度、難燃
性およびエツチング耐性に優れ、且つ安価に製造するこ
とができ、しかも十分な機械的強度と柔軟性とを兼ね備
えたフレキシブルプリント配線板をtlfiすることを
目的とする。
〈課題を解決するための手段および作用〉本発明のフレ
キシブルプリント配線板は、上記絶縁基材が、アルコキ
シランをグラフトさせたエチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂および分子内に複数個の不飽和結合を有する
多官能性化合物を含有する接着性樹脂組成物を含浸させ
たガラス布であり、上記接着性樹脂組成物が放射線照射
されてなることを特徴とする。
第1図は本発明のフレキシブルプリント配線板Aの一実
施例を示す断面図である。このフレキシブルプリント配
線板Aは、上記接着性樹脂組成物を含浸させたガラス布
11を絶縁基材1として用いており、該絶縁基板上に導
体薄膜からなる導体回路31を貼合わせた積層体からな
る。
このフレキシブルプリント配線板Aは、上記接着性樹脂
化合物が含浸したガラス布11を絶縁基材1として用い
たものであるので、機械的強度に優れ、かつ安価に製造
することができる。
また、上記接着性樹脂化合物は、非常に柔軟性に富んだ
もめであるので、接着性樹脂化合物が含浸したガラス布
も柔軟性に富んだものである。このため、上記絶縁基材
1は、機械的強度に優れるだけでなく、十分な柔軟性を
も有する。
また、上記接着性樹脂組成物は、アルコキシシランをグ
ラフトさせたエチレン−エチルアクリレート共重合樹脂
が放射線重合によって硬化しているので、エツチング耐
性および半10耐熱性に優れ、吸湿性が低い。
また、接着性樹脂組成物に難燃剤を含有させることによ
り、難燃性に優れたものとすることも可能である。
上記フレキシブルプリント配線板Aを製造する場合は、
第2図に示すように、溶融押出法等により成形した上記
接着性樹脂組成物のフィルム状物2を導体薄膜3とガラ
ス布10との間に挟着させ、熱圧着する。この熱圧着に
より、上記フィルム状物2がガラス布10に溶融含浸す
ると共に、ガラス布10と導体薄膜3とを接着する。次
いで、従来と同様の方法により、上記導体薄膜3にエツ
チングを施して、導体回路31を形成する。次いで、放
射線を照射して、上記接着性樹脂組成物を硬化させる。
また、第3図は本発明に係る別のフレキシブルプリント
配線板A1を示す断面図である。このフレキシブルプリ
ント配線板A1は、上記接着性樹脂組成物が含浸された
ガラス布11を複数枚積層したものを絶縁基+4’ 1
として用いており、該絶縁基材1上に導体薄膜からなる
導体回路32を積層したものである。
このフレキシブルプリント配線板A1は、上記接着性樹
脂組成物が含浸したガラス布11を複数枚積層したもの
を絶縁基材1として用いているので、特に機械的強度に
優れたものである。
上記フレキシブルプリント配線板A1を製造する場合は
、第4図に示すように、溶融押出法等により成形された
上記接着性樹脂組成物のフィルム状物2の2枚でガラス
布を挾み、これを熱プレス装置等でヒートプレスするこ
とにより、接着性樹脂組成物をガラス布10に含浸させ
る。
そして、導体薄膜3と、接着性樹脂組成物が含浸した上
記ガラス布11の複数枚とを積層して、熱圧着する。次
いで、放射線を照射して、接着性樹脂組成物を放射線重
合させることにより、接着性樹脂組成物を硬化させ、上
記ガラス布11どうしおよびガラス布11と導体薄膜3
とを一体に接着する。
次いで、導体薄膜3をエツチングして、導体回路32を
形成することにより、フレキシブルプリント配線板A1
を得ることができる。
また、両面に導体回路を有するフレキシブルプリント配
線板を製造する場合は、第5図に示すように、導体薄膜
3、フィルム状物2、ガラス布10、フィルム状物2お
よび導体薄膜3をこの順に積層して熱圧着する。この際
、フィルム状物2がガラス布10に溶融含浸すると共に
、ガラス布10と導体薄膜3とを接着する。次いて、放
射線重合により接n性樹脂組成物を硬化させ、導体薄膜
3をエツチングして、両面に導体回路33を有するフレ
キシブルプリント配線板A2を得る。
また、多層フレキシブルプリント配線板を製造する場合
は、第6図に示すように、導体薄膜3、フィルム状物2
、ガラス布10およびフィルム状物2を積層して熱圧着
する。この際、フィルム状物2がガラス布10に溶融含
浸すると共に、ガラス布10と導体薄膜3とを接着する
ついで、導体薄膜3にエツチングを施して、導体回路3
4を形成することにより、第1回路板al を1する。
また、これとは別に、導体薄膜3と、上記フィルム状物
2と、ガラス布10とを前記と同様にして積層し熱圧着
して一体に接着する。次いで、導体薄膜3にエツチング
等を施して所定の導体回路35を形成することにより、
第2回路板a2を得る。
そして、第1回路板a1のフィルム状物2面と第2回路
板a2の導体回路35面とを接触させた状態で両者を積
層して熱圧着すると、フィルム状物2はガラス布10に
溶融含浸すると共に、ガラス布10と導体回路35とを
接着するので、第1回路板al と第2回路板a2とを
容易に接着することができる。次いで、放射線を照射し
て接着性樹脂組成物を硬化させることにより、2層構造
を有する多層フレキシブルプリント配線板A3を製造す
ることができる。
また、上記第1回路板a1に代えて、第2回路板a2を
用いて多層フレキシブルプリント配線板を製造すること
もiiJ能である。この場合、上記接着性樹脂組成物か
らなるフィルム状物2を介して、一方の第2回路板a2
の導体回路35面と他方の第2回路板a2のガラス布1
0面とを接着させた状態で、積層し熱圧着することによ
り、前述の場合と同様に、第2回路板azどうしを接着
する。
そして、放射線を照射し、接着性樹脂組成物を硬化させ
ることにより、2層構造を有する多層フレキシブルプリ
ント配線板を製造することもできる。
なお、両面に導体薄膜を有するフレキシブルプリント配
線板A2または多層フレキシブルプリント配線板A3を
製造する場合、ガラス布10およびフィルム状物2に代
えて、上記線む性樹脂組成物が含浸したガラス布11を
複数枚用いることにより、絶縁基材1が複数枚の上記ガ
ラス布11からなり、特に機械的強度に優れたものを得
ることができる。
上記フレキシブルプリント配線板A、AI、A2、A3
の製造方法においては、150〜180℃で1〜4分間
熱圧着することにより、導体薄膜3とガラス布10、お
よびガラス布10どうじを接着することができる。この
際、接着性樹脂組成物がガラス布10に含浸するので、
接着性樹脂のワニスをあらかじめガラス布10に含浸す
る工程およびワニスに含まれる溶媒成分を加熱乾燥して
除去する工程が全く不要になるので、上記短時間接着と
あいまって、生産コストの低減を図ることかできる。
上記フィルム状物2の厚さは、ガラス布10の厚さに応
して適宜設定することができる。
例えば、ガラス布10の厚みが60−である場合、フィ
ルム状物2の厚みは50〜100pであることが、接着
性樹脂組成物をガラス布10に含浸させる上から好まし
い。
アルコキシシランをグラフトしたエチレン−エチルアク
リレート樹脂は、t−ブチル−パーオキシベンゾエート
等のラジカル重合触媒の存在下、エチレン−エチルアク
リレート共重合体にγ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン等のアルコキシシラン化合物を単軸押出機
等により加熱混練する方法(例えば、特公昭60−30
96号公報参照)により製造することができる。上記エ
チレン−エチルアクリレート共重合体中におけるエチル
アクリレート単位の含有量は特に限定されるものではな
いが、1〜30重量%重量工程るのが適当である。また
、上記共重合体のメルトフローレートは190℃、荷重
2160g/c+a2て0゜5〜30であることが好ま
しい。
さらに、エチレン−エチルアクリレート共重合体にグラ
ンドされるアルコキシシラン化合物の量は、エチレン−
エチルアクリレート共重合体に対して、樹脂組成物とし
た場合の溶融流動性の上から0.02〜0.2重量%で
あることが好ましい。
なお、アルコキシシランをグラフトしたその他の樹脂と
しては、シラングラフトエチレン酢酸ビニル共重合樹脂
やシラングラフトポリエチレン樹脂等が知られているが
、シラングラフトエチレン酢酸ビニル共重合樹脂は水分
吸収により溶融特性が変化するため好ましくない。また
、シラングラフトポリエチレン共重合樹脂は導体薄膜と
して使用される銅箔との接着性が低いため好ましくない
分子内に複数個の不飽和結合を有する多官能性化合物と
しては、トリメチロールプロパントリアクリレート、エ
チレングリコールジメタクリレート等のアクリル系の多
官能性モノマー トリアリルイソシアヌレート、トリア
リルシアヌレート等のアリル系の多官能性モノマーのほ
か、アクリル変成エポキシ系オリゴマー アクリル変成
エステルオリゴマー等の多官能性オリゴマー類等を挙げ
ることかでき、これらを1種または2種以上、混合して
用いることも可能である。
難燃剤としては、テトラブロモビスフェノール誘導体、
デカブロモジフェニルエーテル誘導体、臭素化フタルイ
ミド式導体、パークロロペンタシクロデカン等の含ハロ
ゲン系難燃剤;含リン系難燃剤;水酸化アルミニウム;
水酸化マグネシウム等の無機難燃剤等を例示することが
できる。また、必要に応じて、三酸化アンチモン、ホウ
酸亜鉛、酸化モリブデン等の難燃助剤を添加して用いる
ことも可能である。
また、上記難燃剤に加えて、ヒンダードフェノール誘導
体、アミン誘導体等、含硫黄系、含リン系等の酸化防止
剤を添加することも可能である。
さらに、必要に応して滑剤、着色剤、安定剤等を添加す
ることも可能である。
アルコキシシランをグラフトしたエチレン−エチルアク
リレート共重合樹脂、分子内に複数個の不飽和結合を有
する多官能性化合物および難燃剤の混合は、オーブンロ
ールミキサーのほか、単軸または多軸の混合機等を用い
て行うことかできる。
放射線としては、電子線(ベータ線)、アルファ線、ガ
ンマ線、紫外線およびX線を例示することができ、特に
放射線の透過厚み、照射線量と照射時間との関係等の工
業的利用の見地から電子線を利用するのが好ましい。放
射線として電子線を用いた場合、透過厚みの関係上、電
子線の加速電圧は200keV〜2 M e Vの範囲
であるのが好ましい。また、両面に導体回路33を有す
るフレキシブルプリント配線板A2を製造する場合、放
射線として電r−線を用いたときは、電子線の加速電圧
は1〜2MeVであることが好ましい。
放射線の照射量は3〜30 M r a dの範囲が、
接n性樹脂の硬化を完了させ、半田耐熱性やエツチング
耐性に優れたフレキシブルプリント配線板を製造する上
から好ましい。3Mrad未満の照射量では、接着性樹
脂組成物を十分に架橋し硬化することかできず、また照
射量が30Mradを越えた場合は、ガラス布10と導
体回路31〜35との接着力が低下する。
上記導体回路31〜35を構成する金属材料としては、
銅、銀、ニッケル、アルミニウム、またはこれら金属の
複合系が挙げられる。導体回路31〜35の厚みは従来
と同程度であれば良く、通常、18〜75Inの範囲内
であることが好ましい。
〈実施例〉 実施例1 アルコキシランとしてγ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシランをグラフトしたエチレンエチルアクリレ
ート共重合樹脂(エチルアクリレート含量19重量%、
メルトフローレート25、グラフトシランff10.0
5重量%)のペレット100重量部にトリメチロールプ
ロパントリメタクリレート5重量部、デカブロモジフェ
ニルエーテル60重量部および三酸化アンチモン20重
量部をトライブレンドした。そして、該混合物を2軸混
練押出機に投入し、シリンダー温度120℃、回転数2
0rpm、吐出ロ温度140℃で混練押出し、溶融吐出
するストランドを水冷し、ペレタイズする方法で接着性
樹脂組成物のペレットを得た。次に、このペレットをシ
リンダー温度135℃、吐出し口温度140℃に設定し
たTダイ押出機に投入し、厚さ40μ麿の接着性樹脂組
成物のフィルム状物を得た。
厚さ35−の電解銅箔の粗面側と、ガラス布(厚さ60
−111.2TEX、横60本/インチ、縦46本/イ
ンチ)との間に、上記フィルム状物を挾み、180℃の
熱プレス装置で圧力10kg/aI12で3分間で熱圧
着することにより、接着性樹脂化合物のガラス布への含
浸および電解銅箔とガラス布との接着を行って積層体を
得た。該積層体の厚み110μ烏であった。この積層体
のガラス布側には表面タックはなかった。
この積層体の接着性樹脂組成物を含浸したガラス布側の
面より、加速電圧IMVの電子線を6Mrad照射し、
フレキシブルプリント基板を得た。
該基板の電解銅箔とガラス布との接着強度を測定したと
ころ、試験中にガラス布が破れる程の接着強度が得られ
た。
上記基板の電解銅箔表面に、幅0.25mn+s間隔0
.25Mで、ストライブ状にエツチングレジストインキ
を塗布、乾燥させ、塩化第二鉄水溶液で銅箔の露出部分
を除去し、上記エツチングレジストインキを除去するこ
とにより、回路幅0.25111111%回路間隔0.
25mmのストライプ状の導体回路を形成し、フレキシ
ブルプリント配線板を得た。
このフレキシブルプリント配線板を280℃の溶融半田
槽に60秒浸漬し、浸漬後の外観を調べる半田耐熱性試
験を行ったところ、導体回路の脹れや剥離はまったく見
られなかった。
また、この基板を塩化第2鉄水溶液に浸漬することで、
銅箔部分を完全に除去した後、幅12゜7 mm %長
さ127 mmの短冊状に切断し、UL94に準拠した
水平燃焼試験を行ったところ、最長燃焼時間は2秒であ
り、優れた難燃性を有することが認められた。
上記フレキシブルプリント配線板を幅12,7Im s
長さ127mmの短冊状に切断した。この際、短冊の長
平方向がストライブ状の導体回路と平行になるように切
断した。この短冊状物に180度曲げ試験を行ったとこ
ろ、2Rまでネッキングが発生しなかった。
実施例2 アルコキシシランとしてγ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシランをグラフトしたエチレンー二チルアク
リレート共重合樹脂(エチルアクリレート含量11重量
%、メルトフローレート5、グラフトシラン量0.04
重量%)のペレット100重量部にトリアリルイソシア
ヌード2重量部、バークロロンクロペンタデカン65重
量部および二酸化アンチモン25重量部をトライブレン
ドした。
次いで、得られた混合物を2軸混練押出機に投入し、シ
リンダー温度140℃、回転数30pm。
吐出し口温度150℃で、/fi練押出し、溶融吐出す
るすトランドを水冷し、ペレタイズすることにより、接
着性樹脂組成物のペレットを得た。そして、このペレッ
トをシリンダー温度135℃、吐出口温度150℃に設
定したTダイ押出機に投入し、厚さ60μ−の接着性樹
脂組成物のフィルム状物をflた。
このフィルム状物を用いて、実施例1と同様にして、積
層体を得た。該積層体の厚み110岬であった。なお、
この積層体のガラス布側には表面タックがなかった。
この積層体の樹脂接着性樹脂組成物を含浸したガラス布
側の面より、加速電圧IMVの電子線を6 M r a
 d照射し、フレキシブルプリント基板を1會)た。該
基板の電解銅箔とガラス布との接着強度を測定したとこ
ろ、試験中にガラス布が破れる程の接む強度が得られた
上記基板に、実施例1と同様にエツチングを施し、回路
幅0.251M11回路間隔0.25鴫のストライプ状
の導体回路を形成した。
そして、実施例1と同様にして、半田耐熱性試験、水平
燃焼試験および180度曲げ試験を行った。その結果、
半田耐熱性試験においては、導体回路の脹れや剥離はま
ったく見られなかった。また、水平燃焼試験においては
、最長燃焼時間が3秒であった。180度曲げ試験にお
いては、2Rまでネッキングが発生しなかった。
実施例3 (多層フレキシブルプリント配線板の作成)実施例1で
用いた電解鋼箔の粗面側とガラス布との間に、実施例2
で得たフィルム状物を挾み、実施例1と同様に熱圧着し
て、厚さ110μ−の積層体を得た。該積層体に、回路
幅0.30+na、回路間隔0.30Mのストライブ状
の導体回路を、実施例1と同様のエツチングにより形成
し、第1回路板とした。
また、実施例2で得たフィルム状物、実施例1で用いた
ガラス布、実施例1で用いた電解銅箔および実施例2の
フィルム状物をこの順に積層し、実施例1と同様に熱圧
着し、厚み160μ脂の積層体を作成した。そして、実
施例1と同様の方法により、回路幅0. 50iun、
回路間隔0.50mmのストライプ状の導体回路を形成
し、第2回路板とした。
第2回路板のフィルム状物側の面と第1回路板の導体回
路側の面とを重ね合わせた状態で、上記両回路板を18
0℃の熱プレス装置で圧力20kg/32にて5分間熱
圧着した。
次いで、加速電圧1.5MVの電子線を、上記積層体の
導体回路側から12Mrad照射し、厚みが250−で
あり、2層構造を有する多層フレキシブルプリント配線
板を得た。
この多層フレキシブルプリント配線板について、実施例
1と同様に半田耐熱性試験および180度曲げ試験を行
った。その結果、半111耐熱性試験においては、導体
回路の脹れや剥離は、全く見られデカった。また、18
0度曲げ試験においては、5Rまでネッキングが発生し
なかった。
実施例4 アルコキシシランをグラフトしlニエチレンアクリレー
ト共重合樹脂(エチルアクリレート含量13%、メルト
フローレート5、グラフトシラン量0.05重量%)の
ペレット100重量部にトリアリルイソシアヌレート4
重量部、デカブロモジフェニルエーテル50重量部、三
酸化アンチモン30重量部、硼酸亜鉛5重量部、ペンタ
エリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート11重
量Kをトライブレンドした後、該混合物を2軸混練押出
機に投入し、シリンダー温度120℃、回転数20rp
m、吐出ロ温度140℃で混線押出し、溶融吐出するス
トランドを水冷し、ペレタイズすることにより、接着性
樹脂組成物のペレットを得た。次に、このペレットをシ
リンダー温度140℃、吐出口温度150℃に設定した
Tダイ押出機に投入し、厚さ60μmの接着性樹脂組成
物のフィルム状物を得た。
実施例1で用いたガラス布を厚み60μmの上記フィル
ム状物2枚の間に挾み、180℃の熱プレス装置を用い
て圧力15kg/c+m2で3分間熱圧着することによ
り、接着性樹脂化合物をガラス布へ含浸させ、厚さ11
0μ厘のプリプレグを得た。
上記プリプレグを2枚製造して積層し、さらに厚み35
μ園の電解銅箔の粗面側をプリプレグの積層体と接触さ
せた状態で積層した。これを180℃の熱プレス装置に
より、圧力15kg/cm2で5分間熱圧着することに
より、厚み250μ麿の積層体を得た。
この積層体の上記ガラス布側の面より、加速電圧IMV
の電子線を10 M r a d照射し、フレキシブル
プリント基板を得た。
該基板の電解銅箔とガラス布との接着強度を銅箔側18
0度剥離強度にて測定したところ、2゜2 k g /
 csであった。また、この基板を150℃の恒温槽内
に10日間放置した後、同様に銅箔側180度剥離強度
を測定したところ、O’、85kg / cmてあった
上記フレキシブルプリント基板について、実施例1と同
様の半田耐熱性試験および水平燃焼試験を行った。その
結果、半田耐熱性試験においては、導体薄膜の脹れや剥
離はまったく見られなかった。
また、水平燃焼試験においては、最長燃焼時間は4秒間
であった。
そ、して、上記基板の電解銅箔表面に、幅0.5mm、
間隔0.5mmで、ストライプ状にエツチングレジスト
インキを印刷、乾燥させ、塩化第二鉄水溶液で、銅箔の
露−小部分を除去し、上記エツチングレジストインキを
除去することにより、回路幅0.5mm、回路間隔0.
5mmのストライプ状の導体回路を形成し、フレキシブ
ルプリント配線板を得た。
上記フレキシブルプリント配線板について、実施例1と
同様に180度曲げ試験を行ったところ、1.5Rまで
ネッキングが発生しなかった。
実施例5 アルコキンシランをグラフトシtニエチレンアクリレー
ト共重合樹脂(エチルアクリレート含J8119%、メ
ルトフローレート3、グラフトシラン量0.04重量%
)のペレット100重量部にトリアリルイソシアヌレー
ト5重量部、パークロロペンタシクロデカン35重量部
、三酸化アンチモン15重量部、炭酸マグネシウム5重
量部、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート] 1重量部をトライブレンドした後、該混合物
を2軸混練押出機に投入し、シリンダー温度140℃、
回転数30rpm、吐出ロ温度150℃で混練押出し、
溶融吐出するストランドを水冷し、ペレタイズすること
により、接着性樹脂組成物のペレットを得た。次に、こ
のペレットをシリンダー温度135℃、吐出口温度15
0℃に設定したTダイ押出機に投入し、厚さ60μlの
接着性樹脂組成物のフィルム状物を得た。
実施例1で使用したと同じガラス布を上記フイルム状物
2枚の間に挾み、180℃の熱プレス装置を用いて圧力
15kg/cm2で3分間熱圧前することにより、接着
性樹脂化合物をガラス布へ含浸させ、厚さ120μ園の
プリプレグを得た。
上記プリプレグを3枚製造して積層し、さらに厚み35
辱の電解銅箔の粗面側をプリプレグの積層体と接触させ
た状態で積層した。これを180℃の熱プレス装置によ
り、圧力10kg/cm2で5分間熱圧着することによ
り、厚み400μ−の積層体を得た。
この積層体の上記ガラス布側の面より、加速電圧2.0
MVの電子線を15 M r a d照射し、フレキシ
ブルプリント基板を得た。
該基板の電解銅箔とガラス布との接着強度を銅箔側18
0度剥離強度にて測定したところ、1゜8 k g /
 csてあった。また、この基板を150℃の恒温槽内
に10日間放置した後、同様に銅箔側180度剥離強度
を測定したところ、0.71kg / cmであった。
上記フレキシブルプリント基板について、実施例1と同
様の16III耐熱性試験および水平燃焼試験を行った
。その結果、半田耐熱性試験においては、導体薄膜の脹
れや剥離はまったく見られなかった。
また、水平燃焼試験においては、最長燃焼時間は2秒間
であった。
そして、上記基板の電解銅箔表面に、実施例4と同様に
してストライプ状の導体回路を形成し、フレキシブルプ
リント配線板を得た。
また、上記このフレキシブルプリント基板について、実
施例1と同様にして180度曲げ試験を行ったところ、
2Rまてネッキングが発生しなかった。
実施例6 アルコキシシランをグラフトしたエチレンアクリレート
共重合樹脂(エチルアクリレート含量19%、メルトフ
ローレート25、グラフi・シラン20.05重量%)
のペレット100重量部にトリアリルイソシアヌレート
5重量部、テトラブロモエチレンビスフタルイミド50
重量部、三酸化アンチモン30重量部、4.4−−チオ
ヒス(3メチル−6−カーブチルフェノール)1重量部
をトライブレンドした後、該混合物を2幀in押出機に
投入し、シリンダー温度120℃、回転数2Orpm、
吐出ロ温度140℃で混線押出し、溶融吐出するストラ
ンドを水冷し、ペレタイズすることにより、接着性樹脂
組成物のペレットを得た。次に、このペレットをシリン
ダー温度135℃、吐出口温度140℃に設定したTダ
イ押出機に投入し、厚さ50μ■の接着性樹脂組成物の
フィルム状物を得た。
実施例1で使用したガラス布を厚み50μ−の上記フィ
ルム状物2枚の間に挾み、180℃の熱プレス装置を用
いて、圧力15kg/cm2で3分間熱圧着することに
より、接着性樹脂化合物をガラス布へ含浸させ、厚さ1
00μ脂のプリプレグを得た。
上記プリプレグを2枚製造して積層し、さらにプリプレ
グの積層体と2枚の厚さ35声の電解銅箔とを、上記積
層体の両面に電解銅箔の粗面側を接触させた状態で積層
した。これを180℃の熱プレス装置により、圧力15
kg/ca+2で熱圧着して、厚み260声の積層体を
得た。
この積層体の両面より、加速電圧2.0MVの電子線を
5 M r a dづつ照射し、フレキシブルプリント
基板を得た。
該基板の電解銅箔とガラス布との接着強度を銅箔側18
0度剥離強度にて測定したところ、2゜4 k g /
 c+sてあった。また、この基板を150℃の恒温槽
内に10日間放置した後、同様に銅箔側180度剥離強
度を測定したところ、0.52kg / cmであった
上記フレキシブルプリント基板について、実施例1と同
様の半田耐熱性試験および水平燃焼試験を行った。その
結果、半田耐熱性試験においては、導体薄膜の脹れや剥
離はまったく見られなかった。
また、水平燃焼試験においては、最長燃焼時間は2秒間
であった。
そして、上記フレキシブルプリント基板の両面の電解銅
箔表面に、実施例4と同様にしてストライプ状の導体回
路を形成し、フレキシブルプリント配線板を得た。
このフレキシブルプリント配線板について、実施例1と
同様にして180度曲げ試験を行ったところ、3Rまで
ネッキングが発生しなかった。
比較例1 フェノール−ノボラック系エポキシ樹脂(エポキシ価1
20)とビス(4−アミノ−2−クロロフェニル)メタ
ンとを重量比60/40で混合した混合物の30重量%
濃度のトルエン溶液を、実施例1で使用したガラス布に
含浸し、120℃の恒温槽内て30分乾燥させて、プレ
プリグを作成した。該ブレブリグに、実施例1で用いた
電解銅箔を積層し、180℃、40kg/cm2の条件
にて、20分間加熱し、上記混合物を硬化させて、フレ
キンプルプリント基板を得た。
このフレキシブルプリント基板に実施例1と同様のエツ
チングを施して導体回路を形成し、フレキシブルプリン
ト配線板を作成した。
このフレキシブルプリント配線板について、実施例1と
同様の半田耐熱性試験を行ったところ、導体回路の一部
に脹れが生した。
なお、上記加熱硬化時間を60分としたほかは、前述の
場合と同様にして作成したフレキシブルプリント配線板
について、実施例1と同様の半田耐熱性試験を行ったと
ころ、導体回路に脹れは発生しなかっt二。
比較例2 エチレン−酢酸ビニル共重合系ホットメルト接む剤(酢
酸ビニル含量28重量%、メルトフローレート55)の
ペレット100重量部にトリメチロールプロパントリメ
タクリレート5重量部、デカブロモジフェニルエーテル
60重量部および三酸化アンチモン20重量部をトライ
ブレンドした。
そして、該混合物を2軸混練押出機に投入し、120℃
、回転数2Orpm、吐出ロ温度125℃で混練押出し
、溶融吐出するストランドを水冷し、ペレタイズするこ
とにより、接着性樹脂組成物のペレットを得た。次に、
このベレットをシリンダー温度135℃、吐出口温度1
40℃に設定したTダイ押出機に投入し、厚さ50/7
1の接着性樹脂組成物のフィルム状物を得た。
実施例1で用いた電解鋼箔の粗面側とガラス布との間に
、上記フィルム状物を挾み、180℃の熱プレス装置で
圧力20 k g / cm 2で3分間で熱圧着する
ことにより、接着性樹脂化合物のガラス布への含浸と、
電解銅箔とガラス布との接着を行って積層体を得た。該
積層体の厚み1001I@であった。
この積層体の樹脂接着性樹脂組成物を含浸したガラス布
側の面より、加速電圧IMVの電子線を6 M r a
 d照射し、フレキシブルプリント基板を得た。
このフレキシブルプリント基板の電解鋼箔とガラス布と
の接着強度を測定したところ、0.23k g / 3
2であった。
また、該フレキシブルプリント基板に、実施例1と同様
のエツチングを施したことろ、エツチング完了前に導体
回路が部分的に剥離した。
比較例3 エチレン−エチルアクリレート共重合系ホットメルト樹
脂(エチルアクリレート含ff119fflffi%、
メルトフローレート25)のベレット10011i部に
トリアリルイソシアター1−3垂m部、デカブロモジフ
ェニルエーテル60重量部および三酸化アンチモン20
重量部をトライブレンドした。そして、該混合物を2軸
混練押出機に投入し、シリンダー温度120℃、回転数
20 r pm、吐出し口温度135℃で、混線押出し
、溶融吐出するストランドを水冷し、ペレタイズするこ
とにより、接着性樹脂組成物のペレットを得た。次に、
このベレットをシリンダー温度140℃、吐出口温度1
40℃に設定したTダイ押出機に投入し、厚さ5077
mの接着性樹脂組成物のフィルム状物を得た。
該フィルム状物を用いて、比較例2と同様にして、導体
薄膜とガラス布との積層体を得た。この積層体の厚みは
95−であった。
この積層体の樹脂接着性樹脂組成物を含浸したガラス布
側の面より、加速電圧IMVの電子線を12Mrad照
射し、フレキシブルプリント基板を得た。
このフレキシブルプリント基板の電解銅箔とガラス布と
の接着強度を測定したところ、0.61k g / c
m 2であった。
また、該フレキシブルプリント基板に、実施例1と同様
のエツチングを施し、フレキシブルプリント配線板を得
た。
このフレキシブルプリント配線板について、実施例1と
同様な方法により半田耐熱性試験を行ったところ、導体
回路に脹れが多数少じた。
比較例4 フェノール−ノボラック系エポキシ樹脂(エポキシ価1
20)とビス(4−アミノ−2−クロロフェニル)メタ
ンとを重量比60/40で混合した混合物の30重量%
濃度のトルエン溶液を、実施例1て使用したガラス布に
含浸し、120℃の恒温槽内で30分乾燥させて、厚さ
75μ−のプリプレグを作成した。該プリプレグを2枚
積層し、さらにこの積層体に実施例1で用いた電解銅箔
の粗面側を貼合わせた。次いで、熱プレス装置を用いて
180℃、40 k g / cm 2の条件にて、6
0分間加熱し、上記混合物を硬化させて、厚み180μ
麿のフレキシブルプリント基板を得た。
このフレキシブルプリント基板について、実施例1と同
様の半田耐熱性試験を行ったところ、導体薄膜に脹れは
生じなかった。
しかし、上記加熱硬化時間を30分としたほかは、前述
の場合と同様にして作成したフレキシブルプリント基板
について、実施例1と同様の半田耐熱性試験を行ったと
ころ、導体薄膜の一部に脹れが生した。
このフレキシブルプリント基板に実施例4と同様のエツ
チングを施して導体回路を形成し、フレキシブルプリン
ト配線板を作成した。
このフレキシブルプリント配線板について、実施例1と
同様にして、180度曲げ試験を行ったところ、8Rで
ネッキングが生じた。
比較例5 実施例1で使用したと同じガラス布に、カルボキシル化
ニトリルゴム(ハイカーCTBNI 300×13、グ
ツドリッチ社製)、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(
エピコート1001、シェル社製)およびカルボキシル
化ニトリルゴム(二ボール1072、日本ゼオン社製)
をMal比50/40/20で混合した混合物の30重
量%メチルエチルケトン溶液を含浸し、120℃の恒温
槽内で20分間乾燥させ、厚さ70−のプリプレグを得
た。 このプリプレグを3枚積層し、この積層体に実施
例1で使用した電解鋼箔の粗面側を貼合わせた。次いで
、熱プレス装置を用いて180℃、40 k g / 
cm2の条件にて、60分間加熱し、上記混合物を硬化
させて、厚み240μのフレキシブルプリント基板を得
た。
このフレキシブルプリント基板について、実施例1と同
様の半田耐熱性試験を行ったところ、導体薄膜に脹れは
生じなかった。
しかし、上記加熱硬化時間を15分としたほかは、前述
の場合と同様にして作成したフレキシブルプリント配線
板について、実施例1と同様の半田耐熱性試験を行った
ところ、導体薄膜の一部に脹れが生した。
このフレキシブルプリント基板に実施例4と同様に導体
回路を形成し、フレキシブルプリント配線板を作成した
そして、このフレキシブルプリント配線板について、実
施例1と同様にして、180度曲げ試験を行ったところ
、IIRでネッキングが発生した。
上記実施例1〜6および比較例1〜5より、本発明のフ
レキシブルプリント配線板は、半田耐熱性、柔軟性に優
れ、難燃性が高いことがわかる。
また、製造工程および製造に必要な時間が少なくて済み
、製造効率がよいこともわかる。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明のフレキシブルプリント配線板は
、アルコキシシランをグラフトさせたエチレン−エチル
アクリレート共重合樹脂、分子内に複数個の不飽和結合
を有する多官能性化合物を主成分とする接着性樹脂組成
物が含浸したガラス布を絶縁基材として使用しており、
製造工程も少ないので、生産性が良く、また安価に製造
することかで゛きる。
また、上記接着性樹脂組成物は、アルコキシシランをグ
ラフトさせたエチレン−エチルアクリレート共重合樹脂
を含有しており、放射線重合されているので、本発明の
フレキシブルプリント配線板は、柔軟性、機械的強度、
半田耐熱性、エツチング耐性に優れ、吸湿性が低いもの
になる。また、絶縁基材として、上記接着性樹脂組成物
が含浸したガラス布を複数枚積層したものを用いること
により、特に機械的強度の高いものとすることができる
。さらに、上記接着製樹脂組成物に難燃剤を含有させる
ことにより、難燃性の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフレキシブルプリント配線板の一実施
例を示す断面図、第2図はその製造方法を示す説明図、
第3図は別の実施例を示す断面図、第4図は第3図に示
すフレキシブルプリント配線板の製造方法を示す説明図
、第5図および第6図はそれぞれさらに別の実施例およ
びその製造方法を示す説明図である。 A、  AI、  A2.  A3 ・・・フレキシブルプリント配線板、 1・・・絶縁基材、3・・・導体薄膜、31.32.3
3,34.35・・・導体回路、10・・・ガラス布。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.絶縁基材上に導体薄膜からなる導体回 路を貼合わせた積層体からなるフレキシ ブルプリント配線板であって、 上記絶縁基材が、アルコキシランをグ ラフトさせたエチレン−エチルアクリレ ート共重合樹脂および分子内に複数個の 不飽和結合を有する多官能性化合物を含 有する接着性樹脂組成物を含浸させたガ ラス布であり、上記接着性樹脂組成物が 放射線照射されてなることを特徴とする フレキシブルプリント配線板。
  2. 2.上記絶縁基材が、上記ガラス布を複数 枚積層したものである請求項1記載のフ レキシブルプリント配線板。
  3. 3.上記接着性樹脂組成物か難燃剤を含有 する請求項1または2記載のフレキシブ ルプリント配線板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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