JPH03219721A - プッシュプル形スイッチング回路および回路装置 - Google Patents

プッシュプル形スイッチング回路および回路装置

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JPH03219721A
JPH03219721A JP2104847A JP10484790A JPH03219721A JP H03219721 A JPH03219721 A JP H03219721A JP 2104847 A JP2104847 A JP 2104847A JP 10484790 A JP10484790 A JP 10484790A JP H03219721 A JPH03219721 A JP H03219721A
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JP
Japan
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field effect
output terminal
switching
circuit
time
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JP2104847A
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Masahito Kashima
鹿島 雅人
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電界効果トランジスタをスイッチング回路要素
とするプッシュプル形スイッチング回路および回路装置
に関する。
〔従来の技術] アドハンスドロジノクと呼ばれる集積回路装置を電界効
果トランジスタで構成することにより、バイポーラ形に
比べて消費電力が格段に低い特長をもつ高速ロジック動
作回路を構成できるが、そのスイッチング動作を高速化
すると、この動作に伴って鋭いスパイク状のノイズが発
生しやす(なり、電界効果トランジスタで構成された集
積回路ではそのゲート回路の入力インピーダンスが非常
に高いので誤動作が起きやすくなる。周知のように、最
も代表的なノイズはいわゆる電源ノイズであって、複数
個のスイッチング回路が同時に動作するとそれらに給電
する電amに大きなノイズが乗って、動作中の回路はも
ちろん非動作中の回路までが誤動作を起こすことがある
従来はこの問題を解決するため、スイッチング回路の出
力端子に適度な抵抗値のダンピング抵抗を直列に挿入し
、スイッチング動作の際に発生しやすい電圧振動を制動
してノイズ発生を極力防止する手段を採っていた。
(発明が解決しようとする課題) 上述のダンピング抵抗を挿入する手段は原理上は非常に
有効であるが、その抵抗値が低すぎると効果がなく高す
ぎるとスイッチング速度が落ちるのて、抵抗値を適正に
選択する必要がある。ところが、かかる適正抵抗値は集
積回路内の各スイッチング回路ごとに異なり、しかもそ
の正確な予測か非常に困難である。もちろん、このダン
ピング抵抗を可調整にすればよいが、それでは調整に手
間が掛かり過ぎていかにも実用的でない。従って実際に
は多少の余裕を見てダンピング抵抗値を高めに設定する
ことになり、スイッチング回路がもつ折角の高速動作機
能をみすみす殺して使う結果となりやすい。さらに、か
かるダンピング抵抗はスイッチング動作中に有用であっ
ても、定常的なオン状態ではスイッチング回路の負荷駆
動能力を低下させる有害無用なものである。
本発明の目的は、スイッチング回路の高速動作機能や負
荷駆動能力を落とさずに、ノイズ発生を有効に防止する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、出力端子と1対の電源電位点の間にそれぞ
れ接続され少なくとも一方の電源電位点との間に複数個
挿入された電界効果トランジスタと、入力信号を受けそ
の論理状態の変化に応じ各電界効果トランジスタに対す
る操作信号の論理状態を出力端子と1iill電位点間
に挿入された複数個の電界効果トランジスタの開閉状態
変化を互いにずらせかつ重ね合わせるタイミングで切り
換える操作回路とでスイッチング回路を構成することに
より上述の目的を達成する。
さらに、本発明のスイッチング回路装置では、出力端子
と各電源電位点の間に接続され抵抗体で構成されたゲー
トの一端に入力信号を受ける電界効果トランジスタと、
そのゲートの他端と電源電位点の間に接続された補助ト
ランジスタとによりこれを構成して、入力信号の論理状
態の変化直後のみこの変化に応じてオン動作する電界効
果トランジスタ用の補助トランジスタをオン動作させる
ことにより上述の目的を達成する。
〔作用] 本発明はスイッチング回路からのノイズ発生がそのスイ
ッチング動作時間内で動作開始時や動作終了時のごく短
時間内にとくに起こりやすいことに着目して、かかる特
定の短時間内のみその出力端子電圧の変化をなまらせる
ことによって上述の目的を達成するものである。
電界効果トランジスタを用いるプッシュプル形スイッチ
ング回路では、それがプッシュプル形であるからには出
力端子と1対の電源電位点の間にそれぞれ電界効果トラ
ンジスタが接続されるが、本発明によるスイッチング回
路では、これを利用して出力端子の両側の電界効果トラ
ンジスタ中の少なくとも一方を並列ないしは直列接続の
複数個構成にして置き、その前記構成にいうゲート操作
回路によりこれら複数個の電界効果トランジスタを互い
にずらせたタイミングで開閉操作することによって、ス
イッチング動作の開始直後や出力直前の出力端子電圧の
変化を緩やかにしてノイズの発生を防止する。
すなわち、上述の複数個のトランジスタを例えばオン状
態からオフ状態にする際、これらを順次にタイミングを
ずらせてオフ状態にして行くことによって、すべてを同
時にオフさせるよりスイッチング動作の開始直後や終了
直前の出力端子電圧の変化をなまらせることができる。
しがし、このように複数個のトランジスタの開閉動作を
互いにずらせるだけではスイッチング回路がいたずらに
長くなってしまうので、本発明回路ではそれらの開閉動
作時間を互いに重ね合わせることにより、スイッチング
動作の途中での出力端子電圧の変化を動作の開始直後や
終了直前よりも速めて、全体のスイッチング動作時間を
各トランジスタの開閉動作時間とあまり違わないように
する。
本発明によるスイッチング回路装置では、そのノイズを
防止する原理は上と同じであるが、出力端子とii源電
位点との間に抵抗体からなるゲートを備える電界効果ト
ランジスタを接続して、その動作を小形の補助トランジ
スタで制御することにより回路装置全体の構成を簡単化
する。
周知のように、電界効果トランジスタのゲートはふつう
ポリシリコンなので抵抗体に利用でき、かつ不純物ドー
プ濃度によってその固有抵抗値も制御できる。かかる電
気抵抗を持つゲートはその下のチャネルが形成されるサ
ブストレートとの間に静電容量を持つので、抵抗である
と同時にRCの一種の分布定数回路要素でもある。本発
明回路装置はこの点に着目したもので、入力信号をこの
ゲートの一端に与え、かつその他端の電位を補助トラン
ジスタにより制御する。
すなわち、入力信号が例えば我になり電界効果トランジ
スタがこれをゲートの一端に受けてオン動作する際、補
助トランジスタを同時にオンさせてゲートの他端を′L
にする。当初はゲートの一端付近の下にのみチャネルが
形成されるが、ゲートが分布定数回路なので凡の電位は
他端の方に向けて順次床がり、それに応じてチャネル形
成面積も広がる。従って、電界効果トランジスタのオン
抵抗は最初は高いがRCの分布時定数で決まる速度で減
少して行くことになる。
本発明回路装置は、この抵抗体として構成されたゲート
のRC分布時定数を利用して、電界効果トランジスタの
オン抵抗を時間的に変化させることによりノイズ発生を
防止するもので、このための具体的な手段として、前述
の構成にいうように補助トランジスタをスイッチング動
作をする電界効果トランジスタのゲートの他端と電at
位点との間に接続して置き、ゲートの一端に与えられる
入力信号の論理状態の変化に応じて電界効果トランジス
タがオン動作するに際し、変化直後のごく短時間内のみ
かかる補助トランジスタをオン動作させることにより、
スイッチング動作開始直後の出力端子電圧の変化が動作
途中より緩やかになるようにしたものである。
以上のように、本発明によるスイッチング回路および回
路装置では、ダンヒング抵抗を従来のように用いること
なくスイッチング動作の開始直後や終了直前におけるノ
イズ発生をを効に防止しなカラ、スイッチング動作を高
速で行なわせることにより所期の課題が解決される。
〔実施例〕
以下、図を参照しながら本発明の若干の実施例を説明す
る。なお、これらの実施例ではスイッチング回路をすべ
てCMOS構成とするが、本発明はもちろんMO3回路
ないし回路装置一般に適用することができる。
第1図に示す本発明によるスイッチング回路の第1実施
例では、同図(a)のように相補な電界効果トランジス
タ対からなる3個のインバータ1〜3が1対の電源電位
点VcとVeの間に並列接続され、出力端子Toがこれ
ら3個のインバータから共通に導出される。従って、出
力端子Toと一方の電源電位点Vcの間にはpチャネル
電界効果トランジスタ1p〜3pが、出力端子TOと他
方の電源電位点Veの間にはnチャネル電界効果トラン
ジスタ10〜3nが。
それぞれ並列接続される。各インバータ1〜3の相補電
界効果トランジスタ対のゲートは通例のように共通に、
ただしインバータごとに別個に接続され、操作回路10
から操作信号G1−G3をそれぞれ受ける。
なお、最も色単には上述の6Mの電界効果トランジスタ
にはすべて同し電力容量を持たせることでよいが、この
実施例ではインバータ2用の電界効果トランジスタ2p
と2nにはほかのインバータ用よりも大きい2例えば2
倍のt温容量を持たせであるものとする。
操作回路lOは、このような複合インバータ構成のスイ
ッチング回路へのスイッチング指令である人力信号Si
を受け、これをそのまま操作信号Glとして発するとと
もに、それを各1対のインバータ11と12によって順
次にごく短時間ずつ遅延させた操作信号G2およびG3
を発する。
第1図0))は以上のように構成された第1実施例の回
路において、入力信号Siの論理状態が′L4から′H
4に切り換わった際の出力端子Toの電圧vOがtfl
電圧νCから接地電位Veに立ち下がる波形を示すもの
である。図示のように、この出力端子電圧Voはスイッ
チング動作の開始時刻toの直後および終了時刻teの
直前ではごくなだらかなtIJ!斜をもつが、その変化
の途中では急峻な波形を有する。
以下、この理由を定性的に説明する。第1図(blの時
刻10に人力信号Stの論理状態が゛し、からrH,に
変わり、これに応じ操作回路10からの操作信号Glが
上述のtoと同じ時刻tlに、操作信号G2がそれより
1対のインバータ11による遅延時間tdだけ遅れた時
刻t2に、操作信号G3が1対のインバータ12による
遅延時間tdだけさらに遅れた時刻t3にそれぞれイン
バータ1〜3をオフ動作させるようhに切り換わる。も
ちろん、時刻10の以前にはインバータl〜3はオンの
状態つまり出力がすべて我の状態にあり、出力端子電圧
vOは図のA点で示すように電源電圧Vcにある。
いま、インバータ1のみがオフ状態で他のインバータが
オン状態とすると、出力端子電圧Voは図の電圧v1に
落ちて行くはずで、これはインバータ1〜3がすべて同
じ場合は電源電圧Vcの273であるが、この例ではイ
ンバータ2の電流容量が他の2倍なのでその3/4にな
る。ただし、実際に出力端子電圧Voがこの電圧になる
のはインバータ1のスイッチング時間tsが経過した後
になる。
従って、時刻toないしtlにおいてインバータlがオ
フ動作を開始した後の出力端子電圧ν0の波形は、かか
る電圧ν1とスイッチング時間tsで決まる回の上側の
三角形の斜辺に沿う経過をほぼ辿り、インバータ2のオ
フ動作が始まる時刻t2までに図のB点にまで落ちる。
次に、このインバータ1と次のインバータ2がともにオ
フで、インバータ3のみがオフの状態を考えると、出力
端子電圧Voは図のv2に落ちて行くはずで、その値は
この実施例でも電源電圧Vcのほぼ1/3になる。図の
上から2番目の三角形はインバータ2のオフ動作により
スイッチング時間ts内に出力端子電圧Voが前の電圧
v1からこの電圧V2に落ちる経過だけを取り出して示
すもので、実際の出力端子電圧vOの波形は2番目の三
角形の斜辺の傾斜とインバータ1に対応する1番目の三
角形の斜辺の傾斜とを合成した図のような波形となる。
従って、出力端子電圧Voの値は次のインバータ3がオ
フ動作を開始する時刻t3までに図の0点にまで落ちる
ことになる。
二の時刻t3以降の出力端子電圧Voは、同様に図の3
個の三角形の斜辺の傾斜を合成した波形となり、その値
はインバータ1のオフ動作終了時刻には図のD点にまで
、インバータ2のオフ動作終了時刻には図のE点にまで
それぞれ落ち、さらには最後のインバータ3のオフ動作
終了時刻teに図のF点つまり接地電位Veにまで落ち
、これでスイッチング回路のオフ動作が完了する。なお
、実際の出力端子電圧vOの波形は折線A−Fよりも滑
らかな図の太線のようになる。
なお、この第1図(ロ)には出力端子電圧Voの立ち下
がり時の波形を示したが、その立ち上がり時の波形は、
Pチャネル電界効果トランジスタ1p〜3pとnチャネ
ル電界効果トランジスタ1n〜3nの電流容量や動作特
性が同等な場合、図とは上下が逆の対称波形になる。ま
た、この実施例のように3個のインバータ1〜3を含む
回路全体のスイッチング時間Tsは図の時刻toから時
刻(eまで、すなわち各電界効果トランジスタのスイッ
チング時間tsよりも遅延時間tdの2倍だけ長くなる
この第1実施例かられかるように、出力端子TOと電源
電位点VcやVeとの間に挿入された複数個の電界効果
トランジスタのオンオフ動作の開始タイミングを操作回
路lOにより例えば遅延時間tdずつずらせ、かつこの
遅延時間tdを各電界効果トランジスタのスイッチング
時間tsよりも短く設定してそれらのスイッチング動作
を重ね合わせることにより、出力端子電圧Voの変化を
スイッチング動作の開始直後や終了直前で図のように充
分緩やかにしてスイッチングノイズの発生を有効に防止
することができる。
なお、第1実施例では出力端子TOと電源電位点Vcや
Veとの間に接続する電界効果トランジスタを3個とし
たが、2個の場合でも上述に近い効果をもたせることが
でき、4個以上とすれば出力端子電圧Voの波形をさら
に良好にすることができる。
また、両電源電位点側の電界効果トランジスタの個数を
必ず同数とする必要はなく、場合によっては一方の電源
電位点側の電界効果トランジスタを1個だけで済ませる
ことも可能である。
第2図に示す本発明の第2実施例では、同図(a)のよ
うに相補電界効果トランジスタ対でそれぞれ構成される
2個のインバータ4と5が1対の電源電位点VcとVe
O間に並列接続され、出力端子Toは両インバータから
共通に導出されるが、インバータ4の電界効果トランジ
スタ4pと4nには大な電流容量が、インバータ5の電
界効果トランジスタ5pと51には小な電流容量がそれ
ぞれ賦与され、かつインバータ4は操作回路10により
トライステート動作するよう操作される。
繰作回路10は入力信号Stをそのまま操作信号G5と
してインバータ5に与えるが、インバータ4をスイッチ
ング動作の開始時と終了時には浮動状態に置くが途中で
はふつうの動作をさせるように、その電界効果トランジ
スタ4pと4nに操作信号G4pとG4nをそれぞれ与
える。入力信号Stを順次受けるインバータ13と14
は遅延回路要素としても利用され、それらの出力をそれ
ぞれ2個の入力に受けるナントゲート15とノアゲート
16により操作信号G4pとG4nがそれぞれ作られる
第2図0))はこの実施例における出力端子電圧V。
の立ち下がり波形を示す、上述の操作信号G4pとG4
nを受けるインバータ4は、入力信号Siの論理状態が
変化する時刻toの後のインバータ13による遅延時間
td後の時刻t1から、さらにインバータ14による遅
延時間td後の時刻t2までの時間内にのみ動作して、
それ以外の時間では浮動状態にある。
電流容量が小なインバータ5だけが動作する時刻tO〜
t1の間はその負荷駆動能力が低いので、出力端子電圧
Voの立ち下がりは図のように緩やかであるが、電流容
量の大なインバータ4の動作が加わる時刻t1〜t2の
間は出力端子電圧Voが急峻に立ち下げられ、時刻t2
からスイッチング動作が終了する時刻teまでは立ち下
がりが再び緩やかになる。
もちろん、出力端子電圧Voが立ち上がる際の波形はこ
れと上下対称になる。
このように第2実施例でも、出力端子電圧Voの変化速
度をスイッチング動作の開始直後や終了直前で遅くし途
中では速めて、スイッチングノイズの発生を防止するこ
とができる。
なお、この実施例でも第2図ら)かられかるように、イ
ンバータ4の動作がインバータ5の動作に対してインバ
ータ13により設定される遅延時間tdだけずらされ、
かつ両インバータ4と5の動作がインバータ14により
設定される遅延時間tdに対応する時間内に重ね合わさ
れる。
第3図に示す第3実施例では、同図(萄のようにそれぞ
れ相補電界効果トランジスタ対で構成される2個のイン
バータ6と7が組み合わされるが、それらのpチャネル
電界効果トランジスタ6pと7pが出力端子Toと一方
の電源電位点Vcの間に直列に接続され、同様にnチャ
ネル電界効果トランジスタ6nと7nが出力端子Toと
他方の電源電位点Eの間に直列に接続される。また、イ
ンバータ7の電界効果トランジスタ7pと7nには比較
的高抵抗値をもつ抵抗rが並列に接続される。操作回路
10は入力信号Siをそのまま操作信号G6としてイン
バータ6に与えるが、インバータ7には入力信号siを
2個のインバータ17によって遅延時間tdだけずらせ
た操作信号G7を与える。
第3図(b)にこの実施例における出力端子電圧V。
の立ち下がり波形を示す0時刻toに入力信号Siが゛
し、から且に変化した後はまずインバータ6のbがオフ
動作を開始する。この際の出力端子電圧Voは電界効果
トランジスタ6pのオフ抵抗、電界効果トランジスタ6
nのオン抵抗および2個の抵抗rにより設定される電源
電圧Vcに近い電圧v1にまでインバータ6のスイッチ
ング時間ts内に下がるように図のA点からB点に向け
て緩やかに立ち下がる。
次に、インバータ17により設定される遅延時間tdだ
け時刻toからずれた時刻t1にインバータ7がオフ動
作を開始し、これ以降の出力端子電圧Voは上述のB点
から急速に立ち下がり、インバータ6のオフ動作が終了
する0点を経て、時刻t1からインバータフのスイッチ
ング時間tsが経過した時刻teにD点つまり接地電位
上に下がる。
この実施例ではスイッチング動作の終了直前での出力端
子電圧の変化があまり緩和されないが、とくにノイズが
出やすいスイッチング動作の開始直後の電圧変化を緩和
することができる。
なお、この実施例のスイッチング回路のスイッチング時
間Tsはインバータフのスイッチング時間tsよりも操
作回路10内のインバータ17で設定される遅延時間t
dだけ長くなる0両インバータ6と7の動作が互いにず
らされかつ重ね合わされることは今までの実施例と同じ
である。
次に、第4図および第5図を参照して本発明によるスイ
ッチング回路装置の実施例を説明する。
第4図(a)はその回路図、同図(b)〜(5)はそれ
に関連する波形図、第5図はそれ用の電界効果トランジ
スタの上面図である。
第4図(a)において、スイッチング回路を構成する相
補な電界効果トランジスタ対8pと8nが1対の電源電
位点VcとVeO間に直列接続され、その相互接続点か
ら出力端子Toが導出されるのはふつうのプッシュプル
形回路と同じであるが、両電界効果トランジスタ8pと
80のゲートはいずれも図でハツチングを付して示した
ように抵抗体で構成される点が従来と異なり、これらゲ
ートの一端は互いに共通接続されて入力信号Siを受け
る。
さらに、両電界効果トランジスタ8pおよび8nのかか
るゲートの他端と電源電位点VcおよびVeとの間には
、それぞれ補助トランジスタ9pおよび9nが接続され
る。この実施例では、これら補助トランジスタ9pと9
nは電界効果形とされ、かつチャネル形が対応する電界
効果トランジスタ8pと80と同じものが用いられる。
入力信号SIを受ける操作回路10は、両電界効果トラ
ンジスタ8pと81には入力信号Stをこの実施例では
そのままゲートの一端に出力するとともに、補助トラン
ジスタ9pのゲートにはインバータ18とオアゲー)1
9Pとで作った操作信号G9pを、補助トランジスタ9
nのゲートにはインバータ18とアンドゲート19nと
で作った操作信号G9nをそれぞれ与える。なお、イン
バータ18は補助トランジスタのオン動作時間の設定用
であり、第4図(ロ)に示す入力信号Siが時刻10に
′L4から箕になった時、これとアンドゲート19nで
作られる同図(C)の操作信号G9nは時刻t1までの
時間内箕の状態をとって補助トランジスタ9nをオン操
作する。
第4図(5)は同図(a)のスイッチング回路において
出力端子電圧Voが立ち下がる場合の波形を示す。
同図ら)の入力信号Siが時刻10にL4から%に変化
すると、両電界効果トランジスタ8pと80のオンオフ
状態が切り換わるが、これと同時に同図(C)の操作信
号G9nが箕になり補助トランジスタ9nが時刻t1ま
でオン動作するので、電界効果トランジスタ9nのゲー
トの他端が接地電位点Veに置かれる。前述のようにゲ
ートは分布定数回路要素なので、当初は入力信号Siの
九を受けるその一端のごく近くの下側にだけチャネルが
形成されて、電界効果トランジスタ9nのオン抵抗は非
常に高いが、箕の電位が他端の方に順次床がるのに応じ
チャネルの形成面積も広がり、ゲートのRC分布時定数
で決まる速度でオン抵抗が減少して行く、この結果、出
力端子電圧Voは第4図(山のように時刻10以前の値
Vcから最初は緩やかに、ついで加速度的に減少し、補
助トランジスタ9nがそのままオン状態にあればこの減
少速度が次第に落ちて最後には破線で示すように電圧v
1に落ち着く。
しかし、出力端子電圧Voの経過が図のA点からB点に
達した時に、第4図(C)の操作信号G9nが我から′
し、に変わって補助トランジスタ9nがオフするので、
ゲートの他端に対する接地電位Veへの拘束が解かれる
。この時刻t1以降もゲートがもっRC分布時定数に応
じてチャネル形成面積が広がり、オン抵抗が経時的に変
化する速度で減少して行くので、出力端子電圧Voは図
のB点からC点に至る経過を辿り、C点に対応する時刻
teにこの実施例回路のスイッチング動作が完了する。
なお、この実施例の以上の動作中で、出力端子電圧Vo
が電圧v1に向けて減少して行く時間的経過は、ゲート
の抵抗R9そのサブストレートとの間の静電容量C,ゲ
ート長、および電界効果トランジスタ8nの動作しきい
値によって設定でき、かつ補助トランジスタ9nをオン
動作させる時間をこの経過に適合させることによって、
出方端子電圧VOのスイッチング動作の開始直後と終了
直前における変化を図示のように緩やかにしてノイズの
発生を防止することができる。
以上とは逆に入力信号Siがhから′Lに変わった時の
動作は説明を省略するが、出力端子電圧Voの経過が第
4図(ハ)とは上下方向に逆になることを除いて全く同
じである。なお、この際の補助トランジスタ9pのゲー
トに対する操作信号G9pは常時はχの論理状態にあり
、入力信号Stの゛し、への変化時に限りその直後の所
定時間内゛し、の状態になって、補助トランジスタ9p
をオン操作する。
次に、第5図を参照して電界効果トランジスタ8pおよ
び8nの構造例を説明する。図にはこれらを組み込んだ
半導体チップ20と補助トランジスタ9pおよび9nの
それとの接続要頭が示されている。
このチップ20の例えばn形の基板21には、まずnチ
ャネル電界効果トランジスタ8n用にウェル22がP形
で拡散され、このウェル22と基板21の所定範囲にゲ
ート酸化膜が付けられ、その上に各電界効果トランジス
タ用にそれぞれポリシリコン等からなる抵抗体としての
ゲート23が図のように屈曲ないしは蛇行した。かつ全
長が通常よりもかなり長いパターンで設けられる。
次に、pチャネル電界効果トランジスタ8p用にP形の
ソース・ドレイン層24と、nチャネル電界効果トラン
ジスタ8n用にn形のソース・ドレイン層25が、通例
のようにゲート23をマスクの一部として自己整合的に
拡散される。ついで、チップの全面が眉間絶縁膜で覆わ
れ、その要所に開口された窓内でソース・ドレイン層2
4と25に導電接触するようにアルミ等の金属が被着さ
れ、そのフォトエツチングによって電源電位点Vcおよ
びVeと出力端子To用の配線11126が図のように
パターンニングされる。さらに、その上を層間絶縁膜で
覆いがつゲート23に導電接触するように被着された金
属のパターンニングにより、入力信号St用と補助トラ
ンジスタ9ρおよび9nとの接続用の配線膜27が図の
ようなパターンで設けられる。
図かられかるように、入力信号Si用の配線膜27は両
ゲート23の一端と接続され、補助トランジスタ9ρお
よび9nとの接続用の配線827は各ゲート23の他端
と接続される。さらに配線膜26と27を図のように接
続して第4図(a)の回路とする。
なお、以上の説明かられかるように、これらの抵抗体の
ゲートを備える電界効果トランジスタ8pおよび8nは
、従来となんら変わらない工程で集積回路装置等に組み
込むことができる。
以上説明した実施例に限らず、本発明は種々の態様で実
施をすることができる。
本発明によるスイッチング回路では、出力端子電圧に持
たせたい波形に応じて、出力端子と1対の電源電位点の
間にそれぞれ挿入すべき電界効果トランジスタの個数、
接続am、電流容量などをまず選択した上で、それに応
じてそれらのスイッチング動作を互いにずらせかつ重ね
合わせる時間を操作回路により適宜に設定することによ
って、用途によく合致したノイズ防止効果を上げること
ができる。また、場合によっては電界効果トランジスタ
の動作速度を調整することにより、それらのスイッチン
グ動作の重ね合わせ時間を制御することも可能である。
出力端子の両電源電位点側に挿入する電界効果トランジ
スタの個数を常に同数とする必要がないことも前述のと
おりである。
本発明によるスイッチング回路装置でも、電界効果トラ
ンジスタのゲートを第5図の例示に限らず必要に応じて
種々のパターンに形成することができる。また、出力端
子電圧に持たせたい波形に応じて、補助トランジスタが
オン状態にある間の波形をゲートの抵抗値および静電容
量値、ゲートのパターンの長さ、電界効果トランジスタ
の動作しきい値等により調整し、かつ補助トランジスタ
のオン時間や場合によってはオン動作の開始時期を選択
することができる。
〔発明の効果] 本発明によるスイッチング回路では、電界効果トランジ
スタを出力端子と電源電位点間に複数個挿入し、操作回
路からそれらに対する操作信号の論理状態を入力信号に
応じて開閉動作を互いにずらせるタイミングで与えるこ
とにより、ノイズが最も発生しやすいスイッチング動作
の開始直後や終了直前での出力端子電圧の急激な変化を
抑え、従来のようなダンピング抵抗を用いることなく、
ノイズの発生を防止することができる。
さらに、このスイッチング回路では、複数個の電界効果
トランジスタに対する操作信号をそれらの開閉動作状態
を重ね合わせるタイミングで与えるようにしたので、ス
イッチング動作の開始直後や終了直前では出力端子電圧
の急激な変化が抑えられるにも拘わらず、動作の途中で
の変化速度を速めて従来とあまり変わらない短時間内に
スイッチング動作を完了させることができる。
本発明によるスイッチング回路装置では、電界効果トラ
ンジスタのゲートに抵抗体を用いてその一端に入力信号
を与え、補助トランジスタによりその他端の電位をスイ
ッチング動作の開始に同期して制御するようにしたので
、ゲートをRC分布定数回路要素として利用しながら、
この電界効果トランジスタ自体にスイッチング動作の開
始直後や終了直前における出力端子電圧の急激な変化を
抑える作用を持たせることにより、全体回路構成を簡単
化しながら上述の効果を一層高めることができ、かつ従
来と全く同じ工程で集積回路装置等に容易に組み込むこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図はすべて本発明に関するもので、第1図(a)は。 プッシュプル形スイッチング回路の第1の実施例の回路
図、第1図(b)は第1図(a)の出力端子電圧の波形
図、第2図(a)はジンシュプル形スイッチング回路の
第2の実施例の回路図、第2図(b)は第2図(a)の
出力端子電圧の波形図、第3図(萄はプッシュプル形ス
イッチング回路の第3の実施例の回路図。 第3図(b)は第3図(a)の出力端子電圧の波形図、
第4図(a)は本発明によるプッシュプル形スイッチン
グ回路装置の実施例の回路図、第4回し)は第4図(a
)の入力信号電圧の波形図、第4図(C)は第4図(a
)の補助トランジスタ9pのゲート電圧の波形図、第4
図(4は出力端子電圧の波形図、第5図は本発明に係る
電界効果トランジスタの具体構造を例示する半導体チッ
プの上面図である。これらの図において、 1〜7:スイッチング回路の回路部分としてのインバー
 タ、11〜7n:nチャネル電界効果トランジスタ、
tp〜7p:pチャネル電界効果トランジスタ、10:
操作回路、11.12:遅延回路要素としてのインバー
タ、13,14 :遅延回路要素を兼ねるインバータ、
15:ナンドゲート、16:ノアゲート、17:遅延回
路要素としてのインバータ、18:補助トランジスタの
オン動作時間設定用インバータ、19n:アンドゲート
、19pニオアゲート、20:半導体チップ、21:基
板、22:ウェル、23:抵抗体からなるゲート、24
.257ソース・ドレイン層、25:ソース・ドレイン
用配線膜、26:ゲート用配線膜、A−F:出力端子電
圧上の動作点、G1−G3゜G4n、G4p+G5〜G
7.G9n、G91p  :操作信号、r:抵抗、Si
:入力信号、To:出力端子電圧、TSニスイツチング
回路のスイッチング動作時間、t;時間、td:遅延時
間、t1〜t3:を界効果トランジスタのスイッチング
動作上の時刻、ve:電源電位点ないしは接地電位、v
c:電源電位点ないし電源電圧、vl。 Vl出力端子電圧の動作上の基準電圧、である。 第3図 第4肥

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)電界効果トランジスタをスイッチング回路要素とす
    るプッシュプル接続回路として構成され入力信号の論理
    状態に応じて出力端子電圧を切り換えるスイッチング回
    路において、出力端子と1対の電源電位点との間にそれ
    ぞれ接続され少なくとも一方の電源電位点との間に複数
    個挿入された電界効果トランジスタと、入力信号を受け
    その論理状態の変化に応じ各電界効果トランジスタに対
    する操作信号の論理状態を出力端子と電源電位点間に挿
    入された複数個の電界効果トランジスタの開閉状態変化
    を互いにずらせかつ重ね合わせるタイミングで切り換え
    る操作回路を備え、スイッチング動作の開始直後ないし
    は終了直前における出力端子電圧の変化速度が動作の途
    中より低められるようにしたことを特徴とするプッシュ
    プル形スイッチング回路。 2)電界効果トランジスタをスイッチング回路要素とす
    るプッシュプル接続回路として構成され入力信号の論理
    状態に応じ出力端子電圧を切り換えるスイッチング回路
    装置であって、出力端子と1対の電源電位点との間にそ
    れぞれ接続されゲートが抵抗体で構成されてその一端に
    入力信号を受ける電界効果トランジスタと、そのゲート
    の他端とこの電界効果トランジスタが接続された電源電
    位点との間に接続された補助トランジスタとを備え、入
    力信号の論理状態の変化直後のみこの変化に応じてオン
    する電界効果トランジスタに対する補助トランジスタを
    オン動作させ、スイッチング動作開始直後の出力端子電
    圧の変化速度が動作の途中より低められるようにしたこ
    とを特徴とするプッシュプル形スイッチング回路装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5936891A (en) * 1997-07-25 1999-08-10 Nec Corporation Non-volatile semiconductor memory device
JP2004508761A (ja) * 2000-09-05 2004-03-18 ザイリンクス インコーポレイテッド 低電圧差動信号を生成するための回路
JP2011176870A (ja) * 2004-12-13 2011-09-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及び電子機器
JP2013165350A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Lapis Semiconductor Co Ltd 増幅器
JP2014053881A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd モータ駆動装置

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