JPH1079655A - パワーオンリセット回路およびモード切換回路 - Google Patents

パワーオンリセット回路およびモード切換回路

Info

Publication number
JPH1079655A
JPH1079655A JP8232817A JP23281796A JPH1079655A JP H1079655 A JPH1079655 A JP H1079655A JP 8232817 A JP8232817 A JP 8232817A JP 23281796 A JP23281796 A JP 23281796A JP H1079655 A JPH1079655 A JP H1079655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
circuit
reset
power supply
semiconductor integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8232817A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Hoshida
哲司 星田
Yoshinaga Inoue
好永 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8232817A priority Critical patent/JPH1079655A/ja
Publication of JPH1079655A publication Critical patent/JPH1079655A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時の残留電圧の有無にかかわらず、
半導体集積回路のリセットを確実に行なうためのパワー
オンリセット信号を発生させることのできるパワーオン
リセット回路を提供する。 【解決手段】 本発明に係るパワーオンリセット回路
は、電源6と、接地ノード7と、インバータ18,22
からなるラッチ回路と、遅延回路4とを備え、半導体集
積回路の他の内部周辺回路をなすトランジスタのしきい
値より高いしきい値を有するトランジスタから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
備えられ、電源投入時に半導体集積回路の内部回路をリ
セットするパワーオンリセット信号を発生するパワーオ
ンリセット(POR)回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のタイマ型パワーオンリセ
ット回路の構成を示す回路図である。図4に示されるよ
うに、この回路は、電源6と、一端が電源6に接続され
る容量素子1と、容量素子1に接続されるインバータ2
と、インバータ2の出力端に接続されるインバータ3
と、一端がインバータ3の出力端に接続される抵抗素子
4と、抵抗素子4の他端にゲートが接続されるNチャネ
ル型トランジスタ5とを備える。
【0003】図5は、従来のレベル型パワーオンリセッ
ト回路の構成を示す回路図である。図5に示されるよう
に、この回路は、電源6と、ゲートとドレインが電源6
に接続されるNチャネル型トランジスタ8と、ゲートと
ドレインがNチャネル型トランジスタ8のソースに接続
されるNチャネル型トランジスタ10と、Nチャネル型
トランジスタ10のソース端に接続されるインバータ1
2と、インバータ12の出力端に接続されるインバータ
14と、一端が電源6に他端がインバータ12の出力端
に接続される容量素子16とを備える。
【0004】次に、上記のタイマ型およびレベル型パワ
ーオンリセット回路の動作を図6および図7を参照して
説明する。なお、図6および図7中のVccは電源電圧
を、POR1は図4に示されるタイマ型パワーオンリセ
ット回路から出力されるパワーオンリセット信号を、P
OR2は図5に示されるレベル型パワーオンリセット回
路から出力されるパワーオンリセット信号をそれぞれ示
す。
【0005】図4において、電源6が立上がる前の状態
ではすべてのノードが接地レベル(以下「ローレベル」
または「Vssレベル」とも記す)となっており、パワ
ーオンリセット信号POR1もローレベルとなってい
る。ここで、電源6が立上がると容量素子1はカップリ
ング効果によりノードNDの電位がVccに固定され、
回路上の各ノードの電位が決定する。具体的には、イン
バータ2から出力されるパワーオンリセット信号POR
1もローレベルに固定され、インバータ3の出力はハイ
レベルに変化していく。抵抗素子4の両端は、初めはロ
ーレベルであるが、インバータ3の出力がローレベルか
らハイレベルに変化するのに伴い、抵抗素子4の他端も
抵抗成分により遅延された後、ハイレベルに変化する。
これを受け、初めはオフ状態であったNチャネル型トラ
ンジスタ5もオン状態となり、ノードNDの電位はVs
sレベルとなり、これによりパワーオンリセット信号P
OR1はVccレベルとなる。
【0006】次に、図5において、電源6が立上がる前
の状態では、すべてのノードはVssレベルとなってお
り、パワーオンリセット信号POR2もローレベルとな
っている。このときNチャネル型トランジスタ8,10
はいずれもオフ状態となっている。このとき電源6が立
上がり、VccがNチャネル型トランジスタ8のしきい
値(以下しきい値を「Vth」とも記す)以上のレベル
になった時点でNチャネル型トランジスタ8はオン状態
となる。そしてさらにVccのレベルが上がり、このN
チャネル型トランジスタ8のソースの電位がNチャネル
型トランジスタ10のVth以上のレベルになった時点
でNチャネル型トランジスタ10もオンする。
【0007】こうしてNチャネル型トランジスタ8,1
0がオンし、インバータ12の入力レベルが上がり、V
ccの上昇によってインバータ12の出力もローレベル
となり、インバータ14によってパワーオンリセット信
号POR2もVccレベルとなる。
【0008】次にVccが急峻に立上がる場合と、緩や
かに立上がる場合でのパワーオンリセット信号POR1
とPOR2の波形について、図6および図7を用いて説
明する。
【0009】通常、半導体集積回路を構成する内部回路
のリセットは、Vccが立上がってからパワーオンリセ
ット信号がVccに追従するまでの時間内に行なわれ
る。ここで、図6は、Vccが急峻に立上がったときの
波形図を示す。図6(b)に示されるように、パワーオ
ンリセット信号POR1は抵抗素子4の効果によりパワ
ーオンリセット信号POR1がVccに追従するのに時
間がかかり、内部回路のリセットに十分な遅延を得るこ
とができる。一方、Vccが急峻に立上がると、図5に
示されるNチャネル型トランジスタ8,10は早期にオ
ン状態となり、図6(c)に示されるように、内部回路
のリセットに十分な時間を有しないままパワーオンリセ
ット信号POR2はVccに追従してしまう。
【0010】図7は、Vccが緩やかに立上がった場合
の波形図を示す。図7(b)に示されるように、パワー
オンリセット信号POR1は、Vccが図7(a)に示
されるように緩やかに立上がる場合、図4に示される抵
抗素子4に接続されるNチャネル型トランジスタ5が早
期にオン状態となるため、内部回路のリセットに十分な
時間を有しないままVccに追従してしまう。一方、パ
ワーオンリセット信号POR2は、Vccが緩やかに立
上がっても図5に示されるNチャネル型トランジスタ
8,10はVccが一定レベルに達するまでオン状態と
ならないため、図7(c)に示されるように、内部回路
のリセットに十分な時間を有してからVccに追従す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のパワーオンリセ
ット回路は以上のように構成されているので、Vccの
立上がりが急峻な場合と緩やかな場合の一方では内部回
路のリセットに十分な時間を有しないままパワーオンリ
セット信号をVccに追従させてしまうなどの問題点が
あった。
【0012】この問題点を解消する対策の1つとして、
図8に示されるように、タイマ型とレベル型の混合型の
パワーオンリセット回路が考えられる。この回路は、V
ccの立上がりの急峻な場合と緩やかな場合とのどちら
であっても対応できるよう、タイマ型、レベル型のそれ
ぞれのパワーオンリセット信号POR1,POR2がと
もにハイレベルになるまでローレベルのパワーオンリセ
ット信号POR3を出力するようにしたものである。具
体的には、図9および図10に、それぞれ図8に示され
る回路のVccの立上がりが急峻なときおよび緩やかな
ときの動作が示される。
【0013】しかしながら、この図8に示される回路で
は、タイマ型とレベル型の2種類のパワーオンリセット
回路を同時に動作させるため、電源投入時の消費電力の
増大、レイアウト面積の増大などの問題点がある。
【0014】近年、半導体集積回路は高集積化、低消費
電力化が進んでいるため、上記のような問題点も無視で
きなくなりつつあり、また、システム電源投入後の動作
開始を早くするため、タイマ型のものが使用されること
が多くなりつつあるが、上記のように電源の立上がりが
緩やかな場合には、図7(b)に示されるように、パワ
ーオンリセット信号POR1がローレベルとなる期間が
十分得られず、この結果、半導体集積回路が誤動作しや
すい問題がある。
【0015】図11は、最近使用されているタイマ型パ
ワーオンリセット回路の具体例を示す回路図である。こ
の回路は、図11に示されるように、電源6と、接地ノ
ード7と、インバータ18とインバータ22とからなる
ラッチ回路と、インバータ24,26と、遅延回路4
と、電源投入時にローレベルのパワーオンリセット信号
PORを出力するためにノードNBの電位が浮くのを抑
えるための容量素子20とを含む。ここで、上記のラッ
チ回路や、遅延回路4の遅延時間の適正化により、タイ
マ型のパワーオンリセット回路が改良されてきている。
【0016】ところが、半導体集積回路の用途も多様化
しており、電源のオン・オフを繰返すような製品(たと
えばスチルカメラなど)にも使われるようになってい
る。
【0017】図12は、このような製品における電源電
圧Vccおよびパワーオンリセット信号PORの波形を
示す図である。図12(a)に示されるように、Vcc
はその立上がりと立下がりは緩やかであるが、電源がオ
フして再びオンするまでの期間Tが短く、しかも残留電
圧ΔVが生じている状態で再びオンとなり、この動作が
連続して行なわれる。このように、電源電圧Vccが完
全に0Vにならない状態で電源を再度立上げると、図1
2(b)に示されるように、パワーオンリセット信号P
ORがVccに追従してしまうという異常が発生してし
まう。
【0018】この問題点に対しては、図13に示すよう
に、ノードNBの電位を十分に下げるためにノードNB
と接地ノード間に高抵抗23を設け、残留電圧を引抜く
手段がとられている例がある。
【0019】図14は、図13に示されるパワーオンリ
セット回路の動作を示す波形図である。図14に示され
るように、図13の高抵抗23がない場合には破線で示
されるようなパワーオンリセット信号PORAが発生さ
れるのに対し、高抵抗23があることにより実線で示さ
れるパワーオンリセット信号PORAが発生される。
【0020】しかしながら、この場合も高抵抗23を形
成するには抵抗値が数100kΩ程度必要となり、レイ
アウト面積が増大するとともに、消費電力も増加してし
まう。
【0021】本発明は、このような問題を解消するため
になされたもので、電源投入時の残留電圧の有無に関わ
らず、半導体集積回路のリセットを確実に行なうための
パワーオンリセット信号を発生させることのできるパワ
ーオンリセット回路を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るパワーオ
ンリセット回路は、半導体集積回路に備えられ、電源投
入後パワーオンリセット信号を発生させるものであっ
て、半導体集積回路の他の内部周辺回路を構成するトラ
ンジスタのしきい値より高いしきい値を有するトランジ
スタからなるものである。
【0023】請求項2に係るパワーオンリセット回路
は、請求項1に記載のパワーオンリセット回路であっ
て、電源と、接地ノードと、電源および接地ノードに接
続され電源の電位によってラッチするデータが決定され
るラッチ手段と、ラッチ手段から出力されるパワーオン
リセット信号を所定時間遅延させる遅延手段とを備える
ものである。
【0024】請求項3に係るモード切換回路は、複数の
動作モードを有する半導体集積回路に備えられるもので
あって、パッドと、パッドに接続されパッドがオープン
にされるとともにパワーオンリセット信号が供給される
ことによって初期化がなされるラッチ手段とを含み、ラ
ッチ手段は半導体集積回路の他の内部周辺回路を構成す
るトランジスタのゲート長と同じ長さのゲート長を持つ
トランジスタを含むものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一
または相当部分を示す。
【0026】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係るパワーオンリセット回路の構成を示す回路
図である。図1に示されるように、このパワーオンリセ
ット回路は、図11に示される従来のタイマ型パワーオ
ンリセット回路と同一の構成を有するが、回路を構成す
るトランジスタのしきい値電圧Vthが他の周辺回路に
おけるものよりも高くされている点で相違するものであ
る。
【0027】したがって、このパワーオンリセット回路
は、タイマ型パワーオンリセット回路の構成をなすとと
もに、レベル型パワーオンリセット回路の長所をも備え
ることにより、Vccの立上がりの急峻な場合でも緩や
かな場合でも、半導体集積回路における内部回路のリセ
ットに必要な時間ローレベルを有するパワーオンリセッ
ト信号PORを発生することができるものであるといえ
る。
【0028】ここで、本実施の形態に係るパワーオンリ
セット回路を構成するトランジスタのしきい値電圧Vt
hを高くする手段として、まず第1に、トランジスタの
ゲート長を大きくして、トランジスタのオン抵抗を上げ
ることがある。
【0029】図2は、本実施の形態に係るパワーオンリ
セット回路の動作を示す波形図である。
【0030】以下において、図1および図2を参照し
て、本実施の形態に係るパワーオンリセット回路の動作
を説明する。
【0031】このパワーオンリセット回路の構成は、論
理的にはタイマ型パワーオンリセット回路の構成をとる
ため、Vccの立上がりが急峻な場合には、上記のよう
に問題はなく、トランジスタのしきい値電圧Vthが高
くなった分遅延回路4の遅延時間を調整するだけでよ
い。一方、Vccの立上がりが緩やかな場合は、パワー
オンリセット回路全体のしきい値を他の周辺回路よりも
高く設定しているため、この場合も問題は生じない。
【0032】さらに、電源オフ時に図2(a)に示され
る残留電圧ΔVが存在する場合について、以下に説明す
る。
【0033】一度Vccが立上がりきった状態におい
て、図1に示されるノードNAの電位は、Nチャネル型
トランジスタ5がオンした後、接地レベルに引抜かれ
る。これによりPチャネル型トランジスタ180,18
1がオンするため、ノードNBの電位はハイレベルにな
り、インバータ18とインバータ22によって形成され
るラッチ回路により、ノードNBの電位はハイレベル、
ノードNAの電位はローレベルにそれぞれ保持される。
また、このときのパワーオンリセット信号PORは、内
部回路をリセットした後にハイレベルに保持されてい
る。そして、その後電源がオフすることによりノードN
Bの電位はハイレベルから接地レベルに近づく。またこ
れより、パワーオンリセット信号PORもハイレベルか
ら接地レベルに近づく。
【0034】しかしながら、図2(a)に示されるよう
にVccに残留電圧ΔVが存在する状態で再びVccを
立上げると、上記ラッチ回路の一部であるノードNBの
電位が接地レベルとはならないため、インバータ26か
らはローレベルのパワーオンリセット信号PORが出力
されないこととなる。しかしながら、本発明はパワーオ
ンリセット回路を構成するトランジスタのしきい値Vt
hを高めにしているため、残留電圧ΔVによるノードN
Bの電位がそのしきい値Vthを超えないかぎり、パワ
ーオンリセット信号PORが図2(b)に示されるよう
に、Vccに追従してしまうこともなくローレベルとな
るため、このようなパワーオンリセット信号PORを用
いることにより周辺の内部回路を確実にリセットするこ
とが可能となる。
【0035】次に、パワーオンリセット回路のしきい値
を周辺回路より高く設定する方法を以下に記す。
【0036】ウェハプロセスのトランジスタ特性をコン
トロールするチャネルドープ(注入)工程において、パ
ワーオンリセット回路のみ注入量を変える写真製版用マ
スクを作成し、しきい値Vthを高くする方向に注入量
を周辺回路用と分けることによりパワーオンリセット回
路のしきい値を周辺回路より高く設定できる。
【0037】本手法は、既にメモリセルのトランジスタ
特性と周辺回路のトランジスタ特性を変えるなどの手法
として既に知られているものではあるが、その応用とし
てパワーオンリセット回路に適用することが考えられる
ものである。
【0038】[実施の形態2]上記実施の形態1におい
ては、パワーオンリセット回路を改良して、パワーオン
リセット信号がVccに追従してしまうことを回避し、
内部回路を確実にリセットする方法について述べたが、
以下において、パワーオンリセット信号がVccを立上
げるときにVccに追従してしまっても、内部回路が誤
動作しなくするための回路の一例を記す。
【0039】図3は、モード切換(パッドチェンジ)回
路の1つの構成を示す回路図である。このモード切換回
路は、ボンディングパッド28と、インバータ34,3
6,38と、電源6と、電源6に接続されゲートがイン
バータ34の出力端に接続されるPチャネル型トランジ
スタ32と、電源6に接続されゲートにはパワーオンリ
セット信号PORが入力されるPチャネル型トランジス
タ30とを備える。ここで、Pチャネル型トランジスタ
32とインバータ34とでラッチ回路を形成する。
【0040】このモード切換回路は、半導体集積回路の
中に多種類のモードが同一チップで形成するときに、ボ
ンディングオプションでモード選択するための回路であ
り、モードAを選択する場合はボンディングパッド28
をオープン状態にし、ノードNCをローレベルのパワー
オンリセット信号PORによってVcc立上がり時にハ
イレベルに固定し、上記ラッチ回路においてそのレベル
を保持するものである。
【0041】本モード切換回路においては、Pチャネル
型トランジスタ30のゲートに入力するパワーオンリセ
ット信号PORがVccに追従してしまうと、Pチャネ
ル型トランジスタ30は十分オンしないためノードNC
の電位が下がって、モードAが選択されない場合でも結
果的にインバータ38からハイレベルのモードA選択信
号が出力されてしまうという誤動作を引き起こす。その
ため、モードAを選択するときはボンディングパッド2
8の電位は接地レベル(Vssレベル)に固定されるた
め、Pチャネル型トランジスタ32のゲート長サイズ
は、このモード切換回路以外の他の周辺回路を構成する
トランジスタのゲート長(以下「標準ゲート長」ともい
う)よりも太く設計されているが、ノードNCの電位が
しっかりVssレベルに固定されるため、Pチャネル型
トランジスタ32のゲート長サイズを標準ゲート長とし
て設計しても問題はない。また、このPチャネル型トラ
ンジスタ32のゲート長を標準ゲート長にすることによ
り、モードA以外の別モード時においてノードNCの電
位はハイレベルになりやすくなり、パワーオンリセット
信号が多少Vccに追従してしまいPチャネルトランジ
スタ30が十分オンしないことがあっても、インバータ
38からはローレベルのモードA選択信号が出力され、
誤動作を防止することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1および2に係るパワーオンリセ
ット回路によれば、電源投入時に電源に残留電圧が存在
しても、ローレベルのパワーオンリセット信号を出力す
ることができ、半導体集積回路を確実にリセットするこ
とができる。
【0043】請求項3に係るモード切換回路によれば、
供給されるパワーオンリセット信号が電源電圧に追従し
てしまうことがあっても、モードの切換における誤動作
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るパワーオンリセ
ット回路の構成を示す回路図である。
【図2】 図1に示されるパワーオンリセット回路の動
作を示すタイミング図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係るモード切換回路
の構成を示す回路図である。
【図4】 従来のタイマ型パワーオンリセット回路の構
成を示す回路図である。
【図5】 従来のレベル型パワーオンリセット回路の構
成を示す回路図である。
【図6】 電源電圧の立上がりが急峻なときの、図4お
よび図5に示されるパワーオンリセット回路の動作を示
すタイミング図である。
【図7】 電源電圧の立上がりが緩やかなときの、図4
および図5に示されるパワーオンリセット回路の動作を
示すタイミング図である。
【図8】 従来の混合型パワーオンリセット回路の構成
を示す図である。
【図9】 電源電圧の立上がりが急峻なときの、図4、
図5、および図8に示されるパワーオンリセット回路の
動作を示すタイミング図である。
【図10】 電源電圧の立上がりが緩やかなときの、図
4、図5、および図8に示されるパワーオンリセット回
路の動作を示すタイミング図である。
【図11】 従来の改良されたタイマ型パワーオンリセ
ット回路の構成を示す図である。
【図12】 電源オフ時に、電源に残留電圧が存在する
場合の、図11に示されるタイマ型パワーオンリセット
回路の動作を示すタイミング図である。
【図13】 図11に示されるタイマ型パワーオンリセ
ット回路をさらに改良した、従来のパワーオンリセット
回路の構成を示す図である。
【図14】 図13に示されるパワーオンリセット回路
の動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
6 電源、7 接地ノード、30,32,180,18
1,184 Pチャネル型トランジスタ、5,34,3
6,38,182,183,185 Nチャネル型トラ
ンジスタ、3,18,22,24,26 インバータ、
28 ボンディングパッド、POR パワーオンリセッ
ト信号。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路に備えられ、電源投入後
    パワーオンリセット信号を発生させるパワーオンリセッ
    ト回路であって、 前記半導体集積回路の他の内部周辺回路を構成するトラ
    ンジスタのしきい値より高いしきい値を有するトランジ
    スタからなるパワーオンリセット回路。
  2. 【請求項2】 電源と、 接地ノードと、 前記電源および前記接地ノードに接続され、前記電源の
    電位によってラッチするデータが決定されるラッチ手段
    と、 前記ラッチ手段から出力される前記パワーオンリセット
    信号を所定時間遅延させる遅延手段とを備える、請求項
    1に記載のパワーオンリセット回路。
  3. 【請求項3】 複数の動作モードを有する半導体集積回
    路に備えられるモード切換回路であって、 パッドと、 前記パッドに接続され、前記パッドがオープンにされる
    とともにパワーオンリセット信号が供給されることによ
    って初期化がなされるラッチ手段とを含み、 前記ラッチ手段は、前記半導体集積回路の他の内部周辺
    回路を構成するトランジスタのゲート長と同じ長さのゲ
    ート長を持つトランジスタを含むモード切換回路。
JP8232817A 1996-09-03 1996-09-03 パワーオンリセット回路およびモード切換回路 Withdrawn JPH1079655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8232817A JPH1079655A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 パワーオンリセット回路およびモード切換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8232817A JPH1079655A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 パワーオンリセット回路およびモード切換回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1079655A true JPH1079655A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16945249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8232817A Withdrawn JPH1079655A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 パワーオンリセット回路およびモード切換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1079655A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376881B1 (ko) * 2000-12-19 2003-03-19 주식회사 하이닉스반도체 파워 온 리세트 회로
KR100397340B1 (ko) * 1999-10-15 2003-09-13 엘지전자 주식회사 집적회로의 리셋장치
KR100597635B1 (ko) * 2004-05-20 2006-07-05 삼성전자주식회사 반도체 메모리에서의 내부 초기화 신호 발생기
JP2008288581A (ja) * 2008-04-25 2008-11-27 Renesas Technology Corp 半導体集積回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397340B1 (ko) * 1999-10-15 2003-09-13 엘지전자 주식회사 집적회로의 리셋장치
KR100376881B1 (ko) * 2000-12-19 2003-03-19 주식회사 하이닉스반도체 파워 온 리세트 회로
KR100597635B1 (ko) * 2004-05-20 2006-07-05 삼성전자주식회사 반도체 메모리에서의 내부 초기화 신호 발생기
JP2008288581A (ja) * 2008-04-25 2008-11-27 Renesas Technology Corp 半導体集積回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5469099A (en) Power-on reset signal generator and operating method thereof
US4001609A (en) Cmos power-on reset circuit
US5151614A (en) Circuit having charge compensation and an operation method of the same
JP3756961B2 (ja) 半導体メモリ装置のチップ初期化信号発生回路
US5973552A (en) Power savings technique in solid state integrated circuits
JPH041440B2 (ja)
KR20010049227A (ko) 레벨조정회로 및 이를 포함하는 데이터 출력회로
US7564278B2 (en) Power-on reset circuit
JP3586612B2 (ja) 遅延回路
US20060028253A1 (en) Power-on reset circuit
US7233178B2 (en) Power-on solution to avoid crowbar current for multiple power supplies' inputs/outputs
US4963774A (en) Intermediate potential setting circuit
US7221199B2 (en) Circuit and method for generating level-triggered power up reset signal
US6335646B1 (en) Power-on reset circuit for generating a reset pulse signal upon detection of a power supply voltage
US5952865A (en) Voltage translator circuit
JP3698550B2 (ja) ブースト回路及びこれを用いた半導体装置
US9729138B1 (en) Circuits and systems having low power power-on-reset and/or brown out detection
JPH1079655A (ja) パワーオンリセット回路およびモード切換回路
JP3053062B2 (ja) 電圧オンリセット回路
JPH06196989A (ja) パワーオン・リセット回路
JPH0116058B2 (ja)
KR100313512B1 (ko) 파워 온 검출회로
EP0343872A2 (en) CMOS power-on reset circuit
JP3000950B2 (ja) 半導体メモリ装置のワード線駆動回路
KR930000407B1 (ko) 컴퓨터 리셋트 회로

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104