JPH032189Y2 - - Google Patents

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JPH032189Y2
JPH032189Y2 JP19208186U JP19208186U JPH032189Y2 JP H032189 Y2 JPH032189 Y2 JP H032189Y2 JP 19208186 U JP19208186 U JP 19208186U JP 19208186 U JP19208186 U JP 19208186U JP H032189 Y2 JPH032189 Y2 JP H032189Y2
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front plate
drawer
back surface
pull groove
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JP19208186U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、机やキヤビネツト等の家具における
抽斗の前板の構造に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
この種の家具における抽斗の前板を合成樹脂製
の表面板と裏面板とを張設することにより構成し
たり、同じく合成樹脂にて一体成形にて構成する
ことは良く知られており、その先行技術としての
実公昭56−37385号公報では、一体的に成形する
前板の下端縁に左右長手の引手溝を上向きに凹み
形成させ、その引手溝の前方壁が後方壁よりも高
い位置になるように形成することを提案してい
る。
しかしながら、キヤビネツトや机の袖抽斗にお
いて、抽斗を上下多段に配設する場合には、上段
抽斗の前板下端縁と、それに隣接する下段抽斗の
前板上端縁とは、きわめて接近しているのが通常
であるから、前記上段の抽斗を前方に引き出すと
き、その前板の下端縁近傍に形成された左右長手
の引手溝への指のさし込み口の上下幅寸法が少な
くなり、引手溝に指が掛かり難くなるという問題
があつた。
本考案は、前記の従来の問題点を解消すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、本考案では、机やキヤビネツト等の
家具における収納部の本体に対して前後移動自在
に構成して成る抽斗において、該抽斗のトレー前
端に取付く前板を合成樹脂にて形成し、該前板の
裏面の左右両側を、抽斗の収納時において前記収
納部における本体の前面に接当するように形成
し、前板の左右両側面には縦長の引手溝を前記前
板の裏面に開放するように凹み形成し、該引手溝
における前方壁の上部側を前記前板の裏面の上端
縁に向かつて上向きに近付くような上傾斜面に形
成し、引手溝の前方壁の下部側を前記裏面の下端
縁に向かつて下向きに近付くような下傾斜面に形
成したものである。
〔考案の作用及び効果〕
このように、本考案では、抽斗における前板の
裏面が、当該抽斗の収納時において家具における
収納部の本体前面に接当するものでありながら、
この抽斗の前板の左右両側面に縦長の引手溝を凹
み形成するものであり、且つこの縦長の引手溝は
前板の裏面に開放するように切欠いた状態に凹み
形成されているのであるから、収納部の本体に抽
斗を押し込んだ状態であつても、抽斗前板の左右
両側の箇所に形成された引手溝は前記本体の前面
よりも前方位置に来ることになり、その引手溝に
おける前方壁と前記本体の前面との隙間に前板の
側方から指を掛けることができる。
しかも、前記縦長の引手溝は各抽斗の前板の左
右両側面に形成されるものであるから、多段の抽
斗であつても、各前板の左右両側部分は上下隣接
する段の抽斗における前板の上下縁と無関係の箇
所となり、指の差し込み口の前後幅寸法及び上下
長さ寸法を充分にとることができて、前板に対す
る指掛けを確実にして、抽斗の引き出し動を円滑
に行うことができる。
さらに、引手溝における前方壁の上部側を前記
前板の裏面の上端縁に向かつて上向きに近付くよ
うな上傾斜面に形成し、引手溝の前方壁の下部側
を前記裏面の下端縁に向かつて下向きに近付くよ
うな下傾斜面に形成したものであるから、特に引
手溝の下傾斜面にはごみが溜ることがなく、万一
ごみが溜つても、引手溝の後方が開放状態である
のだから、掃き出ししやすい。
なお、前板の裏面形状と表面形状及び前記左右
両側の引手溝の形状並びにその位置関係を上下対
称状にしておくと、抽斗のトレーに対する前板の
装着作業時に左右逆にしても同じとなり、作業性
も向上する。
〔実施例〕
次にキヤスター付きの袖抽斗に適用した実施例
を説明すると、符号1は下面にキヤスター2を装
着した袖抽斗の本体、3は前記本体1に対して前
後動自在に設けた抽斗を各々示す。
抽斗3は、上面開放箱状のトレー4とその前端
板4aにねじ5を介して取付く前板6とから成
る。前板6はポリエチレン等の半軟質性の合成樹
脂材にて射出成形してなり、前板6を、その表面
6aの上下中途部が、垂直状の裏面6bと略平行
な厚肉で、且つ裏面の上端縁6c、下端縁6dに
行くにしたがつて薄肉となるような側面視横向き
台形状に形成する。
また、前板6の左右両側面6e,6eには縦長
の引手溝7を前記裏面6bに向かつて開放するよ
うに凹み形成してある。そして、該引手溝7にお
ける前方壁7aの上部側を前記裏面6bの上端縁
6cに向かつて上向きに近付くような上傾斜面7
bに形成し、引手溝7の前方壁7aの下部側を前
記裏面6bの下端縁6dに向かつて下向きに近付
くような下傾斜面7cに形成するのである(第2
図及び第4図参照)。
なお、前記前板6の裏面6bの中央部には、ト
レー4の底板前端縁10や前端板4aの上端縁1
1を嵌合できる凹所8を形成し、適宜箇所に突起
部9を形成して前記前端板4aとねじ5締着部に
構成するものである。
この構成において、抽斗3を本体1内に押し込
むと、その前板6の裏面6bの少なくとも左右両
側部分は前記本体1の前面と接当するが、当該左
右両側部分における縦長の引手溝7の前方壁7a
と前記本体1の前面との間には、指が掛けられる
適宜深さの隙間ができることになり、しかもその
隙間は上下に隣接する抽斗が各々押し込み状態に
あつてもなんら変わることがないから、所定の抽
斗3の右または左の引手溝7に指を掛けて、確実
且つ円滑に引き出すことができる。抽斗3の押し
込みは前板6の表面6aの任意の箇所を押せば良
い。
そして、前記各引手溝7はその裏面側が抽斗3
のトレー4の外側面より外側に開放されているの
であるから、引手溝7の清掃はトレー4を本体1
前面から引き出した状態で至極簡単に行うことが
できるのである。
さらに、抽斗3前板6の表面6aには、従来の
ように引手孔等の凹凸部がないので、キヤビネツ
ト等の前面の美感が向上する。
なお、本考案の前板6を側面視が横向き台形の
ものにした場合ばかりでなく、表面6aが垂直状
の形状のものにも適用できることは云うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は袖抽斗
の斜視図、第2図は抽斗の要部斜視図、第3図は
第2図の−線側面図、第4図は第3図の−
線視断面図、第5図は第3図の−線視断面
図である。 1……本体、3……抽斗、4……トレー、5…
…ねじ、6……前板、6a……表面、6b……裏
面、7……引手溝、7a……前方壁、7b……上
傾斜面、7c……下傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 机やキヤビネツト等の家具における収納部の本
    体に対して前後移動自在に構成して成る抽斗にお
    いて、該抽斗のトレー前端に取付く前板を合成樹
    脂にて形成し、該前板の裏面の左右両側を、抽斗
    の収納時において前記収納部における本体の前面
    に接当するように形成し、前板の左右両側面には
    縦長の引手溝を前記前板の裏面に開放するように
    凹み形成し、該引手溝における前方壁の上部側を
    前記前板の裏面の上端縁に向かつて上向きに近付
    くような上傾斜面に形成し、引手溝の前方壁の下
    部側を前記裏面の下端縁に向かつて下向きに近付
    くような下傾斜面に形成したことを特徴とする家
    具の抽斗における前板装置。
JP19208186U 1986-12-12 1986-12-12 Expired JPH032189Y2 (ja)

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JP5484931B2 (ja) * 2010-01-26 2014-05-07 パナソニック株式会社 収納扉

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