JPH0728365Y2 - キャビネット等における抽斗のラッチ装置 - Google Patents

キャビネット等における抽斗のラッチ装置

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JPH0728365Y2
JPH0728365Y2 JP1990127714U JP12771490U JPH0728365Y2 JP H0728365 Y2 JPH0728365 Y2 JP H0728365Y2 JP 1990127714 U JP1990127714 U JP 1990127714U JP 12771490 U JP12771490 U JP 12771490U JP H0728365 Y2 JPH0728365 Y2 JP H0728365Y2
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Inventor
道晴 田崎
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共栄工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はキャビネット等における抽斗のラッチ装置で、
極めて簡単な構造で抽斗の前部の把持部の端部を利用し
てラッチ装置を取付け、抽斗の大きさに関係なく共通の
ラッチ装置で抽斗の出し入れが簡単に行い得るようにし
たキャビネット等における抽斗のラッチ装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、この種の抽斗のラッチ装置としては、抽斗の前端
部に案内レールを横設してこれに側端部にラッチを固設
した作動杆を摺動自在に嵌装し、一方抽斗の前端部には
つまみをその脚部を同抽斗前端部に穿設した横長の係合
孔に摺動自在に嵌合して設け、該脚部の先端部を上記作
動杆に固着すると共に、上記ラッチを案内レールとの間
に設けた戻しバネで弾発して抽斗容器本体内側に突設し
た係止片に係止したものが知られている(実開昭62-176
365号公報参照)。
[本考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来の技術においては、ラッチ装置とし
てラッチと戻しバネの取付け、つまみの固定用バネ板で
の取付け等、すべてばらばらになっている各部品を抽斗
が完成した後に取り付けなければならず、部品管理の
点、組立工数の点、等複雑な構成のため、結果としてコ
ストアップにつながる問題点があった。
本考案は、この点に鑑み、簡単な構成により、ラッチ装
置は前もって組立保管管理して抽斗の把持部の端部に嵌
入するだけで良い、キャビネット等における抽斗のラッ
チ装置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前記の課題の解決を図ったもので、キャビネ
ット等における抽斗のラッチ装置において、抽斗容器の
前板部に設けた把持部の側端部にラッチ装置を設け、該
ラッチ装置と関連するようにキャビネット本体の側板の
前部内側に傾斜面と、該傾斜面に連続して係止凹部を上
から下まで上下方向に縦設し、さらに上記のものにおい
てラッチ装置として合成樹脂等で成形した補強用リブを
持った中空のラッチ装置用本体と、該中空のラッチ装置
用本体内で左右に摺動自在に戻しバネを介して設けられ
たラッチ棒の一端部に係合できるクサビ状溝を持ったつ
まみ本体を組み合わせるという技術手段を採用した。
[作用] 本考案は、以上の技術手段を採用することにより、簡単
な構成で、抽斗容器の把持部の端部に設けたラッチ装置
と、キャビネット本体の側板に形成した傾斜部と凹部に
係合離脱させ得ることを可能にした。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面で詳細に説明する。第
1図に示したものは、一実施例であるキャビネット本体
の概略斜視図で、1はキャビネット本体、2は抽斗容
器、3は抽斗容器の前板部、4は抽斗容器の前板部の上
部に形成した把持部、5は上記抽斗容器の把持部5の側
端部、7はキャビネット本体1の側板。
なお、キャビネット本体自体は、抽斗容器など図面上省
略してあるが、抽斗容器2が複数個載置されてなるもの
である。
次に本考案の抽斗のラッチ装置について第2図、第3図
に示した実施例に基づいて詳細に説明すると、キャビネ
ッ本体の側板7の前部に該キャビネット本体の側板7と
一体的に、または別体に傾斜面8と、該傾斜面8に連続
して係止凹部9とが上から下まで上下方向に縦設形成さ
れている。さらに、この係止凹部9の後部に固定用、移
動用サスペンション装置を取り付ける支柱7が設けられ
ている。第2図には、この移動用サスペンション15が一
部図示されている。抽斗容器2とサスペンション装置と
の関連構成は第4図に示すように、キャビネット本体の
側板7に設けられた支柱17に固定用サスペンション16が
支柱17に設けられた係合孔に挿入係合固定し、この固定
用サスペンション16内でスライドする移動用サスペンシ
ョン15が組み合わされ、この移動用サスペンション15に
設けられた上下のベアリングは、上ベアリング18は固定
されており、下ベアリング19は若干の上下動ができるよ
うに取り付けられている。
この上下ベアリング18,19に挟まれるように、抽斗容器
2に設けた案内部20が係合できるようになっている。
なお、該ラッチ装置6は、前もって把持部4の端部に取
り付けておいても良いことはいうまでもない。
サスペンション装置に摺動自在に抽斗容器2を設け、こ
の抽斗容器2の前部に前板部3と、この前板部3の上部
に中空の把持部4が折り曲げ形成されている。この中空
の把持部4の端部を閉蓋するようにラッチ装置6が嵌合
されている。
次に、上記ラッチ装置6について第5図〜第8図で詳細
に説明すると、抽斗容器の前板部3の上部に設けた中空
の把持部4の端部形状に略合致するようなつば部21とラ
ッチ棒22を戻しバネ23を介して摺動自在に弾装すること
ができる空間部12を持ったラッチ装置用本体10と、ラッ
チ棒22のクサビ状部11に係合するクサビ状溝13を設けた
つまみ本体14とからなっている。
さらに、一実施例であるラッチ棒22の形状について説明
すると、上記のクサビ状部は、図示したように断面形状
が台形で、クサビ作用になるように前後方向に水平に移
動するば着脱できるが、左右方向に水平に移動した場合
は、固定状態で、これは、とりもなおさず、つまみ本体
14を左右方向に水平に移動させると、戻しバネ23に打ち
勝って、他端の係止片24をラッチ装置用本体10の空間部
に引き込んでキャビネット本体の側板7の前部に設けた
係止凹部9から係止を解除することができるようになっ
ている。ラッチ棒22の他端の係止片24は、キャビネット
本体の側板7の前部に設けた傾斜面8と対応するように
傾斜部25を形成した。該傾斜部25との対向部は垂直の係
止部27が形成されている。この係止部27に隣接して戻し
バネ23のバネ受けが一体的に設けられている、これによ
り、戻しバネ23は、ラッチ棒22に係合して一端は上記バ
ネ受け、他端はラッチ装置用本体10の端部に設けた壁で
設定され、ラッチ棒22の一端のクサビ状部11は、上記ラ
ッチ装置用本体10より突出させ、つまみ本体14のクサビ
状溝13と係合させることにより組み立てられている。こ
のラッチ装置用本体10、つまみ本体14、戻しバネ23、ラ
ッチ棒22を上記のように組み立てたラッチ装置6を抽斗
容器の前板部3の把持部4の中空である側端部5に嵌入
するだけで、キャビネット本体の側板7の前部に設けた
係止凹部9とでラッチ機能を奏させることができるもの
であり、前もってラッチ装置を組み立てておけばキャビ
ネットの組立作業が極めて簡単である。なお、ラッチ装
置の各部品は、戻しバネを除いて合成樹脂製で安価に多
量に成形し、抽斗容器の把持部の中空形状を同一にして
おけば、極めて汎用製に優れたものになる。また、ラッ
チ棒22の係止片24とクサビ状部11の形状も同じような機
能を持たせれば、種々設計的に形状変更することができ
ることはいうまでもない。
本考案のラッチ装置は上記の如きであるから、抽斗容器
を引き出す際にはつまみ本体14を戻しバネ23に抗し第2
図矢印方向に移動させればラッチ装置6のラッチ棒22の
傾斜部25がキャビネット本体の側板7の前部に設けた係
止凹部9との係止が解除されるので、そのまま抽斗容器
の把持部4を手前に引き出せば抽斗容器2は引き出すこ
とができる。また、抽斗容器2を閉じる際には、そのま
ま抽斗容器の把持部4あるいは抽斗容器の前板部3を押
し込めばラッチ棒22の係止片24の傾斜部25がキャビネッ
ト本体の側板7の前部に設けた傾斜面8を案内にしてラ
ッチ装置6の戻しバネ23に抗して左行せしめ、傾斜部25
が、傾斜面8を通過後は、戻しバネ23により原位置に復
帰し、再び係止片24により係止凹部9に係止されるもの
である。
[考案の効果] 本考案は、以上の構成に基づき次の効果を得ることがで
きる。
(1) キャビネット及び抽斗は種類、大きさ等、多種
類のものがあるが、キャビネット本体側板の前部内側に
設けた上から下まで上下方向に縦設された傾斜面を持っ
た係止凹部と、ラッチ装置とで、ラッチ機能を奏するこ
とができるので、ラッチ装置を共通品として使用でき、
汎用性が極めて高くなる。この結果として、コストダウ
ンにつながる。
(2) ラッチ装置自体も最小限の部品点数で良く、組
立も簡単でコストダウンにつながる。
(3) 戻しバネを除いて、各部品は合成樹脂製である
ので金型を一回作製すれば良いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図はキャビネッ
ト本体の概略全体斜視図、第2図は抽斗容器とラッチ装
置との関係を示す一部拡大斜視図、第3図はキャビネッ
ト本体の側板の前部に設けた傾斜面と係止凹部とラッチ
装置との関係を示す一部断正面図、第4図は抽斗容器と
サスペンション装置との関係を示す一部断平面図、第5
図、第6図はラッチ装置の組立斜視図、第7図、第8図
はラッチ装置の組立説明図である。 1……キャビネット本体 2……抽斗容器 3……抽斗容器の前板部 4……抽斗容器の把持部 5……把持部の側端部 6……ラッチ装置 7……キャビネット本体の側板 8……傾斜面,9……係止凹部 10……ラッチ装置用本体 11……クサビ状部,12……空間部 13……クサビ状溝,14……つまみ本体 15……移動用サスペンション 16……固定用サスペンション 17……支柱,18……上ベアリング 19……下ベアリング,20……案内部 21……つば部,22……ラッチ棒 23……戻しバネ,24……係止片 25……傾斜部,26……つまみ部 27……係止部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】抽斗容器2の前板部3に設けた把持部4の
    側端部5にラッチ装置6を設け、該ラッチ装置6と関連
    するようにキャビネット本体の側板7の前部内側に傾斜
    面8と、該傾斜面8に連続して係止凹部9を上から下ま
    で上下方向に縦設したことを特徴とするキャビネット等
    における抽斗のラッチ装置。
  2. 【請求項2】ラッチ装置6として合成樹脂等で成形した
    補強用リブを持った中空のラッチ装置用本体10と、該中
    空のラッチ装置用本体10内で左右に摺動自在に戻しバネ
    23を介して設けられたラッチ棒22の一端部に係合できる
    クサビ状溝13を持ったつまみ本体14を組み合わせたこと
    を特徴とする請求項1記載のキャビネット等における抽
    斗のラッチ装置。
JP1990127714U 1990-11-30 1990-11-30 キャビネット等における抽斗のラッチ装置 Expired - Lifetime JPH0728365Y2 (ja)

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JPS5915774U (ja) * 1982-07-21 1984-01-31 ダイシン工業株式会社 回転扉付キヤビネツトに於ける抽出の仮施錠装置
JPH0411106Y2 (ja) * 1984-11-30 1992-03-18
JPS62176365U (ja) * 1986-04-26 1987-11-09

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