JPH032153Y2 - - Google Patents

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JPH032153Y2
JPH032153Y2 JP1985053049U JP5304985U JPH032153Y2 JP H032153 Y2 JPH032153 Y2 JP H032153Y2 JP 1985053049 U JP1985053049 U JP 1985053049U JP 5304985 U JP5304985 U JP 5304985U JP H032153 Y2 JPH032153 Y2 JP H032153Y2
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JP
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uruka
manju
confectionery
dough
utility
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JP1985053049U
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JPS61167782U (ja
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  • Confectionery (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、食味をより好ましいものとした饅頭
等の菓子に関する。
〔従来の技術〕
従来、菓子のうちで饅頭には種々のものがあ
り、色々の製法の下で製造されている。そして、
上記饅頭はそれぞれ異なつた食味を有し、消費者
に受け入れられている。
上記饅頭は、一般的に小麦粉に重曹等のベーキ
ング・パウダーをふるい込み、これを調味料を添
加した砂糖水で混練(必要に応じて熟成)し、こ
れをちぎつてのし、餡だねを入れて包み、次いで
蒸して製造するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、饅頭は皮部分と餡部分とがうま
く絡みあつて食味が増加されるものであるため、
上記両部分をうまく絡み合わせなければならない
という問題点がある。
上記問題点を解決するため、今日では、生地に
種々の加味料等を添加するという手法を採用して
いる。
しかし、饅頭の場合、所謂茶菓子として考えら
れており、ある程度甘さが重要視されるので、ど
うしても所謂辛党の人にはあまり多く食されると
は言い難い。
本考案は、以上のような点に鑑み、酒の肴とし
ても食することができる饅頭等の菓子を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための本考案の菓
子は、内側に餡部分を有し、その外側にうるかを
含有する皮部分を有する構成よりなる。
ここで、上記うるかとしては、子うるか又は白
うるかを水晒し、裏濾ししたものを用い、また、
上記うるかは、生地全量の0.5〜15%の割合で含
み、さらに上記生地としては、玉子、砂糖、ミル
ク、味噌、うるか及び重曹を含む調味料・加味料
と、小麦粉とを混練したものを用いる。
しかし、上記うるかの種類、混合割合および生
地の配合はこれに限るもでなく、他の構成よりな
るものであつてもよい。
なお、ここでいう餡は広い概念であつて、一般
的にいう小豆餡に限られるものではなく、皮部分
の皮部に包含されるものをいう。
〔作用〕
続いて、上記構成に基づいて、本考案の作用に
ついて説明すると、生地の甘味と、混入・含有し
た鮎の塩辛であるうるかの「こく」と「うみ味」
とが絡みあつて、上記甘味が程よく抑えられるよ
うに作用する。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本考案の菓子を具
体化した実施例に基づいて説明し、本考案の理解
に供する。
ここに、第1図は本考案の実施例を示す断面
図、第2図は本考案の他の実施例を示す断面図で
ある。
実施例 1 本実施例は菓子のうちで饅頭について本考案を
具体化したものであつて、第1図に示すように、
上記饅頭11は周知の如く、内部に饅部分12
と、その外側に上記餡部分12を包む皮部分13
より形成されていて、上記皮部分13にうるか1
4が混入された構成よりなつている。
つぎに、上記饅頭の製造法について具体的に説
明すると、 子うるか60gを水で一昼夜晒し、これを裏濾
ししておく。これは、塩辛の塩分を除去するこ
とを主たる目的とするものであるが、あまり長
時間水晒しすると、うるかの「こく」、「うま
味」も流出するためこの点をある程度考慮する
必要がある。
玉子3個、砂糖200g、をよく湯せんで溶か、
これにミルク30g、味噌30gと上記うるかおよ
び重曹4gを混合して調味料・加味料をつく
る。
上記調味料・加味料(その他に水も)に小麦
粉380gを混入し、生地をつくる。
上記生地を一昼夜以上(必要に応じ2〜3日
以上)ねかせる。
上記熟成した生地12gをのし、これに餡31
gを包み、180℃で10分間位焼成(蒸し)する。
以上の工程により、うるかを皮部分に混合した
饅頭を製造する。
続いて、上述本実施例で得た饅頭について、官
能検査を行つた。
すなわち、所謂辛党20人のパネルによつて、う
るかを混入してない点を除き、その他の点で同一
の配合とした饅頭とを比較して試食したところ、
本実施例の饅頭は比較例の饅頭に比べ、18人は餡
だね部分の甘味と、皮部分に混合した鮎の塩辛で
あるうるかの「こく」と「うまみ」とが絡みあつ
て、上記甘味が程よく抑えられ、饅頭としての食
味を増加させ、風味、うま味、舌ざわり等の点で
優れているという評価をし、残りの2人も酒の肴
として食せるという票価をした。
実施例 2 本実施例は第2図に示すように、前述実施例1
において、饅頭11の皮部分13を二層とし、餡
だね部分12に接する側(内側)の内皮部分15
にうるか14を混入し、外皮部分16にはうるか
14を混入しない構成よりなるものである。
本実施例に示す饅頭はうるかが餡としての作用
もし、前述実施例1と同様な官能検査をしたとこ
ろ、より優れた食味があるという評価をえること
ができた。
なお、上記各実施例において、うるかとして子
うるかを用いて説明したが、これに限られるもの
でなく、鮎の精巣を原料とした白うるか、鮎の内
臓を原料としたにがうるか、鮎の頭とひれを除
き、残りの全魚体を内蔵といつしよに細切りした
ものを原料とした切り込みうるか等を任意に用い
てもよいことは明らかである。
また、前述各実施例においては、饅頭の皮部分
に本考案を具体化した構成で示したが、例えば、
クツキー、ケーキ等その他の菓子であつてもよい
ことは明らかである。また、皮部分が内側の餡部
分より厚い形状となることがあることも明らかで
ある。また、上記皮部分が餡部分を完全に包んだ
構成である必要のないことも明らかである。
更に、前述各実施例においては、生地全量に対
するうるかを0.5〜15%の割合で含む構成で説明
したが、うるかの含有量はこの割合に限られるも
のでなく、この割合以上・以下であつてもよいこ
とも明らかである。しかし、あまり多くすると、
うるかの「こく」、「うま味」が強くなりすぎて饅
頭の食味が失われることになるので、上記割合の
範囲で含有させるのが好ましい。
さらにまた、前述各実施例において、生地とし
て、玉子、砂糖、ミルク、味噌、うるか及び重曹
を含む調味料・加味料と、小麦粉とを混練したも
のを用いたもので示したが、上記生地は、この材
料に限定されるもでなく、これらの材料に他の材
料を混合し、あるいは他の材料で得たものでもよ
いことは明らかである。
〔考案の効果〕
以上の記載より明らかなように、本考案の菓子
によれば、生地の甘味と、混入した鮎の塩辛であ
るうるかの「こく」と「うま味」とが絡みあつ
て、上記甘味が程よく抑えられるので、酒の肴と
しても食することができる饅頭等の菓子を提供す
ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は本考案の他の実施例を示す断面図である。 11……饅頭、12……餡部分、13……皮部
分、14……うるか。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内側に餡部分を有し、その外側にうるかを含
    有する皮部分を有することを特徴とする菓子。 (2) うるかを、皮部分を形成する生地全量の0.5
    〜15%の割合で含む実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の菓子。 (3) うるかとして、子うるか又は白うるかを水晒
    し、裏濾ししたものを用いた実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の菓子。 (4) 生地として、玉子、砂糖、ミルク、味噌、う
    るか及び重曹を含む調味料・加味料と、小麦粉
    とを混練したものを用いた実用新案登録請求の
    範囲第2項に記載の菓子。
JP1985053049U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH032153Y2 (ja)

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JPS61167782U JPS61167782U (ja) 1986-10-17
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