JP2000300160A - パンおよびその製造方法 - Google Patents

パンおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2000300160A
JP2000300160A JP11113565A JP11356599A JP2000300160A JP 2000300160 A JP2000300160 A JP 2000300160A JP 11113565 A JP11113565 A JP 11113565A JP 11356599 A JP11356599 A JP 11356599A JP 2000300160 A JP2000300160 A JP 2000300160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
natto
dough
bread
rice cake
rice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11113565A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinji Takada
欽司 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKADA PACKAGE KK
Original Assignee
TAKADA PACKAGE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKADA PACKAGE KK filed Critical TAKADA PACKAGE KK
Priority to JP11113565A priority Critical patent/JP2000300160A/ja
Publication of JP2000300160A publication Critical patent/JP2000300160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食味を損なわないように形成した冷凍の納豆
餅をパン生地内に封入して焼き上げ、納豆と餅の旨味を
備えたパンを提供する。 【解決手段】 粉末醤油等で味付けをした納豆5を上新
粉よりなる餅状の生地4で包んで納豆餅3を作り、さら
にこの納豆餅3を冷凍する。そして、冷凍の納豆餅3を
パン生地2で包んで焼き上げれば、納豆餅3入りのパン
1を作ることができる。納豆餅3は冷凍してあるので、
時間が経過しても割れることがなく、納豆4の風味が抜
けるのを抑えることができ、かつ、保存性がよい。これ
により、パンを食した際、餅及び納豆の旨味をも味わう
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新しい食味の保存
食品である、冷凍納豆餅を封入したパンとその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、人の食生活における嗜好の広がり
により、いろいろな具を入れたパンがが売り出されてい
る。例えば、古くは餡系、ジャム系等があり、新しいと
ころでは、肉類または漬物等もある。
【0003】また、健康食品の愛好者達より、健康食品
(例えば、納豆等)を入れたパンを食したいとの要望も
ある。特に、納豆はパンだけでなく、搗きたての餅(餅
米)に絡めてその場で食すると大変に味が良い。そこ
で、この納豆と餅とを一緒にしたパンを作ることができ
れば、納豆と餅の旨味をパンに生かすことができ、さら
に多くの人に新たな美味しい味を提供することができ
る。
【0004】納豆及び餅を入れたパンを作るには、パン
生地とは別に納豆と餅とを一緒にした、例えば、納豆を
餅で包んだ納豆餅を用意し、この納豆餅をパン生地で包
んで焼き上げることが考えられる。しかし、納豆餅を作
る際、納豆を餅で包むことになるが、納豆はそのものの
水分の他に醤油などの水分が加わっているため、作業中
に水がでて、納豆が包みにくいという問題があった。
【0005】また、納豆餅を作って保存したとしても、
餅は時間の経過に伴って固くなり、割れてくるので、中
身が分離し、餅から納豆の風味が抜けてしまう虞があ
る。したがって、このような納豆餅をパン生地内に入れ
て焼き上げパンにした場合、納豆餅の食味が著しく損な
われる問題があった。また、納豆餅を遠隔地のパン製造
業者に輸送し、そこで納豆餅入りのパンを製造しようと
しても、輸送に時間がかかるため、前記と同じように風
味が損なわれる虞があり、遠隔地では製造しにくいとい
う問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、健康食品と
して知られる納豆に、水分を可及的に加えないで味付け
をし、この納豆を餅状の生地に包んで納豆餅を作り、こ
れをパン生地に包んで焼成するか、さらに、この納豆餅
を保存可能な食品、または遠隔地に輸送し得る食品とし
て適した冷凍食品の形態にし、これをパン生地で包んで
焼成して、上記問題を解決した納豆餅入りのパンおよび
その製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、水分を可及的に加えないで味付
けをした納豆の適量を上新粉を主原料とする餅状の生地
に包んで形成した納豆餅を、またはこれを直ちに冷凍
し、パン生地内に封入して焼成したことを特徴とするも
のである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記餅状の生地に甘味料を加えたことを特徴
とするものである。
【0009】請求項3の発明は、納豆に粉末醤油、塩等
を加え、必要に応じて微塵切りにしたねぎ、細かく裁断
した海苔を加えて、全体を混練し、混練した納豆の適量
を、蒸茹した上新粉を餅状に搗きあげた生地で包み、然
る後、これを冷凍し、冷凍した納豆餅をパン生地内に封
入して焼成したことを特徴とするものである。
【0010】本発明は、上記構成からなるものであり、
請求項1の発明にあっては、水分を可及的に加えないで
味付けをした納豆を餅状の生地に包むものであるから、
納豆から作業中に水が出ることがない。したがって、従
来公知の包餡機を利用し、この納豆を芯として餅状の生
地の中に包み納豆餅を作ることができる。そして、これ
をパン生地に封入するか、または、この納豆餅を冷凍
し、冷凍した納豆餅をパン生地内に封入して焼き上げれ
ば、納豆餅の入ったパンを作ることができる。パンを焼
きあげるとき、餅状の生地が上新粉であるので加熱して
もだれることがない。
【0011】請求項2の発明にあっては、冷凍した納豆
餅をパン生地に入れて焼き上げれば、冷凍したものにあ
っては、納豆餅が解凍され、その際、甘味料によって、
餅状の生地が製造時と同程度に柔らかく戻されるので、
パンを食するときの食感が極めてよい。甘味料の添加量
は、餅状の生地や製造、販売時の季節等に応じて異なる
が、生地に対して5〜25%の範囲で加えるとよい。
【0012】請求項3の発明にあっては、冷凍納豆餅入
りパンの製造方法であるので、この製造方法によって、
納豆を餅状の生地に効率よく包むことができる。さら
に、この納豆餅を冷凍すれば、保存が可能になり、いつ
でもこの冷凍した納豆餅をパン生地に封入して焼き上げ
ることができる。また、製品としては請求項1の作用を
奏する。調味には、好ましくは粉末醤油、塩、化学調味
料、粉末昆布など水分を加えないものを使用する。餅状
の生地の主材料は、上新粉を用いるが、その他必要に応
じて生地の弾力性、粘り、食感の調整用として、少量の
餅米、餅米粉を加えてもよく、また澱粉を適量加えても
よい。
【0013】
【発明の実施の態様】以下に、本発明の実施の形態の一
例を図1に基づいて説明する。図において、符号1で示
すものは、本発明のパンである。このパン1はパン生地
(焼き上げ前の水分を含んだもの、以下同じ)2で納豆
餅3を包み釜に入れて焼き上げたものである。
【0014】上記パン1の製造方法について説明する。
最初に、パン生地2に入れる納豆餅3(図2参照)の製
造から説明する。先ず、上新粉に水、小麦粉、甘味料
(一例としてオリゴ糖)等を加えて、これらを攪拌し、
適宜の時間蒸茹し、これを餅搗き機にかけて、粘りがで
るまで適宜搗き上げて餅状の生地4にする。この餅状の
生地4を包餡機(レオン社製)の一対の材料供給桝の一
方に入れる。
【0015】餅状の生地4は、以下の配分とすることが
できる。部は重量部を示す。 上新粉 100部 水 70部 甘味料 20部 β−アミラ−ゼ 0.8部 澱粉 18部 また、餅状の生地には、所望に応じて食紅等の色材香料
等を加えて紅白等の生地としてもよい。
【0016】そして、粉末醤油を主調味料とし、塩、粉
末昆布、粉末結晶の化学調味料、必要に応じて微塵切り
にしたねぎ、細かく裁断した海苔及び辛子等を納豆5に
適宜加えて混練りして味付けしたものを前記材料供給桝
の他方に入れる。納豆5は、主調味料として、粉末醤油
が使用されているので、納豆5の持つ水分を保有するだ
けとなる。すなわち、水分が可及的に抑えられた調味状
態となる。
【0017】そして、包餡機を作動させれば、餅状の生
地4の中に納豆5が包まれた状態の納豆餅3が排出口か
ら送り出される。この納豆餅3は直ちに冷凍室内に輸送
して冷凍する。そして次に、このようにして形成された
冷凍の納豆餅3をパン生地2の内部に封入して釜で焼成
すれば、解凍された納豆餅3入りのパンが製造される。
なお、パンの製造工程には、小麦粉に食塩等を加えてパ
ン生地を作る混捏工程や、ホイロによる発酵工程等があ
るが省略してある。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明にあっては、水分
を可及的に加えないで味付けをした納豆を餅状の生地に
包むものであるから、納豆から作業中に水が出ることが
ないので、従来公知の包餡機を利用して、この納豆を芯
として餅状の生地の中に包むことができる。また、この
納豆餅を冷凍したものにあっては、餅状の生地が納豆を
そのまま包むことになり風味が損なわれない。したがっ
て、この納豆餅をパン生地に封入して焼き上げれば、餅
状の生地の水分が程よく粉末醤油に水分を与えることと
相まって、食味が非常に良い。また、餅状の生地が上新
粉であるので、加熱してもだれることなく調理すること
ができる。さらに、上新粉の生地はパンに焼きあげた後
でもその柔らかさが持続される。このようにして形成し
た納豆餅入りパンは、納豆と餅の旨味をパン内に生かす
ことができ、多くの人に新たな美味しい味を提供するこ
とができる。
【0019】請求項2に記載の発明にあっては、餅状の
生地に甘味料を加えたので、冷凍保存中での餅状の生地
の保水性がよく、冷凍乾燥等により生地が固くなること
がない。したがって、この冷凍した納豆餅をパン生地に
封入して焼き上げれば、納豆餅が解凍され、その際、甘
味料によって餅状の生地が製造時と同程度に柔らかく戻
されるので、食感を極めて良くすることができる。
【0020】請求項3の発明にあっては、冷凍納豆餅を
パン生地に入れたパンの製造方法であるので、この製造
方法によって、納豆を餅状の生地に効率よく包むことが
できると共に、冷凍した納豆餅をパン生地に封入して焼
き上げることができる。このように焼き上げたパンは、
製品としては請求項1の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を概略的に示した断面図で
ある。
【図2】図1のパン生地内の納豆餅の断面図である。
【符号の説明】
1 納豆餅入りパン 2 パン生地 3 納豆餅 4 餅状の生地 5 納豆

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分を可及的に加えないで味付けをした
    納豆の適量を上新粉を主原料とする餅状の生地に包んで
    形成した納豆餅を、またはこれを直ちに冷凍し、パン生
    地内に封入して焼成したことを特徴とするパン。
  2. 【請求項2】 前記餅状の生地に甘味料を加えたことを
    特徴とする請求項1記載のパン。
  3. 【請求項3】 納豆に粉末醤油、塩等を加え、必要に応
    じて微塵切りにしたねぎ、細かく裁断した海苔を加え
    て、全体を混練し、混練した納豆の適量を、蒸茹した上
    新粉を餅状に搗きあげた生地で包み、然る後、これを冷
    凍し、冷凍した納豆餅をパン生地内に封入して焼成した
    ことを特徴とするパンの製造方法。
JP11113565A 1999-04-21 1999-04-21 パンおよびその製造方法 Pending JP2000300160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11113565A JP2000300160A (ja) 1999-04-21 1999-04-21 パンおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11113565A JP2000300160A (ja) 1999-04-21 1999-04-21 パンおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000300160A true JP2000300160A (ja) 2000-10-31

Family

ID=14615494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11113565A Pending JP2000300160A (ja) 1999-04-21 1999-04-21 パンおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000300160A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012173004A1 (ja) * 2011-06-14 2012-12-20 株式会社上野忠 餅入りベーカリー食品用餅プレミックス及び餅入りベーカリー食品の製造方法
JP2014076028A (ja) * 2012-10-12 2014-05-01 Adeka Corp 複合ベーカリー生地
CN109362835A (zh) * 2018-12-10 2019-02-22 渤海大学 一种全子叶大豆固态发酵菌丝饼干及其制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012173004A1 (ja) * 2011-06-14 2012-12-20 株式会社上野忠 餅入りベーカリー食品用餅プレミックス及び餅入りベーカリー食品の製造方法
JP5189713B2 (ja) * 2011-06-14 2013-04-24 株式会社上野忠 餅入りベーカリー食品用餅プレミックス及び餅入りベーカリー食品の製造方法
JP2014076028A (ja) * 2012-10-12 2014-05-01 Adeka Corp 複合ベーカリー生地
CN109362835A (zh) * 2018-12-10 2019-02-22 渤海大学 一种全子叶大豆固态发酵菌丝饼干及其制备方法
CN109362835B (zh) * 2018-12-10 2021-11-02 渤海大学 一种全子叶大豆固态发酵菌丝饼干及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4020184A (en) Method of making pizza bread analog
EP1256280B9 (en) Process for making a range of long shelf life, filled bread snacks
US4898744A (en) Method for preparing and preserving filled pasta products
KR102104078B1 (ko) 밀싹이 함유된 튀김 베이글 및 이의 제조방법
JPH11225703A (ja) 里芋科の芋を主原料とする食品又は食品材料
KR19980082432A (ko) 소가 든 가래떡과 그 가공품 및 그 제조방법
JP2000300160A (ja) パンおよびその製造方法
JP4753660B2 (ja) 餃子様食品及びその製造法
KR101993696B1 (ko) 알카리수 만두 부대 찌개 및 그의 제조방법
JP3129948U (ja) 冷麺
KR19990002900A (ko) 혼합어육소시지 및 그 제조방법
KR19990078822A (ko) 녹차와 쑥을 이용한 만두의 제조방법
JPS6261566A (ja) 乾燥たこ焼の製造方法
JP2000245372A (ja) 冷凍納豆餅とその製造方法
JP3361081B2 (ja) 麺類及びその製造方法
JP2003102445A (ja) 具材入り饅頭類
JPH03168072A (ja) 餃子の製造方法
JP3029142U (ja) 可食性外皮付き食品及び練り食品
US3214275A (en) Process for the preparation of baked goods and alimentary pastes
KR101529007B1 (ko) 비빔밥 와플
KR101799375B1 (ko) 밥, 익힌 죽, 또는 익힌 면을 이용한 와플 및 그 제조방법
JPH0779601B2 (ja) 電子レンジ加熱用の調理パンのバンズ
JP2000253843A (ja) 焙煎小麦粉を添加混合した穀粉を原料とする麺類の製造方法
JP2000354471A (ja) 食肉,食肉加工品及び食肉製品を用いたおつまみ
CN110946301A (zh) 一种鸡肉包及制备方法